ストリーミング主流時代の音楽との付き合い方 ① 〜安い中古レコード〜

安い中古レコードが好きだ。

安いっていうのは、状態の悪いっての除けば、すごい売れたから安いわけで、入っている音楽はお墨付きなわけである。

レコードだと、ジャケがでかくてカッコいいし、音が太い。曲をいちいち飛ばさずに一気に聴かざるをえないというのも、リスニング体験として深いものがある。

古本屋でハードカバーで安い海外文学とか買って読む楽しさと似ているかもしれない。

それで、最近買った安いレコードのひとつがRainbowのDown to earth。

1979年に出たレコードで、ハードロック。元ディープパープルのリッチー・ブラックモアのバンド。北斗の拳と合いそうな音楽っていうか、長髪で筋肉で哀愁って感じで良かった。

レコードで聴いた後は、Spotifyで聴くわけです。

最初からSpotifyで聴けばいいって思うけど、Spotifyでは検索しないと基本的に出て来ないし。なんかのプレイリストの中にこのアルバムの曲が入ってて、ってことはあるかもだけど、なにも知らずにアルバムトータルで聴き切ることはまずない。

このアルバムをまるまる聴き切る体験をできたのは、レコード屋でたまたま出会って、ジャケをみてピンときたからに他ならない。

レコード屋は出会いの場所。なにか知らない音楽、古くて新しい音楽み触れたいと思ったら、ディスクユニオンなどのレコード屋の中古新着コーナーを物色する。

SpotifyやApple Musicなどのストリーミングは出会いから先を深める場所だと思っている。

そして、音楽との出会いの場所が多様であればあるほど豊かな、音楽リスニング生活に繋がる。

ストリーミングで音楽を聴くのが主流の時代だからこそ、音楽とどう出会うのかが重要になってきていると思う。

ストリーミングでのリスニング生活を豊かにする秘訣は、積極的に音楽と出会って行く態度にあるのではあるまいか。

レコード屋だけじゃなくて、もちろん、音楽との出会いの機会は様々にあるわけで。

次は、ラジオと音楽の出会いについて少し掘り下げたいと思います。

 

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映画、音楽、本のことを中心に、役に立つかどうか度外視して書きたいこと書こうと思っています。サブカルなイベントもよく行くので、そのレポートみたいなことも書くかもしれません。