どんな音楽聴きます?の質問に対する回答について

どんな音楽聴くんですか? 私はこの質問を受けると少なからず身構えます。多くの場合、相手に合わせて回答をチョイスするのですが、相手が全くの初対面の場合だと、難しいですね。なんと答えるのがベターなのか。

 

そんなの好きなものを正直に答えればよいのだと、あなたはおっしゃいますが、これがむずかしいですよ、私みたいな自意識をこじらせてる人間には。

 

前の職場の時、飲み会でほとんど話したことのない隣の部署の男性(40代)と隣になり話すことがあったんです。その人の印象は、超真面目で博士みたいな感じで、普通にJポップとか聞いてるのかなと思っていたんですが、話してみるとメチャクチャ音楽詳しかったんですね。エルメット・パスコワールとか、ジョン・ゾーンとか聴くとかで、ビックリしました。私も、そういう硬派なジャズ界隈の音楽聴きますって答えたら、相手もびっくりして、「EXILEとか聴いてると思ってた」って言われました。おれって、EXILEなんか聴くように見えます? まあ、お互い全く印象とは違う音楽を聴いていたんですね。たぶん普通の職場(マスコミ、エンターテイメント関係でない普通の企業)での飲み会での20代男の回答としてはありなのかな、EXILEは。

 

 

僕の回答としては、「チャットモンチーとジャズかな」と答えることが多いです。実際の聴いてる音楽の8割はジャズ界隈なのですが、ジャズって答えるとこいつ気取ってるって思われそうで、チャットモンチーっていう少しスノッブなものも入れて中和しようかなと。だけど、チャットモンチーしか聴きませんとは絶対に言えないのです。ここに自分の悪性の自意識がハムスターなみに空回りしてるのがわかるでしょ。

 

 

だいたい高校生ぐらいで背伸びしたくなって、すこしコアな音楽、難しい音楽ってのに触れる機会が出てくるんですかね。ロックとかでもロッキンオンとかの雑誌読んだり、インディーズバンド聴いたりして。思い出すんですが、高一の時、チャゲアスの新作アルバムを買ったということを学校で話していたら、別の友達に失望されたということがありました。まあそいつも聴いてるもんといったら、ボンジョビとかだったんですがね。

 

先日友人の結婚式で使う音楽として、おすすめの曲を持ち寄ろうということで12曲ほどのリストを提出したんですね。その内7曲をジャズ(インスト)が占めたんですが、すごく不評で「この選曲は逃げだ」とか言われました。まあ「逃げ」でジャズ聴いているってところもありますね。大体好きな音楽っていう質問にジャズって答えると、相手はツッコんでこないんですね。大抵の人はジャズ聴きませんから。自分で言うのもなんですが、自分ぐらいの歳の人間としては、それなりにジャズを聴きこみ、結構詳しいつもりでいます。だから、ジャズについての知識のない人間との会話では、それ以上自分の音楽における文化度の浅さが露呈してしまう可能性がすくない。よって、好きな音楽の回答としては、ジャズは無難な選択なのです。

 

 

ジャズが無難な証拠として、居酒屋、ファミレス、カフェといたるところで、ジャズはBGMとして流れてます。大部分がインストである、歌詞あったとしても英語詞であるということ、そして程よいカジュアル感がジャズの受け入れられている要因だと思います。クラシックほどオーセンティックではないが、ポップス、ロックほどスノッブな印象も与えないというところがBGMとして氾濫している要因なのです。

 

 

しかし、ジャズを本当に好きで聴いているのか、理解できてるのかって自問すると、ちょっとわからないですね。まあ、そんなに音楽に対してシリアスにならなくてもよいという声もあるのはわかるんですが、実家の自室の畳の上で、長渕やチャゲアスを胡坐をかいて聴いていた中学時代の方が、音楽を欲していたと思うし、真摯に向き合っていたと思います。

 

 

最近コアな音楽を好む友達ができたので、音楽に対して少し意識的に向き合うようになりました。難しいっていわれる音楽とか、芸術性とか大衆性とか、そういうものについて次は書いてみようと思います。

 

では、来週までの宿題、以下の1つ目のリンクは映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌の「My Favorite things」、2つ目のリンクはジャズミュージシャンのジョン・コルトレーンが「My Favorite things」を演奏しているものです。来週までに聴き比べてください。

 

 

https://youtu.be/wQZrXi9huZkhttps://www.youtube.com/watch?v=33o32C0ogVMhttps://youtu.be/mHgPZfNlI6I

 

2つ目の演奏わかりましたか? アートって素晴らしいものですね~、では、さようなら、さようなら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です