4月。
東京の桜も少しずつ散り始める中、
新年度が始まり、街を歩いていると初々しい姿の社会人や若い人たちの姿がたくさん見えます。
「みんな、この週末はどんな事を思って過ごしてたのかな?希望と不安で眠れなくなったりしているのかな?」
僕?
僕は、交通事故にあっていました。

(事故現場)
退職直後にこんなイベントが待っているなんて

お母さん、僕の春は一体いつ訪れるの?
事故の経緯
その日はしばらくぶりにジモティーを使用して板橋区まで取引に行った帰りでした。
久しぶりの夜一人でのドライブで不安もありましたが、My Bloody Valentineの『Loveless』を爆音でかけながらドライブを楽しんでいました。
そして山手通りを中野方面に南下中、熊野町の交差点に差し掛かった時に事故は起きました。
信号は青だったので、何も考えずそのまま交差点に入っていくとなぜか上手から車がフレームイン。
「そんなサプライズな演出やめてよ!」とかなんとか思う間もなく、気づいたら接触。
(あそこで思いっきりブレーキを踏める人がいたら、それはとんでもない決断力持った有能な人です。)
人は「ああ、このまま死ぬな」と思った瞬間、今までの人生が走馬灯のようにかけめぐるって聞いたことあるけど、あれは嘘ですね。
全く何も思わなかった。
死について、科学的には「人は死んだら無に帰す。何も残らない。」という見解があるそうだけど、まさにその通りだと思った。
僕が事故の瞬間考えていた事は無でした。
事故直後、エアバッグが2つ飛び出たことだけは、はっきり覚えています。
「エアバッグの衝撃で気絶しちゃう人もいるらしいよ」って聞いてたけど、エアバッグに突っ込むこともなかったし、
音に敏感なのでどんな爆発音がするのか、とびびってたこともあったけど、実際になってみたらそれどころじゃないし、大丈夫みたい。
接触後に一番気になったこと
もちろん相手の事も気になったけど、一番最初に気になったのは携帯電話でした。
接触の衝撃でどこかに吹っ飛んでしまっていた携帯電話を車内で必死に探していました。
電話がないと救急車とか呼べないからね。
2,3分くらい探しただろうか?やっと見つけ出して外に出てみると、車の外にいたのは若い男女。
どうやらケガはない様子で何やら二人で話しこんでいた。
110番は先にしていたようなので、しばらくすると警察官が到着。
現場検証は簡単に事故を起こした時の状況を聞かれただけで、詳しい話は聞かれませんでした。
と同時に「事故対応に連絡して」というので、その場でタイムズの事故対応の番号に連絡しました。
そこで聞かれた内容は以下の通り
1: 本人確認(電話番号、名前、住所)
2:状況確認(事故状況、けが人、故障個所とう)
3:警察に聞くこと(対応警察官名、警察署名、事故現場の住所、自分&相手方の車の故障箇所)
確認することは多いので携帯のメモ機能を使用しながら確認をするのがいいと思います。
どちらもケガがなかったので40,50分後レッカーが搬送していくのを見送ったらその場で解散となりました。
人にケガがなかったからですかね。対応は思ったよりあっさりしたものでした。
事故を経験してみて
助かった点
いわゆる不幸中の幸いというやつ。
自分も含めて怪我人がなかったことが一番なのだが、
帰りのタクシーの運転手に言われたのは「相手がまともな人で良かったですね」だった。
相手が年配者やガラの悪い連中だったら、ガンガン攻めてきて話し合いが大変らしい。
ちなみに僕が今回、事故相手とまともに会話したのは連絡先を交換した時だけだった。
反省点
今回は上述しているようにタイムズカープラスを利用していましたが、
タイムズではTCP安心保障サービスという利用ごとに309円払うと以下の費用が免除になるサービスがあります。
僕は今回これに入っていませんでした(´;ω;`) これが大きかった!
基本的にタイムズカープラスには、ご利用中の万一の事故に備え、下記の金額を限度とした補償があらかじめ利用料金の中に含まれています。
・対人補償→1名につき 無制限 (自賠責補償 3千万円を含む)
・対物補償→1事故につき 無制限 (対物免責額 0円)
・車両補償→1事故につき 時価額 (車両免責額 0円)
・人身傷害補償(自分&乗用車)→1名につき 無制限
上記の補償制度により、事故を起こした際、相手方に損害を与えた場合は補償されるようです。
一方、自車に損害を与えてしまった場合はそれなりのペナルティを食らいます。
そのペナルティを免除してくれるのが以下のTCP安心保障サービスだったのです。
TCP安心補償サービス
事故時のNOC、タイヤの実費に加え、バッテリーあがり、キーのインロック、ガス欠、それに関わる搬送(レッカー等)の費用が免除となります。ご利用開始後の加入・取消はできませんのでご注意ください。
加入料金:309円/利用
TCP安心補償サービスの対象
![]()
(参照:https://plus.timescar.jp/fare/compensate.html#not_applicable)
「どうせ1時間ちょっとのドライブだし、払うのも勿体ない」と309円払うのをケチってしまったために結構な額の請求をされてしまった。
まさに“安物買いの銭失い”とはこの事。
無職になった早々、生活が追いこまれてしまい、来月に行こうと思っていた旅行の計画もすべて白紙に・・・。
無職生活が一気に暗雲立ち込めてきてしまいました。
せめて都内のパワースポット巡りにでも行ってくるか(´;ω;`)
後日談
後日、このブログを書くために山手通りについて調べてみると、Wikipediaに気になる記述があった。

!!!???
交通事故件数都内ワースト1:熊野町交差点
住所:板橋区熊野町10番
交差点の形状・特徴・通行状況
この交差点は、山手通り(側道)と川越街道が交わる四差路交差点である。山手通りは中央にアンダーパス(本線)が走り、アンダーパスの上部には首都高速5号線が走る。高速道路の支柱があり、視認の妨げとなっている可能性がある。国道と都道が交差するため恒常的に交通量が多い。
事故の被害状況等
この交差点は、死亡事故が1件、軽傷事故が21件発生している。第一当事者の年代は、64歳以下が18人、65歳~74歳が4人となっている。
件数が多い事故類型の主な要因と予防方策
【右折車と直進車の事故】
要因:信号の変わり目での無理な右折による。
要因:右折先の横断歩道等に気を取られ対向車線を直進してくる車両の発見遅れ、また相手車両の見落としによる。
【左折事故】
要因:信号の変わり目の無理な左折による。
要因:左折先の横断歩道の安全確認が不充分なまま進行し、歩行者や自転車と衝突した。(参照:http://www.sonpo.or.jp/efforts/reduction/kousaten/kousatenmap28/13/1301.html)
よくよく調べてみると、僕が交通事故を起こした場所は、2014年だけでなくここ数年、都内で交通事故件数が最も多いとんでもない危険スポットだった!
毎年20件以上も事故が起こっていて、ある意味、起こるべくして起こってしまった事故なんじゃないか。と怒りと疑問がわいてくる。
最初は「俺ってホントついてないな」とかも思っていたけど、ここまでくると運の善し悪しじゃなくて、交差点の構造的な問題もかなり大きいんじゃないでしょうか。
そもそもこういう危険な場所ってもっと知られてしかるべきなのに、全然紹介されてないっていうのも本当におかしな話ですよね。
もし都内で最も事故件数の多い場所とわかっていたら、もっと慎重に運転していて未然に事故は防げたかもしれないのに。
ある意味そこら辺で紹介されている心霊スポットより100倍怖いスポットです。
全国にもこういう超危険スポットなのに知られていない場所って結構あるんじゃないでしょうか?
ということで、今後はブログで取り上げられるようなことがあったら、こういう都内や全国の危険スポットがあったら調査・報告していきたいと思っています。
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