「3776を聴かない理由があるとすれば」その素晴らしさについての感想

先日、掟ポルシェのツイートで知った。3776というアイドルによる「3776を聴かない理由があるとすれば」という作品。7/28に作品の再現ライブがある、と。

どんなもんかと思い、動画サイトで聴いてみた。すると、いままで全く知らなかったのが悔やまれる。自分のアンテナが拾えていなかったのに怒りわくほど良い。その日の帰りにCDを買って帰った。アナログ盤欲しかったが、もう売り切れているようだった。

3776についてちょっと調べてみると、いわゆる「楽曲派」アイドルであり、「富士山ローカルアイドル」として活動している、「井出ちよの」のソロプロジェクト、だそうだ。

この「3776を聴かない理由があるとすれば」は205年リリースのコンセプトアルバムであり、アルバムのトータル時間3776秒で、井出ちよのがナビゲーターとなり1秒1メートルずつ登り3776メートルの富士山登頂を目指す、というものらしい。

このアルバム、とにかく、中毒性がある。
オルタナ魂を感じる。

オープニング、「スタート!」という井出ちよのの合図から、アンビエントなイントロでその世界へと引き込まれていく。

ニューウエーブ感のあるソリッドなサウンドに、井出ちよの(当時14歳)の、まだあどけなさが残りながらもアイドルとして技巧的でそして肝の据わった歌声が乗る。そこから醸し出される狂気。

アルバム通して聴いて素晴らしいコンセプトアルバム。

曲単位で言うと、「避難計画と防災グッズ」の、地震速報が鳴った時のハッと非日常が浸入する感じを再現したイントロから多彩な歌い方、展開の妙、どこか不穏なコード感による「食えない曲」感が凄まじく何度も聴いてしまう。続く「日本全国どこでも富士山」も、全国の富士と名がつく山を紹介していくというテーマの曲だが、そのよくなぜそんな紹介をしているのかわからない感じとポップでありながらどこか醒めていてソリッドな電子音のビートがあわさり中毒性やばい。

作曲を全て手がけるプロデューサーAkira Ishida。誰だ。

記事あった。
https://ototoy.jp/feature/20151025
https://ototoy.jp/feature/2016100508

遅ればせながら世間が追いついた天才といったところか。

アイドルだから聞かないとか、アイドルだから聞くとか、そういう次元のことではなくて、楽曲として優れているし、もう名盤。

再現ライブ、行こうかな。

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映画、音楽、本のことを中心に、役に立つかどうか度外視して書きたいこと書こうと思っています。サブカルなイベントもよく行くので、そのレポートみたいなことも書くかもしれません。