キングスマン ゴールデンサークルの公開が遅いのはなぜなのだ

マシューボーン監督のキングスマンの続編、

「ゴールデンサークル」が2018年1月5日に日本公開となる。

この日本公開に関して、素直に喜べないでいる。それは、あまりにも公開が遅いから!

2017年の9月にほとんどの国で上映される中、2か月遅れの11月にようやくアルジェリアでも公開。これで全世界公開が終わった。と思いきや、1国だけ、まだ公開されていない国がある。

それは日本。2018年1月。

あんまりにも遅すぎやしないか!

スターウォーズなどの年末の大作を避けたのもあるだろう。

いや、でもそれなら10月か11月くらいにやればいいのでは? なぜ年始?

だいたい察しはつく。アメリカはじめ世界各国で大ヒット、のふれこみを出したいのだろう。11月のアルジェリアでの動員状況まで確認してからの公開という慎重ぶり!マジかよ!?

そういう興行の戦略は基本的には大嫌いだが、日本であまり知られていない監督や俳優が出ているような映画の場合は、致し方ないのも理解できる。しかしキングスマンは一作目が日本でもヒットし、カルト的な人気もある作品だ。続編を一日でも早く観たいというファンは私を含め、少なくはないはず。

世界中がすでに作品を鑑賞し、映画を観た人がImdbやRotten Tomatoなどのレビューサイトで感想を書いたりして盛り上がる中、ただじっと公開を待つ。

大人の事情があるのだからわめいても仕方ない、クールに公開日を待とうと思っていると、飛び込んできた映画と関係のないどうでもいいプロモーション。

http://eiga.com/news/20171214/23/

この作品を楽しみにして待つ気持ちを踏みにじられたような気がして、すごく不快な気持になった。No more映画泥棒とか言う前に、No more、こういうプロモーション!!!

公開日が世界各国よりも遅いというほかの事例として、例年、アカデミー賞候補作品は毎年アカデミー賞の結果が出てから公開となる。賞取りました、のふれこみがないと映画を観に行かないとでも?

実際、普段映画をあまりみない人にとっては、アカデミー賞作品というのは映画を選ぶ基準になるし、映画館にいくきっかけにもなるのだろう。それは理解できるし、賞を取ったものをありがたがるミーハーな気持ちは自分にもある。

いや、しかし、アカデミー候補作はアカデミー賞決まる前から上映して、賞の結果が出る前に観て賞レースの行方を一緒に楽しみましょう、みたいなもっていきかたもできるはず。むしろ、そういう展開のほうが時流に合っているのではと思う。

とにかく、観る人を信用していない、ある意味バカだと思っているかのような興行展開には心底腹が立つ。 マシューボーンよ、そんな日本の映画業界関係者、宣伝屋を次のキングスマンの映画の中でズタズタにぶっ飛ばしてくれ。

なにはともあれ、キングスマン ゴールデンサークルの公開は楽しみだ。

公開してくれるだけありがたいと思うべきか。

どうでもいいよもう、映画館で観られれば。どうでもいいから早く公開してくれ!!!

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映画、音楽、本のことを中心に、役に立つかどうか度外視して書きたいこと書こうと思っています。サブカルなイベントもよく行くので、そのレポートみたいなことも書くかもしれません。