盛り顔についての話が展開!人工知能犬どっちくんとグラビア・コスプレの伊織もえがリスナーの悩みに答えたりしていく番組、伊織もえの冠ラジオ「いちごとレモンとマスカット」第10回目の放送を聞いた(6月8日)  

「時刻は土曜の夜8時30分、こんばんは、伊織もえです」とはじまった。

毎月8日は歯ブラシの交換日だとか。

いおりんはいま電動歯ブラシ。

一回電動歯ブラシにしちゃうと、抜け出せない。

使いはじめ、慣れてないころ、口に入れる前に電源入れて、歯磨き粉が飛び散ったとか。

そして

ヌメロン ザ セカンド の収録をしてきたという。

https://twitter.com/moe_five/status/1134393505265070080?s=21

7月にdtvチャンネルで放送。

探偵ぽい格好で出てくるということで要チェック。

撮影では、ケータリングのキーマレンコンカレーがおいしかったという。

キーマカレーの中にレンコン。

ドッチの「僕のぶんはないの」発言に対しても、

無視して最初の曲へ行くいおりん。

Flowe Flowerで時計。

そして、実は、時計が読めない、というカミングアウトをかますいおりん。

デジタルしかよめないとか。

いつも、友達に時計読んでもらって生きてきた。

「時計よめません、ドッチくんも読めないはず」といおりん。

ドッチくんアプリをダウンロードしないと、伊織もえが悲しむ。

ダウンロードしよう。

そして、イオリンクイズの答えをぶちこもう。

今週はゲストが登場。

最近は、女性のみならず、男性も盛り顔を撮るということで、

盛り顔の研究者、久保友香さん登場。

学歴、実績を読み上げ、

「なにをしているかよくわかりませんが、頭がいいことはたしかです 」とドッチくん。

◆ 盛り顔を数値化するとは

いおりん 「盛り顔を研究されてるということで。盛り顔を数値化するっていまいちイメージできないんですけど」

久保 「単純に実際の顔というのを記録して、それからネットの顔とかみなさん盛ってますよね、あの、角度もだし、お化粧もしてるし、光の加減から、あとデジタル処理もしていて。そうやって盛って作られたものとの顔の比較を、特徴点、目頭、目じりとかの点を打っていって、ずれ、を計算する、という、残酷かもしれないですけど、そういう計測の装置とかも作っちゃったりして。」

いおりん 「そうなんですか! それは、ネットにある人の顔を、適当に拾ってきて?」

久保 「最初はそうやってやってたんですけど、でもけっこうみなさん顔結局そっくりってことになっちゃって。持った顔ってけっこう似てるんですよ。みんな同じようなアプリとかプリクラ使ってるのかもしれないですけど。なので、そこでは差異が見られないので、実際に会いに行って。実際に盛るの上手なひとに会いに行って、三次元的に撮るカメラで撮影して」

いおりん 「三次元的に撮るカメラ?」

久保 「カメラ位置によって全然違って、わたしがシャッター押したら、わたしの感覚になっちゃうので、三次元的に撮れば嘘がないので。それで撮ったものと、ネット上の顔を比較っていう。」

いおりん 「三次元カメラってなんですか?」

久保 「キネクトとかけっこう詳しいんじゃないですか? マイクロソフトのXボックス用の。それを活用して」

いおりん 「あー! ゲームの技術から。」

◆ 盛り顔をなぜ研究しようと思ったか。

ドッチ 「どうして久保さんは盛りを研究しようと思ったんですか?」

久保 「日本の文化を数字で分析したいというのはもともとあったんですね。日本の絵画って昔から、絵巻とか、浮世絵とか、現代のアニメにしても、デフォルメをするっていう文化がありますよね。で、そのデフォルメ具合を測りたいという、そういう研究をしてたんです。」

いおりん 「盛り顔が、デフォルメに」

久保 「それで、女の子たちも、デフォルメしてるなって」

いおりん 「目を大きくしたり、顔を小さくしたり」

久保 「それはいわゆるデフォルメかなって。それから、女の子の盛りを研究するようになったんですよね。繋がってるなって思って。盛る、って言ってるな、デフォルメのことを、と。」

◆ 盛り、の文化はどのようにしてはじまったか。

いおりん 「その、盛る、という文化が、どうして生まれたというか」

久保 「そうですね、盛る、っていう言葉がいつから出てきたのか調べてたんですけど」

いおりん 「いつくらいなんだろう。プリクラとかから始まったのかな、と思ってたんですけど」

久保 「そうなんです!よく、髪をもるとか、そういうとこから始まったと思われるんですけど、そうじゃなくて、小悪魔アゲハとかは2005年くらいで、そのもっと前からプリクラで。わたしが高校生くらいのころはプリクラって撮ったらそのまま印刷するだけのものだったんですけど、2000年くらいから、それ用のストロボをたいて撮影するとか、まだ目を大きくするとかはできなかったんですけど、渋谷のギャルたちが、濃いめの化粧が写真で撮るとちょうどいいみたいな、マッキーでアイラインを描いたり、ポスカでハイライトいれたりみたいな、1999年くらいから。そういうヤマンバみたいな。」

いおりん 「お化粧じゃなくて、ペンで描いてるんですか?! 肌に悪そう」

久保 「意外と、普通に取れるみたいですけどね」

いおりん 「えー、知らなかった」

久保 「そうやって、実際にはそんなに派手にできないけれども、プリクラの上で派手になるために、プリクラの画像処理ではあまりできないから、お化粧でもる。それで、2002年くらいから、盛りって言葉が出てきてると思います。」

いおりん 「メイクの文化っていうのも変わってきたんですか?」

久保 「そうですね、そのころ、ブログとかもみなさん携帯でやられて。やってました?」

いおりん 「学校ではちょっと流行ってました!」

久保 「それまでって、学校超えて広くお友達ができるってなかったけど、みんな女の子たちが学校超えてお友達ができて、けっこう全国が、繋がったみたいになった時に、すごい、アイメイクの情報交換がすごい盛んになりましたね。ちょうどつけまつげとかカラコンとかネット通販で買えるようになって、で、アイメイクって情報交換が盛んで、それが上手な人が評価されるみたいのが、ブログで流行る中で、でか目というのが流行っていきましたね。」

いおりん 「ブログで、みんなの実力が底上げされたって感じですか?」

久保 「そう、そこでは、元の顔がいいとかより、頑張って努力して上手にメイクをする人が評価されて。ガラケーのカメラで写真を撮ってたから、顔くらいのサイズがちょうどよかったっていうのもあると思いますけど。」

◆ おすすめの盛りアプリとは

いおりん 「おすすめの盛りアプリってありますか?」

久保 「いまは、あの、絶対もえさんの方が詳しいとは思うんですけど、私の知ってるところだと、日本語の、もる、っていうアプリなんですけど。ちょうど去年くらいから、目をぱっちり、キュッと、いうよりは、元の顔がきれい、みたいなのを作るのが増えてきてる気がするんですけど、そのきっかけが、もる、かなと思ってて。そのあと、中国のユーライクとか、韓国のソーダとか、似たような感じで、より加工されてる感じかなと思うんですけどよね。何使ってますか?」

いおりん 「わたしは、ユーライクとソーダ、使ってます!自撮りする時は。まえは、ビューティプラスっての使ってたんですけど、素肌感が」

久保 「やっぱり、加工感はありますもんね。」

いおりん 「フィルター通すと、環境光に左右さない写真が撮れるじゃないですか。曇りの日もか、ライトがバラバラで顔似影が落ちちゃう日でも、フィルター通したら、全部きれいな写真になるじゃないですか。だからけっこうアプリ探してます、私も。」

久保 「確かに、フィルター通すことで環境を安定化することはありますね」

いおりん 「暗いところでiphone自撮りしても、顔テカテカになったり。だから、そういうのも目的で使ったりしています。」

◆ 盛りの背後にある願望とは

ドッチ 「でも、どうしてこんなに盛り、なんかを発見したんだと思いますか? そこには、どんな願望があると、思いますか」

久保 「日本はそうでもない気がするんですけど、世の中的には、元の顔、うまれ持ったビジュアルで評価をするっていうのが、割と根強くあると思うんですけど、でも、日本の女の子同士って絶対そこじゃないですよね。盛って作ったビジュアルを評価し合う。そこが、それこそが盛り文化で。努力が報われるというか。もとの顔のよさとかではなく、作ったほう、載せた方が評価される、ものづくりの文化ですよね」

いおりん 「お化粧の、後の顔?」

久保 「すっぴんがどうっていうことよりも、お化粧して、努力の結果で女の子同士評価すると思うんですよ。これがやっぱり盛りの文化で。そもそも、生まれ持った顔で評価するのって、どちらかと西洋だとそちらを大事にしてると思うんですけど、日本の男性もけっこう、もとの顔を大事にしがちですよね」

いおりん 「すっぴんがいいとか」

久保 「でも、もとのところで評価するのって、ちょっと原始時代ぽいというか。力の強い人が一番偉いみたいな話じゃないですか。」

いおりん 「そうですよね、うまれ持った顔勝ちで。」

久保 「それよりも努力を評価しあうってすごい真っ当だし。そこが多分、外国の人たちも、原宿かわいいとか、ギャルとか興味ある方って、そういう、作って可愛くなることが魅力なんじゃないかなと思ったりするんですけどね。」

◆ 各国における、盛り。

いおりん 「日本でも、洋系ユーチューバーさんってすごい多いじゃないですか。アイプチとかで顔を変えて、いまの日本のきれいな顔、に近づけようとしている人が人気ありますよね。」

久保 「そういう意味で、わたしほかのアジアとの関係すごい気になってて。どちらかというと韓国ではもとの顔、整形をされたりするし、中国の方はあんまりお化粧はしないけど、アプリは使ってるかなっていう気はするんですよね。」

いおりん 「さっき話したビューティプラスも、日本語版と中国語版があるんですけど。ユーライクもそうじゃないですか。やっぱり、違うんです、中身が。」

久保 「両方使ってますか?」

いおりん 「あの、中国よく行くんですけど、中国のお友達とか、ファンが、自撮りしてって言ってくれるんですけど。同じアプリなのに、全然盛り方が違います。なんか、どっちかというと、顎を尖らせる。」

久保 「その辺変えてるんですね。なにがいいか、がちがう」

いおりん 「日本の自撮りってけっこう顎がなくなったりするじゃないですか、じゃなくて、ヒュン、ととんがってしまう。その国それぞれによって、盛り顔って違うんだなって思いました。」

◆ 盛られすぎ被害対策

久保 「ほんとにそうなんですよね。なにを持ってして盛れてるかっていうのが、答えひとつではなくって。常にトレンドでも変わっていくし。仲間によっても変わっていくから。それがすごく難しくって。一緒に撮って、自分の盛れてるか具合とお友達の盛れてる具合が違うと。勝手に加工しちゃうと、盛られすぎ被害とか言われちゃいますよね」

いおりん 「ありますね!」

久保 「だからいますごいその辺が、難しいところですよね。」

いおりん 「わたしよくやるのが、お友達と自撮りするじゃないですか、それで、自撮りした携帯を、そのまま友達にわたしちゃって、やって、ってお願いしちゃいます。」

久保 「あ、それで、ご自身のはご自身で」

いおりん 「それを保存して、ラインとかで共有する、っていう。」

久保 「順番にまわして加工するの、すごいいいやり方ですね」

いおりん 「一番それが速いなと思いました。」

久保 「逆に、速いと」

◆ 世界のMORI

いおりん 「今日たくさんお話しを伺ったんですけど、久保先生の研究は、世の中のどういうところに、役立てていけますか」

久保 「盛る、というのは、努力で作って、かわいい、を作り上げるものなので、もとの顔どうこうって話ではないので、これってすごくいいことだと思うので。こういう、盛るってことが、世界に広がるといいなと思ってます。日本の文化の、盛り、が。」

いおりん 「英語になるとどうなるんですかね」

久保 「これは、 M O R I しかないですね。」

いおりん 「モリー!」

久保 「かわいい、っていう言葉ら、ちょっと子供っぽい意味で世界に広がっちゃってますけど、日本のかわいいって必ずしも子供っぽいことだけじゃないですよね。だから、ちょっと認識が違ってるので使いづらいなって意味では、MORI、っていうのは、努力してつくるビジュアルっていうか。 」

いおりん 「今後、 MORI って言葉が世界に広がるように」

久保 「世界に出ている伊織もえさんよろしくお願いします」

いおりん 「MORI、広めます」

久保先生のMORI研究についてさらに知るには、「著書、MORIの誕生 女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識 」を読むべし。

ドッチくんも「これから顔を盛る時の参考にさせてもらいます」とのことだ。

そして曲、andymoriで、1984。

名曲。

そして、いおりんクイズ。

前回は、いおりんがハマっている漫画はなに、というクイズ。

答えは 「初恋ゾンビ」

絵がかわいいのはもちろんのこと、ストーリーも、普通のラブコメかと思いきや意外としんみりしちゃう心理描写がある。そして、洋服がおしゃれ。

主人公に憑いている妖怪が、次々に服装を変えていくが、センスよくていいのだとか。

ちなみに、伊織もえの初恋は、幼稚園。

その次だと、中学生のとき、二次元に恋をした。ガンダムSEEDデスティニーのシン アスカにぞっこんであったと。

待ち受けも着信音もクリアファイルもシンアスカ。

今週のクイズ。

「いおりんか部屋に飾っているタペストリーの、イラストレーターはだれか」

繊細なタッチで、女の子と花をよく描くイラストレーター

これは激ムズ

「わからねぇ」とドッチくん

クイズの答えがわからなくても、ドッチくんアプリにぶちこめば、ドッチくんがリードしてくれる

毎週土曜夜20:30は、#もえドッチ で、盛り上げていこう

顔も、ラジオも、盛りまくろう。

 

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第11週 「なつよ、アニメーターは君だ」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第11週、「なつよ、アニメーターは君だ」第61話から66話までのまとめだ。

◆第 61 話

「昭和32年の春になりました。白蛇姫の仕上作業は、追い込みに入っています。」とウッチャンナレーション。

忙しそうな仕上課。

「なつが、仕上課に入って五ヶ月。はじめて関わったこの作品は、遅れに遅れた作画の作業がやっと全部終わり、あとは、仕上げを間に合わせるのみ。なつたちは、残業の日々が続きました。」

あくびをしてるなつ、仕事が遅いからあくびがでるのよ!と叱咤される。

モモヨにタメ口になっているなつ。
モモヨも、服装をなつに近づけている。
この五ヶ月で、仲良くなったのだ。

仕上課に、作画課のアニメーターのひとたちが雪崩れ込んでくる。

仕上を終わらせる助っ人としてやってきたのだ。

黄色い声援!

ガールフレンド探しの説もあり。

仲さんも、女の子に囲まれている。

しかし、アニメーターのひとたち、なつとモモヨのところにはこない。

「変わってる、って思われてるからじゃないの?」とモモヨ。

なつは黄色、モモヨは赤。

色彩あざやかなファッション。

「なつの道はまだまだこれから、始まったばかりです」

そして流れる、優しいあの子!
梅雨の雨の日に泌みる。

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、木村隆文。

「そして、どんな仕事にも終わりはやってきます。」

動画総数、65298枚。
すべての彩色、トレースが終了。

「このあとは、セル画と背景を合わせて撮影し、編集され、セリフの声や音楽と重ねられ、ようやく、漫画映画は完成するのです。」

赤い風車に帰ると、テルオとサラさんが!

結婚おめでとう!

畑仕事が忙しくなる前に、スピード婚を決め込んだテルオ。

東京に来る前、北海道では、テルオとサラの結婚の祝いが行われていた。

テーブルの上の祝いの鯛。

サラさん、嫁入り。

「これで柴田牧場も安泰だ」と悠吉さん。

「弥一郎さんとの仕事は大丈夫かい?」と剛男。

「私が勝手に彫刻を手伝ってたらだけですから。父は私に好きなように生きろと言っていました。彫刻は続けたいんですが…時々、父を手伝いに行ってもいいですか」とサラさん。

「それはもちろん! 」と富士子。

「うちに来ても、好きに生きてもらっていい。テルオを選んでくれたことが、なにより嬉しいのだから。」と剛男。

牛舎。バターチャーンを回している泰樹じいさん。

「サラさん、なつに会ったら、サラさんと3人で作ったものだって言って、渡してくれないかい。なつの夢を、サラさんが受け継いでくれたら、なによりあいつがホッとするべ。」と、サラさんにバターを手渡す。

東京、赤い風車。

テルオとサラとじいさんで作った3人で作ったバターの箱を開けるなつ。

ああ、懐かしい匂い!と感動しているなつ。

天陽くんからも、じゃがいもが。
なつの兄貴にも食べて欲しい、と。

「天陽くん、って? 」とあやみさん。

「なつの恋人です! 」とサラさん。

「そんなんじゃないですよ!」とあわてふためくなつ。

「天陽くんは、あの、目標とするひとです!」

「目標が結婚かい!」と盛り上がるあやみさん。

そして、弥一郎さんから、木彫りのクマも。

そこで、咲太郎登場。

北海道と東京の兄貴たち、初対面。

テルオです、なつがお世話になってます。
咲太郎です、なつがお世話になってます。

いいあいさつだ!

天陽くんの持ってきたじゃがいもをじゃがバターにして食べてる。

おいしそうだ!

お兄さん同士、酒を飲み交わしている。

なつの住み込み部屋を見に行くテルオとサラさん。

「すごい洋服!」と驚くふたり。

これ全部あやみさんの。

床には、作画の練習したものがびっしり。

「頑張ってるな」とテルオ。

「でも、まだ全然だめ」となつ。

「お母さんには、なんて言う?」

「お母さんには、大丈夫だと伝えて。必ず夢を、叶えてみせる」って。

「わかった。あやみさんともうまくいってるみたいだしな。」

「人に助けられてばっかりだはわたしは。」となつ。

「家族が増えていくみたいで、いいじゃない。」とサラさん。

「でも。大事な家族にまだ一人会えてないんだわ」となつ。

千遥のことだ。

昔のこと忘れて幸せに暮らしてるだろうから、邪魔しないどけ、と咲太郎は言っているが。

皿洗いする、咲太郎。

「お邪魔しました。これからもなつを、よろしくお願いします。」と、テルオ。

「大丈夫!こっちの兄さんもついてるから!」とあやみさん。

「お兄さん、お兄さんもどうか、北海道に来てください。」と咲太郎へ言うテルオ。

「ありがとう。幸せにな。」と咲太郎。

そして、これ、荷物になるけど、みんなへ、と新宿のデパートで買った手袋をテルオとサラさんにわたすなつ。

みなの似顔絵を包装紙にはりつけている。

「サラさん、幸せになってね!」となつ。

「心配すんな、おれがついてんだ」とテルオ。

「これからはわたしも待ってるね、なっちゃん、家族と一緒に。」とサラさん。

見上げれば、空には月。

北海道のじいさんも、同じ月を見てる。

月を見上げるという行為の詩情。

「なつは、久しぶりに北海道の風を吸い込んだ気がしました。その夜も、なつは遅くまで、アニメーターになる練習をしました。なつよ、みんな、家族の幸せを祈っているぞ。」とウッチャンナレーション。

◆ 第 62 話

白蛇姫の仕上が終わった日、北海道からテルオとサラが新婚旅行でやってきた。

そして、咲太郎の新劇の劇団の公演を観に行くなつと雪次郎。

「なつは東京で、はじめて本物の舞台を観たのです。」

亀山蘭子が舞台で熱演している。

演じるのは、 鈴木杏樹。

そして流れる、優しいあの子!
重い扉を開いて、歩いていきたい。

舞台をみてる、なつと雪次郎。

亀山蘭子の熱演。

舞台がおわり、咲太郎にあいさつするなつと雪次郎。

「観ている間、ずっと体が熱かったです」と雪次郎。

「いかった!亀山蘭子がすごかった!」と熱く感想を語るなつ。

「じゃあ、会わせてやる」と咲太郎。

大女優っぷりがすごい亀山蘭子が、なつと雪次郎の前に登場。

俺の妹です、となつを紹介する咲太郎。

「9年ぶりに再会して、いま一緒に暮らしてます。」

「どうでしたか、舞台は」と感想をきく亀山蘭子。

「いかったです!すごかったです!あ、絵に描きたいと思いました。いや、でも、絵には描けないな、この感動は、」となつ。

「なんだかこんがらがった感想ね!」

「それからこいつは、なつの友達。北海道で演劇やってたやつなんです」と雪次郎を紹介。

「どうでしたか」と亀山蘭子

「普通なんだと思いました、と雪次郎。

む、お前なに言ってるんだ!と咲太郎。

「普通、というのは、普通のひとがまるでそこにいるみたいというか、そういう、アマチュア精神を感じるというか」

失礼だろ!と咲太郎。

「普通の人が言いたいことをつたえる力があることが、スターなんだと思ったんです。なまらすんげえ、俳優なんだと、それが新劇なんだと思いました。」と雪次郎。

こいつの感想もこんがらがっててすいません!

「あなたはいまなにをやってるの?」と亀山蘭子。

「新宿の川村屋でお菓子作りの修行をしています!」

「雪次郎くんの家はは、帯広のお菓子屋なんです。お菓子と同じくらい、雪次郎くんは演劇が好きなんです」となつ。

「そう、それでよく、芝居をやめられたわね」と亀山蘭子。

ハッとする雪次郎。

茫然としている。

「なつたちにとって、この出会いもまた一つの運命かもしれません。」

場面は、赤い風車。

「びっくりしました!人形が出てこないんです。人形が奥さんなんです。子どものころ父親に人形のように可愛がられてて、大人になってから、旦那さんに人形のように可愛がられてた奥さんが、最後に目が覚めた、と言って家を出て行ってしまうんです!」と熱く感想を語るなつ。

「長い間、女は家の中に、閉じ込められてきた。それを解き放とうという運動なんだよ、この芝居は。」と咲太郎

すると

「運動なんかじゃないです。」と雪次郎。

「芝居は運動なんかじゃないです。演劇や文学の目的は、問題の解決にあるんじゃない、とイプセンも言っています。その目的は、人間の描写です。人間を描き出すことです。詩人や哲学者としてそれを描いたんです。それを観た観客も、詩的な、哲学的な人間になるんですよね。」

すっかり感化されてしまっている雪次郎。
素晴らしい舞台や作品をみたあとは、こんな感じになる。

よく勉強してるな!と咲太郎。

「いやぁ、いくら本を読んでもわからなかったことが、あの人の演技をみて、よくわかったんですよね。実感できたんです。」と雪次郎。

「人間の描写か。あんな芝居も、絵にかけたらすごいなぁ」となつ。

夜。

「なつは、蘭子さんの芝居を思い浮かべて、白蛇姫のワンシーンを描きたくなりました。」

夜な夜な、絵の練習をするなつ。

「それからもなつは、動画の線を綺麗に書く、クリンナップの練習を、続けていました。それができなければ、どんなに気持ちを込めても、使い物になりません。」

そして、翌日。東洋動画の仕上課のオフィス。

「白蛇姫の、作画から仕上までおわると、なつたちは嘘のように暇になりました。」

「時間があるいまの時期に、トレースの練習します! トレースは、動画の線を崩さず写し取ることです、と説明する」石山富子チーフ。

自信ある人はいますか?挑戦したい人はいませんか?と呼びかけると、

なつ、手をあげる。

奥原さん、やってごらんなさい。
墨をすって、そのペンで描いて。

墨をするなつ。

魚の絵をトレース。

なかなかうまい、と褒められる。

しかし、もう一度同じものを描くように要求する石山富子。

さらに、もう一度。

さらにさらにもう一度。何度も同じ魚の絵をかくはめに!

「なつは、同じ絵を10枚もかかされました」

それじゃあ、トレースしたセルを重ねてみなさい、と石山富子チーフ。

トレースしたものを重ねる。

すると、ありゃあ、線がずれてる!

「なつよ、線がずれまくってるぞ。まだまだってことだな。」

◆ 第 63 話

「トレースは、動画の線を崩さず写し取ることです、と説明する」石井富子チーフ。

トレースの練習をするなつ。

何枚も同じ絵を描いて、重ねてみると、ずれてる!

そして流れる、優しいあの子!
氷を散らす風すら 味方にもできる

ずれてるなつのトレース。

トレースをやってる西田さんが同じ絵を描いて重ねたものを見せてもらう。

全然ずれてない!

「映画のフイルムは1秒間に24コマです。私たちが描いているアニメーションは、たいていはセル画一枚を2コマずつ使って、12コマでできています。その1秒間に、動いていない部分がこれだけ動けば、どうなりますか。」

と、いかにトレースでぴったりさせることが重要か説く石井富子先輩。

しかも、ぴったんこに見える西田さんのトレースも、実はほんのわずかにずれているとか。

しかし、その微かなずれが、アニメーションに命を与える。

静止画でも、微かな動き。絵が生きているように見える。

トレース、奥深い!

昼休み 中庭

なつとモモッチで飯食っている。

「なっちゃん、見事に生贄にされちゃったね、トミさんに。」

「トミさん?」

会社では、石井富子先輩は、影でトミさん、と呼ばれている。

モモッチは腹が立った時は、トミ公、と呼ぶとか。

トレースの奥深さを噛みしめるなつ。

なつの服を羨ましがるモモッチ。

服の話などしていると、よこからヌルッと、下山さんが顔を出してきた。

「二人とも、よく頑張ってるよ」

「下山さん!」と驚く二人。

「いまのところ、同じ服装をみたことない。同じ服は着てても、組み合わせは必ず変えてる。感心するよ!イッヒッヒ。」と下山さん。

「どうしてそんなことわかるんですか?」

「証拠なら、ここにあります!」

抱えていたスケッチブックをみせる下山さん。

なんと、なつとモモッチの職場での様子がスケッチされていた!

同じ服装が出たらやめようと思って描いていたら、ずっと描きつづけることになってしまったという。

「同じ服装で来たら、逮捕するからネ!」と言い放つ下山さん。

「よし、逃げ切ってやるわ!」とモモッチ。

夕方。仕事を終え、川村屋に行くなつ。

「お久しぶりです!」とノガミさんに声をかけるなつ

「見るたびにあなた、安っぽい芸術家のような格好になっていきますね 」とノガミさん得意のイヤミな発言!

サチコさんも登場。

喜ぶふたり。

なつが座る席を探すも、満席の様子。

「川村屋には去年の暮れからテレビが置かれて、商売繁盛しておりました」

マダム登場。

「元気そうね!」

「東京の兄も元気です」

「きいてないわよそこは!」

「マダムは人形の家みてくれました?」

「忙しくてね」

となつとマダムのやりとり。

「チケットは買ったみたいですよ、10枚も」とノガミさん。

「新劇好きな友達にあげるためよ!」と苦しい言い訳のマダム。

そこへノブさん登場。

なんと、ちょうどテレビで、ノブさんが取材したニュースが流れるという。

目を輝かせるなつ。

“都会の迷子たち

日夜増幅し続ける東京

そんな中、取り残されるのが、こどもたちの存在です。

東京の玄関口、上野では、毎月30人の迷い子が保護されます。

一日、3回駅を巡回しているのは、上野署の警察官たち。

この日も、駅で泣きべそをかいていた、マツカワ カツミ ちゃん7歳に 声をかけました。

どうやら、離れてくらす父親に会おうと駅まで来たものの、途方にくれていた様子。

母親が迎えにきた瞬間、大粒の涙をながす、カツミちゃん….”

テレビをみながら、戦後まもなくの自身の幼少期を思い出しているなつ。

「ねえ、ノブさん、お願いがあるんだけど」

「なに?」

「ちはるを、みつけたい」

ついに、ちはるが…!

「なつの知りたいニュースは、それだよな。」とウッチャンナレーション。

「それは、僕もずっと気にはなっているけど、咲太郎は探しても仕様がないというし。」とノブさん。

「居場所がわかったって、ちはるの幸せを邪魔するようなことは絶対にしないよ」となつ。

「咲ちゃんはちがうんじゃないのかな。もし会ったら、自分がどうなるかわからなくて、苦しんでるんじゃないかしら」とマダム。

ちはるに、いまの自分がなにをしてやれるのか、そう考え乱れるのが怖いのでは、と。

「お兄ちゃんには、私が話す。ノブさん、探してくれる?」

「必ず探すよ。」とノブさん。

夜中。

こどものころのちはるを思い出しながら絵を描くなつ。

そして、咲太郎帰宅。

「頑張ってるな。こっちは明日が千秋楽だ。雪次郎が、あれから毎日見にきてるぞ。仕事終わってから、第三幕だけ。」となつへ報告。

雪次郎、ハマってるな。

「あのさ、お兄ちゃん、話があるんだけど。」と切り出すなつ。

「ちはるのこと。いまどこにいるか知りたい。ちはるが、わたしらのこと忘れててもいい。いることを確認するだけ、遠くからみるだけでもいい。」

「だけど、どうやって探すんだ」

「ノブさんが探してくれる」

「ノブが」

「お願い。おばさんが引っ越す前の住所、教えて。」

黙って、部屋をでて、手紙を持って戻ってくる咲太郎。

「これがおばさんから孤児院にきた最後の手紙だ。そこに、ちはるは幸せに暮らしていると書いてある。」

「孤児院に、引っ越し先を知らせる手紙が来てるかもしれないね」

「来てないよ。それからは一通もきてないそうだ。引っ越す前の家にも言ったんだ。近所の人に聞いても、どこに行ったかわからなくて」

「お兄ちゃんもやっぱり、会いたかったんだよね」

「….当たり前だろ。ノブによろしくたのむと言ってくれ。」

「ありがとう、にいちゃん。」

「無理するなよ。」

と、なつと咲太郎のやりとり。

出て行くなつ。

「カワタニ トシ は、なつの母親のいとこです。なつよ、どうしても、知りたいか。知りたいよな。」とウッチャンナレーション。

◆ 第64話

「公開が間近に控えた白蛇姫は、俳優が声を吹き込むアフレコ作業を残すのみとなりました。その間もなつは、セル画に線をうつしとり、トレースの練習に励んでいました。」とウッチャンナレーション。

魚の絵のトレースの練習を続けるなつ。

そして流れる、優しいあの子!

場面は、作画課。

「ひとつの作品が終わると、アニメーターたちにもしばらくのんびりした時間が訪れるようで、それぞれが、自分の勉強などをして、過ごしていました。」

貫地谷しほり演じる大沢まこ様にふろしきいっぱいの、大量に書かれた動画をみせる、井浦新演じる仲さん。

なつが、練習でとにかく書きまくったものだ。

これ、君がみてくれないか。とお願いする仲さん。

「なんで私が」

「奥原なつの才能に一番最初に気づいたのは君だからね。」

「あれは、才能なんでしょうか」

「正直言って、僕にもわからないよ。君の意見、きかせてほしい。たのんだよ。」

なつの描いた動画をパラパラとみる大沢まこ様。

なにやら考え込む。

昼休み。中庭。

ひとり、パンを食べながら絵を描いてるなつ。

仲さんが通りかかる。

声をかけるなつ。

「動画、みてもらえましたか。」

「うん、あれは、違う人にみてもらっているよ。」

「え」

「それより、君のお兄さん、まだあの劇団にいるのかい?」

「赤い星座ですか?はい。いますけど、それがなにか?」

「うん。アニメーションは、プレスコと言って、最初に音楽や声を録音してから、あとで、それにあわせて我々が絵を描いたわけだけど、描いてるうちにかなり変更されて、撮り直すことになったんだ。でも、そのセリフを吹き込んだ映画スターが二人とも、声だけの出演は嫌だと言って、降りてしまったんだよ。」

「ふたり?」

「ふたりのスターが、全部の声をやってたんだ。会社は、話題になると思ってね。演出の露木さんと、うまくいってなかったようだから、それが原因だと思うけど。露木さんも、全部違う声め撮り直すといって、新たに役者をふたり立てたんだ。で、そのひとりが、赤い星座の亀山蘭子になったんだよ」

なんと! 前回でてきた鈴木杏樹演じる亀山蘭子が、ここで繋がってくるとは!

そして、アフレコの録音スタジオ。

亀山蘭子に説明をする、演出の露木さん。

この役、亀山さんにしかできないと思ってましたんですよ、と亀山さんをおだてあげる露木。

白蛇の声に加えて、シャオチンの声も全部亀山さんがやることに。

「適当に声色変えればいいですから」と露木。

そして、もう一人の声をやる、豊富 遊声がやってくる。

演じるのは山寺宏一。

「私は、活動弁士をやってたんだ、まかせなさい!」と自信たっぷり。

そして、アフレコがはじまる。

亀山蘭子がシャオチンの声を当てていると、演出の露木が録音を中断、

「あのね、シャオチンはそんなやり手ババアみたいな声じゃないんですよ。まだ少女なんです。少女でありながら、色気があってそれでいて茶目っ気もあるんですよ 」とダメ出し

適当に声色変えればいいって言ってたじゃねぇかよ!

演出の指導で何回か手直し、またアフレコ再開。

シャオチンの声とパイニャンの声をひとり二役で頑張る亀山蘭子。

山寺宏一演じる豊富 遊声のアフレコは、さすがのクオリティ!

休憩時間、水を飲む亀山蘭子。

「これも劇団のため、活動資金を稼ぐためよね」とぼやく亀山蘭子。

豊富さんは、さすが活動弁士だけあってうまいわね、と

「うまいですが、森繁久彌のほうがもっとうまい気がしますよ。」と咲太郎。

ウフフ、と亀山蘭子。

そこへ、なつと仲さんがスタジオ入ってくる。

なつ、見学に来た。

なつと亀山蘭子さん、舞台の後の時以来の再開。

「あなたが描いてる絵ってこれだったの!」と亀山蘭子。

「はい、まだ色を塗ってるだけですけど」となつ。

そして、場面は夕暮れ時の仕上課。

トミさん(石井富子)のところへいき、話しかける大沢まこ様。

「ちょっと聞きたいんですけど、奥原なつって優秀ですか」

「優秀、とはいえないわね。入って一年も経ってないし、彩色の仕事は丁寧なんだけど、とにかくおそいのよ。」

「おそい…動画だと、とにかく速い、って話だったけど。あの子、ただの素人なのか、それとも天才なのか」

「なんかあるの?」

「どっちだと思います?」

と、マコ様とトミ公のやりとり。

場面はアフレコスタジオ。

引き続きアフレコ。

山寺宏一と鈴木杏樹で、迫力のアフレコを繰り広げている。

実際の白蛇伝のアニメが流されている。

観ながら、目に涙をためているなつ。

パイニャンが泣くシーン。

泣く直前に、一瞬なにかをひらめいて、表情変えるところ。なつの動画のアイデアが採用された箇所がクローズアップされる。

アフレコ終わり。

「どう、映画をつくる面白さ、感じられた?」と仲さん。

「はい。まるで、夢を現実にみてるみたいでした。」となつ。

それを聞いて、よし、言おう、といった勢いで、

「なっちゃん、次の作品が決まったよ…そこで、また動画のテスト受けてみないか?」

となつの肩をつかみ、伝える仲さん。

「なつよ、その夢の続きを、みられるか。」

◆ 第65話

なっちゃん、次の作品が決まったよ…そこで、また動画のテスト受けてみないか?

と、仲さんに言われるなつ。

そして流れる、優しいあの子!
ルルルルル

場面は赤い風車。

カウンターに、咲太郎、なつ、雪次郎が座ってる。

また試験を受けられることになった話をしているなつ。

「それは、期待してもらっているということだねぇ」とあやみさん。

「しかし、漫画映画もいいもんだよな、役者には、ああいう可能性だってあるだよなぁ」としみじみ、咲太郎。

亀山蘭子が声を吹き込み、白蛇姫が泣くシーンで、いい芝居だ、と、思ったという。

煙カスミと土間さんも店に入ってくる。

なにやら、土間レミコから咲太郎に頼みがあるようだ。

実は、土間レミコ、新劇やりたい。
咲太郎と同じ劇団に入りたい、と。

人形の家をみて、感銘を受けたという。

「レミコでも、漫画映画なら絶世の美女になれるんだよ!…いや、パンダかもしれない」

とおどける咲太郎。

「なつは、それからも必死に、きれいな線で動画を描く練習を続けました。」

夜な夜な、うさぎの動画を描くなつ。

「そしてふたたび、試験に挑みました。」

試験当日。

試験室にはいると、仲さんと井戸原さん。

5枚以上の動画を完成させよ。
8時間が制限時間。

じいさんからもらった懐中時計を時折みながら、試験に取り組むなつ。

「じいちゃんは鍬を片手に、なにもない大地を耕しました。」

“漫画か映画か知らんが、東京を耕してこい。開拓してこい。” と、言ってなつを送り出した、じいさんの言葉を思い浮かべてるなつ。

「私は鉛筆を手に、まだなんもない世界を耕しています。じいさんの世界は遠いけど、いつかそこにたどり着けるように。」と心の中で独りごちりながら、試験にいどむなつ。

試験終了。

なんと、なつは50枚もの動画を描いた。

「動画で肝心なのは、線のきれいさ、正確さだが、短いあいだに、よくここまで上達したね。君に、アニメーターとしての可能性があることだけは、誰もが認めざるを得ない。」

と井戸原さん

「合格だ!」と仲さん。

大沢まこ様も、なつを推していたとか。

よかった、なつ!

思わず、呆然としているなつ。

大沢まこ様のデスクへ行き、頭をさげる。

「ありがとうございました。奥原なつです。これからこちらで、お世話になります。どうか、よろしくお願いします! 」

「よかったわね。じゃあがんばんなさいよ」と優しい言葉をかけるまこ様。

「おめでとうなっちゃん。ようこそ、動画の世界へ! 」と下山さん。

仕上課の、石井富子さんへもあいさつに行くなつ。

「しっかりおやりなさい。あなたがいい動画を描いたら、こっちでしっかり仕上げるからね。その時はあなたを、なっちゃんと呼ばせてね。」とトミさん。

「はい!私も石井さんを、トミ公さんと呼ばせてください!」

「トミ公?!」

「あ!」

「トミ公….!?」

じいさんへ手紙を書くなつ。

「じいちゃんに次会う時は、この道をしっかり歩ける人になっていたいです。それが、どんなに小さな道でも、自分の大切な道を誇れるように、じいちゃんに示したいです。どうか、そのことを、じいちゃんから父さんや母さんに伝えてください。そっちに帰れなくても、大好きなじいちゃん、じいちゃんは、いつでも私の、一番の誇りです。」

ジーンとくる。

一方、なつの部屋。

鏡の前で、ダンスを舞うあやみさん。

川村屋へ向かう、咲太郎となつ。

マダムに、お金を渡す咲太郎。

「これで、全額!お納めください!」

咲太郎、これでマダムに借りなし。

そして、

「マダム、わたしアニメーターになったんです!」となつ。

「あら! 」と我が事のように喜ぶマダム。

川村屋のテレビでは、なにやら犬が写ってる。

名犬 チンチンリー 。

「名犬チンチンリー、アメリカの映画よ」とマダム。

「でも、日本語が聞こえますけど?」

「声を入れてるのよ。子供が楽しんでみるものだから、字幕よりもみやすいのよ。」

「へぇ…なるほど、日本の役者が喋ってるのか。面白いな。」となにやら思いついた様子の咲太郎。

「なつよ、咲太郎よ、新しい道を、どんどん切り拓け。」

◆ 第 66 話

奥原なつ、の掛札が作画課にかけられる

机に案内されるなつ。

隣の席は、渡辺麻友演じる、三村 茜。

ついに、夢に見たアニメーター!

「なつは、晴れてアニメーターになりました」

そして流れる優しいあの子!
晴れ晴れとした気持ちを盛り立てる。

「昭和32年の、夏を迎えました。」

アニメーター会議で、次回作を発表する、井戸原さん。

「わんぱく牛若丸」

今回は、みんなからキャラクターを募集したい、と仲さん。

例として、仲さんの書いた牛若丸をみせる。

原画、動画、関係なく、キャラクターを募集。

脚本がアニメーターたちに渡される。

期限は、お盆休み明けまで。

これは、クリエイティブが試されるチャンス。

大沢マコ様に話しかけるなつ。

「マコさんも、キャラクター応募しますよね」

「するわよ」

「じゃあ誰にも相談できないですね、、」

「あなた、期待されてると思ってるの?」

「え、思ってません」

「なら、楽でいいじゃない」

ぬ!

三村 茜、なつに話しかける。

「なっちゃんも、参加するよね? じゃあ、誰にも相談できないね、、」

「期待されてないし、ラクに行きましょ、ラクに! 」と開き直るなつ。

「あ、いまのは自分に言ったんです!」

「なっちゃん、すごい、肝が座ってるね」と三村茜。

ほどなくして、スピーカーから社歌のようなものが流れる。

東洋動画社長の大杉が、側近連れて現れる。

「日本ではじめて挑んだ長編映画、白蛇姫が、この7月に公開され、大ヒットを記録してます! 株主に首をきられずにすみます!」と喜びながら話す大杉。

「ここは、若い女の子もたくさんいていいね!お母さんになったら、漫画映画やってたと話ができますね! 」と、ふと目をやると、なつと目が合う大杉。

なんだこいつは、という顔で大杉をみるなつ。

中庭。

大杉の発言に対して憤るなつ。

女は結婚してやめる前提で話しやがって!と。

夜。

「なつは、いま、幸せでした。仕事に悩めば悩むほど、それを実感してるようでした。」

キャラクターを考えてるなつ。

「なつの鉛筆はいま、何を書いても、なつの夢を表現するような、そんなときでした」

いい感じだ、 なつ!

すると、赤い風車に、ノブさん。

ちはるの住所が、検討ついた、と。

千葉の、船橋にいた、と。

ちはるを引き取った川谷トシと結婚した川谷コウイチのゆくえを追い、見つかった。

「それらしき女の子はいたが、遠くからみて、ちはるかどうかは、わからなかった。5歳の時以来だし」とノブさん。

「みにいこう、お兄ちゃん」となつ。

「よし、すぐいこう」と咲太郎。

船橋の住所を渡すノブさん。

「お盆、お盆にしよう。」となつ。

8/15に、会いにいこう。

終戦記念日だ。

「ちはる、覚えてるかな」となつ。

「覚えてるよ、あんなに辛い日々だった」咲太郎。

「でも、辛いことばかりじゃなくて、楽しいことも、あったよな」とノブさん。

あの日々が思い出される。

「よし、8/15、会いにいこう」と咲太郎。

「8/15、今年もその日はやってきました。」

朝、服をあやみさんに選んでもらうなつ

「どれを着てけばいいか! 派手過ぎてもちはるに警戒される」と、バカっぽく見えないか!気にするなつ。

「バカっぽく。これ、全部私の服だけど!」とあやみさん

「あ、あくまで妹の視点から!」

そして、ついに船橋まで会いに行くなつと咲太郎。

足の悪い男の人、おそらく川谷コウイチと一緒に、それらしき女の人が現れる。

「ちはる?」

と声をかけるなつ。

時間がとまる。

「ああ、なつよ。あわてず。気を落ち着けて、来週に続けよ。」

★ 感想

アニメーターへの再試験を受け、晴れてアニメーターの部署に入ることができたなつ! 新しい長編映画、わんぱく牛若丸、も決まり、仕事は忙しいながらもやりがいを増し増し。

一方で、妹のちはるの居所の手がかりがノブさんから伝えられる。なんだか、不穏な余韻を残す、今週の最後のシーンが気になるところだ。

亀山蘭子と山寺宏一がやったアフレコにシーン、川村屋での名犬チンチンリー、新劇の芝居をみて、すっかり感化されて舞台論をまくしたてる雪次郎。今週も見所満載であった。

渡辺麻友演じる三村 茜の今後のなつとの絡みにも期待。

次週、「なつよ、千遥のためにつくれ!」

なつぞら、いまからでも遅くない。観よう。

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録あらすじ —第1週 「なつよ、ここが十勝だ!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ セリフ書き起こし 第2週 「なつよ、夢の扉を開け!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ セリフ書き起こし第3週「なつよ、これが青春だ!

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第4週「なつよ、女優になれ!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第5週「なつよ、お兄ちゃんはどこに!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第7週「なつよ、今が決断の時!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第8週「なつよ、東京に気をつけろ!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

 

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第10週 「なつよ、絵に命を与えよ」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第10週 「なつよ、絵に命を与えよ」第55話から60話までのまとめだ!

●第10週 「なつよ、絵に命を与えよ」

◆第55話

「昭和31年(1956年)、10月。上京して、半年あまり。なつは、念願の東洋動画に就職しました。多少の不安はありましたが、それよりもなによりも今、夢に見た世界が広がっていたのです」とウッチャンナレーション。

そさて流れる、優しいあの子!
異国の地でも安らぐ音楽。
暗い道を歩いたその先に、知らなかった世界があるのだ。

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、渡辺 哲也

他の新入社員と一緒に、仕上課の職場案内を受けているなつ。

黄色と赤の服装がグッド。

「仕上げというのは、作画のひとが描いた絵を透明なセルロイドに書き写し、色を塗って、セル画というものに仕上げることで」、と汗かきの男に説明受ける新入社員たち。

書き写すことは、トレース。
色を塗ることは、彩色。

この二つが仕上げの仕事。

これからますます、猫の手も借りたくなるほど忙しくなるという仕上げ。

そして、仕上課の先輩女性社員、石井富子。
演じるのは、梅舟惟永(うめふね ありえい)。

「大先輩といっても、私はまだ30歳です。ここで働く人たちはみんな若いです。本格的に、総天然色の映画を作るのは、日本でここがはじめてなんです。ちなみに世界では、漫画映画を、アニメーション、と呼んでいます。アニメーションに欠かせないのは、セル画です。映画館で観客が見るのは、このセル画の絵なのですから。みなさんはこれをつくる仕事をするのです、いいですね!」

と仕事の説明をかます富子先輩。

まずは、彩色をやってもらいます、と、いま制作している映画、白蛇姫のセル画を見せられる。

ひとつの映画に、数万枚のセル画を書かなければならない。漫画映画は、気の遠くなるような作業だという。

そして、同じ課の先輩たちにあいさつ回りをするなつ。

となりの席は、モリタ モモヨ。

まずはこのカットをお願いします、と仕事が与えられるなつ。

素手で作画をとり出そうとするなつに対し、

「ダメよ、手袋をして、指紋がついちゃうから」と指摘するモリタ モモヨ。演じるのは、伊原六花。

作画には、二足歩行のパンダかクマのようなキャラクターが。

作画をパラパラとして、

「なまらかわいい」とつぶやくなつ。

「なまら?!なにしてるの? 」といぶかしがるモリタ モモヨ

「すごいです。こんな絵、わたしにはかけません」と興奮した様子のなつ。

その作画担当者、確認してみると、仲さん。
仲さんの描いた作画だった。

そして、作画に色をつけようとするなつだが、

これが映画館に写されるのかと思うと、緊張して色がなかなか塗れない。

「はみ出しても消せるから大丈夫よ」とモリタ モモヨ。

「いかった。失敗しても大丈夫なんですね。」

「大丈夫じゃないけど。すぐになれるわよ。」

「先輩は、もう何年もやってるんですか?」

「半年。今年の四月から。わたし、19歳よ。」

なんと。なつと同い年だった!

「慣れたら、モモッチ、って呼んで」とモリタモモヨ。

モモッチ先輩。

「あなたは?」

「なっちゃん、と呼ばれることが多いですね」

「あのねなっちゃん、慣れてきたら、なるべく手を動かしながらやりましょう」

そこへ、富子先輩見に来る

「なかなかいい感じだけど、遅い!」と一喝!

パンダに色を塗りながら、

「この動物、なんなんですかね」となつ。
パンダというものは、まだ日本で認知されてなかった時代だ。

昼休みの合図。

なつは1枚。
モモッチ先輩は10枚も仕上げた。

「なつはお昼休みに、食事をとるのも忘れて、絵コンテを見ていました。絵コンテとは、映像の構図や、カメラの動きなどが書き込まれたものなのです。」ウッチャンナレーション。

絵コンテをまじまじとみていると、仲さんと陽平さんが登場。

「ようこそ、アニメーションの世界に。」と仲さん。

絵コンテを夢中でみていたなつに対し、

「作品のこと知りたければ、こっちも見に来なよ」と仲さん。

「なつは、自分の仕事が終わると、すぐに仲さんたちの部屋へ向かいました。そこは、作画課と呼ばれる、アニメーターたちの仕事場でした。」とウッチャンナレーション。

目を輝かせながら作画課を眺めるなつ。

あれ、君! となつに声をかけるのは、下山さん。元警察官の下山さん。

6週目に初登場していた下山さん。

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」

なつが浮かれていると、作画課の女の人にぶつかる。

「なつよ、まぁ、あまり浮かれずに、頑張りなさい。」

◆第 56 話

「やっぱりすごいです、こんな絵、こんな動き、わたしにはかけません」といいながら二足歩行のパンダに色を塗るなつ。

「ようこそ、アニメーションの世界へ。こっちの職場もみにおいでよ」と仲さん。

彩色の仕事に慣れたなつは、仕事終わりに、アニメーターの職場を訪問。

「パンダ、って動物、なまらかわいいです」となつ。

本物は見たことないが、絵がかわいい、と。

「描いてみなよ」と仲さん。

書き損じの紙をもらうなつ。

これで練習だ!

そしてかまされる、優しいあの子!

下山さんが描いている絵をみつめているなつ。

「これは動画ですか?」

「これは、原画に近いものだね。ラフな原画をできるだけきれいなものにしてから、動画を描く人に渡すんだ」と下山さん。

動画を実際に描いてる、アニメーターは、仲さん、井戸原さんの二人だけ。

「アニメーションというのは、まず、二枚以上の原画が描かれ、その原画と原画の動きをつなぐ動画が、何枚か書かれて、ひとつのカットになります。1万枚以上にもなる原画を、たった二人で描くというのは、大変なことであります。」とウッチャンが説明。

ということで、下山さんをはじめとし、原画セカンド、という、原画描きのサポートをする要員がいるわけだ。

下山さんとなつが話してると、オフィスの隅で、なにやら口論してるのが聞こえる。

怒っているのは、下山さんと同じ原画セカンドの、大沢 麻子。演じるのは、貫地谷しほり。

「これじゃなんにも伝わってこないんです!」と大沢麻子。

「それは、原画の問題なんじゃないの?! 原画をこっちで直しちゃいけないのに、文句言われても、納得いかないよ!」と、いい詰められている男。

「その原画のキャラクターを捉えきれてないような気がするんです。わかんない? とにかくもう一度考えてみて。お願いします。」と言い放ち、立ち去る、大沢まこ。

目を皿のようにしてそのやりとりの様子を眺めているなつ。

そして、場面は赤い風車。

初出勤日を終えたなつが帰宅。

客として来てる、なにやら噺家のような男。

なつ、奥の部屋に入り、用意されていた夕飯をむしゃる。

そして風呂にはいり寝巻きに着替えた後、昼間手に入れた、書き損じの原画を取り出す。

「なつは早速、作画課で拾った絵を書き写し、その技術を学ぼうとしました。」とウッチャンナレーション。

夜も更け、赤い風車も店を閉める。

なつは、作画の書き写しをしている最中に寝てしまっていた。

ノートには、大量の二足歩行のパンダの絵が。

翌朝。

なつは、また、あやみさんに黄色のナイスなカラーの服を着させられている。

広瀬すずとブライトなカラーの服装がグッドコンビネーション!

出勤し、もくもくと仕上げに取り組むなつ。

隣の席のモモッチが、新宿に住んでるの?!と驚く

「はい、居候ですけど」となつ。

「それじゃ、毎日遊びに帰ってるようなものじゃない」

「遊んでませんよ」

「そんなおしゃれして?」

「これは、たまたま、おさがりなんです!」

「生まれたのも新宿?」

「生まれたのは日本橋のほうです。それから、北海道で育ちました。」

「北海道?」

「戦争で、両親を亡くしたんです。それで、北海道の知り合いの家に引き取られたんです。」

「苦労したんだ。」

「それが、全然、苦労はしてなくて。北海道が快適すぎました」

「ここではたくましいほうよ、きっと。ここは割と、お嬢さんが揃ってるからね。まるで会社が、いい花嫁になりそうな人を選んで集めてるみたい。」

「どうしてですか?」

「そのほうが面倒ないでしょ。いくら給金が安くても、お金に困らない花嫁修行中のお嬢さんなら、文句言われないでしょ。」

「モモッチさんもですか?」

「わたしは違うわよ。お金には困ってるもん。でも実際、みんな遊びに来てるようなとこはあるかもね、」

と、なつとモモッチでやり取り。

奥の方で、談笑している男女が見える。

「なつは、時間さえあれば、絵コンテを見返して、白蛇姫の世界を想像しました。 」とウッチャンナレーション。

派手な服装だが、結婚相手探しで浮かれてる輩とは違い、ひたむきに努力を重ねるなつ。

「白蛇姫は、中国の古いお話。許仙という若者は、古琴を弾きながら、子分のパンダと楽しく暮らしていた。ある日、許仙は市場で見世物にされていた蛇をかわいそうに思い、それを買って、逃がしてやる。その時、許仙に恋をした白蛇は、嵐の夜に、美しい人間の娘、パイニャン(白娘)に変身する。そして二人は、深く恋に落ちる。ところが、パイニャンが化け物とした法海という偉い人がいて、兵隊をふたりにさし向ける。許仙だけが捕らえられてしまい、パイニャンは嘆き悲しみ、許仙に会いたい一心で、追っていこうとする。パイニャンの恋は、報われない悲劇なのか。」

と、シナリオを読み、ひとりごちるなつ。

「原画を描いてる下山さんのところに行き、パイニャンの恋って報われないんですよね」とコメント。

「よく勉強してるね」と下山さん。

なつの着ている服装の派手さが、より一層拍車がかかっていて眼福。

「わたしも描いてみたいな」となつがつぶやくと

「ゴミ箱から拾って、先輩の絵を模写して、自分なりに描いてみるといいよ」とアドバイス。

なつがゴミ箱を漁っていると、じっと睨みつける視線が。

大沢 麻子さんだ。

なつを睨みつけた後、スタスタ歩くと、大沢麻子さん、仲間の原画セカンドの人に、また書き直しを要求。

なにがダメなんだ、原画と同じように描いてるつもりだ、と反論する相手に対して

「だからダメなんじゃないですか。表情変えずに泣き崩れたってなにも伝わってこないんです。動画はただのつなぎじゃないでしょ。やってて面白いの? もういい、ここは私がやる」と、散々責めて、自分でやる、と去っていってしまう。

アサルト型アニメーター、大沢マコ様。

その原画は、ゴミ箱へ。

それを拾うなつ。

中庭に行き、それをじっくり見ようとすると、草葉の陰から大沢さんあらわれ、

「なんなのあなた? ここになにしにきてるの? 結婚相手でも探しにきてるの?」と詰め寄る

え?、とびっくりするなつ。

「そんなおしゃればっかり気に使って」

「あ、これは」

「それしか考えてないんでしょ。会社の男はみんな自分のものみたいな顔しちゃって。将来の旦那に出会いたいって気持ちがにじみ出てるのよその顔から 」と大沢さん。

「はぁ?」

「男探しにきてるなら、目障りだから、私の前うろちょろしないでちょうだい」

あまりのことに、言葉がでないなつ。

「なつよ、それは初めて味わう、なんというか会社の、人間関係?」とウッチャンナレーション。

◆ 第57話

「なんなのあなた、男探しに来てるなら、目障りだから、私の前うろちょろしないでちょうだい」と大沢さんに言われるなつ。

そしてかまされる、優しいあの子!
前向きな気持ちになれる名曲だ。

仕事おわり、プンプン怒りながら、赤い風車に帰ってくるなつ。

プンプン怒っていると、トイレからリリーフランキー演じる茂木が登場。

色気にまつわる悩みの相談なら、リリーフランキーで間違いない。

「男が美人に接するときに冷たくかんじるのは、自分がどう思われているのかって気にし過ぎてるからなんだ」と茂木。

「私の相手は男でないし、私は美人でもありません」となつ

美人ではない、は無理があるぞ!

「相手は女か。自分が男からどう思われてるか、君を通して、気になっている。つまり、自分が誤解されてやいないか怯えてるんだな。それと、君が美人じゃないなんて、それこそが誤解だよ!」と茂木。

よくぞ言ってくれた!

「あの子くどいたら、この店出入り禁止!」とあやみさん。

自分の部屋に戻るなつ。

ゴミ箱から拾い上げた、大沢さんがボツにした原画をペラペラめくって眺める。

この絵にはなにが足りないのだろう、と考え込む。

「許仙を追って、やってきたパイニャンは塔に隠れ、許仙を呼び寄せる。そして許仙は、塔に向かう。しかし、またしても法海が立ちはだかる。パイニャンと法海は魔術を駆使して激しく戦う。その果てに、パイニャンは負けてしまう。力尽きたパイニャンは、自分の身体が半分、蛇に戻りかけていることを知る。」

と、ストーリーを心の中で読み上げるなつ。

それを踏まえ、パイニャンの泣く顔を描いていくなつ。

人は、どうして泣くのだろう。

そんな根源的なことに思いを馳せるなつ。

なにかを失って、悲しいから。
なにかを守ろうと、必死になるから。
誰かを大事に思って、胸が張り裂けそうになるから。

どんどん描いていくなつ。

ご飯を食べる時間も忘れて、深夜まで描き続ける。

咲太郎、おにぎりとおでんを持ってやってくる。

おにぎりをむしゃるなつ。

「ほどほどにして、早く寝ろよ」と咲太郎。

咲太郎出て行った後も、おにぎりをむしゃりながら絵を描くなつ。

翌朝。

「派手な服、おしゃれな服は、誤解されるから着ない」となつ。

男の目を気にしてる、と言われると。

「それを認めんの? 」とあやみさん。

そう言われると、認めたくないなつ。

結局、派手なおしゃれな服を着ていくことに。

派手でおしゃれな服を着ることで、着続けることで、闘う。

いいね!!

出勤し、昼休みもご飯を食べず、作画描く練習したり、絵コンテをみて過ごすなつ。

そんな様子を見かねて、石井富子が、ちゃんと食べなければダメよ、と注意。

へい、パン買ってきます、とへこへこ買いに行くなつ。

「服に気を使う時間はあるのに」と石井富子がボソッというと、なつ、振り返り、

「あの、石井さん。私の服装ってダメですか?」

「え? いいんじゃない、そういう変わった子がいても」

「え!? か、か、変わってるんですかこれ!?」

ビビッドな反応がナイス!

「自分は変わってって主張してるんじゃないの、それ?いいのよ。絵を描く人間なんてそういうのいっぱいいるんだから。」

とやりとり。

中庭。

パンを買ってきたなつ、下山さんをみつけて声をかける。

ひたすら、楽しそうに、近くにいる人をデッサンしている下山さん。

「あの、下山さんにとって、大沢さんってこわいですか?」

「大沢って、…あぁ、うちのマコちゃん。怖くないよ、ちっとも。熱心なだけで。彼女はとにかく優秀だからね。美大を出て、うちに入社して、すぐ仲さんと井戸さんに認められて、セカンドに抜擢されたんだ。その能力を知らない人からしたら、怖く見えるのかもしれないけどね。例えば、大沢さんにいつも怒られている、堀内くん。堀内くんは芸大で油絵を描いていた秀才だが、いまいち大沢さんの言っていることがわからない。まこちゃんは、アニメーションにとって大切なものを、感覚としてわかっているんだ。」

「なんですか?」

「それは、命を吹き込むことだよアニメーションは、ラテン語で魂を意味する、アニマ、という言葉から来てるんだ。動かないものに魂をいれて動かす、つまり、命を、与えるってことなんだ。 」

本気で命をふきこもうとすれば、悩まないアニメーターなどいない。

一方、なつの机の上においてあったパイニャンの泣くところの動画を、大沢さんが見つける。 何の気なしにパラパラしてみてみると、大沢さんの顔色が変わる。む!これは!

「なつよ、なんか、みられてるぞ。そんな美味しそうにパンを食べてていいのか、なつ。」とウッチャンナレーション。

◆第58話

昼休み、なつが机に置いておいたパイニャンの泣く動画をパラパラめくって眺め、顔色が変わる、貫地谷しほり演じる大沢まこ様。

中庭からオフィスにもどるなつ。

机にあった動画がなくなってる。

大沢まこ様がもっていった模様。

モモッチ曰く大事なラフだ、と言って持って行ったとか。

そして流れる、優しいあの子!
いい曲です。

パイニャンの泣く動画を、アニメーターの井戸原さんに見せている大沢まこ様。

なつがゴミ箱から拾って、模写したものを、堀内くんが描いたものと勘違いしている様子。

「なぜか仕上の子が拾ってたけど、堀内くん、これいいと思う」と大沢まこ様。

そんな中、なつが作画のオフィスへ入ってくる。

引き続き、本当はなつが描いたのだが、堀内くんが描いたものと思い込み、パイニャンの泣く動画を絶賛する大沢まこ様。

中割りの絵の、感情表現が素晴らしい、と。

ただのきれいな中割りではなく、感情表現をいれなければいけない。わかってる、さすが、堀内くん!と絶賛を続けるも、

「これは僕が描いたものではないです」と堀内くん。

「僕は、ラフ画でもこんな稚拙な絵は描かないよ! こんな絵を描いたと思われたら、心外だよ!」と堀内くん。

「じゃあ、誰が描いたの?」

そこで、やっとなつが声を発する。

「あの、すいません、それは私が描きました。」

目を皿のように見開き驚く大沢まこ様。

仲さんと下山くん、嬉しそうにその動画をチェックする。

「井戸原さん、彼女はいま仕上げにいるけど、本当はアニメーター志望なんですよ」と伝える仲さん。

「いや、原画を描いた僕にもなかった発想がある」と絶賛する井戸原さん。

「どうして描いたの?」と大沢まこ様。

「すいません、人にみせるつもりで描いたんじゃないんです。勉強のために、勝手に拾って描きました。絵を見てるうちに、そうしてみたくなったんです。」

「だから、どうしてそうしてみたくなったの?」

「どうして…パイニャンの気持ちになっているうちに、そうなったんです。私高校の演劇部で偶然、白蛇の化身を演じたことがあるんです。その時に、自分の経験から想像して、自分の魂を動かして演じなければいけない、と、先生から教わったんです。だから、その顔は…自分はただ、許仙が好きなだけなのに、それを周りからどうして悪く思われなきゃいけないのか、そういう、怒りが自然と湧いてきたんです。パイニャンは、許仙が好きなだけですよね? ほんとは誰も傷つけたくはないし….」

「もうわかったわよ!勝手に勉強してたってことでしょ…」となつの言葉を遮るように言い放つ大沢まこ様。

そこで、

「ガハハハ! 堀内くん。君も正直でよろしい。君の絵も、純粋な絵だと僕は思ってるんだよ。発想の仕方ひとつで、いくらでも変わる。技術はあるんだから。この絵は、いまの君とは正反対だ。これを、君のきれいな線でクリンナップさせてくれないか。動画として、完成させてほしい。」

と、井戸原さん。

いいよね?となつにニンマリする井戸原さん。

うまくまとめたぞ、井戸原さん!

おさまったところで、「なっちゃん。いまは、仕上に戻りなさい。いまは仕上が、君の大事な仕事だからね」と仲さん。

なんとも言えない表情の大沢まこ様。

仕上課にもどるなつ。

石井富子先輩に喝を入れられる。

彩色に集中しなさい!と。

デスクに戻るなつ。

「ただの塗り絵かと思ってたけど、そうじゃないのよね、それも」と隣のモモッチがぼそり。

なつをみて、ちゃんと漫画映画を学びたくなってきた、とモモッチ。

なにせ、なつが楽しそうだから。

子どもの頃から、絵をみるのも描くのも好きだったというモモッチ。

楽しさに限りはない、どんなことでも、ただ、それを自分が求めるかどうかの違いで。

一方、第一製作課長/演出家の、露木 重彦にパイニャンの泣く動画をみせている仲さんと井戸原さん。

演出家、原画の描いてないものを、動画で勝手に付け足すのは、どうなんだろうね、とあまりいい反応ではない露木。嫌な感じの野郎だ。

「しかし、原画が二人の体制のなかでは、動画の人のアイディアも助かる」と仲さん。

「しかし、仕上げに入った子をこうすぐに作画に移すのは、ね」と渋る、東洋動画スタジオ所長の山川周三郎。

「もともと彼女は、アニメーターの試験で受かるはずだったんですよ」と仲さん。

なつのラフ画の下手さを指摘する露木。

「しかし、絵の上手い下手なんてすぐにどうにかなる、それよりもセンスだ」仲さん。

「仲さんがそこまで言うなら、もう一回試験を受けさせてみようか」と露木

そして、その昼。

仲さん、なつをランチに呼び、「社内での試験でもし君がそれに受かったら、アニメーターにする。どうする、」と持ちかける。

やります! と、食べていたオムライスのケチャップが口についているのも拭かずに答えるなつ。

「なつよ、まずは口をふけ」

◆ 第59話

口にケチャップをつけたまま、もう一回アニメーターの試験を受けることについての説明を聞くなつ。試験はひと月後だ。

ずっとケチャップふかない!

「よかったな、なつ。まずは口をふけ。」とウッチャンナレーション。

そして流れる、優しいあの子!
じめっとした6月にも響くいい曲。

赤い風車になつが帰ると、そこには雪次郎が。

試験をもう一回受けることができるチャンスを得た話をする。

「チャンスか。なっちゃんが羨ましい。俺は一人息子だ。跡取りだべ。いつか帰るしかないもんね」

と雪次郎。

そして、咲太郎帰ってくる。

「雪次郎、いいところに来た。来年の春公演のポスターができたんだ」

人形の家のポスターが映る。

「人形の家!イプセンの名作ですよね!初演が明治なんですよね!」と興奮する雪次郎。

「人形の家って、小さい家?」となつ

「そういう意味じゃないよ!芝居の大きなテーマなんだ!」と雪次郎

俺、絶対みにいきます!と大興奮。

「チケットはまかせろ!30枚は売らせてやる!」

「え!」

とやりとり。

「それから、なつは試験に向けて、寝る間を惜しんで勉強しました。」

気合いの入った威嚇的な顔で絵を描きまくるなつ。

気合いの余波か、彩色の仕事も上達。

試験の教材集めにも余念なし。ゴミ箱から書き損じの原画を拾いまくる。

そんな熱心なつを遠目でみる、大沢まこ様。

昼休み。中庭。

なつのところへ来る大沢まこ様。

「アニメーターになりたかったのね。早く言ってよ、恥かいたじゃない。」

「え」

「あなたに、恥ずかしいこといったでしょ、男の人に会いたい気持ちがにじみ出てるとか」

「けど、私のパイニャンにも、同じこと言ってくれました。にじみ出てるって。嬉しかったです。」

「…そんなお洒落な格好してるからいけないのよ」

「マコさんだってお洒落ですよ!」

「あなたのお洒落と一緒にしないで」

「美大出てるんですもんね。十勝農業高校とは違いますよね」

思わず笑い出すまこ様。

「ふふ、自慢してるみたい。あなた、自分が田舎者だってことに自信持ってるでしょ」

「どんな自信ですかそれ!」

「うちの試験受けるんだって?」

「まこさんのおかげです」

「あの絵で。あなたには無理よ。」

歩み寄ってきたと思ったら、突き放す!

侮れない、大沢まこ様。

そこへ、陽平さんが。
なんと、天陽くんが絵で賞をもらったとか!

場面は北海道。

久々の登場、天陽くん。第29回十勝美術展でスピーチしている。

「山田天陽です。ぼくは絵を描きながら畑を耕し、じゃがいもを作ったり蕎麦を作ったりしています。牛飼いもして、牛乳を売っています。今日も、早く帰って搾乳をしなくちゃいけません。(会場に笑い) えー、生きるために、必要なことをやっています。絵を描くことと同じです。畑でつくる作物や牛乳は、その時々で値段が違います。それを受け入れなくちゃいけません。でも、ぼくの絵だけは、なんも変わらないつもりです。これからも、社会の価値観とは全く関係ない、ただの絵を、描いていきたいと思っています。本日はありがとうございました。」

会場にあたたかい拍手。

そして、天陽くんへの手紙をしたためるなつ。

「天陽くん、おめでとう。私もとてもうれしいです。やっぱり受賞したのは馬の絵だと聞きました。天陽くんがベニヤに描いた馬の絵、それはいまでも、私にとっての大きな憧れ、大きな目標になっています。」

北海道。
山田家の食卓。

天陽くん、なつからの手紙を渡されるも、後から読む、と床に置く。

なつのことは待たずに、結婚相手を見つけろ、というような話をされる。家族をつくれ、と。

複雑な表情になる天陽くん。

部屋にはまだ、なつの姿をデッサンしたものが飾ってある。

手紙を読み、返事を書く天陽くん。

「なっちゃん、ありがとう。こっちではもう初雪が降って、畑が真っ白になり、絵を描く時間もふえました。人に認めてもらうために描いてるわけではないけれど、人から認められることは、やっぱり大きな喜びですね。」

それに対してなつの返事。

「私の描く絵は、人から認めてもらわなければなんの価値もありません。だけどそれは、おいしい牛乳を飲んでもらいたいという気持ちと少しも変わらない気がします。単純すぎるのかな。」

それに対して、天陽くんの返事。

「俺も単純に、好きな絵を描きたいと思ってるだけだよ。なっちゃん、だけど、それは世の中で一番難しいことかもしれない。泰樹さんのように、ただ荒地を切り開くために、俺はベニヤに向かいたいと思っている。なっちゃんも、試験頑張って。」

そして、アニメーターの部署にいくための試験の日を迎える。

アニメーター能力審査試験
9:00-17:00
石運びの原画の続き 15枚以上

という内容。

試験受ける人の中で、なつだけ明らかに派手。

北海道で絵を描く天陽くんと、試験を受けるなつが、交互に映し出される。

もくもくと描き続けるなつ。

「なつよ、頑張れ、だけど、丁寧にな。」と応援ウッチャンナレーション。

◆第 60 話

「昭和31年の暮れ。仕上げ課にいるなつは、特別に、アニメーターになるための試験を受けさせてもらえることになりました。」とウッチャンナレーション。

もくもくと、絵を描いているなつ。

そして流れる、優しいあの子!
三村 茜、渡辺麻友とクレジット。

試験終了。

退室して行くみなみな。

しかし、ひとり残って、なつに話しかける三村 茜。 あなた、すごいのね、よくこんなに書けたわ、と。演じるのは渡辺麻友。

試験後。東洋動画スタジオ、所長室。

仲さん、なつを推す。

描いた枚数はダントツの一番のなつ。15枚でいいところを、30枚も描いている。

しかし、ラフの状態のものがほとんど。クリンナップしたものに関しては、13枚。

「この歪んだ線を、クリンナップと呼べるのかな」と露木さん。

「そういう基礎を、彼女は学んでないんですよ。全て、独学なんです。」と仲さん。

「それじゃ勘じゃないかよ」と露木さん。

「そこなんです!その、勘、が、彼女には備わってるんです!」と仲さん。

夜、なつの部屋。

「なつはその晩、悔しそうに、絵の清書を練習していました。」

翌日。

「結論から言うと、不合格」と仲さんがなつに伝える。

それを聞いて、どこか、納得した様子もあるなつ。

悔しいが、実力。

「どうして、動画をこんなにたくさん描いたんだい」と井戸原さん。

「みたらイメージがわいてきて、どうしても描きたくなったんです。でもだめです。自分の描きたいものに自分の手がついていかないんです。それがもどかしくて。自分が下手なんだ、ってよくわかりました。それが悔しくて。今の自分はまだ、おいしい牛乳は絞れないんだってよくわかりました。」となつ。

え、なぜ牛乳?となる仲さんと井戸原さん

たとえがいまいち伝わらなかった。

とりあえず、動画の勉強は続ける、というなつ。

表現を志すものがぶち当たる壁。
描きたいのに、嗚呼、力が足りない。

退室し、オフィスに目をやると、三村茜が大沢まこ様の指導を受けている。

受かっていたんだ、三村は。

ああ、悔しさ! なつ、頑張れ!

一方、北海道。

阿川弥一郎の木彫り熊の小屋を訪れる天陽くん。牛乳持ってきている。

そこへ、戸村キクスケも現れる。

バター届けに来たんだ、と。テルオが作ったバターだ、と。

そして、わざとらしく、あれ!てんようくん!なんでここに?!まさか、サラさんが好きなんでねぇの? と畳み掛ける。

まさかの、北乃きい演じるサラさんをめぐり、天陽くんとテルオの対決か?!

なんとも言えず猿芝居のようなものが繰り広げられる。

「テルオの気持ちはわかってるよな、さっちゃん」とキクスケ。

そこで、扉をドンドンとノックする音。

熊だ!!

いや、テルオだった!

満を持して、テルオ登場。

そして

「サラさん、好きです、結婚してください。お願いします!」

まさかの!プロポーズ!

「牛飼いの家に、来てください。食べることだけは一生困らせない。おいしい人生を約束します。俺と一緒に生きてください。」

「どうする、撃つか」と銃を構える阿川弥一郎。

「撃たなくていい。撃つ時は自分で撃つから。」とサラさん。

固唾を飲んでその次の言葉を待つテルオ。

「….嫁入り道具にもそれ頂戴。」と父の弥一郎に、銃を嫁入り道具にくれと言い。

そして、ニンマリし

「ほんとに、ここまで馬鹿だとは思わんかったわ」と嬉しそうに言うサラさん。

「サラさんは、馬鹿な芝居に付き合ってくれたのかな。テルオさんの思いを、しっかり受け取ってくれました。」となつへの手紙に書く天陽くん。

それに対して、なつの返事。

「天陽くん、元気ですか。テルオにいちゃんとサラさんのこと、心から嬉しいです。馬鹿なことを考えたキクスケさんと天陽くんにも心から、ありがとうと言いたいです。お正月は、新宿の花園神社に初詣をしました。天陽くんのことも、祈っておきました。」

気づけば、年明けたのか!

「いまは毎日、仕上の仕事、彩色に打ち込んでいます。それも、まだまだ未熟です。」

オフィスで、これ、色パカがあった、と指摘されているなつ。

「とうぶん、北海道には帰れません。帰りません。じいちゃんや、天陽くんや、私を応援して、見送りしてくれたみんなに、送り出してよかったと胸を張って、いまの自分を感じてもらうまでは。わたしはここで、おいしい牛乳を搾れるように、自分を育てていきたいと思います。十勝に帰りたい。みんなに会いたい。だけど、いまは、振り返りません。私はここで、生きていきます。」

天陽くん、なつの手紙を読み終える。

そして、だまって絵を描く。

赤いペンキで、なつを描いたものと思われるその絵の顔の部分消し、全体消していく。

天陽くんの割り切れない気持ち。その切なさ。

涙を堪えきれず流す天陽くん。

うぉおお

「なつよ、力をつけよ。来週に、続けよ。」

次週、なつよ、アニメーターは君だ!!!

★感想

貫地谷しほり演じる大沢まこ様の厳しい言葉を受けながらも、ひたむきに頑張り続けるなつ。その地道さ、アニメへの熱い気持ちにグッとくる。一方で、北海道の天陽くんの、遠い東京のなつを思いながら制作に励む切なさに胸がしめつけられた今週。テルオのサラさんへのプロポーズのくだりも見どころだ!

なつぞら、いまからでも追いつけるぞ。

観よう。

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録あらすじ —第1週 「なつよ、ここが十勝だ!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ セリフ書き起こし 第2週 「なつよ、夢の扉を開け!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ セリフ書き起こし第3週「なつよ、これが青春だ!

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第4週「なつよ、女優になれ!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第5週「なつよ、お兄ちゃんはどこに!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第7週「なつよ、今が決断の時!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第8週「なつよ、東京に気をつけろ!」

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

 

THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)甲本ヒロトの名言。まっすぐすぎる言葉。生き方、幸せの名言。

甲本ヒロトとは

日本のミュージシャン。身長174cm、血液型O型[1]。既婚。俳優の甲本雅裕は実弟。ラウンド・アバウト、THE COATS、THE BLUE HEARTS、ヒューストンズ、↑THE HIGH-LOWS↓を経て、現在はザ・クロマニヨンズのボーカリストを務める。

甲本ヒロトの名言

『死んだら死んだでいいさ』なんて俺は言えないわ。俺は生きていたいんよ

 

人と同じものが嫌とか、そういうのはあまりない。自分が好きなものを集めてたら、人と同じにはならないでしょう?

 

僕一人は好きだよ、寂しいのはイヤだけど。一人は寂しくないもん。寂しいっていうのは、人と人との関係の中で起きることだから

 

楽しいと楽は対極だよ。楽しいことがしたいなら,楽はしちゃダメだと思うよ

 

売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ

 

だってほかに信じられるものはないんだもん、自分の欲以外

 

どうにもならないことなんてどうにでもなっていいこと

 

例えば、マッチを1回擦るだけでもいいんですよね。
何かをやろう!ってする瞬間があるじゃないですか、
やり始める、それだと思うんですよ

 

普遍性って2種類あるじゃないですか。
例えば石のようにずっとその場にあり続ける普遍性と、走り続けるっていうような動き続けてる普遍性と。
ロックのかっこいい普遍性って、そこだと思うんですよ

 

生活と人生は違う。質素な生活、豊かな人生。

 

言いたいことは言う。 その時は心を込めて言う

 

ルール破ってもマナーは守れよ

 

やっぱ『死に方』より『生き方』だよな

 

なんとかなるのが世の中よ

 

佐竹に馬鹿にされたままでいいのか。

私は日常的に吉野家をヘビーユースしている。

安いし早いし、失敗がない。

最近は、テイクアウトの牛丼が80円引きになった。

380円でもすでに安いのに、さらに安くするとは何事か。

低コストで最大限の幸せを享受できる店、それが吉野家。素晴らしい。

吉野家は80円引きだが、TOHOシネマズの基本料金が1900円になった。

吉野家にできて、なぜTOHOシネマにはできない、低価格のサービス。

なんとかしてくれ、TOHOシネマズ。

そんなことを思うが、一方で、6年間で74億使われ、具体的になんに使われたのかはブラックボックス、という官房長官が自由にできる官房機密費のニュースにも触れ、80円や100円の値引きや値下げで一喜一憂している自分の滑稽さに苦笑する。

ふぞろいの林檎たち2のどれかのエピソードで、会社の昼休みに定食屋で一番安いお得な定食を柳沢慎吾演じるミノルがうまそうに食べていると、親が金持ちでいけすかない、みのるの大学の後輩の佐竹(水上 功治)が、「先輩、みじめなんでそんな安いもん食わないでくださいよ」みたいに言うシーンがある。

官房長官と官房長官がお金を使う対象の圏内にいるような輩は、300円の牛丼は食わない。TOHOシネマズが1900円になろうが、関係ない。

「先輩、みじめなんでそんな安いもん食わないでくださいよ」というセリフには、エスタブリッシュメントの本音がある。 100円に一喜一憂することは、みじめなことなのだ。馬鹿にしてくれるじゃないか。

そんなことを考えて、吉野家のカウンターで牛丼を食っていると、石田徹也の絵が頭に浮かぶ。

石田徹也の絵に出会ったのは、eastern youthのアルバムのジャケ。その後いろいろほかの絵もみた。

均質化され体制に従った成れの果ての人間の姿をグロテスクに戯画化したその絵は、眺めていると気持ち悪く、居心地が悪くなる。

でもなにかそこには、本当のこと、直視しなければいけないことがあるように思えて、気持ち悪いけれど、ついつい見てしまう。

これでいいのか。佐竹に馬鹿にされたままでいいのか。

石田徹也の絵の中の人間のようにグロテスクに四角いキューブになって生きていていいのか。

魂のゆくえのトラー牧師。タクシードライバーのトラビス。ファイトクラブのタイラーダーデン。映画の中のキャラクターたちが問いかけてくる。

佐竹に馬鹿にされたままでいいのか。菅官房長官をはじめとした輩に馬鹿にされたままでいいのか。

重鈍な6月。梅雨明けは遠い。

 

日本でこれから公開の映画の海外レビュー 勝手に訳してみた: ポール・ダノ初監督作、ジェイク・ギレンホール、キャリー・マリガン主演 の映画、「ワイルドライフ」2019年 7月5日 公開

原文
https://www.google.co.jp/amp/s/amp.theguardian.com/film/2018/may/09/wildlife-review-paul-dano-carey-mulligan-jake-gyllenhaal

ポールダノ映画初監督として豊潤に描く小さな町の深い悲しみ

リチャード・フォードの小説を原作とし、1950年代のモンタナを舞台にしてキャリー・マリガンとジェイク・ギレンホール演じる夫婦の結婚生活の崩壊を描く、ポールダノの印象的な監督デビュー作。

文: Peter Bradshaw

◆ポールダノにとって監督としての鮮烈なデビュー作

この丁寧に作られ、入念に演じられているピリオド・ピクチャーは、ポールダノにとって監督としての鮮烈なデビュー作だ。プロダクションデザイナーのアキン・マッケンジー、質素でいて美しい第二次世界大戦後のアメリカンライフを映し出した撮影のディエゴ・ガルシアらの偉業も大きい。

脚本家であり俳優でもあるダノのパートナー、ゾーイ・カザンとともに、ダノは、1950年代にモンタナに両親とともに移住してきた10代の少年ジョーを主人公とするリチャード・フォードの小説を脚本化した。ジョーの家族は、中流階級の生活を背伸びして貧困ラインギリギリで送り、ペイチェックからペイチェックへ綱渡りし、やがて、ペイチェックが足りなくなる。

ジョーは落ち着きを失い怒りやすくなる。失業した父親は新たに山火事に対処する低所得の仕事に就く。それは結婚生活の終わりのシグナルであり、ジョーは母親であるジャネットの失望と、新たな人生への選択に踏み切る勇気を、近いところで目にすることになる。

ジャネットはジョーを大人のように、あるいは夫や親友のかわりのように扱い、ジョーは、後にライターのベティー・フリーダンが提唱するフェミニン ミスティーク(新しい女性の創造)を痛切なまでに認めていくことになる。

◆キャリーマリガン演じる母親は、官能的で反抗的な、若い女性へと、立ち返っていく

ジョー、そして我々観客は、ジャネットの中での段階的変化を目撃する。快活で尊敬されうる妻であり母親という、ジョーが家で見慣れているその様子から、官能的で反抗的な、ジョーの父親がかつて恋に落ちた若い女性へと、立ち返っていく。

しかし、彼女が、ユーモアがあって裕福な車のセールスマンや、妻に見放された退役軍人らを受け入れ、見定めはじめる時、すべては静かな絶望、カリカチュアの様相を呈していく。

◆ジェイク・ギレンホールは父親のジェリー・ブリンソンを演じ、永久的につかれやせ衰え、アメリカン・ドリーム、あるいはデール・カーネギーな成功の達成、社会的出世に失敗してしまったことに深く絶望している

ジェイク・ギレンホールは父親のジェリー・ブリンソンを演じ、永久的につかれやせ衰え、アメリカン・ドリーム、あるいはデール・カーネギーな成功の達成、社会的出世に失敗してしまったことに深く絶望している。彼は地方のゴルフコースのアシスタントとして働くも、期待されている相手との距離感を悲しいほどに間違えており、客が靴を履いている最中にその靴を磨き、場に調和しない快活なあいさつと恥ずかしいほどのこびへつらいを見せる。

エド・オクセンボウルド演じるジョーは無言でのリアクションのショットを多く要求される役柄だ。ジョーの無邪気な表情は、彼が、父親の羞恥と絶望、そして母親のジャネットの失望を推し量る時、悲しく抑圧され、歪んだまま固定される。

キャリー・マリガンはジョーの母親のジャネットを心からの喜びを込めて演じている。それは彼女のキャリアの中でベストな役、ベストなパフォーマンスのひとつだ。成熟、ウィット、物事に精通している様子、そして人生における感情的な戦いの傷を表現し、キャリー・マリガンがいつも自身を限定させていた少女的なイメージから、見事に脱却させている。

ジャネットはファイターであり、いつも明るく、決して諦めない、しかし、夫がその役割を果たす限り。ジャネットは颯爽と銀行不渡りとなったチェックの問題から遠ざかり、YMCAのスイミングインストラクターの仕事につき、ボーイフレンド候補として、非常に太ったビル・キャンプが演じる、ウォーレン・ミラーと知り合う。

ジェリーが映画から退場すると、ウォーレンはジャネットとジョーを家でのディナーに招待する。ジョーは大人同士が話している間に、ウォーレンのベッドルームに忍び込む。そこでジョーはウォーレンの脚の添え木がクローゼットにかけられているのを眺める。サイドテーブルの引き出しに見つけた避妊薬と同じくらい、それはジョーにとっておぞましく映る。

ウォーレンとジャネットの関係は規定のコースをたどる。学校に行きながら自分で食事も用意しなければいけないジョーは、この新たに分裂した家族での自分の役割はどんなものになるだろうかと思案する。

◆ポールダノは傷ついた人生のドラマで、私たちの心を満たしてくれる。

これはかなり見応えのある映画で、アメリカにある小さな町の飾らない生活模様を美しく、豊潤に描いている。感傷的で、自意識が過ぎる部分もあるが。

ジョーのキャラクターはそれ自体、問題があるように思える。ジョーが伝えるものは、言葉にならない絶望や、起きていることのすべてへの受容であり、それ以上でも以下でもない。

彼の顔はサイレントでクローズアップで撮影される。しかし映画は彼の感情へのアクセスを与えてくれない、ジェリーやジャネットにはあるそれのように。

とはいえ、ジョーは、ポートレイトの写真家のアシスタントとしてパートタイムで働き、ポールダノ監督は、そこに客として来る家族の胸を打つようなポートレイトを切り取ったスチールイメージを逐一提示してくれる。それは、マイク・リー監督の「秘密と嘘」や、ポールトーマスアンダーソン監督の「ザ・マスター」で用いられていたものと同様の、ブルジョワジーへの野望を示す効果。

ポールダノは傷ついた人生のドラマで、私たちの心を満たしてくれる。

★日本での公開

2019/7/5より、都内ではYEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館で上映予定。 関東圏では、千葉 シネマイクスピアリ、神奈川 kino cinema 横浜みなとみらい でも上映予定。 埼玉のすべての映画館は今作をスルーした模様で、どこも上映する予定はない。

今ならムビチケを手にし、お得に決め打ちできる
https://mvtk.jp/Film/067490

新宿武蔵野館は、毎週水曜日、男性も女性も、老いも若いも、みんな1000円。

暑さでへろへろであろう梅雨明けの7月に、ポールダノが豊潤に描く、崩壊する家族、傷ついた人生のドラマを観て心を鎮めたいものだ。

人生はハード、グッドライフは絵に描いた餅、魂の救済は映画を観る行為の中に。

 

僕たちはカップヌードルになれなかった。

毎日弁当を作って会社に持っていっている。

節約のためというよりは、日常に句読点を打つ行為に近い。瞑想に近い。
心を無にして、卵を焼く。

弁当を持っていってはいるのだが、なんとなく心寂しく、昼休みになるとコンビニのカップ麺のコーナーに気づけば足が向かっている。 弁当プラス、日替わりで、いろいろなカップ麺を食べている。

日々、コンビニのカップ麺コーナーを眺めていると、各社の勢力争いが見えてきて面白い。

各社、健康志向、ガテン系がっつり志向、名店の味での話題性志向など、それぞれの戦略のもと、カップ麺売り場の陣地を拡大しようと頑張っている一方、絶対的な王者、日清のカップヌードルは、その揺るがぬ王位ゆえか、攻めたテイストのヌードルを数多く打ち出している。

カップヌードル メキシカンタコス味、という、ナメたテイストのヌードルもあった。

そして、メキシカンタコス味は、そこそこうまかった。 どんな味でも、カップヌードルというプラットフォームに載せられれば、そこそこうまいものになる。そんな信頼感は、強まるばかりだ。

安定した基盤があるから、冒険できる、チャレンジできる。

その冒険やチャレンジはさらなるブレイクスルーにつながり、安定した基盤はより一層安定していくという好循環。運気はうなぎのぼり。

カップヌードルはすごい。

しかし、カップヌードルにはなれなかった、数ヶ月後には消えていくだろう、カップ麺コーナーのマイナーなカップ麺たちを見ていると、あぁ、俺はこっち側だ、と思い、心にブルースが影を落とす。

僕たちはカップヌードルになれなかった。

思い切ったことをすることもできず、日々をこなし、なんとかその社会の中で居場所を見つけようと四苦八苦する。

カップヌードルたちは、 なにをしたって、カップヌードルなのだ。 もうどうしたって、カップヌードルにはかなわない。

カップヌードルに近づいてみせようか、あるいは、あえて全く違う方向に振り切ってみせようか。いつだって、価値基準には、カップヌードルがつきまとう。

ただし、カップ麺売り場で戦う限りは。

カップヌードルに勝つための、発想の転換。それは、カップ麺であることから、脱すること。

カップヌードルになれなかった僕らは、カップ麺であることを宿命づけられているカップヌードルよりも、ある意味では、自由で、希望に満ちている。

カップ麺であることをやめれば、なんにだってなれるわけなのだ。

そんなことを考え、今夜も深夜に卵を焼く。

 

変化を恐れない天才棋士、羽生善治の名言。勝負の名言。変化の名言。

羽生善治とは

羽生 善治(はぶ よしはる、1970年9月27日 )は、日本の将棋棋士。十九世名人、永世竜王、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖の称号資格保持者、及び名誉NHK杯選手権者の称号保持者。二上達也九段門下。棋士番号は175。埼玉県所沢市出身。

羽生善治の名言

私は才能は一瞬のひらめきだと思っていた。
しかし今は、10年とか20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている

 

何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって、継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている

 

見た目には、かなり危険でも、読み切っていれば怖くはない。
剣豪の勝負でも、お互いの斬り合いで、
相手の刀の切っ先が鼻先1センチのところをかすめていても、
読みきっていれば大丈夫なんです。

 

勝負では、知っていることに自分の思考とか、
アイデアをプラスしないと意味がないのですが、
知っているというその一点だけで、
有利になるということもよくあるんです

 

どんな場面でも、今の自分をさらけ出すことが大事なのだ

 

特に将棋に似ているスポーツはテニスだろう

 

人生の中で目指しているものがはっきりしている人は
いくつになってもエネルギーがある

 

人生は食事をして眠るだけのくり返しではない。
「こういうことができた」「こういうことを考えた」という部分がある

 

基本的に人間というのは怠け者です。
何も意識しないでいると、つい楽な方向や平均点をとる方向にいってしまいます。
だから相当意志を強く持って、志を高く揚げ核となっている大きな支えを持たないと、
一生懸命にやっているつもりでも、無意識のうちに楽な方へ楽な方へと流されていくことがあると思います。
自分自身の目標に向かって、ちょっと無理するくらいの気持ちで踏みとどまらないといけません

 

積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にする

 

「まだその時期じゃない」「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが、
環境が整っていないことは、逆説的に言えば、非常にいい環境だと言える

 

確かに負けている時の方が新しいことはやりやすいですね。
どうせ今、状況が悪いんだから、何か違うことでもやるかという。
とにかく良くなるまで色々手を尽くせばいいので、
そういう時の方が思い切ったことはやりやすい

 

何事も年齢が上がってから覚えた人は、感覚よりも知識に頼る傾向がある。

 

長い時間考えた手がうまくいくケースは非常に少ない

 

ビジネスや会社経営でも同じでしょうが、一回でも実践してみると、
頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある

 

自分から踏み込むことは勝負を決める大きな要素である

 

同じ方法で悪くなる。
だから捨てなきゃいけない。
せっかく長年築きあげてきたものでも
変えていかなくてはならない。

 

もちろん勝負に勝つというのも
大事なんですけど、
そのためにいつも決まり形でやっていたら、
そのことで将棋をやっている意味が
あるのかということに、
どうしてもぶつかってしまうんです。
誰もがやっている
決まりきった道筋で振りきってしまうと、
結局、人の来た道をただ辿ってるだけ
ということになります

 

毎回石橋を叩いていたら
勢いも流れも
絶対つかめない

 

テーマは「グラビアアイドル」。人工知能犬どっちくんとグラビア・コスプレの伊織もえがリスナーの悩みに答えたりしていく番組、伊織もえの冠ラジオ「いちごとレモンとマスカット」第9回目の放送を聞いた(6月1日)  

「時刻は土曜の夜8時30分、こんばんは、伊織もえです」とはじまった。

令和になり一ヶ月が過ぎた。
いおりんは、まだスマホで令和の漢字変換がスムーズにできない。

そして、ツイッターで話題になってるという令和ちゃん。

令和元年で、まだ生まれて一ヶ月という体で、令和を擬人化しているもの。

まだ赤ん坊なので、5月や6月の気温がわからない。それゆえ、5月なのに35度くらいになってしまった、とかいう話だ。「それがすごい好きです」といおりん。

ここ一週間で気になっていることは、いつエアコンをつけるのか、問題。

暑くなればエアコンをつけるのか、まだ5月、6月だからエアコンをつけないのか。

ちなみにいおりんは、暑さに負けてエアコンをつけた。

設定温度は20度。

寝る前に一瞬つけて、部屋を冷却して、その涼しさの名残を活用し、扇風機で冷たい空気を回し、朝まで持たせる作戦。

エアコン付けっ放しでは寝たくないいおりん。

エアコンをつけては負けだという気持ちも考慮した、中間策だとか。

「エアコンのつけどき、ぜひいおりんに教えてください」ということで、

ichigo@tbs.co.jp にメールで報告だ。

最初の曲。思い出野郎Aチームで、アホな友達。


ナイス選曲。

友達といえば、

友達といる時、エスカレーターの上がり下がりがわからなくなるといういおりん。

誰も乗ってないやつだと、正面からみて、のぼり下がりがわからんという。

「もえちゃん、けっこうやばいね」とドッチくん。

夏本番が迫り来る今、ドッチくんアプリのダウンロードの推奨。

ダウンロードして、毎週激ムズのいおりんクイズの答えがわかれば、ドッチくんアプリにぶちこもう。

収録でお届けしているこのラジオだが、収録の時間を事前にお知らせ、その時のツイッターのタイムラインから拾い上げ読み。

今週のテーマは、いおりん肝いりのグラビアアイドル。

グラビアを見るのがすごく好きだといういおりん。

いおりんが女体を好きになったきっかけは、FF 10 -2。

主題歌を倖田來未が歌っていたが、その時のPVや、

当時のAKB48のPV

などで、歌手の露出多めなものをたくさん見て、女体がとても好きになった。

ちなみに、いおりんの好きなグラビアアイドルが備えている要素は、

黒髪
巨乳
童顔

天木じゅん、大原優乃、篠崎愛などが好きだとか。

天木じゅんはずっと昔から好きで、ビジュアルクイーン撮影会で一緒になったとき、更衣室でふたりで横並びになったタイミングで、好きです、と伝えたという。

なんて豪華な更衣室だ!

天木じゅんは、明るくて性格良くてポジティブでダイエットを頑張っている人物だとか。

いおりんはグラビアアイドルの写真集を多い時で月に10冊ほど買う。

腰くらいの高さの本棚が、グラビアアイドルなどの写真集でいっぱい。

その中でも、家宝なレベルなのが、大原優乃のファースト写真集。北海道と沖縄で撮影されたものだとか。

それと、天木じゅんのセカンド写真集、じゅんリミテッド。表紙が、砂浜にすれすれのおっぱいで、すごく好きだという。

そして、欅坂48の長濱ねるの、ここから、という写真集もお気に入りだとか。カメラマンは細居幸次郎。写真の構図が縦にも横にも縦横無尽であり、見応えあるとか。

細居幸次郎は、いおりんの写真集、もえとぼく、も撮っている。

そして、

小倉優香の、ぐらでーしょん

馬場ふみかの、色っぽょ

川崎あやの、ふれてくれますか

なども好きだという。

自分でコミケで写真集を出したりしているいおりんだが、好きなグラビアの撮り方のタイプは「背景に柔らかい太陽の光を受けながら、正面でレフ板で光を起こして、目がキラキラして、そのレフ板の光でおっぱいのハイライトをつくる」というもの。

あとは、斜めから光を受けて、横のウエストラインが見えつつ、横乳が光り、反対側は影になっている、というような、光と影のグラデーションがすごく好きだという。

心の中に小さなおじさんがいるいおりん。

そしてドッチくんがツイートの拾い読み。

「グラビアアイドルは詳しくないが、篠崎愛さんは歌が上手い。女王蜂がフィーチャーした売旬はぜひ聴いてみてほしい。」

いおりんにいわせてみれば篠崎愛はグラビアレジェンド。ロリ顔、童顔、巨乳、ムチムチ、という女性像の時代を築いた人。

次。

「好きなグラビアアイドル、いおりんをのぞくと、武田玲奈。えくぼと身長160cm台なところと血液型B型のところがいい。」

いおりんも、身長160cm台でB型。

ドッチ「お。じゃあえくぼは?」

いおりん「ない」

武田玲奈のセカンド写真集、Rena、がすごい好きだといういおりん。

武田玲奈の写真集は最後のページにけものフレンズのサーバルのコスプレや、ゼロからはじまる異世界生活のレム、ラムのコスプレしてるのが素晴らしいとか。

そして、今週も30度を超える街角にドッチが体当たりインタビュー敢行。

「17歳です。佐野ひなこが好きですね、マフラーとかしてる感じが」

https://instagram.com/hinako_sano?igshid=2a3655y0a8oy

「18歳です。小倉優香です。ちゃんとバストとヒップがあって、かつ、ウエストが締まってるというのがいいです。寝転がってるポーズ好きです。服着てるほうが好きです。」

https://instagram.com/ogurayuka_official?igshid=9zy5hor49pwm

「23歳です。アンジェラ芽衣さんが好きです。顔がハーフ系で、豊満な感じで。黒い水着が好きです。水着の表面積せまいほうが燃えます。」
https://instagram.com/ange_la00?igshid=1q7m1s1eqgp9c

「22歳です。桃咲あやが好きですね。お尻派なんで。お尻が出てるのがいいですね。」
https://instagram.com/momosaki_aya?igshid=1scsvttast5vx

「16歳です。西山乃莉子です。黒髪ロングで、目がぱっちりしてるじゃないですか。涙袋もちょうどいい感じにあって。」
https://www.instagram.com/nokko_626

「男性と女性できっぱり分かれたなと思うんですけど、男性はおっぱいとかくびれの話してるじゃないですか。女性の方は、涙袋の話とかするんですよ。やはり、みてるとこは違いますね、女性と男性で」といおりん。

ちなみに、いおりんのグラビアの着目ポイントは、おっぱい。

そして「18歳のひとは着衣を望んでおり、23歳のひとは水着の表面積が小さいと喜ぶ。年齢によって、脱いでるほうがよかったりが違うのか。」とコメント。

また、いおりん曰く、グラビアアイドル、水場のフチに寝転がりがち、という法則があるとか。温泉やプールにのフチ。

ここで、いおりんのオススメ曲

さとうちあき Summer gate

いい感じ。梅雨とは夏に向かうゲートウェイ。

さて、ここからは、もえとドッチでパンピーの悩みに体当たり。

ラジオネーム、東京、さん。

「職場に、女性の若い後輩が入社してきたのですが、このご時世、コンプライアンスがあるのでプライベートを聞き出すようなこともダメ、髪型やネイルに言及するのもダメ。ということで、薄い話題しかできません。セクハラにならず、女の子がたくさん話してくれる話題ってなんですかね?」

なんの職場かにもよる。
女の子がずっと話続けられるのは、メイクのことなど。

会社なので、会社の話をすべし、といおりん見た目の可愛さの話などは女性同士で補える。

「職場では、無理にタピオカの話とかされるより、仕事の姿勢に対して褒めるなどが望ましい」といおりん。

軽い悩みは 、ichigo@tbs.co.jp にどんどん送ろう。

そして、イオリンクイズ。

先週のクイズは、いおりんがはじめて買ったCDのタイトル。

寄せられた不正解事例としては、

イノセントワールド
さそり座の女
おしりかじり虫
だんごさんきようだい

など

正解は

YUIのグッバイデイズ

ラジオネーム 「はにわ」さんは

「イントロでわかりました」

とか。

そして

今回のクイズは

いおりんのハマっている漫画

ヒント

少女漫画ではない
主人公は男
連載中

答えをドッチくんアプリにぶちこもう。

答えがわからなくても、いろいろぶちこんでいるとドッチがヒントをくれる。

次回の収録は6/11 13:00から。

テーマは 「好きな恋愛漫画」

恋愛の要素が入っていればなんでも可

#もえドッチ つぶやく、もしくはichigo@tbs.co.jp で収録に食い込もう。

スラムダンクでも侍ジャイアンツでも可、少女漫画でも。

「好きな漫画の恋愛シーン」といったところか。

6月になって日々が重いが、もえドッチ、盛り上げていこう。

 

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第9週 「なつよ、夢をあきらめるな」第49話から54話までのまとめだ。

● 第9週「なつよ、夢をあきらめるな」

◆第49話

皿洗いをしてるなつ。

「昭和31年、4月、なつは上京しました。新宿の川村屋で働きながら、絵の勉強を続けていました。アニメーターになる夢を叶えるため、日々、時間を大切にすごしてきたのです。そして、いよいよ、なつは、東洋動画の入社試験に向かいました。」とウッチャンナレーション。

懐中時計をながめ「じいちゃん、いくべ」と気合いをいれるなつ。

一方、牛舎。

同じ時刻。じいさん、時計をみつめ、「なつ、やれ」とつぶやく

そしてくりだされる優しいあの子!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い月曜日、

今週の演出は、田中 正。

試験会場。

試験内容は、柵に向かっている馬が、柵を飛び越えていく様子を6枚で表現する、というもの。

馬の絵なら、得意なはずだ、なつ!

一方、天陽くんも、北海道で、馬を描いている。

なつは、

“俺にとっての広い世界は、ベニヤ板だ。そこが俺のキャンバスだ。なにもないキャンバスは広すぎて、そこに向かってると自分の無力ばかり感じる。けど、そこで生きている自分の価値は、ほかのどんな価値にも流されない。なっちゃんも、道に迷った時は、自分のキャンバスだけに向かえばいい。そしたら、どこにいたって俺となっちゃんは、なにもない広いキャンバスのどこかで繋がっていられる。…..がんばれ! 頑張ってこい、なっちゃん。”

という、天陽くんに言われた言葉を思い出しながら、絵を描いている。

筆記試験が終了し、面接試験へ。

東洋映画社長、角野卓三演じる大杉 満が、なつの対面に座っている。

「ご両親は、健在かね? 」と大杉満。

「はい、本当の両親は戦争でなくしました。だけど、9つから私を育ててくれた両親は、北海道にいます。」

そして、大杉の横に座る、東洋動画スタジオ所長の山川周三郎が、

「いわゆる、戦争孤児だということですか? それでは、東京には身寄りがないんですか?」と畳み掛ける。

「兄がいます」

「農業高校を出てるようですが、絵の勉強はどこで?」

「絵の上手い友達に教えてもらいました」

「農業高校の?」

「はい、その人は、牛飼いをして、土を耕しながら、自分の絵を描いています」となつ。

「あなたの絵は実に面白いね。こんなに高く飛ぶ馬をはじめてみたよ」と大杉満。

「ありがとうございます! あ、社長の宣伝動画も面白かったです!あんなのはじめてみました!」とコメントするなつ。

「あんなの?」とちょっとカチンときてる様子の大杉。

なんかちょっとやばい雰囲気に。

「すいません」

「けっこうですよ」

「あ、ありがとうございます」

「もう、けっこうですよ」

とやりとりし、あいさつをし、退室するなつ。

大緊張の試験を終えたなつ、川村屋へ。

マダムらに報告。

とにかく、試験は終わりました、と。

そして、厨房。
皿洗いしてると、雪次郎がなつに話しかける。

「試験の手応えはどうだった?」

「絵はちゃんとかけたと思う。ただ、面接が….」

「FFJは歌わんかったべ?」

「歌わないよ!」

となつと雪次郎でやりとり。

そして、

「大きな会社が、戦争孤児だった私をとってくれるかどうか….」と懸念をもらすなつ。

一方、東洋動画スタジオ。

試験の絵をチェックしている。

その一人は、仲さん。

なつの描いた試験の絵をチェックして、ニンマリ。

アニメーター、井戸原 昇もチェックして、なかなか面白い、と評価。

75点だ!

そして、場面は赤い風車。

角筈屋の社長、茂木(リリーフランキー)もそこに。

「ずいぶん新宿になじんできたな、なっちゃん」

「まだなんにもできていません。ただ時間に取り残された気分になります」

「ほーら、新宿にくるとみんなそうやって詩人になるんだよ」

とやりとり。

「詩人になるか、死人になるか、だね!」とあやみさん

わっはっは

そこへ、兄の咲太郎もくる。

「東洋の試験、どうだった?」

「結果はまだ。でも、陽平さんからもらった本が役に立った」となつ。

「うちの本が役に立てて良かった」と茂木

「自信はあるのか?」と咲太郎が問うと、

しばらく間があり、

頷くなつ。

はは、乾杯だ!、と盛り上がるその場。

「なつは咲太郎にあって、すこし気持ちが軽くなったような気がしました。それからの一月、どんなに忙しくてもなつにはとても長く感じました。そして、それは届いたのです。」とウッチャンナレーション。

そして、ついに

東洋動画の合否が。

なんと、

不採用通知。

「なつよ、無念」

◆第50話

無念のなつ、ひとりうなだれている。

北海道に手紙を書こうと思ったが、筆が進まず。

「なつは、東洋動画の入社試験に、落ちてしまったのです」

そして流れる、優しいあの子!
暗い道が続いててもめげずに歩けば、知らなかった世界。

川村屋マダムに、合否の結果を伝えるなつ。

それで、これからどうする、と問われるも

わかりません、となつ。

なつの働きぶりもいいことだし「このまま川村屋で働く? 」と持ちかけるマダム。
「それとも、北海道に帰る?」

「このままでは帰れません」となつ。
そして、川村屋で就職というのも、難しい

「マダムの厚意をふみにじる気か!」とのがみさん。

「これからどうするかは、なつさんが自分で選ぶことよ」とマダム。

厨房、一心不乱に皿洗いするなつをみつめる雪次郎。

一方、北海道、柴田牧場。

「なつから、まだ手紙は届いとらんか」と気を揉むじいさん。

もう試験から一月も経ってる。

いい知らせだったら、すぐ電報でもよこすはずだ。

とりあえず、農協の電話を借りて川村屋へかけてみよう、と。

「なつ姉ちゃん、落ちてたら、どうするの? 」と、あけみ。

一同、なつが試験に落ちた時のことは想定してなかった模様で、ぐぬぬ、となる。

一方、赤い風車。

雪次郎がひとりで来店。

「なつの友人です、咲太郎さんに会いに来たんです」

いいから、おでん食べていきなさいよ、となる。

咲太郎のところへ行く雪次郎。

事情を話す。

「落ちたのか。東洋動画に落ちたのか。」

ため息をつく咲太郎。

「それで、なつはこれからどうする気だ」

「わかりません。それで、悩んでるんだと思います。」

一方、なつとサチコさんの部屋。

ノックする音。

咲太郎が入ってくる。

「よ、元気か」

「こんな時間にどうしたの」

「いや、元気ならいいんだ、顔をみにきた」

「….聞いたの?」

となつとのやりとり。

「まぁ、入って」と。サチコさん

「なつ、いいクスリやろうか? さっちゃん、ビールある?」

「ないよ!」と、なつ

「大人のジョークだよ」と咲太郎。

そして、壁に貼られた、柴田家の写真が咲太郎の目に入り、

「大人になったな、なつ。」と感慨深げ。

そして、「大人は、ビールより苦いものを、時にはグッと飲み込んでいきていかなければいけないんだ。東洋動画なんて、ビールの泡だ。気にすんな。」と励ます。

「泡なのはこっちだよ。わたしみたいなもんが、あんな大きな会社に入ろうとしてたんだから。わたしにもできるって言われて、それを真に受けて、それしか考えられなくなってた。バカだよね」となつ。

咲太郎、なつに向かい合って座り、

「なつ、面接は受けたよな?」

「うん」

「誰に?」

「大杉社長に」

「お前、自分の名前は言ったよな?なんか、聞かれなかったか?」

両親はいるか、ときかれたこたが思い当たるも、

「なんも、普通だよ」と答えるなつ。

絵がダメだったんだ、実力がなかったんだと。

場面は、東洋動画スタジオ 作画課。

仲さん含め、みんな作画かいてる、仕事してる。

昼休み。

中庭のようなとこで休憩してる仲さん。

そこに、咲太郎登場。

「奥原、咲太郎です。」

「どうかしたんですか」

「どうして、なつは落ちたんでしょうか。なつには、実力がなかったんでしょうか!
どうなんでしょうか!」と仲さんに詰め寄る。

「咲太郎、気持ちはわかるが、そこまで聞きに行くのは、どうなんでしょうか」とウッチャンナレーション。

◆第51話

どうして、なつは落ちたんでしょうか。
なつには、実力がなかったんでしょうか!
どうなんでしょうか!

と仲さん詰め寄る咲太郎。

「ちょっと、待ってください! なつさん、落ちたんですか?!」

どうやら、仲さんも知らなかったようだ。

「そりゃ無責任じゃないか!」と仲さんを突き飛ばす。

すると、仲さん、中庭の池みたいなところにボチャン!

そして流れる、優しいあの子!

場面は 喫茶 リボン

仲さんと咲太郎、向かい合って座っている。

さっきはすんません、と咲太郎。

「あんたに当たって悪かった。なつはやっぱり、実力が足りないんだろうな。」
と冷静になってる咲太郎。

「足りないのは確かだけど、実力がないとは思いませんよ。絵を採点したのは僕ですから。」

「だったら、やっぱりあんたが落としたんじゃねえか! なつをその気にさせておいて、水をぶっかけるのかよ!」

激しく言い寄られ、もうたまらん、といった様子で仲さん立ち上がり、

「だから僕は、なつさんが受かったものだとばかり思ってたんです!!」

え?、となる咲太郎。

「採点は悪くなかったはずです。そりゃ、経歴でいえば他の者に劣るかもしれないけど、だからその分、入社したら、僕が責任を持って育てようと思ってたんだ!! それなのに、それなのに….」

なつが落ちていたことは、仲さんにも大きな動揺を与えたわけだ。

冷静になり、咲太郎、「どうして、落ちたんでしょうか」

「面接で、なにかあったのかな」

そこで、ハッと、思い当たる咲太郎。
東洋動画の社長の大杉に直訴したあの時を…

帰り道。

ムカムカしながら歩く咲太郎。
孤児院にいようがどこにいようが、関係ねぇじゃないかよ!、と。

おでん屋、赤い風車に行き、昼間から酒をあおる咲太郎。

「俺はバカだ。どうやったら、なつの力になれるのか、わからない。やっと会えたのに。迷惑ばかりかけてるよな。俺と会ったって、なつにはいいことなんてないよな、母ちゃん。」

あやみさん、咲太郎から酒を取り上げ

「だったら、こんなことしてる場合じゃないだろう。お前がしょげててどうやって妹励ますの」と一喝。

川村屋へ向かう咲太郎。

川村屋では、ノブさんとなつが話している。
その様子を店の外から眺める咲太郎。

結局、店の中に入らず、踵を返してしまう。

ノブさんに、試験落ちたことを報告するなつ。

「それで、夢をあきらめるの?」とノブさん。

「それが、あきらめたくないの。なんとかして、アニメーターになる他の道を探してみようと思う。」となつ。

そこで、川村屋に、仲さんと陽平が入ってくる。

今回は、申し訳なかった。ちよっと、いいかな。 と仲さん。

四人で話すことに。

「正直、君の絵は悪くなかったよ。それで、なんで君が落ちたのか、調べてみたんだけど…」

どうやら、大杉社長の判断で、落とされてしまったようだ。

「なっちゃん、つかぬことを聞くけど、君のお兄さんはなにかの党に属している?政治的な党に」と陽平。

え?

「どうやら、君のお兄さんが、大杉社長に会ったらしいんだ。」と仲さん。

場面は東洋動画の社長室。

「あの子の兄に挨拶をされてね。あの子の兄は、新劇をやってるんだよ。赤い星座だよ。あの劇団は戦前からプロレタリア演劇をやっているじゃないか。しかもあんな、愚連隊だか、太陽族みたいな、不良の兄がいる子を、入れるわけにはいかないよ」と大杉社長。

川村屋。

「あいつがそんな深いことまで考えて新劇をやってるとは思えません、」とノブさん。

「誤解だと思う。誤解とはいえ、本当に腹が立ったよ。」と仲さん。

そして、

「今回の結果を覆すことはできないんだけど、9月にまた、仕上げの試験があるんだよ。セル画に色を塗ったり、トレースしたり、アニメーターの勉強にもなる。まずは、なかに入ることが重要だからね。誤解もとくから、挑戦してみないか」、と仲さん。

挑戦、します、となつ。

翌朝。

鳥のさえずりとともに目を覚ますなつ。
歯を磨く。

「拝啓、母さん、父さん、じいさん、みんな元気ですか。東洋動画の試験は、不合格でした。知らせるのが遅くなりごめんなさい。自分がなにをしたらいいのかわからなくて、考えてるうちに時が過ぎてしまいました。9月に、仕上げ、という仕事の試験があることを陽平さんたちから教えてもらいました。その試験に、挑戦したいと思います。私はやっぱり漫画映画をつくることをあきらめたくありません。こんな私ですが、応援よろしくお願いします。」

と手紙書くなつ。

そして、ひとり、赤い風車へと足を運ぶなつ。

「お兄ちゃんは?」

まだ。客も帰ったし、ふたりで飲まない?とあやみさん

「まだ未成年だし」と渋るなつ。

そこへ、ノブさん。

さっき、咲太郎が警察に捕まって、

えええ!

衝撃が走る

「またもや、なにをやってるんだ、咲太郎」

◆第52話

赤い風車にノブさんきて、咲太郎が警察に捕まって、

えええ!

どうやら、別に悪いことはしてないという。
路上でサンドウィッチマンをやってて、交通の妨げになって、取り調べを受けてるとか。

歌舞伎町でサンドウィッチマンをしていたという。

そしてくりだされる、優しいあの子!
いい曲!

歌舞伎町まで、咲太郎をみにいくノブとなつ。

咲太郎、煙カスミのステージ、スウィートホームを、タップダンスをしながら宣伝している。

ステージでは「街のサンドウィッチマン」を、煙カスミが歌う。

タップダンスしてる咲太郎のところにいき、

お兄ちゃん、なにしてんの、となつ

すると、酔った客に絡まれるなつ。

咲太郎が追い払う

とりあえず、ちょっとこい、となつを路地裏へ連れて行く。

「いったいなんなんだ!」

「わかんない、お兄ちゃんがなにやってるのか」

「なにも悪いことはしてないよ。お前が辛いのはわかるけど、もう忘れろ。あんな会社、入らなくてよかった。」

「おい、咲太郎!」と怒るノブさん。

「俺たち孤児院にいたような人間は、いつまで経っても差別を受けることがあるんだよ」

「お前、なにいってるのか分かってるのか!」とさらに怒るノブさん。

「お兄ちゃん、いまなにやってるのさ」となつ

「見ての通り、サンドウィッチマンだよ。鶴田浩二の歌が流行ってるから人気があんだよ。」

「それがお兄ちゃんのやりたいこと?全然わかんないよ。」

「なにがわかんないんだ。マダムに借金を返すために働いてるんだろう。おまえに少しでも
肩身の狭い思いをさせないために」

「わたしのためなの?だったらやめてよ!わたし、タップダンス踊ってるお兄ちゃんみて、なんか悲しくなったよ。だって、昔とやってること変わってないんだもん。焼け跡で、進駐軍に向かってやってるのと、同じじゃない。昔は楽しかったけど、今は悲しかった。」

そこで、ちょっとまちなさいよ、と土井さん登場。

あんたは北海道で生きるために牛の乳搾りしてたんでしょ。こっちだってね、生きるために人前で踊ってんのよ!馬鹿にしないでよ!と怒る

「馬鹿になんかしてません、お兄ちゃんのやりたいことがわからないと言ったんです」

「だから、俺はムーランルージュを復活させたいって言っただろ」

「それだって、あやみさんのためでしょ!」

言葉に詰まる咲太郎。

お前に、なにがわかるんだ。

「お兄ちゃんが自分のために、まじめに働いてるならなにしてもいの、もう他人のためにがんばらなくていいんだから。もっと、自分のために頑張ってよ! 」

昂ぶって、涙するなつ。

そこへ警察が。

おい、女の子泣かしてなにやってるんだ!と。

次の日。

「お騒がせしてすいませんでした」とマダムに謝るなつ。

「お兄さんとなにがあったの?」

「兄のことがよくわからないです。いつもひとのことばかりで、兄自身はちゃんと生きてない気がして。」

「さいちゃんは、自分のことより、ひとのために生きるのが好きなのよ。そういう人もいるのよ。」

マダムの祖母、川村屋の先代は、咲太郎のことを気にいっていたという。

ムーランルージュがつぶれたとき、川村屋で働く話を先代が咲太郎に持ちかけたが、咲太郎は断った。

母のように慕っていた、岸川あやみさんの居場所を作ってあげることが、自分のしたいことなのだ、と。だからなんとしても、ムーランルージュを復活させたい、と。

「つまりそういうやつなのよ。馬鹿なところがあるけど、ひとを思う気持ちは、まっすぐなの」とマダム。

そして、心にはいつもなつがいるのじゃないか、と。

そこへ、のがみさん、マダムへの来客です、と。

岸川あやみさんだ。

どうぞこれを、お納めください。

マダムに一万円を渡すあやみさん。

受け取れません、とマダム。
いや、受け取ってください、とあやみさん。

「いくらマダムが咲太郎に恋をしていたとしたも、咲太郎のしたことは許されません」とあやみさん。

「してませんから!」とムキになり否定するマダム。

「恋でしょ、恋! してます!大丈夫!じゃないと、保証人になったりしないですからね、はい!」

と無理やり話をまとめ、

なつに、

「亡くなったお父さんの手紙持ってる?その手紙の中に、家族を描いた絵があった、って聞いたんだけど。」とあやみさん。

「はい。絵がありました。」

「咲太郎はその家族の絵を思い出しながら、自分でも絵を描いて、わたしにみせてくれた。」

あやみさん、その絵をなつにみせる。

すごい上手い絵だ!

「あいつ、自分で絵を描いて、自分の心の支えにしてきたんだよ。馬鹿なことしてきたけど、あいつ、必死で生きてるのよ。許してあげて。」

そっくりです。お父さんの絵に、この絵、そっくりです。

驚きを隠せないなつ。

これは、まさかの展開。
咲太郎にそんな絵心があったとは。

「なつ、咲太郎を、許してくれよ。」

◆ 第 53 話

咲太郎が描いた絵を眺めて、考え込むなつ。

ふー、っと息を吐く

そして流れる、優しいあの子!

翌日、赤い風車の二階、咲太郎の住み込み部屋にひとりで訪れるなつ。

「昨夜は、ごめんなさい、ひどいこと言って」

「いいんだよ、そんなことは」

まぁ入れ、と、いい

それより、この部屋くさくないか?、と咲太郎。

「大丈夫」となつ。

なぜにおいのことを聞いたのか。

そして、本棚に目をやるなつ。

「いろいろ勉強してるんだね」

「こっちの母ちゃんがいろいろ買ってくんだよ…. なつ、お前が東洋動画に落ちたのは、俺のせいだ」

と神妙に切り出す咲太郎。

「俺が、大杉社長と会って、余計なこと言ったから、、」

「そんなことない。あれは、自分の実力。そうじゃなきゃ、見返せないしょ、と」なつ。

「見返す?」

「そう、まだ、だめと決まったわけじゃないの。9月にもう一度試験がある。それに受かって、そこから漫画映画までを作ってみせる。それだけはあきらめたくない、そう決めたんだわ」

「そうか。俺には、そうはっきり言えるものがない。」

といい、

「なつの言う通りだよ。自分のために生きてないやつには、他人のことも助けられない。いまの俺じゃ、だれの力にもなれないよ」

とさびしげに話す咲太郎。

それをきき、静かな調子で、

「お兄ちゃんは、そこにいるだけで、私の力だよ」となつ。

「お父さんの手紙と同じ。これ、この手紙を、今度はお兄ちゃんが持ってて」

亡き父の残した手紙を、咲太郎に渡すなつ。

手紙を開くと、そこには奥原家族の絵。

「わたしは小さい頃、その絵を動かしてたの。まるで生きてるみたいに。お兄ちゃんの歌とタップダンスを思い出しながら。家族みんなに、命を吹き込もうとしてた。」

言葉に詰まる咲太郎。

「ありがとう、お兄ちゃん。お兄ちゃんはその手紙と一緒に、わたしを励まし続けてくれたんだよ。」

なつの言葉を聞き、涙しながら「馬鹿、俺の踊りと歌じゃ、メシは食えねぇぞ」
と咲太郎。

そりゃあわかってるよ!となつ。

「これは、ずっとなつが持ってろよ。俺は、なつに見せてもらうほうがいい。」

手紙を返す。

「ずっと、命を吹き込んでくれ」

引き続き、歌舞伎町の路上でサンドウィッチマンをやる咲太郎。

夜、部屋でひとり、サンドウィッチマンの咲太郎の絵を描くなつ。

「がんばれ、お兄ちゃん。」

一方、北海道の柴田牧場。

なつからやっと手紙がきたわ! と富士子。

やっぱり、試験はダメだったみたい、と。

「じゃあ、北海道帰ってくるの?」とあけみ。

「それが、諦めてないんだわ、すっごく元気なのよ」と富士子。

「手紙でわかるのか?」と剛男。

「手紙だってわかるしょ。」と富士子。

「無理してるだけじゃないのか?」と剛男。

「9月にまた募集があるんだって。それ目指すんだって」と富士子。

それを聞いて、「なんだ、帰ってこないのか」と泰樹じいさん。

別に、帰ってきてほしいわけじゃねえ、と照れ隠し。

「それから、秋の訪れを感じるようになった9月、なつは再び、東洋動画の試験を受けました。」とウッチャンナレーション。

場面は変わり、仕上げの試験を受けているなつ。
ねずみみたいなキャラのイラストに色を塗っている。

「面接試験に、大杉社長が来ることはありませんでした。そして、今度こそ…」

合否の通知が来て、部屋で開くなつ。

今度は、受かってた!

足をバタバタさせて、喜び狂う。

さちこさんにも吉報を報告!

北海道の柴田家でも、祝いの乾杯!
食卓のなつの席には、木彫りのクマを据えて。

「これでなつは、ますます忙しくなるな」と戸村悠吉(小林隆)

「帰ってこんというのは、いい知らせじゃ」と泰樹じいさん、

「すごい、強がり 」と富士子

じいさんのかわいさ!

そして、札幌から東京の川村屋へ、電話をかけるゆみこ

「おめでとう、なつ!」

「ありがとう、ゆみ! 元気かい?」

「うん、元気。いい、なつ、負けんな、中に入ったら、とにかく負けんな。負けたら、つまらんぞ!」

「じいちゃんみたいなこと言う! 負けんよ!特に、ゆみには負けんから」

「はいはい、お金もったないないから切るね」

じいさんゆずりの、ツンデレ気質なゆみこ!

そして、赤い風車へ行くなつ。

これを返しにきました、と、あやみさんにもらった、咲太郎の描いた絵を返すなつ。

「いいのに!」

「それから、今日はあやみさんにお願いがあってきました。わたしを、ここに置いてくれませんか?」

なんと!

「東洋動画で働くようになったら、いまの部屋でないといけないんです」

一瞬驚くが、

「いつでもいらっしゃいよ!こっちから言いだしたんだもん、大歓迎!」
とあやみさん。

「いかった!」とニンマリするなつ。

ガッツポーズするあやみさんの笑顔、なつの笑顔、山口智子と広瀬すずの麗しい構図。

「なつよ、次の一歩を踏み出したな」

◆ 第54話

「なつは、咲太郎と一緒に、新しい生活をはじめようとしていました。」

赤い風車の2階、咲太郎の住みこむ部屋へなつを連れてくる咲太郎。

「もう一部屋あるんでしょ?」

「ある」

そして、なつが連れてかれたのは、

あやみさんの衣装部屋として使われていたスペース
3畳しかない!

「ここにあるもん、自由に着ていいからね」

色とりどり、たくさんの服がある!

ウキウキした様子のなつ。

「じゃあ、この衣装、全部あっちの部屋に移そう。お前があっちの部屋を使え。俺はどうせ、寝に帰るだけだ。」と咲太郎。

「本当にいいの?」

「なつと一緒に暮らせるなら、こんなにうれしいことはない!」

「部屋代はいくらですか?」とあやみさんにきくなつ。

いいよ、部屋代は、となるが、払います、となつ。

「タダでいいけど…ちなみに、給料は?」とあやみさん。

「5000円くらいです!」となつ。

「そんなに安いのか!」と驚く咲太郎。

「じゃあ、部屋のもの使い放題、食べ放題、好きにし放題で、1500円でどうだ、一ヶ月」、とあやみさん提案。

破格!

「わかりました! よろしくお願いします!」となつ。

そして流れる、やさしいあの子!
北海道の柴田牧場の面々は写真のみ登場。

場面は川村屋。

咲太郎と一緒に暮らすことに決めたと、マダムに伝えるなつ。

「夢を追いかけるということは、女が働くということは、それだけで大変なことなんだから、しっかり自分を持って、自分を支えていきなさいね」とマダム。

「がんばってね、おめでとう、なっちゃん。」

握手をするなつとマダム。

よかったよかった。

「なつは、上京して半年間、川村屋で働きました。川村屋の仲間とも、これでお別れです。」

川村屋のスタッフに、別れのあいさつをするなつ。

「短い間でしたが、お世話になりました。」とあいさつ。

あたたかい拍手が送られる。

雪次郎は、川村屋でこれからも修行だ。

そして、川村屋の部屋を出る日。

サチコさんと廊下で話していると、
引っ越し手伝うよ、と雪次郎。

そこで、「お、今日の夜、送別会やるからこいよ、俺が料理を作るのだ」と咲太郎。

「おにいちゃん、料理できるの?」となつ。

「なんでもできちゃうんだよにいちゃんは」

「それで何者でもないのが不思議ですよねぇ」と雪次郎。

え?と咲太郎。

ふーむ、となるなつ。

新しい部屋。荷物の整理をしているなつ。手伝う咲太郎。

ささやかな幸せの風景がそこに。
そして、咲太郎、料理。

たまごをボウルに割り入れている。

どうやら、天丼を作ろうとしている。

父親のつくった天丼の味を探し求めていたが、どこの店で食べてもなんか違うので、自分でつくった方がはやいと考え、自分でつくることにしたようだ。

すっごい楽しみ、とさっちゃん。

「てんぷらというのは、結局、衣で決まるんだ。てんぷらを生かすも殺すも、衣なんだ。粉はかき混ぜちゃだめだ。こうやって、優しくとくんだよ」とうんちくを語りながら料理する咲太郎。

「修行したみたいですね」と雪次郎。

「雪次郎、人生は、なにごとも修行だ」と咲太郎。

「料理人やればいいじゃん、お兄ちゃん。昔、お父さんの店を立て直すんだって言ってたでしょ」となつ。

「それがいつの間にか、ムーランルージュの立て直しに変わっちゃったんだな、母ちゃんと出会って」

そこで、ノブさん登場。

花をもってやってくる。

就職おめでとう!

「よし、これで昔の家族もそろったな」と咲太郎。

「ちはるがいないけど」となつ。

「ちはるのことは言うな」

「そういえば、親戚の移転先はさがさないのか?」とノブさん。

「探してどうするんだ。幸せを壊すのか。」

ちはるの存在が今後どのように交わってくるのか。

そこへ、煙カスミと土間レミ子も登場。
仕事の前にはらごしらえしようと、たまたまやってきた。

せっかくだし、一緒に。

いただきます!

天丼、すごくおいしそう。

「こんなうまい天丼はじめて食べた!」とノブさん。

「咲太郎さんは、役者やダンサーを目指さないんですか?」と雪次郎。

なぜか、昔から裏方ばかりやりたがるという咲太郎。

「なんか好きなんだよな、裏の仕事って。表に立ついい役者や、いい芝居が観られると、それで満足しちゃうんだ。」

そして、

「同じかも。私も、そういう仕事がしたい。」となつ。

「うん、本来、仕事ってそういうものだよ。人目に触れない人たちの活躍で、物事の大半は作られてるんだ。」とノブさん。

「俺は裏方だなぁ、今は」と雪次郎。

今は、というのは、どういうことか。

「なんでもいい、自分を活かす仕事を見つけたものは、幸せだ」と咲太郎。

含蓄のある言葉だ。

みな、ニンマリしながら、天丼を食べる。

そして、なつ、東洋動画へ初出勤の朝。

あやみさんの、黄色と赤の服を着て、すっかり大人ないでたちのなつ。
どう考えても、抜群にかわいい。

眼福。

さぁ、出勤。

「なつよ。新しい日々がはじまる。思う存分、自分の絵に命を吹き込めよ。」

次週、「なつよ、絵に命を与えよ!」

★感想

東洋動画の試験に落ちてしまうなつ。それは本人の実力以外の部分が影響していた。咲
太郎が東洋動画の大杉社長に直訴していたこと、その時に新劇に所属していると話したことが悪く影響していたのだ。しかし、仕上課の試験を受け、なんとか滑り込む。川村屋での下積みの日々から、ついに東洋動画での日々へと向かって行く今週。なつと兄の咲太郎の関係も、雨降って地固まるといった具合に。咲太郎の作った天丼で、いい感じにシメられた。

次週は、第10週は「なつ、絵に命を与えよ」だ!