インドネシアの山奥にて。ニコラスケイジの人間力爆発映画「俺の獲物はオサマビンラディン」

インドネシアの山奥に仕事で行ってきた。

7月のインドネシアは乾季で湿度が低く天気も良く、この時期の東京よりも全然すごしやすい気候だった。

現地の人も親切で接しやすく、快適な滞在ができた。

しかし、海外に行くたびにやはり思ってしまう。「日本が一番いい」と。

インドネシアでは食事はナシゴレンといういわゆるチャーハンか、ミーゴレンといういわゆる焼きそばの二択だった。おかげでしばらくチャーハンと焼きそばは食べたくない。このようなチャーハン焼きそば地獄は、日本にいれば味わうことはまずない。

その他、電気、水道、道路といった基本的なインフラはインドネシアはダメ、日本が最高。それは、アメリカと比較してもそう感じる。トイレのナンバーワンも絶対日本だろう。

やっぱり日本が最高。

しかし、そんな考え方してると、偏屈な日本万歳思考に取り憑かれてしまうから要注意だ。

戒めとして観たい作品がある。

ニコラスケイジがその人間力をたっぷりとぶちかます「俺の獲物はオサマビンラディン」という作品がある。

映画の中でニコラスケイジは、「俺はアメリカが大好きなんだ! 政府はちょっとあれだが、人々が最高だ! なんでシャワー浴びない国のやつらが作ったシャワーなんた使うんだ! アメリカのものが一番! ドイツ車、イタリア車も悪くないが、ファシストの車だ! アメリカが一番!」と まくしたてる。

監督は、ボラットやブルーノを撮ったラリーチャールズ。

事実は小説よりも奇なり。驚くべき実在の変人ゲイリーフォークナーを、ニコラスケイジが熱演。実在の人物の破壊力にニコラスケイジの破壊力がかけ合わさり、破壊力抜群の仕上がりとなっている。

神の啓示を受けたとのたまい、単身で日本刀持ってパキスタンに行ってオサマビンラディンを捕まえようとしたゲイリーフォークナー。大麻吸ってて無職だが言うことだけは壮大で、偏屈な愛国者。ダイナソーJrのJマシマスみたいないでたち。

ニコラスケイジのオーバーアクトがすごい。ニコラスケイジだけ演技力が溢れ出していてあきらかに浮いている。それが、この実在の人物の特異さを際立たせている。

ご存知のように、実際にオサマビンラディンはアメリカ軍に捕らえられ、殺された。映画では、そのニュースをみてゲイリーフォークナーは取り乱す。オサマビンラディンを殺すことが彼の生きがいだったから。しかし、ビンラディンは処刑後「海に沈められた」ということを知り、ゲイリーは希望を抱く。本当はオサマビンラディンを捕まえられていないのではないか? と。

自分の妄想、ミッションにとりつかれ邁進する狂人。彼のミッションはまだ続いているという。

俺の獲物はオサマビンラディン。狂人みて我が身を正すべく、いまこそ観られるべき映画だ。

 

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