世界選手権終わりましたね。ええ、バドミントンのですよ、もちろん。
私としては男子シングルス桃田の優勝より、女子ダブルスの松本・永原ペアの優勝が印象に残ってますね。世界ランキングでは日本勢4番手である松本・永原ペアの優勝、それも自分たちの先輩でありランキングも上位の福島・廣田ペア、高橋・松友ペアを倒しての優勝ですからね。
表彰台での準優勝した福島・廣田ペアの厳しい表情、それを配慮してかあまり喜んでなさそうな松本・永原の表情。世界選手権優勝というのはとても嬉しいでしょうけど、やはり単純に喜べないですよね。
数年前、奥原希望のドキュメンタリーをテレビで放映してたのですが、海外遠征の宿舎では、同じ女子シングルスの先輩である佐藤冴香と同室となってました。私が代表監督だったら、同じ種目の人を同室にはしませんね。だって、くつろげないでしょ、対戦するかもしれないし、対戦しなくても、ピリピリしますよね。まあ、彼女らは子供のころから部活内の人間関係とかで、そういうの慣れてるんでしょうが。
しかし、リオ五輪金メダルという頂点を極めてしまった高橋・松友ペアは、モチベーションの維持が大変ですよね。スポーツにおいて飢餓感というは、なによりも大切でしょう。ハングリーじゃないとあんなキツイ練習できませんって。そういう意味では、4度の五輪金メダル伊調馨や2度五輪金メダルのリン・ダンはすごいです。すでに頂点を、それも複数回極めたのにもかかわらず、いまだ現役というのは尋常な精神力じゃない。
高橋・松友ペアに、捧げたい言葉があります。
「少なくとも最後まで歩かなかった」
作家村上春樹が、自分の墓碑銘として何かを刻むのだったら、この言葉を使いたいと自著の中で記しておりました。
頂点を極めながらも、バドミントンを続けることを選んだタカマツペア、その少し陰りのある今の二人の姿もすごくかっこいい。そっちの方がなんか僕たちは共感できるはずです。だって、僕らはみんな負けたことのある人間ですから。
一度負けた人が、そこから這い上がる姿をみんな見たいのです。ロッキーしかり、桃田しかり。
というわけで、私もペースは落とすことはあっても歩くこと、やめることはしたくないですね。ええ、ペースは落とすことはあってもね。
期限延長します。えっ、何の期限かって? それはダイエットのお話。

期限は9月22日に延長しました。ごめんなさい。もうむりぽ・・・
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