ザ プレデターを観てきた感想。

最近、シュワルツェネッガー主義という本を読んだ。シュワルツェネッガーのことしか書いてないという稀有な本だ。

その中で、シュワルツェネッガー出演作の1つとして87年の「プレデター」も取り上げられていた。

それで最近「プレデター」を観て、プレデター熱が高まっていた。

そこで、今年公開の「ザ プレデター」。87年の「プレデター」で、シュワルツェネッガー演じるダッチ率いる部隊の中で一番最初に血祭りにあげられた男を演じたシェーンブラックが監督というではないか。

シュワルツェネッガーは出ていないが、これは観ておかなければと思い観てきた。

「ザ プレデター」(2018) 。監督、脚本はシェーン・ブラック。ROGANのボイド・ホルブルック、ムーンライトのトレヴァンテ・ローズ、ジェイコブ・トレンブレイ(ワンダーのオーギーくん)らが出演。プレデター、三度目の地球参上の巻。プレデターが舞い降りた密林っぽいとこの近くにたまたま居合わせ、そして運よく生き残ったボイド・ホルブルック演じるクインマッケンナ。マッケンナは運よくかすめ取ったプレデターの装具の一部を自宅に送る。誰も開けないように私書箱に送ったつもりが、私書箱のお金払われていなかったためにジェイコブ・トレンブレイくん演じるマッケンナの息子が開けてしまった。それで天才児なものだから、プレデターのある秘密を解読してしまう…。クインマッケンナを中心としたワケあり軍人崩れ軍団「ルーニーズ」、プレデターの秘密を追う政府機関、マッケンナの息子の天才児、そして最初に来たプレデターを追う後から来たプレデター、とそれぞれが入り乱れ、プレデターが隠しているあるものへと向かい物語はヒートアップしていく。

今作の魅力の一つとしてまず多くの人が挙げるのは、軍人くずれの個性的メンツ軍団「ルーニーズ」のホモソーシャルで男臭く、バカバカしい、悪ノリ活躍だろう。それは、オリジナルの「プレデター」においてダッチ率いる部隊の個性的なメンツの個性的な言動の楽しさが魅力の一つであったのと通じている。実際に監督のシェーン・ブラックもそこは意図的だったようで、劇場パンフによると、「ルーニーズ」の俳優たちには「ノース・ダラス40」、「スラップ・ショット」 というような、これぞスポ根映画!という映画を観てもらったという。実際に現場でも和気あいあいと撮影に臨んでいたようで、想像すると微笑ましい。

そして、今作は実際にそこに在って映っているものと最新の映像技術でCGで表現されているものの組み合わせの塩梅が非常によかった。派手なアクションシーンでは多くCGが使われながらも、プレデターの中にスーツアクターが入り、実際にそこに在るものとして躍動しているのだ。プレデターという魅力的な造形のおそろしさ、気持ち悪さ、チャーミングさがより伝わるようになっている。パンフにはプレデターの中に入って演じたというブライアン・プリンスのエピソードも。毎日プレデターのスーツを着て撮影に臨んだが、着るのにひどく時間がかかるため、朝一で着て、自分の出番が出るまで撮影スーツ着たまま待っていたという。ただ座っているだけでも、着てるだけですごく大変だったとか。

また、冒頭、プレデターが登場し肩慣らしに人間を血祭りにする流れは、今作の一番の盛り上がりポイントのひとつだろう。森の中で、定番の木に逆さ吊りからの…バシャーン! 「プレデター」でのシェーン・ブラックの役がどういう末路を迎えたかを思い出しながら観ると、これまたグッとくるシーンなのだ。

今作では、プレデターは三度目の地球訪問ということになっている。87年と97年に来たことがあるという設定だ。つまり、「プレデター」、「プレデター2」の流れを汲んだ物語世界というわけだ。直接的にストーリーが続いているわけではないが、オリビア・マン演じる進化生物学者が、ラボで眠らされているプレデターの説明を一通り聞いて、「狩りをゲームのように楽しむのなら、プレデターっていう名前は適切ではない。それだと、捕食者ということになる。捕食は生きるための行為。狩りをゲームのようにするなら、スポーツハンターとかが適切なのでは?」と正論のようなことをかましたら、まわりのラボのやつらが「まぁそうだけど。プレデターって名前かっこいいだろ? それでいいじゃん、かっこいいんだから!」といういい意味でテキトーな感じが80年代っぽくてなんかよかった。

ラストの展開はあまり好きではない。一作目のマックたちのようなホラー映画風味もある散り際と、今作のヒロイックなあのラストの展開であれば、一作目みたいなほうが趣味がいいと思う。それに、アイアンマンの亜流みたいなの出てくるし。なんだよありゃ。

しかし、楽しい映画であることは間違いない! ルーニーズ最高! プレデター最高! あまり出番なかったが、イボンヌ・ストラホフスキー演じるマッケンナの奥さんもよかった。強い男の、強い奥さんって感じで。肉付きも良かった。

ザ プレデター、おすすめです。

 

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