新生活におすすめしたい推薦図書と純粋におすすめしたい図書。ライター全員集合だよ。

おすすめされるのも、おすすめするのも、どちらも楽しい本の話。

今回は新生活におすすめしたい本と純粋におすすめしたい本をピックアップしてみました。

人工知能を結集しましたので、一読あれ。

 

nogaの推薦図書

新生活におすすめの本:モンキーターン

波多野の波瀾万丈な競艇人生と

周りの魅力的なキャラクター達

水上での駆け引き

二人の女性の間で揺れ動く恋心

読み終わる頃には

きっと競艇好きになっているはず

アニメ化パチスロ化もしていている

レースの臨場感が感じられるので

アニメもおすすめ

主題歌がノリノリなので大好き

モンキーターンを読んで

新生活のスタートをキメて全速で駆け抜けろ!!

純粋におすすめしたい本:ジャングルの王者ターちゃん

チンパンジーに拾われて育てられたターちゃん

ジャングルの平和と秩序を守る

頼りになる優しいスケベなジャンプヒーロー

今じゃこんなに下ネタ満載で笑わせてくれる

かっこいい主人公は少年誌にはいないでしょうね

原作はジャンプで連載されていた徳弘正也先生のマンガ

アニメ化もしていて

アニメのほうが明るくて見やすいかもしれない

ギャグとシリアスのギャップが素晴らしい

下ネタの使いどころも絶妙

辛い時はターちゃん読んで笑おう?

 

yamaの推薦図書

新生活におすすめの本:下り坂をそろそろと下る

劇作家、演出家、元内閣官房参与、叔父が大林宣彦監督であるオリザさんの現時点の最新の新書です。1962年生まれなので同世代には、町山智浩、水道橋博士、松尾スズキ、松田聖子なんかがいます。
あと観察映画の第一人者である想田和弘監督に「演劇1」「演劇2」という2つ合わせて5時間近くになる映画も撮られてます。
この本は日本はもう先進国では無いので、これから国としてゆっくりと衰退していきます。だからせめてそのスピードを少しでもゆっくりしようよという内容です。
なんでも経済大国日本を経験した老人たちには今の現状があまりに寂しすぎて耐えられないとの事で涙が流れそうですがどうでもいいです。
ここで書かれてる事はしっかりとデータでも出ているのでこれから日本を背負う若者へはもしかしたら絶望しか無いのかもしれませんが、僕はディストピア肯定派なのでこの本を選びました。
2011年に2ちゃんねるに書かれた感動的な叙情詩を紹介します。ぜひ最初の一文だけでも見てください。

純粋におすすめしたい本:そこにすわろうとおもう

400ページ、5キロの写真集です。
「知性とか理性とか吹っ飛んだ」状態の人間はどうなるんだろう? の答えがセックスでしたという内容で、無人島に集められた男女300人が暗闇の中セックスしまくっている所を写真に撮っています。
人生は苦難の連続です、何故自分が生きているのか?何のために生まれてきたのか?などアイデンティティを確認する時期は誰にでもあるかと思います。
国民の4人に1人が自殺を考え、1年以内の自殺未遂経験者は推計53万人という自殺大国日本ですが、自殺する日にセックスする人っているのかな?と考える事があります。
セックスが嫌いな人もいるでしょうが、自殺する寸前に駅のホームで全裸になる女の人とかっているのでしょうか?
そもそも服を着てるって何なんだろう。

この写真集を見た後にNATURE DANGER GANGの「生きてる」と、どついたるねんの「生きてれば」を聞く機会があって僕の中でちょっと意識が変わりました、2015年のことです。

 

konnoの推薦図書

新生活におすすめの本:お手軽食材で失敗知らず! やみつきバズレシピ

新生活といえば引っ越しやなんやかんやで出費が重なって節約しなければならない機会が増えてきますよね。そんな時の節約の手段で自炊始める人も多いと思います。引っ越し先の新しいキッチンとかも使ってみたいし。
ということで新生活に向けておススメするのは料理本。
僕も無職で主夫希望なんで、最近よく料理を作るようになったんですが、料理作る際に参考にしているSNS世代の料理家さんの本です。
僕が料理を作るときの基準に「安い、早い、美味い」に「酒に合いそう」というのがあるんですが、レシピの内容はズバリ、料理初心者にも作れるような簡単な料理が多いのでおススメです。
最近、料理の楽しさに目覚めつつある無職でした。

純粋におすすめしたい本:インナーゲーム

僕の周りにスポーツをしている人、上手くなりたいとかいう人が多いんで挙げてみました。

スポーツでは視覚イメージが大切で、「見る、想像する、感じる」という自身の感覚を使うことにより、その人が本来備え持っている感覚を充分に発揮させ、上達する方法について説かれています。1970年代に初版が発行されて以来、いまでもプロスポーツ選手などで読まれているベストセラーの1冊です。
僕はこの本を見て、ブルースリーの名言『考えるな、感じろ!』とはこういう事だったのか!というのが良く理解できました(笑)

 

ステラの推薦図書

新生活におすすめの本:暮らしのヒント集2

1もあるはずだけど、2の方がしっくり来たので2を選んだ気がします。

バ!と開いたら暮らしのヒントが現れます。
バ!!

純粋におすすめしたい本:遺書

二週間くらい休みがあったときに近くの古本屋で買いました。
コラムなので読みやすいし面白い。
運と実力の話とか。あと、松本人志は人見知りだそうですが、人見知りは甘えだと言っていました。

まっちゃんが言うならそうだろうと思い人見知りぶっ飛ばそうと思い付きました。
わらしべ長者をしました。どーしても人に話し掛けないといけなくなるので少し吹き飛ばせた。TwitterでUPしてたから声かけてくれる人もいて楽しかった。

松本人志の遺書はとっても強くて励まされるので是非読んでほしい一冊。

 

jinkouchinou01の推薦図書

新生活におすすめの本:僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

これは、中島らもさんの半自伝的エッセイで、超有名進学校時代からアルコール中毒になった20代後半までが描かれている。

第一人称『僕』で語られる、日々の語り口はやさしく、押しつけがましくありません。

読み進めていると、自然と自分の体で自分の街を歩きたくなります。

人には生きていれば、すっとこどっこいな季節というものが、絶対に存在していると思っています。とくに若いときに多いのではないでしょうか。新生活だからと言って、心機一転しなきゃという強迫観念を捨て、常識にとらわれず、自分の中にある馬鹿馬鹿しさをずっと持って生きていきたいと僕は思っています。捨てない人生こそが僕の人生そのものです。その後押しになるような一冊がこの本でした。

この本で、僕が胸の中に大切にしまっている言葉があるので下記に記載しておきます。

めったにはない、何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけがあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。

引用:中島らも「僕に踏まれた町と僕の踏まれた町」

純粋におすすめしたい本:永遠の出口

主人公紀子の小学三年から高校三年までの九年間を、七十年代、八十年代のエッセンスをちりばめて描いた小説です。いわゆる、ふつうの話です。

主人公は永遠という言葉にめっぽう弱い子供。まさに、僕です。

性別は違えど僕自身永遠という言葉に弱く、終わりという言葉がどうしても受け入れられない子供でした。

だが、人は皆永遠ではないのです。でも、抗いたい。

好きなマンガの最終巻は買わず、好きなゲームはクリアしない。

僕はそんな子供でした。

大人になった今でも、終わってしまったことでも、自分さえ正気を保てば、終わったことではないと思っている節があります。

僕に女の子の子供ができたら、子供のうちに読ませて、

僕に男の子の子供ができたら、生きてるうちに自分の意志で手に取ってくれと願うこの1冊。

最後に印象深い言葉を下記に記載しておきます。

心と心がつながっている、
と感じられるのは素敵なことだ。

でも、それはよりまっすぐな瞳や
言葉やアクションを前にして、
はかなく敗れ去ることもある。
心に頼りすぎてはならない。
アクションを怠ってはならない。

引用:森絵都「永遠の出口」

 

ふんどし茹で太郎の推薦図書

新生活におすすめの本:友達リクエストの返事が聞こえない午後

4月、新生活といえば新しい学校、新しい職場、新しい生活環境での新しい出会い。そこで問題になってくるのが、「友達」。

この本は、小田嶋隆という気鋭のコラムニストが「友達」をテーマにして書いたコラムを集めた一冊である。

様々な観点から「友達」について論じられており、新鮮で斬新な視点が楽しい。コラム一つ読み終えるたび、視界が広がり、世界が広く感じられる。息がつまりそうな時、なんとなく生きづらさを感じる時、ちょっとだけ生きやすくなる。友だちがいないことに悩んだり、友だちがそれなりにいてもその関係性に関して考えることがある人はぜひ読んでほしい。

SNSは友だちの在り方をどう変えたのか。ヤクザと少年ジャンプと仲間原理主義。 恋愛と友情は両立するか。酒と友情の欺瞞。孤独が引き寄せる友情。

友達というテーマの下様々な切り口でコラムが展開されるコラムニストの職人の技は圧巻でありながら、クールで切れ味するどい文体から、書き手の固有の記憶に基づく友情というものに対する感情が滲み出ているのがまた良い。

タマフルの投稿コーナーにあった、かつては仲が良かった友達について語る「疎遠」のコーナーを思い出したりもする。友達とは、常に記憶の中に存在するものであるのかもしれない。

純粋におすすめしたい本:ヤング・アダルト USA

長谷川町蔵と山崎まどかの両氏による対談形式で、アメリカのティーンムービーの変遷、アメリカのヤングアダルトを取り巻く文化事情がカジュアルにわかりやすく紐解かれていく。映画関連のガイド本は数あれど、この本は、アメリカのティーン映画、青春映画、それにまつわるポップカルチャーのガイド本としては決定版とも言えるような内容になっている、必携の一冊なのではと思う。

読み進めると、わからない人物名、映画タイトルに数多く出会うことだろう。しかし、アメリカ文化の知識が豊富な両氏が知識のひけらかしではなく、しっかりガイドするつもりで話しているのが伝わるから、わからなくても調べたくなるし、紹介されている映画を見たくなる。

80年代のジョン・ヒューズの時代から、この本が出た2015年時点までの事柄が扱われているが、例えば今から10年後に読んだとしても、この本に盛り込まれている知識がその時点における現在進行形のアメリカポップカルチャーを楽しむその体験をより豊かなものにしてくれるだろう。

この本片手に週末や休みの日に喫茶店でも行って、観たい映画をメモして、帰りにそれ借りたりして、夜はそれを観るなんて流れよいんじゃない。

思春期の愚行やときめきは、ティーンの時代を過ぎて大人になっても呪いのようにつきまとう。いつまで? この本の帯の文章がひとつの回答を出している。

「たった今、理不尽なスクール・ライフをおくっている子どもたちへ。そして、人生という長い放課後を生きる大人たちへ」

人生という長い放課後を生き続ける限り、その呪いは解けない

 

enoの推薦図書

新生活におすすめの本:青春漂流

この本は大学生のときに出会った。おそらく数十回は読み返してきたと思う。4月、新たな生活へと進んでいく人々にこの本を紹介したい。

この本には20代、30代の男たち11人が描かれている。家具職人、鷹匠、レコーディングエンジニア、染色職人などを職業としている11人が、なぜその仕事を選ぶことになったのかを中心に描かれている。1985年に出版した時点で、彼らは一応その分野で結果を残し始めている状況である。新進気鋭の若手と呼べるかもしれない。しかし、彼らは順調にその仕事を選び、結果を残してきたわけではない。どちらかといえば、社会的な価値観から言えば、落伍者とも言える人がほとんどである。中卒、受験失敗、中退、入社翌日バックレ(©コケシ)などを経験している者が多い。彼らはそのような経験の後、今の仕事にたどりついた。

私は、俗に言う意識が高いとか言われる人々が嫌いである。その人々が持つ努力できない人々へのあざけりの視線を感じないではいられないからである。努力する才能というものを持って生まれるか、または獲得できるかということは、ほとんど偶然性の問題であると考えている。努力しろっていうけど、できねえもんはしかたねえよ、と私は子どもの頃から叫び続けてきた。

かといって、努力することを最初から投げ出し、すべてを運や周りのせいにしてしまう人々はもっと嫌いである。なんとか自分のボンクラ具合と折り合いをつけ、少しでもマシな毎日を送ろうともがく姿はあってもいいはずだ。

この本に描かれている若者たちは、確かに勉強や名刺交換は上手くできない人々だったかもしれない。しかし、彼らは自分を見捨てなかった。なにかを見つければ必ずやれるはずだと自分を励まし続けた人間である。

私は、いつまでもそういうボンクラ野郎に寛容でありたい。それは、自分自身への肯定につながっているからだ。

純粋におすすめしたい本:飛ぶ夢をしばらく見ない

著者の山田太一のことはもちろん知っていた。しかし、書店でこの本に私が惹きつけられたのは、飛ぶ夢をしばらく見ない、というタイトルの妖しさだった。

この本は自分が出社拒否一歩手前だった時に出会った。毎日息ができなかった。誇張ではなく、本当に苦しかった。これが毎日続くと思ったら本当に気がフレると思った。惹かれたのは、どこか現実感のないタイトルに現実の息苦しさからの逃避を求めたからだと思う。

この物語は、出世コースから外れた中年男が、入院中に、ある老女と出会ってからの数カ月を描いた作品である。60代だった老女は、なぜか若返っていく。会うたびに40代、30代というように若返っている女の姿に男は驚く。2人はお互いを求めあい、逃避行へとつながっていく。

今ストーリーを文字にしたら、本当に荒唐無稽と感じるが、限りなく後ろ向きだったあの頃の自分には、これ以上なくしっくり来た。

女は若返っていき、男は老いていく。その時間の流れには抗うことはできない。人の人生というものは多かれ少なかれ刹那的なものだ。だれでもいつかは老いるし、愉しさというものも長くは続かない。しかし、それらが儚いものであるからこそ、それらを愛おしもうとする。

人生において、失うことは不可避であり、そして、そのことが人生を輝かせている。この物語は、2つの時間軸により人生を単純化することによって、人生の陰影を浮かび上がらせている。

老いていく男、若返っていく女、その2つの時間が重なる一瞬が美しい。悲しい物語だが、読後すがすがしい気持ちになれるのは不思議だ。

 

まとめ

nogaの推薦図書
新生活におすすめの本:モンキーターン
純粋におすすめしたい本:ジャングルの王者ターちゃん

yamaの推薦図書
新生活におすすめの本:下り坂をそろそろと下る
純粋におすすめしたい本:そこにすわろうとおもう

konnoの推薦図書
新生活におすすめの本:お手軽食材で失敗知らず! やみつきバズレシピ
純粋におすすめしたい本:インナーゲーム

ステラの推薦図書
新生活におすすめの本:松浦弥太郎の暮らしのヒント集2
純粋におすすめしたい本:遺書

jinkouchinou01の推薦図書
新生活におすすめの本:僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
純粋におすすめしたい本:永遠の出口

ふんどし茹で太郎の推薦図書
新生活におすすめの本:友達リクエストの返事が聞こえない午後
純粋におすすめしたい本:ヤング・アダルト USA

enoの推薦図書
新生活におすすめの本:青春漂流
純粋におすすめしたい本:飛ぶ夢をしばらく見ない

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