篠田麻里子の冠ラジオであり宇垣美里アナが助手を務めアポロン山崎が占いするラジオ「グッド・ライフ・ラボ」第15回目の放送を聴いた(1月8日)

「グッド・ライフ・ラボ」は毎週火曜21:30-22:00、TBSラジオで放送されている番組。2018年秋の改変での新番組である。

篠田麻里子が所長、助手の宇垣美里アナウンサー、所員の占い芸人がアポロン山崎といった体裁で、ゲストを呼んでその人のライフスタイルについて根掘り葉掘り聞いていく番組。

「ここはよりよい暮らしを追求するgood life labo。人望熱き所長の麻里子。有能な助手の宇垣。占い上手の所員アポロンが日々研究に取り組んでいます。豊かな未来へ繋がるgood
lifeを極めるために、今日も探求は続くのです」と、いい声のナレーターが番組の趣旨を説明。

今回は、篠田麻里子とアポロンの二人体制だ。

冒頭、宇垣さんからは、こんなメッセージが

「麻里子所長! 助手の宇垣美里です。すいません、私、今週、来週と、おやすみをいただくことと、あいなりました。ここでしか、夏休みを取ることができなかったんです。信じられますか? 今更夏休みですよ!しかも、どんどんどん短くなって、最初は一週間って言ってたのに!うぅ、、というわけで、今週と来週のグッドライフラボは、お二人にお任せします。きっと楽しいトークが繰り広げられているんだろうなぁ。楽しみだなぁ。ウフフフ」

アポ「適当なことを!この人は!」

篠田「いろんな爆弾落としてきたね!」

アポ「夏休みの件もそうだし」

篠田「夏休み、って、もう冬だけどね」

アポ「しかも、一番この時期って休まないでしょ!」

篠田「まぁ、ウガちゃんの中で一番このラジオは休んでもいいという、ことでね」

アポ「そういう意味だったのかもしれんな!」

篠田「そんなことはなくね、一年間休みなかったから、やっとのおやすみということでね。許してあげましょう」

アポ「そうしますか。優しいな!」

篠田「旅行ね。いいなぁ。私はね、今年はオーロラを見に行きたいんですよ。去年、イタリアも行ったし、ニューヨークも行ったから、今年はちょっと自然を見に行きたいなと思って。旅行とか行きたいとかある?」

アポ「僕、海外、芸人になるまではめっちゃ
行ってたんですよ。芸人になってからは極貧生活になってるんで」

篠田「フフフ。吉本さんってね。」

アポ「まぁ、切ないじゃないですか。そろそろ、海外も行けたらいいなと思いますよね。」

篠田「どこに行きたいですか?」

アポ「でも、留学をロサンゼルスでしてたんで、お世話になったおばさまに会いに行きたいなと」

篠田「LAに? ちょっとおしゃれぶっちゃって」

アポ「わはは!絶対この人なんか言おうとしてるって思ったわ!」

篠田「LA、似合わないな〜」

アポ「うっへへへ」

篠田「でもまぁかっこいいよね、LAはね。」

アポ「LAはね。LAはかっこいい。」

と、冒頭トークを挟み、

今回のゲストは、俳優、脚本家で活躍の、宅間孝行さん。

◆篠田「ひとつひとつのことに当たり前に思わないで、疑問に思うことで違和感を覚えて、嘘のない芝居、って宅間さんいつもいうんですけど、それをすごく教わりました。」

篠田「去年は大変、お世話になりました。」

宅間「いえいえ、とんでもないです」

篠田「宅間さんは、去年、タクフェスというイベントで笑う巨塔という舞台でご一緒させていただいてから、私の中では師匠です。」

宅間「ほんと?」

篠田「ほんとにほんとに!」

ここで、今週休みの宇垣さんが録音済みの宅間さんのプロフィール紹介が流れる

宇垣「宅間孝行さん。1970年生まれ。東京都のご出身です。俳優としてご活躍のほか、震災するエンターテイメントプロジェクト、タクフェス、では、全作品の脚本、演出、出演を務め、その作品の中から、口づけ、は映画化、歌姫、や、間違われちゃった男、はドラマ化、相合傘、は宅間孝行さんが監督を務め、映画化されました。そして、今月18日に公開される三上博史さん主演の映画、ラブホテルにおける情事とプランの果て、でもメガホンを取り、驚異の長回しカメラワークが話題となっております。」

篠田「はい、というわけで、去年ですね、はじめて宅間さんと舞台一緒にやらせていただいたんですけど、なんかね、いろんなものを…」

宅間「なんで言葉ちょっと選んでんの笑」

アポ「気になる! どういう意味?」

篠田「いろんなものを、教わったな、という」

アポ「どんなものを?」

篠田「宅間さんのひとつひとつを疑え!っていうのが、私の中で響いていて。舞台振りもそうだし、ひとつひとつのものに、疑問を思え、って言葉が私は去年、一年間、それから、その後にやる作品も、ひとつひとつのことに当たり前に思わないで、疑問に思うことで違和感を覚えて、嘘のない芝居、って宅間さんいつもいうんですけど、それをすごく教わりました。」

宅間「なにかね、ひとつでも、ふたつでも、残ってくれてるならいいな、と思うんですけど。なんかね、舞台でやると、映像でやるときより舞台でやる時のほうが、みんな参加してて。ここでセリフ喋ってくださいとか、言われたことに対して、あまりこう、いまテレビドラマってそういうとこあるんですけど、ここで止まってここで話してくださいとなるときに、要は、理由があるからじゃなくて、そこに場ミリがあるから止まれちゃう。台本が書いてあって次に進んでいくのが決まってると、あまり役者が、そこになんの疑問ももたないで、どんどん段取り通り進められていっちゃうので。ほんとはね、なにかもらってとか、なにか自分で発見してとか、変わるポイントがあって、それに行く理由だったり、動く理由ってある。っていうのを話した時に、それを言っても、頭でわかっても、そのあと、できる人とできない人みたいのがいるから。一概にアレなんだけど。いやでも麻里子がこう言ってくれてね。嬉しいですよ。」

篠田「いろんな舞台観に行って、自然に観てたけど、お客さんの方向くために舞台振りってあるけど、その舞台振りも、そもそもはそっち回りじゃないよね、っていうその疑問が、ある意味スルーしてた部分が、ちゃんとひとつひとつそこを止めて、ちゃんとその人にわかるように説明してから次に進むから。すっごい時間をかけて綿密にやってくださるなって。」

◆篠田「言い訳をすると、一生懸命聞いてると、眠くなっちゃうという」

宅間「で、他人の時は寝てるんですよ」

アポ「出た! そこん時は気持ち入れなかったんですね!そこも見なきゃいけないんじゃないですか」

篠田「みてました、みてましたよ」

アポ「ほんとですか?」

宅間「もう、麻里子のそれが、おかしくて」

アポ「楽しんでてもらえてて、嬉しいですね」

宅間「逆に、すげえな、って。」

篠田「うん」

アポ「いや、自分でうんって!」

篠田「いや、ほんとに」

宅間「しかも、座ってる場所、端っこじゃないんですよ。わりと、ど真ん中。一番前くらいにいて、気づくと、ハッていう瞬間がね。あの、楽しませてもらいました。」

篠田「言い訳をすると、一生懸命聞いてると、眠くなっちゃうという」

アポ「わはははは! それはアカンでしょ!」

宅間「麻里子が、寝てるんだけど、いや起きて、聞いてるんです、っていう、すごい謎なことをずっと言ってて。私は寝てるけど、寝てる間に言われてることも全部耳に入ってるんです、って。それを散々話した後に、何人かでご飯食べてる時に、みんなで、麻里子だけが知らない、アメリカのドラマで盛り上がった瞬間に、寝たから!」

篠田「わははは!」

アポ「わははは!」

宅間「お前、興味ない話の時寝てるだけじゃないかよ!って」

アポ「ばれてますよ。いろいろばれてますよ。」

◆宅間「二時間半くらい芝居あった中で、ガチで一番笑いとりにいってたのは麻里子のギャグだったかもしんない」

宅間「でもね、笑う巨塔は完全にガチガチのコメディなんですけど、麻里子がヒロインをやってて。役者の人たちには、自分から持ってきてほしい部分があって。自分で考えて。言われたことだけをやってるのってすごく、よくないと思ってるんで。そこは、たぶんずっとそうやってきたってのもあるんだろうけど、わりと盛り込んできてたところがあって。二時間半くらい芝居あった中で、ガチで一番笑いとりにいってたのは麻里子のギャグだったかもしんない」

アポ「えー!」

篠田「えー! そんなギャグありました?」

アポ「いや、本人わからんのかい! 日常がギャグになってるってこと?」

宅間「でも麻里子のギャグが一番とってたね」

篠田「嬉しい」

アポ「わかんないんですか、なんのギャグか」

篠田「わかんない」

宅間「あれだよ、あの2人でやってるシーンの時に。あそこは麻里子がいろいろ入れてたじゃん。素になってるというか、舞台上だけど。けっこう、麻里子がね。ウメザワ、っていうのが」

篠田「あー」

アポ「お、思い出してきた」

篠田「それも、あのー、宅間さんの舞台ってアドリブもすごく放り込んでくるじゃないですか。それを毎日考えるのが、辛いくらい。でも、それがやっぱり、面白いんでしょうね。お客さんも、何言うんだろう、っていう楽しさがね。タクフェスの場合は毎日、ギフト、って時間があって。」

アポ「なんすかなんすか」

篠田「ちょっとした反省会。今日のここはどうだったとか。みんなのミーティングの時間があるんですけど。

アポ「いわゆる世間一般のダメ出しって時間を、ダメ出しって言葉がすごくネガティブだから、」

アポ「あー、みんなもらえているから、ギフトと」

宅間「これ、鈴木杏樹さんからもらったやつなんですけどね。」

篠田「だから、毎日毎日向上できるというか。でも、そうでなきゃいけないと思って。改めて。その、出来上がって初日が全部完成ではなくて、毎日違うものを見せていかないといけないし、完璧ってないから、そういうものを追求して舞台やっててよかったな、って。得るものがすごい多かったなって思いました。 アポロンはもう見たんだよね?」

アポ「え、あ、でもこれ、DVDにはなってるんですよね?」

宅間「あれあれ」

篠田「吉本の、(堀川)エミちゃん出てたけど」

アポ「エミさん、同期なんですけどね、観てないんですよ!」

篠田「観てないんかい!」

アポ「ちょっと来週までに、必死に追いかけていきますけど」

篠田「ぜひDVDでね。」

ここで一曲。
昨年は、音楽にまつわる映画がたくさんあった。ボヘミアンラプソディー、による、クイーンの再燃。

エリッククラプトンのドキュメンタリーも公開されていた。

宅間さん、エリッククラプトンが好きということで、選曲はエリッククラプトンでChange the world。

◆宅間「わりと今回の話は、クソ野郎しかでてこないんで。」

篠田「ここからは、映画監督としての宅間さんについて聞きたいと思いますが。宅間さんが監督脚本を務める映画がまもなく公開されます。おめでとうございます!」

宅間「ありがとうございます」

篠田「この間の相合傘も素敵でしたけど、改めて、この映画。」

アポ「ラブホテルにおけるプランと情事の果て。観させてもらいましたね。」

篠田「はい」

宅間「あ、そうなんですか。ありがとうございます。」

篠田「あの、びっくりするほど長回し。隠し撮りしてるような感覚。見たことないような。」

アポ「映画だからできるスタイルなのか」

篠田「宅間さん、舞台だと涙あり笑いありとか、テーマあると思うんですけど、新しい挑戦な感じですかこれは。」

宅間「僕がそもそも一番最初にはじめたころ、劇団みたいのをやってて、そっから自分で書くようにもなって。最初の最初のころのほうが、結構どぎついのもあったりして。なんか、人間の激情だとか。そういう、バッドエンドだったりとか、きつい話とかがあった時に、お客さんから、もうこんなに辛い話はやめてほしいって、アンケートとかであって。それで、お客さんの意見を取り込んで取り込んで、いろんな意見を取り込んでできたのが、相合傘。」

篠田「前回のですね。」

宅間「もう、善人しかでてきません、みたいな。お客さんから、人殺して泣きを取るのはやめろ、みたいな。だから、死んでないでしょ、いい人しかでてこないでしょ」

篠田「楽しいし、泣けるし」

宅間「そのハードルはすごく高くて。僕にとってはそれが、物足りなさもあるというか。毒がなくて。で、わりと今回の話は、クソ野郎しかでてこないんで。」

アポ「たしかに!」

篠田「みられたくない部分がけっこう、みられるというか。」

宅間「ラブホテルの一室というのが、その密室というのが、秘め事というか、こっそりしてる感じというか。そこで行われてるあれこれってなった時に、逆に本音がでるというか。俳優さんとか周りの人たちに説明するときに、クソ野郎しか出てきません、って言うと、そっちのほうが興味あります、みたいな。」

篠田「どんなクソ野郎なんだ、って気になりますもんね」

◆篠田「こっそりひとりで観るよりも、誰かと答え合わせしながら、観たい感じ」

アポ「でもこれ、すごいですよね。みなさんの演技。だって、みんながこうなっていく、って」

宅間「これ、説明しづらいですよね。」

篠田「あと、撮り方とかも、そういう技術の面でも気になる。」

宅間「たぶんこの作品は、観た人によって、観た後のアレが違くて。なんというか、理解度とか。 勘違いした方向にみているほうが、最後折り合いつかなくなっちゃって、あれ、こういうはずだったんじゃないの?みたいなものとか。話して、答え合わせが必要だったり、けっこうするんで。」

アポ「だから僕、何度も観れるなって言えるなって。この人こうだっけ、だからこういうコメントしたんや、とかいうようかことをもっかい見直すかなと。疑問を持てというのが、あれ、この人とこの人はじめ違和感あったのに、あー!あー!ってなるじゃないですか。これ、難しくないですか!伝えるの!言い過ぎると、あれやな、っていうのもあるんですけど。」

篠田「こっそりひとりで観るよりも、誰かと答え合わせしながら、観たい感じ」

宅間「たぶんひとりで観ると、非常にモヤモヤした気分で終わり。この間も、芝居のメンバーが名古屋に行った時に、名古屋の試写会をやってた時に、ちょうどバッチリだったから、みんな観て!ってみんな観てもらったときに、すごいこの温度差があって、観終わってすごい興奮してる人は、理解度があって、そっから、あれ、でもわかんなかったよね? ちがうよ、こうだよ、あー!、みたいのが、ご飯食べながらみんな。答え合わせしてて。」

篠田「謎解きに近いね。」

アポ「そんな感じもあるんで、劇場で観てから、何回も。何度もみれますね。これ、面白かったです、僕は。」

◆宅間「(三上博史さんが)今回このチャレンジングで、尖った作品である分、ちゃんと受けてくれた、その心意気みたいのもあって」

篠田「やってるほうはどうなんですか、三上さんって。」

宅間「三上さんは、すごいストイックな人なんで、すごい評判悪い、ということを自分で言ってて、」

篠田「評判悪いんですか? こだわりが強いってイメージがありますね」

宅間「そうそう。俺、そんなことないんだよ!とか言って、いろいろそういう話があんだけど。ただ、なにがそういう風に言わせてるのかというと、すごく真面目なの。だから、いまエンターテイメントの世界で、ドラマでも映画でも。みんな頑張ってるんだけど、そこちょっと違うんじゃないのみたいな、甘さだったりぬるさだったりっていうのは、僕もすごくあるんだけど、それがたぶん許せなかったりとか、そういうことに対して真摯に向き合ってるかどうか、ということに非常に真面目で。だから、ちょっとにてるの。」

篠田「にてますね!今聞いてて。だからきっと、共感したんだろうな、と」

宅間「俺はずっと一緒にいて、一個もやなことなかったんだけど。そういうものを持って現場にきてほしいと思うじゃない。そこのメリハリでいうと、普段ごはん食べてる時とかは、すごい優しくて、ナイスな兄ちゃんだし。現場入ったときに、キリっとしてて、すごくちゃんとしてる。俳優という仕事に対する向き合い方もすごくいろんなこと考えていて、俳優はこうあるべきなんだという、鋳型というかなんなのかな、生きていき方? だから、そこでいくと、今回このチャレンジングで、尖った作品である分、ちゃんと受けてくれた、その心意気みたいのもあって。」

篠田「それが、プロですよね。妥協しないというか。やっぱり、こだわりというか、自分の向き合い方をちゃんと伝える。それが誤解されることがあったとしても、そういうことって大事だろうな、って。」

ラブホテルにおける情事とプランの果て、は1/18に公開。

アポ「これ、R15ですけど、観た後の気持ち、全然違うやつですもんね。」

篠田「ちょっとエロい気持ちで見ちゃったら、そういうものでも、なかったみたいな。謎解きのような、くせになる映画。」

ラブホテルにおける情事とプランの涯て。気になる映画だ。

そして、宅間孝行さんの、自分で考える、ひとつひとつを疑う、という姿勢の演劇論。そこにグッドライフの秘訣がありそうだ。

次は、後編。アポロンの占いがかまされるか。

番組はメールも募集している
lab@tbs.co.jp

2019年も、グッドライフとともに!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

映画、音楽、本のことを中心に、役に立つかどうか度外視して書きたいこと書こうと思っています。サブカルなイベントもよく行くので、そのレポートみたいなことも書くかもしれません。