大堀の準々決勝の相手はPusarla V. Sindhu を倒して勝ちあがってきたGao Fangjie(ガオ・ファンジェ 1998年生 中国)である。第1ゲームは、大堀は序盤から相手を圧倒、9連続得点を奪取し、21-14でゲームを取る。第2ゲームは、中盤まで一進一退を繰り返すも、10点過ぎから大堀が抜け出し、8連続得点で勝負をきめ、結局第2ゲームも21-10で取り、試合通して1度もリードを与えずに完勝した。
となりのコートでChen yufei と試合をしていた山口茜のベンチ入っていた日本女子シングルスA代表の崔コーチの代わりに、父親の大堀均コーチと日本B代表コーチである廣瀬栄理子がベンチに入っていた。B代表時代から苦楽を共にした廣瀬コーチが、大堀均コーチと同様に娘を心配する親のように見え、微笑ましかった。試合に勝利し、ベンチの二人の方に歩みながら左手で大きくガッツポーズをしたのが印象的だった。
準決勝の相手は、 Chen Xiaoxin戦に、21-17 21-16で勝利した奥原希望である。大堀はこの奥原との国際大会での対戦成績は、1勝5敗と大きく負け越している。最後に大堀が奥原に勝利したのは2014年7月のロシアオープンであり、ファイナルゲームを制している。
1勝5敗といっても、奥原との相性はそんなに悪くない。
○大堀彩vs奥原希望 対戦成績
2018年7月 タイOP 12-21 21-15 19-21
2017年8月 世界選手権 20-22 15-21
2016年3月 ドイツOP 8-21 21-16 16-21
2015年6月 USOP 20-22 10-21
2014年9月 ベトナムOP 15-21 11-21
2014年7月 ロシアOP 11-21 21-19 21-18 勝利
負けた試合もファイナルまで持ち込んだり、落としたゲームもセティングまでもつれ込んだりとかなり善戦している。しかも、国内戦に目を向けると、2016年2月の日本リーグ最終戦でNTT東日本のメンバーとしてユニシスの奥原と戦った際、21-9 21-15で大堀が勝利している。
おそらく国際大会で0勝2敗と一度も勝ててない山口茜よりも、大堀は奥原に対して苦手意識を持ってないと考える。(ジュニア時代には山口茜に対して、アジアジュニア選手権等で勝利している)
山口・奥原王朝に風穴をあけることができるのか。
絶対に勝てない相手はいない と大堀は試合後のインタビューで語っていた。
がんばれ、大堀彩、倒れるまで戦い抜け
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