広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第10週 「なつよ、絵に命を与えよ」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第10週 「なつよ、絵に命を与えよ」第55話から60話までのまとめだ!

●第10週 「なつよ、絵に命を与えよ」

◆第55話

「昭和31年(1956年)、10月。上京して、半年あまり。なつは、念願の東洋動画に就職しました。多少の不安はありましたが、それよりもなによりも今、夢に見た世界が広がっていたのです」とウッチャンナレーション。

そさて流れる、優しいあの子!
異国の地でも安らぐ音楽。
暗い道を歩いたその先に、知らなかった世界があるのだ。

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、渡辺 哲也

他の新入社員と一緒に、仕上課の職場案内を受けているなつ。

黄色と赤の服装がグッド。

「仕上げというのは、作画のひとが描いた絵を透明なセルロイドに書き写し、色を塗って、セル画というものに仕上げることで」、と汗かきの男に説明受ける新入社員たち。

書き写すことは、トレース。
色を塗ることは、彩色。

この二つが仕上げの仕事。

これからますます、猫の手も借りたくなるほど忙しくなるという仕上げ。

そして、仕上課の先輩女性社員、石井富子。
演じるのは、梅舟惟永(うめふね ありえい)。

「大先輩といっても、私はまだ30歳です。ここで働く人たちはみんな若いです。本格的に、総天然色の映画を作るのは、日本でここがはじめてなんです。ちなみに世界では、漫画映画を、アニメーション、と呼んでいます。アニメーションに欠かせないのは、セル画です。映画館で観客が見るのは、このセル画の絵なのですから。みなさんはこれをつくる仕事をするのです、いいですね!」

と仕事の説明をかます富子先輩。

まずは、彩色をやってもらいます、と、いま制作している映画、白蛇姫のセル画を見せられる。

ひとつの映画に、数万枚のセル画を書かなければならない。漫画映画は、気の遠くなるような作業だという。

そして、同じ課の先輩たちにあいさつ回りをするなつ。

となりの席は、モリタ モモヨ。

まずはこのカットをお願いします、と仕事が与えられるなつ。

素手で作画をとり出そうとするなつに対し、

「ダメよ、手袋をして、指紋がついちゃうから」と指摘するモリタ モモヨ。演じるのは、伊原六花。

作画には、二足歩行のパンダかクマのようなキャラクターが。

作画をパラパラとして、

「なまらかわいい」とつぶやくなつ。

「なまら?!なにしてるの? 」といぶかしがるモリタ モモヨ

「すごいです。こんな絵、わたしにはかけません」と興奮した様子のなつ。

その作画担当者、確認してみると、仲さん。
仲さんの描いた作画だった。

そして、作画に色をつけようとするなつだが、

これが映画館に写されるのかと思うと、緊張して色がなかなか塗れない。

「はみ出しても消せるから大丈夫よ」とモリタ モモヨ。

「いかった。失敗しても大丈夫なんですね。」

「大丈夫じゃないけど。すぐになれるわよ。」

「先輩は、もう何年もやってるんですか?」

「半年。今年の四月から。わたし、19歳よ。」

なんと。なつと同い年だった!

「慣れたら、モモッチ、って呼んで」とモリタモモヨ。

モモッチ先輩。

「あなたは?」

「なっちゃん、と呼ばれることが多いですね」

「あのねなっちゃん、慣れてきたら、なるべく手を動かしながらやりましょう」

そこへ、富子先輩見に来る

「なかなかいい感じだけど、遅い!」と一喝!

パンダに色を塗りながら、

「この動物、なんなんですかね」となつ。
パンダというものは、まだ日本で認知されてなかった時代だ。

昼休みの合図。

なつは1枚。
モモッチ先輩は10枚も仕上げた。

「なつはお昼休みに、食事をとるのも忘れて、絵コンテを見ていました。絵コンテとは、映像の構図や、カメラの動きなどが書き込まれたものなのです。」ウッチャンナレーション。

絵コンテをまじまじとみていると、仲さんと陽平さんが登場。

「ようこそ、アニメーションの世界に。」と仲さん。

絵コンテを夢中でみていたなつに対し、

「作品のこと知りたければ、こっちも見に来なよ」と仲さん。

「なつは、自分の仕事が終わると、すぐに仲さんたちの部屋へ向かいました。そこは、作画課と呼ばれる、アニメーターたちの仕事場でした。」とウッチャンナレーション。

目を輝かせながら作画課を眺めるなつ。

あれ、君! となつに声をかけるのは、下山さん。元警察官の下山さん。

6週目に初登場していた下山さん。

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」

なつが浮かれていると、作画課の女の人にぶつかる。

「なつよ、まぁ、あまり浮かれずに、頑張りなさい。」

◆第 56 話

「やっぱりすごいです、こんな絵、こんな動き、わたしにはかけません」といいながら二足歩行のパンダに色を塗るなつ。

「ようこそ、アニメーションの世界へ。こっちの職場もみにおいでよ」と仲さん。

彩色の仕事に慣れたなつは、仕事終わりに、アニメーターの職場を訪問。

「パンダ、って動物、なまらかわいいです」となつ。

本物は見たことないが、絵がかわいい、と。

「描いてみなよ」と仲さん。

書き損じの紙をもらうなつ。

これで練習だ!

そしてかまされる、優しいあの子!

下山さんが描いている絵をみつめているなつ。

「これは動画ですか?」

「これは、原画に近いものだね。ラフな原画をできるだけきれいなものにしてから、動画を描く人に渡すんだ」と下山さん。

動画を実際に描いてる、アニメーターは、仲さん、井戸原さんの二人だけ。

「アニメーションというのは、まず、二枚以上の原画が描かれ、その原画と原画の動きをつなぐ動画が、何枚か書かれて、ひとつのカットになります。1万枚以上にもなる原画を、たった二人で描くというのは、大変なことであります。」とウッチャンが説明。

ということで、下山さんをはじめとし、原画セカンド、という、原画描きのサポートをする要員がいるわけだ。

下山さんとなつが話してると、オフィスの隅で、なにやら口論してるのが聞こえる。

怒っているのは、下山さんと同じ原画セカンドの、大沢 麻子。演じるのは、貫地谷しほり。

「これじゃなんにも伝わってこないんです!」と大沢麻子。

「それは、原画の問題なんじゃないの?! 原画をこっちで直しちゃいけないのに、文句言われても、納得いかないよ!」と、いい詰められている男。

「その原画のキャラクターを捉えきれてないような気がするんです。わかんない? とにかくもう一度考えてみて。お願いします。」と言い放ち、立ち去る、大沢まこ。

目を皿のようにしてそのやりとりの様子を眺めているなつ。

そして、場面は赤い風車。

初出勤日を終えたなつが帰宅。

客として来てる、なにやら噺家のような男。

なつ、奥の部屋に入り、用意されていた夕飯をむしゃる。

そして風呂にはいり寝巻きに着替えた後、昼間手に入れた、書き損じの原画を取り出す。

「なつは早速、作画課で拾った絵を書き写し、その技術を学ぼうとしました。」とウッチャンナレーション。

夜も更け、赤い風車も店を閉める。

なつは、作画の書き写しをしている最中に寝てしまっていた。

ノートには、大量の二足歩行のパンダの絵が。

翌朝。

なつは、また、あやみさんに黄色のナイスなカラーの服を着させられている。

広瀬すずとブライトなカラーの服装がグッドコンビネーション!

出勤し、もくもくと仕上げに取り組むなつ。

隣の席のモモッチが、新宿に住んでるの?!と驚く

「はい、居候ですけど」となつ。

「それじゃ、毎日遊びに帰ってるようなものじゃない」

「遊んでませんよ」

「そんなおしゃれして?」

「これは、たまたま、おさがりなんです!」

「生まれたのも新宿?」

「生まれたのは日本橋のほうです。それから、北海道で育ちました。」

「北海道?」

「戦争で、両親を亡くしたんです。それで、北海道の知り合いの家に引き取られたんです。」

「苦労したんだ。」

「それが、全然、苦労はしてなくて。北海道が快適すぎました」

「ここではたくましいほうよ、きっと。ここは割と、お嬢さんが揃ってるからね。まるで会社が、いい花嫁になりそうな人を選んで集めてるみたい。」

「どうしてですか?」

「そのほうが面倒ないでしょ。いくら給金が安くても、お金に困らない花嫁修行中のお嬢さんなら、文句言われないでしょ。」

「モモッチさんもですか?」

「わたしは違うわよ。お金には困ってるもん。でも実際、みんな遊びに来てるようなとこはあるかもね、」

と、なつとモモッチでやり取り。

奥の方で、談笑している男女が見える。

「なつは、時間さえあれば、絵コンテを見返して、白蛇姫の世界を想像しました。 」とウッチャンナレーション。

派手な服装だが、結婚相手探しで浮かれてる輩とは違い、ひたむきに努力を重ねるなつ。

「白蛇姫は、中国の古いお話。許仙という若者は、古琴を弾きながら、子分のパンダと楽しく暮らしていた。ある日、許仙は市場で見世物にされていた蛇をかわいそうに思い、それを買って、逃がしてやる。その時、許仙に恋をした白蛇は、嵐の夜に、美しい人間の娘、パイニャン(白娘)に変身する。そして二人は、深く恋に落ちる。ところが、パイニャンが化け物とした法海という偉い人がいて、兵隊をふたりにさし向ける。許仙だけが捕らえられてしまい、パイニャンは嘆き悲しみ、許仙に会いたい一心で、追っていこうとする。パイニャンの恋は、報われない悲劇なのか。」

と、シナリオを読み、ひとりごちるなつ。

「原画を描いてる下山さんのところに行き、パイニャンの恋って報われないんですよね」とコメント。

「よく勉強してるね」と下山さん。

なつの着ている服装の派手さが、より一層拍車がかかっていて眼福。

「わたしも描いてみたいな」となつがつぶやくと

「ゴミ箱から拾って、先輩の絵を模写して、自分なりに描いてみるといいよ」とアドバイス。

なつがゴミ箱を漁っていると、じっと睨みつける視線が。

大沢 麻子さんだ。

なつを睨みつけた後、スタスタ歩くと、大沢麻子さん、仲間の原画セカンドの人に、また書き直しを要求。

なにがダメなんだ、原画と同じように描いてるつもりだ、と反論する相手に対して

「だからダメなんじゃないですか。表情変えずに泣き崩れたってなにも伝わってこないんです。動画はただのつなぎじゃないでしょ。やってて面白いの? もういい、ここは私がやる」と、散々責めて、自分でやる、と去っていってしまう。

アサルト型アニメーター、大沢マコ様。

その原画は、ゴミ箱へ。

それを拾うなつ。

中庭に行き、それをじっくり見ようとすると、草葉の陰から大沢さんあらわれ、

「なんなのあなた? ここになにしにきてるの? 結婚相手でも探しにきてるの?」と詰め寄る

え?、とびっくりするなつ。

「そんなおしゃればっかり気に使って」

「あ、これは」

「それしか考えてないんでしょ。会社の男はみんな自分のものみたいな顔しちゃって。将来の旦那に出会いたいって気持ちがにじみ出てるのよその顔から 」と大沢さん。

「はぁ?」

「男探しにきてるなら、目障りだから、私の前うろちょろしないでちょうだい」

あまりのことに、言葉がでないなつ。

「なつよ、それは初めて味わう、なんというか会社の、人間関係?」とウッチャンナレーション。

◆ 第57話

「なんなのあなた、男探しに来てるなら、目障りだから、私の前うろちょろしないでちょうだい」と大沢さんに言われるなつ。

そしてかまされる、優しいあの子!
前向きな気持ちになれる名曲だ。

仕事おわり、プンプン怒りながら、赤い風車に帰ってくるなつ。

プンプン怒っていると、トイレからリリーフランキー演じる茂木が登場。

色気にまつわる悩みの相談なら、リリーフランキーで間違いない。

「男が美人に接するときに冷たくかんじるのは、自分がどう思われているのかって気にし過ぎてるからなんだ」と茂木。

「私の相手は男でないし、私は美人でもありません」となつ

美人ではない、は無理があるぞ!

「相手は女か。自分が男からどう思われてるか、君を通して、気になっている。つまり、自分が誤解されてやいないか怯えてるんだな。それと、君が美人じゃないなんて、それこそが誤解だよ!」と茂木。

よくぞ言ってくれた!

「あの子くどいたら、この店出入り禁止!」とあやみさん。

自分の部屋に戻るなつ。

ゴミ箱から拾い上げた、大沢さんがボツにした原画をペラペラめくって眺める。

この絵にはなにが足りないのだろう、と考え込む。

「許仙を追って、やってきたパイニャンは塔に隠れ、許仙を呼び寄せる。そして許仙は、塔に向かう。しかし、またしても法海が立ちはだかる。パイニャンと法海は魔術を駆使して激しく戦う。その果てに、パイニャンは負けてしまう。力尽きたパイニャンは、自分の身体が半分、蛇に戻りかけていることを知る。」

と、ストーリーを心の中で読み上げるなつ。

それを踏まえ、パイニャンの泣く顔を描いていくなつ。

人は、どうして泣くのだろう。

そんな根源的なことに思いを馳せるなつ。

なにかを失って、悲しいから。
なにかを守ろうと、必死になるから。
誰かを大事に思って、胸が張り裂けそうになるから。

どんどん描いていくなつ。

ご飯を食べる時間も忘れて、深夜まで描き続ける。

咲太郎、おにぎりとおでんを持ってやってくる。

おにぎりをむしゃるなつ。

「ほどほどにして、早く寝ろよ」と咲太郎。

咲太郎出て行った後も、おにぎりをむしゃりながら絵を描くなつ。

翌朝。

「派手な服、おしゃれな服は、誤解されるから着ない」となつ。

男の目を気にしてる、と言われると。

「それを認めんの? 」とあやみさん。

そう言われると、認めたくないなつ。

結局、派手なおしゃれな服を着ていくことに。

派手でおしゃれな服を着ることで、着続けることで、闘う。

いいね!!

出勤し、昼休みもご飯を食べず、作画描く練習したり、絵コンテをみて過ごすなつ。

そんな様子を見かねて、石井富子が、ちゃんと食べなければダメよ、と注意。

へい、パン買ってきます、とへこへこ買いに行くなつ。

「服に気を使う時間はあるのに」と石井富子がボソッというと、なつ、振り返り、

「あの、石井さん。私の服装ってダメですか?」

「え? いいんじゃない、そういう変わった子がいても」

「え!? か、か、変わってるんですかこれ!?」

ビビッドな反応がナイス!

「自分は変わってって主張してるんじゃないの、それ?いいのよ。絵を描く人間なんてそういうのいっぱいいるんだから。」

とやりとり。

中庭。

パンを買ってきたなつ、下山さんをみつけて声をかける。

ひたすら、楽しそうに、近くにいる人をデッサンしている下山さん。

「あの、下山さんにとって、大沢さんってこわいですか?」

「大沢って、…あぁ、うちのマコちゃん。怖くないよ、ちっとも。熱心なだけで。彼女はとにかく優秀だからね。美大を出て、うちに入社して、すぐ仲さんと井戸さんに認められて、セカンドに抜擢されたんだ。その能力を知らない人からしたら、怖く見えるのかもしれないけどね。例えば、大沢さんにいつも怒られている、堀内くん。堀内くんは芸大で油絵を描いていた秀才だが、いまいち大沢さんの言っていることがわからない。まこちゃんは、アニメーションにとって大切なものを、感覚としてわかっているんだ。」

「なんですか?」

「それは、命を吹き込むことだよアニメーションは、ラテン語で魂を意味する、アニマ、という言葉から来てるんだ。動かないものに魂をいれて動かす、つまり、命を、与えるってことなんだ。 」

本気で命をふきこもうとすれば、悩まないアニメーターなどいない。

一方、なつの机の上においてあったパイニャンの泣くところの動画を、大沢さんが見つける。 何の気なしにパラパラしてみてみると、大沢さんの顔色が変わる。む!これは!

「なつよ、なんか、みられてるぞ。そんな美味しそうにパンを食べてていいのか、なつ。」とウッチャンナレーション。

◆第58話

昼休み、なつが机に置いておいたパイニャンの泣く動画をパラパラめくって眺め、顔色が変わる、貫地谷しほり演じる大沢まこ様。

中庭からオフィスにもどるなつ。

机にあった動画がなくなってる。

大沢まこ様がもっていった模様。

モモッチ曰く大事なラフだ、と言って持って行ったとか。

そして流れる、優しいあの子!
いい曲です。

パイニャンの泣く動画を、アニメーターの井戸原さんに見せている大沢まこ様。

なつがゴミ箱から拾って、模写したものを、堀内くんが描いたものと勘違いしている様子。

「なぜか仕上の子が拾ってたけど、堀内くん、これいいと思う」と大沢まこ様。

そんな中、なつが作画のオフィスへ入ってくる。

引き続き、本当はなつが描いたのだが、堀内くんが描いたものと思い込み、パイニャンの泣く動画を絶賛する大沢まこ様。

中割りの絵の、感情表現が素晴らしい、と。

ただのきれいな中割りではなく、感情表現をいれなければいけない。わかってる、さすが、堀内くん!と絶賛を続けるも、

「これは僕が描いたものではないです」と堀内くん。

「僕は、ラフ画でもこんな稚拙な絵は描かないよ! こんな絵を描いたと思われたら、心外だよ!」と堀内くん。

「じゃあ、誰が描いたの?」

そこで、やっとなつが声を発する。

「あの、すいません、それは私が描きました。」

目を皿のように見開き驚く大沢まこ様。

仲さんと下山くん、嬉しそうにその動画をチェックする。

「井戸原さん、彼女はいま仕上げにいるけど、本当はアニメーター志望なんですよ」と伝える仲さん。

「いや、原画を描いた僕にもなかった発想がある」と絶賛する井戸原さん。

「どうして描いたの?」と大沢まこ様。

「すいません、人にみせるつもりで描いたんじゃないんです。勉強のために、勝手に拾って描きました。絵を見てるうちに、そうしてみたくなったんです。」

「だから、どうしてそうしてみたくなったの?」

「どうして…パイニャンの気持ちになっているうちに、そうなったんです。私高校の演劇部で偶然、白蛇の化身を演じたことがあるんです。その時に、自分の経験から想像して、自分の魂を動かして演じなければいけない、と、先生から教わったんです。だから、その顔は…自分はただ、許仙が好きなだけなのに、それを周りからどうして悪く思われなきゃいけないのか、そういう、怒りが自然と湧いてきたんです。パイニャンは、許仙が好きなだけですよね? ほんとは誰も傷つけたくはないし….」

「もうわかったわよ!勝手に勉強してたってことでしょ…」となつの言葉を遮るように言い放つ大沢まこ様。

そこで、

「ガハハハ! 堀内くん。君も正直でよろしい。君の絵も、純粋な絵だと僕は思ってるんだよ。発想の仕方ひとつで、いくらでも変わる。技術はあるんだから。この絵は、いまの君とは正反対だ。これを、君のきれいな線でクリンナップさせてくれないか。動画として、完成させてほしい。」

と、井戸原さん。

いいよね?となつにニンマリする井戸原さん。

うまくまとめたぞ、井戸原さん!

おさまったところで、「なっちゃん。いまは、仕上に戻りなさい。いまは仕上が、君の大事な仕事だからね」と仲さん。

なんとも言えない表情の大沢まこ様。

仕上課にもどるなつ。

石井富子先輩に喝を入れられる。

彩色に集中しなさい!と。

デスクに戻るなつ。

「ただの塗り絵かと思ってたけど、そうじゃないのよね、それも」と隣のモモッチがぼそり。

なつをみて、ちゃんと漫画映画を学びたくなってきた、とモモッチ。

なにせ、なつが楽しそうだから。

子どもの頃から、絵をみるのも描くのも好きだったというモモッチ。

楽しさに限りはない、どんなことでも、ただ、それを自分が求めるかどうかの違いで。

一方、第一製作課長/演出家の、露木 重彦にパイニャンの泣く動画をみせている仲さんと井戸原さん。

演出家、原画の描いてないものを、動画で勝手に付け足すのは、どうなんだろうね、とあまりいい反応ではない露木。嫌な感じの野郎だ。

「しかし、原画が二人の体制のなかでは、動画の人のアイディアも助かる」と仲さん。

「しかし、仕上げに入った子をこうすぐに作画に移すのは、ね」と渋る、東洋動画スタジオ所長の山川周三郎。

「もともと彼女は、アニメーターの試験で受かるはずだったんですよ」と仲さん。

なつのラフ画の下手さを指摘する露木。

「しかし、絵の上手い下手なんてすぐにどうにかなる、それよりもセンスだ」仲さん。

「仲さんがそこまで言うなら、もう一回試験を受けさせてみようか」と露木

そして、その昼。

仲さん、なつをランチに呼び、「社内での試験でもし君がそれに受かったら、アニメーターにする。どうする、」と持ちかける。

やります! と、食べていたオムライスのケチャップが口についているのも拭かずに答えるなつ。

「なつよ、まずは口をふけ」

◆ 第59話

口にケチャップをつけたまま、もう一回アニメーターの試験を受けることについての説明を聞くなつ。試験はひと月後だ。

ずっとケチャップふかない!

「よかったな、なつ。まずは口をふけ。」とウッチャンナレーション。

そして流れる、優しいあの子!
じめっとした6月にも響くいい曲。

赤い風車になつが帰ると、そこには雪次郎が。

試験をもう一回受けることができるチャンスを得た話をする。

「チャンスか。なっちゃんが羨ましい。俺は一人息子だ。跡取りだべ。いつか帰るしかないもんね」

と雪次郎。

そして、咲太郎帰ってくる。

「雪次郎、いいところに来た。来年の春公演のポスターができたんだ」

人形の家のポスターが映る。

「人形の家!イプセンの名作ですよね!初演が明治なんですよね!」と興奮する雪次郎。

「人形の家って、小さい家?」となつ

「そういう意味じゃないよ!芝居の大きなテーマなんだ!」と雪次郎

俺、絶対みにいきます!と大興奮。

「チケットはまかせろ!30枚は売らせてやる!」

「え!」

とやりとり。

「それから、なつは試験に向けて、寝る間を惜しんで勉強しました。」

気合いの入った威嚇的な顔で絵を描きまくるなつ。

気合いの余波か、彩色の仕事も上達。

試験の教材集めにも余念なし。ゴミ箱から書き損じの原画を拾いまくる。

そんな熱心なつを遠目でみる、大沢まこ様。

昼休み。中庭。

なつのところへ来る大沢まこ様。

「アニメーターになりたかったのね。早く言ってよ、恥かいたじゃない。」

「え」

「あなたに、恥ずかしいこといったでしょ、男の人に会いたい気持ちがにじみ出てるとか」

「けど、私のパイニャンにも、同じこと言ってくれました。にじみ出てるって。嬉しかったです。」

「…そんなお洒落な格好してるからいけないのよ」

「マコさんだってお洒落ですよ!」

「あなたのお洒落と一緒にしないで」

「美大出てるんですもんね。十勝農業高校とは違いますよね」

思わず笑い出すまこ様。

「ふふ、自慢してるみたい。あなた、自分が田舎者だってことに自信持ってるでしょ」

「どんな自信ですかそれ!」

「うちの試験受けるんだって?」

「まこさんのおかげです」

「あの絵で。あなたには無理よ。」

歩み寄ってきたと思ったら、突き放す!

侮れない、大沢まこ様。

そこへ、陽平さんが。
なんと、天陽くんが絵で賞をもらったとか!

場面は北海道。

久々の登場、天陽くん。第29回十勝美術展でスピーチしている。

「山田天陽です。ぼくは絵を描きながら畑を耕し、じゃがいもを作ったり蕎麦を作ったりしています。牛飼いもして、牛乳を売っています。今日も、早く帰って搾乳をしなくちゃいけません。(会場に笑い) えー、生きるために、必要なことをやっています。絵を描くことと同じです。畑でつくる作物や牛乳は、その時々で値段が違います。それを受け入れなくちゃいけません。でも、ぼくの絵だけは、なんも変わらないつもりです。これからも、社会の価値観とは全く関係ない、ただの絵を、描いていきたいと思っています。本日はありがとうございました。」

会場にあたたかい拍手。

そして、天陽くんへの手紙をしたためるなつ。

「天陽くん、おめでとう。私もとてもうれしいです。やっぱり受賞したのは馬の絵だと聞きました。天陽くんがベニヤに描いた馬の絵、それはいまでも、私にとっての大きな憧れ、大きな目標になっています。」

北海道。
山田家の食卓。

天陽くん、なつからの手紙を渡されるも、後から読む、と床に置く。

なつのことは待たずに、結婚相手を見つけろ、というような話をされる。家族をつくれ、と。

複雑な表情になる天陽くん。

部屋にはまだ、なつの姿をデッサンしたものが飾ってある。

手紙を読み、返事を書く天陽くん。

「なっちゃん、ありがとう。こっちではもう初雪が降って、畑が真っ白になり、絵を描く時間もふえました。人に認めてもらうために描いてるわけではないけれど、人から認められることは、やっぱり大きな喜びですね。」

それに対してなつの返事。

「私の描く絵は、人から認めてもらわなければなんの価値もありません。だけどそれは、おいしい牛乳を飲んでもらいたいという気持ちと少しも変わらない気がします。単純すぎるのかな。」

それに対して、天陽くんの返事。

「俺も単純に、好きな絵を描きたいと思ってるだけだよ。なっちゃん、だけど、それは世の中で一番難しいことかもしれない。泰樹さんのように、ただ荒地を切り開くために、俺はベニヤに向かいたいと思っている。なっちゃんも、試験頑張って。」

そして、アニメーターの部署にいくための試験の日を迎える。

アニメーター能力審査試験
9:00-17:00
石運びの原画の続き 15枚以上

という内容。

試験受ける人の中で、なつだけ明らかに派手。

北海道で絵を描く天陽くんと、試験を受けるなつが、交互に映し出される。

もくもくと描き続けるなつ。

「なつよ、頑張れ、だけど、丁寧にな。」と応援ウッチャンナレーション。

◆第 60 話

「昭和31年の暮れ。仕上げ課にいるなつは、特別に、アニメーターになるための試験を受けさせてもらえることになりました。」とウッチャンナレーション。

もくもくと、絵を描いているなつ。

そして流れる、優しいあの子!
三村 茜、渡辺麻友とクレジット。

試験終了。

退室して行くみなみな。

しかし、ひとり残って、なつに話しかける三村 茜。 あなた、すごいのね、よくこんなに書けたわ、と。演じるのは渡辺麻友。

試験後。東洋動画スタジオ、所長室。

仲さん、なつを推す。

描いた枚数はダントツの一番のなつ。15枚でいいところを、30枚も描いている。

しかし、ラフの状態のものがほとんど。クリンナップしたものに関しては、13枚。

「この歪んだ線を、クリンナップと呼べるのかな」と露木さん。

「そういう基礎を、彼女は学んでないんですよ。全て、独学なんです。」と仲さん。

「それじゃ勘じゃないかよ」と露木さん。

「そこなんです!その、勘、が、彼女には備わってるんです!」と仲さん。

夜、なつの部屋。

「なつはその晩、悔しそうに、絵の清書を練習していました。」

翌日。

「結論から言うと、不合格」と仲さんがなつに伝える。

それを聞いて、どこか、納得した様子もあるなつ。

悔しいが、実力。

「どうして、動画をこんなにたくさん描いたんだい」と井戸原さん。

「みたらイメージがわいてきて、どうしても描きたくなったんです。でもだめです。自分の描きたいものに自分の手がついていかないんです。それがもどかしくて。自分が下手なんだ、ってよくわかりました。それが悔しくて。今の自分はまだ、おいしい牛乳は絞れないんだってよくわかりました。」となつ。

え、なぜ牛乳?となる仲さんと井戸原さん

たとえがいまいち伝わらなかった。

とりあえず、動画の勉強は続ける、というなつ。

表現を志すものがぶち当たる壁。
描きたいのに、嗚呼、力が足りない。

退室し、オフィスに目をやると、三村茜が大沢まこ様の指導を受けている。

受かっていたんだ、三村は。

ああ、悔しさ! なつ、頑張れ!

一方、北海道。

阿川弥一郎の木彫り熊の小屋を訪れる天陽くん。牛乳持ってきている。

そこへ、戸村キクスケも現れる。

バター届けに来たんだ、と。テルオが作ったバターだ、と。

そして、わざとらしく、あれ!てんようくん!なんでここに?!まさか、サラさんが好きなんでねぇの? と畳み掛ける。

まさかの、北乃きい演じるサラさんをめぐり、天陽くんとテルオの対決か?!

なんとも言えず猿芝居のようなものが繰り広げられる。

「テルオの気持ちはわかってるよな、さっちゃん」とキクスケ。

そこで、扉をドンドンとノックする音。

熊だ!!

いや、テルオだった!

満を持して、テルオ登場。

そして

「サラさん、好きです、結婚してください。お願いします!」

まさかの!プロポーズ!

「牛飼いの家に、来てください。食べることだけは一生困らせない。おいしい人生を約束します。俺と一緒に生きてください。」

「どうする、撃つか」と銃を構える阿川弥一郎。

「撃たなくていい。撃つ時は自分で撃つから。」とサラさん。

固唾を飲んでその次の言葉を待つテルオ。

「….嫁入り道具にもそれ頂戴。」と父の弥一郎に、銃を嫁入り道具にくれと言い。

そして、ニンマリし

「ほんとに、ここまで馬鹿だとは思わんかったわ」と嬉しそうに言うサラさん。

「サラさんは、馬鹿な芝居に付き合ってくれたのかな。テルオさんの思いを、しっかり受け取ってくれました。」となつへの手紙に書く天陽くん。

それに対して、なつの返事。

「天陽くん、元気ですか。テルオにいちゃんとサラさんのこと、心から嬉しいです。馬鹿なことを考えたキクスケさんと天陽くんにも心から、ありがとうと言いたいです。お正月は、新宿の花園神社に初詣をしました。天陽くんのことも、祈っておきました。」

気づけば、年明けたのか!

「いまは毎日、仕上の仕事、彩色に打ち込んでいます。それも、まだまだ未熟です。」

オフィスで、これ、色パカがあった、と指摘されているなつ。

「とうぶん、北海道には帰れません。帰りません。じいちゃんや、天陽くんや、私を応援して、見送りしてくれたみんなに、送り出してよかったと胸を張って、いまの自分を感じてもらうまでは。わたしはここで、おいしい牛乳を搾れるように、自分を育てていきたいと思います。十勝に帰りたい。みんなに会いたい。だけど、いまは、振り返りません。私はここで、生きていきます。」

天陽くん、なつの手紙を読み終える。

そして、だまって絵を描く。

赤いペンキで、なつを描いたものと思われるその絵の顔の部分消し、全体消していく。

天陽くんの割り切れない気持ち。その切なさ。

涙を堪えきれず流す天陽くん。

うぉおお

「なつよ、力をつけよ。来週に、続けよ。」

次週、なつよ、アニメーターは君だ!!!

★感想

貫地谷しほり演じる大沢まこ様の厳しい言葉を受けながらも、ひたむきに頑張り続けるなつ。その地道さ、アニメへの熱い気持ちにグッとくる。一方で、北海道の天陽くんの、遠い東京のなつを思いながら制作に励む切なさに胸がしめつけられた今週。テルオのサラさんへのプロポーズのくだりも見どころだ!

なつぞら、いまからでも追いつけるぞ。

観よう。

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