広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第14週、「なつよ、十勝さ戻って来い」      

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第14週、「なつよ、十勝さ戻ってこい!」第79話から84話までのまとめだ。

◆ 第 79 話

「昭和34年の5月です。入社から3年、なつは二本の漫画映画で動画を描き、その腕前をあげていました。」

「なっちゃん、大事な話があるんだ」と下山さんに呼び出されるなつ。

その頃、北海道で、おおきな出来事が近づいていました。

柴田牧場を訪れる、若い女の子の後ろ姿….

そして流れる、優しいあの子!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、渡辺哲也

上層部に呼び出された、なつとマコ様。

若手の育成をかねて、20分程度の短編映画を作る。その原画を、マコ様に頼みたいというのだ。

「ぼくも白蛇姫のあと、短編映画で鍛えられたからね」と下山さん

「ぜひ、やらせてください」とマコ様。

「わたしはマコさんの下で、動画をやるんですね」となつ

しかし、

「いや、思い切って、なっちゃんにも原画を任せたいと思うんだ。」と下山さん。

まさかの大抜擢。

二人で、原画を描いてくれないか、ということのようだ。

「わたしに断る理由はありません、二人でやれと言うことなら、やります」とマコ様。

監修で、下山さんがつく。

題材は、決まってない。

演出部からもひとりつくとか。

そう、坂場だ。

部屋に入ってくる坂場。

「カチンコくん」とマコ様。

「マコちゃん、その呼び名はやめよう。彼は、イッキュウさんだ!」と下山さん。

坂場 一久、なので、かずひさを、イッキュウと読み。

「普通の呼び方だと、普通だからね!」と下山さん。

「じゃあ、下山さんは、ゲザンさん、ですね」となつ。

ゲザン!

とにかく、3人でチーム、短編映画の企画、演出、制作に取り組むことに。

中庭。

「原作があるものがいいと思います。いまのぼくたちに求められてるのは、話をつくる能力ではなく、話を広げる能力だと思うんです」と坂場。

そうですね、となる。

そうと決まれば、ここで話してても無駄なので、各自考えて、また集まることに、といい、

一足先に去る坂場。

あきれるマコ様。

「とにかく、考えましょ! がんばりましょ!」となつ。

一方、北海道。柴田牧場。

のどかな牧場風景。

牛舎に、女の子が、迷い込む。

物音がして、テルオが気づく。

「誰かいるのか?」

「あの、…すみません」

なんだなんだ、とみにくるサラさんと富士子。

「お姉ちゃん?」とその迷い込んだ少女。

「え、なんで?」とサラさん

富士子が、ハッと、なにかに思い当たる。

いや、道に迷っただけなんです、お邪魔しました、と去ろうとするが

「待って!あなた、もしかして、千遥ちゃん?」と富士子。

ふりかえる、その女の子

「あなた、なっちゃんの妹?」とサラさん。

「あたしらは、なつが北海道にきて、9つからの家族だけど、ここは今でも、奥原なつの家で、間違いないの。」と富士子。

「あなたを待ってたのよ。ほんとに、ほんとに、あなたが千遥ちゃん?」

黙って、頷く、千遥。

奥原千遥、演じるのは、清原果耶。
あさが来た、にもでていた、フレッシュ17歳。

じいちゃん!とテルオ、じいちゃんを呼びに行く。

なつがずっと探してた妹がきたぞ!

「なんだって!」とじいさん。

居間に上がり、牛乳を飲む千遥。

おいしい!

千遥に、なつはいま東京にいて、漫画映画を描いてる、と事情を話す富士子。

「千遥ちゃんはいまはどこに?」

「東京です」

「それじゃ、いまは二人とも東京だ」とサラさん。

東京のどこ?

そこで、じいさんもそこに合流。

ようきたな!!とニンマリ
「はよ、なつに、すぐ知らせてやれ」

「そだね、電話あるもんね」と富士子、電話をかけようとするが、しかし、

「いや、あの、知らせないでください。無事なら、それでいいんです。」

「え」

「姉には、会いたくないんです。すいません、許してください。」

「したけど、ここがわかったのはどうしてなの?なつは、ずっと心痛めていたんだわ。いつかあなたが会いに来てくれるかも、って待ってたのよ。」と富士子。

だまりこんでしまう千遥。

「しゃべりたくないこともある。来てくれただけでええ。ここは、なつの家だ。妹のあんたの家でもある。好きに過ごせ」と優しく言うじいさん。

東京。

短編映画のために、いろんな物語の本を読んでいるなつ。

そこへ、北海道から、富士子からの、電話だ。

「どしたの会社にまで。」

「なつ、落ち着いて聴いてね。いま、千遥ちゃんがうちにきてるんだわ。千遥ちゃんからここをさがして来てくれたみたい。」

「…ほんとに?」

「なつよ、千遥はいま、あの懐かしき人々に、囲まれているよ。」とウッチャンナレーション。

◆ 第 80 話

「もしもし、どしたの会社にまで。」となつ。

「なつ、落ち着いて聴いてね。いま、千遥ちゃんがうちにきてるんだわ。」と富士子。

「え!?」

そして流れる、優しいあの子!

「ほんとに、千遥がきてるの?」

「千遥ちゃんには内緒で電話してんだわ。なつには来たことを知らせないで、と言ってんだけど、そういうわけにはいかないしょ。」

「なんで? 千遥が私に会いたくないって言ってるの?」

「そんなわけは、ないと思うんだけど。だって、ここまできたんだから。とにかく、なんか事情があるんだわ」

「そっちに直ぐ行くから!」となつ。

「千遥のことは、できるだけひきとめておくね」と富士子。

「母さん、そんで、母さんからみて、千遥はいま、どんな風に見えてるの。」

「とてもステキな、いいお嬢さんにみえる」

「ほんと?ほんとに?」

「千遥ちゃんも東京にいたらしいの。本当のところはわからないけど、わたしには、とても幸せそうな、いいお嬢さんにみえた」

「ほんとかい」

「なつ、帰れるなら、急いで帰ってきな」

「うん、母さん、千遥をお願い」

電話を切り、

こんどはそのまま、赤い風車に電話をかけるなつ。

あやみさんが出る。

「あやみさん、千遥が、見つかった!」

そして、下山さんら、アニメーターのとこにいくなつ。

「すいません、おやすみをいただきたいんです。北海道に帰りたいんです」と切り出すなつ。

「なんか、あった?」と下山さん。

「妹が、きたんです」

「わかった、いいよ。妹さんが、きたんだろ、ほら、いつか話してくれた、良かったじゃないか、行ってあげなさい!」と興奮ぎみの下山さん

「よくわかんないけど、短編のことなら、どこにいたって考えられるでしょ」とマコ様。

はい、すいません!

急いで帰るなつ。

赤い風車。

咲太郎も急いで帰ってくる。

一方、北海道の柴田牧場。

サラさんが搾乳してるところを、泰樹じいさんとふたりでみている千遥。

「なつは、乳搾りが得意でな、千遥も、やってみるか?」とニコニコと話しかける泰樹じいさん。

なんともいえない反応の千遥

夕方。

そろそろ失礼します、と帰ろうとする千遥。

そこへ、剛男、帰宅。

よくきてくれたなぁ!と感動してる様子。

一方、赤い風車。

千遥が、会いたくないと言ってる、ということについて話してる。

どういうことなんだ、と。

それなら、電話してみる?となる。

「お兄ちゃん、わたしなんだか怖いわ」となつ

北海道。

「今日は、許してください、すいません、こちらからまた連絡しますから」と帰ろうとする千遥。

そこへ、電話がかかってくる。

じいさんが受話器とる

「なつか?」

「じいちゃん、千遥はいま、そこにいるの?」

「ああ、いま、変わる。」

千遥へ受話器を渡す。

千遥、受け取る。

おそるおそる、耳にあてる

「もしもし、千遥? 千遥なの?」

「お姉ちゃん…」

「千遥….千遥、ごめんね」

「心配をおかけして、すみませんでした。」

「何言ってんの、千遥」

咲太郎、受話器をとり、

「千遥、俺だ、兄ちゃんだぞ!」

「お兄ちゃん….」

「そうだ、咲太郎だ、お前の兄ちゃんだぞ!悪かった、お前をあの家に預けて、本当に悪かった、今からそっち行くから、すぐ行くからな!まっててくれ!」

しかし、受話器を置いて、電話を切ってしまう千遥。

「わたし、昔のことは、姉や兄と一緒にいたころは、あまりよく覚えてないんです。ところどころ、はっきりと覚えてるんですけど、それがいつの記憶で、どういう時の記憶なのか、思い出せないことが多くて」と動揺している胸中を語る千遥。

「無理もないよ」と富士子。

「忘れてしまいたいようなことも、多かったろうしな」と剛男。

「でもいま、電話で声をきいたら、わたしの姉だとわかりました。兄の声だと、わかりました。そのことに、なんだか驚いてしまって、なんていえばいいか、わからなくなって」

静かに涙をながす、千遥。

すいません、こちらから、もう一度電話をかけてもいいでしょうか、と・

電話をかける

赤い風車、受話器をとる

「もしもし、千遥?」

「先程…すいませんでした….お姉ちゃん」

「千遥….声が、すっかり大人になったね、それは、お互いか。千遥、お願いだから、そこでまってて。どうしても、千遥に会いたい、」

「わかりました…わたしも、会いたいです」

「なつよ、その瞬間にはっきりと、家族の時間が、繋がった。」とウッチャンナレーション。

◆ 第 81 話

「千遥、まってて、どうしても、千遥に会いたい。」となつ。

「なつは、13年ぶりに妹、千遥の声を聞きました。」

そして、なつと咲太郎、旅の支度を整え、出かける。

「なつと咲太郎は、その日の夜行で、北海道へと向かいました。」

そして流れる、優しいあの子!
めげずに歩いたその先に、知らなかった世界。

柴田家の晩御飯。

「千遥ちゃんの好きなものわからなくて、なつの好きなものばっか作ったわ 食べてみて! 」と富士子。

皆が見守る中、芋のようなものを食べ、「いただきます….おいしい。とても美味しいです! 」と千遥。

なんともいえず品がある!

「それで、いつ、なつはこっちに着くんじゃ」とじいさん。

「今夜出て、上野から青森までで半日以上かから、明日の午前中に青森に着くとして」とテルオ。

「それから青函連絡船に乗って5時間くらいかかるからね」とサラさん。

「函館から帯広までは半日以上かかるから、着くのは明後日の明け方になるな」と剛男。

「待たせちゃってごめんね、千遥ちゃん」と富士子。

「千遥が待つと言ってるんだから、心配することねぇべや、な?」とじいさん。

「お父さん、千遥と呼ぶのは、早すぎませんか! 随分馴れ馴れしく感じますけど!」と剛男。

「なつはなつ、千遥は千遥だべ。家の中でちゃんとかさんつけて呼べるか」とじいさん。

「わたしは半年間サラさんでした」とサラさん。

ありゃ!

「僕はいまだに剛男と呼ばれたことありませんよ!あれ、とか、おい、とか! 」と剛男

顔を綻ばせる千遥。なごやかな雰囲気。

「千遥ちゃん、こういうじいちゃんだから気にしないでね!偉そうにしてるからって、偉いと思わなくていいんだからね!」と富士子。

「いえ、すごいですね、姉は、こんなに恵まれて育ったんですね。 」と千遥。

自分の父や母のことは、顔も思い出せないくらい、だという。

「僕は君のお父さんと、戦地で一緒に戦って、どっちが亡くなっても、残された家族に手紙を届けようって約束したんだ。だから僕は復員してすぐ、咲太郎くんとなつを探して、会いに行った。残念ながら、その時千遥ちゃんは、いなかったけど」と剛男。

「はい。そのことは、兄が親戚の叔母に出した手紙に書いてありました。」

千遥、その後、家出をして、ある人に拾われて、東京の置屋に預けられた、という。

置屋!

置屋とは、芸者がいるところ。

そこで、よくしてもらって、何不自由なく、食べるものにも困らず、育ててもらったという。

「千遥ちゃんは、幸せに暮らしてたんかい。」と富士子。

「はい。とても幸せです。」と千遥。

思わず涙ぐむ剛男。

それを知ったら、なつや咲太郎だけでなく、亡くなられた奥原さんやお母さんも、どんなにホッとするか、と。

「ありがとう、柴田くん。でも、わたしと家内は、知っていました。ずっと、見守っていますから。」とウッチャンナレーション。

「でも、幸せではわたしは姉にかないそうにありません。」と千遥。

「よし、明日早起きして、一緒に働くべ」とじいさん。

「なにが、よし!、ですか!」と剛男。

「はい、わたしにも教えてください」と元気よく答える千遥。

え!

夜中。

アケミ、千遥になつの写真をみせる。

「これが、わたしのお姉ちゃん….あけみちゃんに、にてるね。人は一緒に暮らしてる人に、にてくるものだ、って」と千遥。

感慨深げに、写真をみつめる。

富士子と剛男の寝室。

「あの子はほんとに、きちんとしつけられてるわ。洋服も、姿勢も行儀もきれいだし、きっと、ちゃんとした置屋で、そんな悪いところじゃないでしょ」と富士子。

「もし、このままここにいたいと言ったら、どうする?」と剛男。

「なつがいないのに?」

「あの子は幸せだと言ったけど、辛いことがないはずないけどな。」

「….芸者のこと、よく知ってるの?」

「え?! いや、本物は、みたことない」

「嘘でしょ」

「ほんとだって!」

「嘘」

「ほんと!」

反対側を向く剛男。

「こっちみろ」と富士子。

女の勘は鋭い。

翌朝。

なつが着ていた、農作業の時のオーバーオールを着てる千遥。

なっちゃんが帰ってきたみたいだ!と喜ぶ戸村キクスケとユウキチ。

「千遥、搾乳をやってみるか。」とじいさん。

搾乳をしてみることになる千遥。

かつての、搾乳デビューのなつと重なる。

じいさんのアドバイスを受けながら、おそるおそる、搾乳する。

うまくできた!

清原果耶もまた、搾乳映えする、フレッシュスマイル。最高だ。眼福だ。

気づけば、そこにノブさんも。
帯広支局にいるからだ。

写真を撮る。

しかし、フラッシュに驚く、千遥

「ごめん、驚かせた?」

「ノブ、佐々岡信哉だ。なっちゃんと千遥ちゃんには、ノブさん、って呼ばれてた。」とノブさん。

「ノブ、さん。」

「そう、覚えてる?」

「すこしだけ、なんとなく、ですけど」

「よかった。なんとなくでも、覚えていてくれて嬉しいよ。」

「その写真は、どうするんですか?」と千遥。

「あ、これ?どうも、しないよ、ただ、なんとなく撮りたくなっただけで」

「誰にも、見せないでください。」

「どうして?」

「どうしても…写真が、嫌いなんです」

「わかった、ごめん、勝手に撮って。」

むむむ、これは、なにか訳がありそうだ。

その翌朝。

早朝、北海道につくなつと咲太郎。

あさいちで、雪月をたずねる。

「朝早くにすいません、いま着きました。」と、雪月ののれんをくぐる。

「なつよ、やっと来たか。」

◆ 第 82 話

早朝、雪月へついた咲太郎となつ。

「おじさんは、もう会った?」

「いや、先に会ったらなんか悪いしな。すぐいくか?ちょっと休むか?」と雪之助。

すぐ行きたい、となつ。

そして流れる、優しいあの子!

なつ、柴田家到着

「ただいまー!」と元気よくなつ。

「なつ、おかえり! いらっしゃい、咲太郎さん」と出迎える富士子。

「ごぶさたしてます」と咲太郎。

柴田家の面々、現れる。

咲太郎とじいさんは初対面。

よう来たな、と出迎えるじいさん。

「じいちゃん、千遥は?」ときくなつ。

しかし。

「おらん。おらんようになった。」とじいさん、衝撃の答え。

「え!? どういうこと?」

「いないんですかここに?」

驚きを隠せない様子のなつと咲太郎。

「急に居なくなってしまったの」と富士子。

「どうして?!」

「それが、わかんないのよ」

放牧された牛を見に行ってるもんだと思ったら、いつのまにかいなくなってしまっており、あたりを探したが、見つからなかったという。

「千遥は、みなさんに言わずに、帰ってしまったということですか?」と咲太郎。

「そうとしか、思えんのよ」

思わず、家を飛び出してしまうなつ。

咲太郎、追いかける。

泣き崩れてるしまうなつ。

茫漠とした広大な十勝、引きの絵。

そして、朝ごはん。

なんともいえない雰囲気。

「ほんとはもっと楽しい朝ごはんになってたはずなのに、ごめんね、なつ。」と富士子。

「母さん、千遥がここに来て、みんなに会って、嫌な思いをしたとは思ってないわ。やっぱり、千遥はわたしに会いたくなかったんだ、きっと」と意気消沈しているなつ。

「それを言うなら、俺だよ。電話も切られたし」と咲太郎。

「あれはね、千遥ちゃん、ふたりのことを忘れてたと思ってたらしいの。」と富士子。

そして、

“電話で声をきいたら、わたしの姉だとわかりました。兄の声だと、わかりました。そのことに、なんだか驚いてしまって、なんていえばいいか、わからなくなって”

と静かに涙流していた千遥の映像が差し込まれる。

そんなこと言っていたんだ、と驚くなつ。

「そっから明るくなって、少しずつ自分で話もしてくれるようになったんだわ」

「話って?」

「千遥ちゃん、置屋で育ったんだって」

「置屋?」

「芸者の、置屋ですか?!」と驚く咲太郎。

「でもね、そこの女将さんがとてもいい人で、周りの人からもすごく可愛がられた、って。自分は運が良かった、って言ってたわ」

「運が良かった…そう言ってたの、千遥が?」

「ずっと幸せだったって、言ってた。だけど、東京のとこにある置屋かは、聞かなかったの。なつや咲太郎さんに自分から話すのがいいと思って」と富士子。

そこへ

ごめんくださーい

ノブさん登場。

撮った、千遥の写真を咲太郎となつにみせるノブさん。

「ごめん、もしかしたら、この写真のせいかもしれないんだ。」

「どういうことだよ、ノブ」と咲太郎。

写真を撮られた時、誰にも見せないでください、と千遥が言った時の映像が差し込まれる。

何かに、怯えていた様子の千遥。

なにか後ろめたいことがあって、逃げたのかもしれない。

「ノブさんは、千遥と話した?」となつ。

「いや、あまり…なつや咲太郎がきたら、また話そうと思って」

「どうしてもっと話を聞いててくれなかったの!」と大きい声を出すなつ。

そのあとも、変わった様子はなかったという千遥。

いったいどこへ…

牛舎。

「この牛を、千遥が搾乳したんじゃ」となつに話すじいさん。

何度も搾乳にトライして、やっとできた時には、うれしそうな顔をしてた、と。

「昔のお前と同じじゃ。あの笑顔に、嘘はなかった。」

「じいちゃん…」

「だからなつも信じろ、心配するな。必ず、あの子のほうから連絡がくる。」

すこし、安堵の表情のなつ。

そして、なつの部屋。

「ここで、千遥ちゃんが寝たの、なつの服を着て。」と富士子。

そして、壁には千遥が着てきてたピンクのワンピースがかけられている

なつのオーバーオールを着たまま、いなくなってしまった千遥。

縁側。

咲太郎が寝転んでいると、そこへテルオとサラさんが。

「咲太郎兄さん。」とテルオ。

「あ、テルオ兄さん。」

「今日は、兄さん同士で寝てください。わたしは、なつの部屋で寝ますから。」とサラさん。

咲太郎、サラさんのお腹のふくらみに気づき、

「おめでとうございます。テルオ兄さん、良かったな。二人が幸せで良かった。」

「千遥ちゃんのこと、なんにも力になれなくて、すいませんでした。」と頭を下げるテルオ

「なに言ってんだ、すごく良くしてもらって、俺もなつも、感謝してるよ。」と咲太郎。

夜。

サラさんとなつ、川の字で寝てる。

「なっちゃん、起きてる?千遥ちゃん最初わたしをみて、お姉ちゃん?って言ったんだよ。それが最初にきいた声だった。会いたくない人なら、呼ばないしょ。どうしても会いたくて、ここまできたってことよ」とサラさんにそっと語りかけるサラさん。

「ありがとう、サラさん。」

「千遥ちゃんは、いつか、なっちゃんのそばに帰ってくると思う。あの、お姉ちゃん、って声は、それを望んでる声だったから」

翌朝。

バターチャーン登場。

「ふたりがきたら、作ろうと思ってたんじゃ。」とじいさん。

そこへ、アケミ、牛舎へ駆け込んでくる

千遥ちゃんから、手紙きてた!

なんと、なつと咲太郎に向けて、手紙が。

「なつよ、千遥のおもいは、そこにある。」とウッチャンナレーション。

◆ 第 83 話

千遥から手紙が来たのは、千遥が消えて、2日後のこと。

消印は、帯広になっている。

千遥の手書きの宛名を見つめるなつ。

そして流れる、優しいあの子!

手紙を開くなつ。

読み上げる。

「お姉ちゃん、お兄ちゃん、急に帰ってしまいごめんなさい。柴田牧場の人にも、大変失礼なことをしました。わたしは子供のころ、おばさんの家にいるのがつらくて、逃げ出しました。線路をみつけて、そこをたどっていけば、お姉ちゃんやお兄ちゃんのいる東京へいけると思ったのです。どこかの駅でひとりの復員兵の人に助けられました。いまでは、顔も思い出せないその人は、わたしをつれて、東京へ行ってくれました。そして、私を自分の娘だと言って、置屋に売ったのです。わたしは18歳になるまで、そこの女将さんをお母さんと言って、人並みに育つことができました。」

そして、回想映像で、千遥の養母、光山 なほ子登場。

稽古を受けている千遥。

「わたしはいま、奥原千遥ではありません。女将さんがわたしを戦争孤児として申請して、養女にしてくれたからです。いまでも独身の女将さんは、本当にわたしのお母さんなになってくれたのです。わたしは、置屋の娘になりました。そんなわたしに最近、結婚してほしいという人が現れました。とても立派な家柄の人で、わたしにはとても不釣り合いな人です。」

なんと、結婚するのか、千遥!

なつ、驚きで、一旦読むのがとまる。

そして、読み進める。

「その時、お母さんから兄からの手紙を見せられました。どこかでなくしたと思っていましたが、お母さんが、わたしの荷物からみつけて、預かってくれていたのです。」

回想映像。

「それは、お前の兄さんからの手紙だろ。」と、千遥に手紙を渡す、女将さん。

「はい。でもお母さん、わたしはこの手紙にどんなことが書いてあったのかあまり知らないんですよ、あのころは、字があまり読めなかったもので。」

「その手紙に、お前の姉さんが住んでいるっていう、北海道の住所が書いてあったんだよ。」

「え

「そこは、親戚でもなく、戦死したお父さんの、友人の家だそうだ。」

「わたしの姉がそこに

「で、その北海道に、お前のことを連絡しようか迷ったんだよ。でも、お前の姉さんがそこでどんな暮らしをしてるのか、どう思うのか、二人とも幸せになれるのかどうか、いくら考えても答えが出なくてね。そのうち、お前を手放すのが惜しくなってしまったのさ。千遥、すまなかった。その手紙を隠していて、申し訳なかった。」

頭をさげる、光山なほ子。

「お母さん、やめてください、お母さんがわたしに謝ることはひとつもないです」

「だけどね、千遥、もしあの方と結婚するなら、昔の家族とは、縁を切らなくてはいけないよ」

手紙に戻る。

「昔の家族とは、縁を切らなくてはいけないと言われました。相手は立派な家柄なので、わたしが浮浪児だということを、先方の親に知られたら破談になってしまうからです」

また回想映像。

「お母さん、わたしにはもう、兄や姉の記憶がないんです。あるのは、ここにきてからのことばかりで、幸せなことです。お母さんが望むなら、わたしは喜んで結婚します。」

「わたしの幸せは、お前が幸せになることだけだよ。」

「大丈夫、わたしは幸せです。お母さんの娘になれて、本当に幸せです。」

手紙の続き。

わたしの幸せを願うお母さんのためにも、わたしは結婚をすることにしました。それでも最後に、北海道に行くことを、お母さんに許してもらいました。もしお姉ちゃんが不幸でいたなら、わたしは今の幸せを投げ出してでも助けなければならないと、そう思いました。だけど、もし幸せでいてくれたら、わたしはお姉ちゃんとは永遠に、別れなくてはいけない、と、そう決意しました。」

なんという….

千遥が柴田家で過ごした様子がダイジェストで流れる。

「この家でお姉ちゃんがどんな風に暮らしていたか、それを知るのに、時間はかかりませんでした。それから、お姉ちゃんとお兄ちゃんと電話で話したとき、突然昔のことを思い出したのです。空襲のあと、おばあちゃんに芋をもらってお姉ちゃんと食べたこと。アメリカ軍人の靴磨きをしてチョコレートをもらったこと。お兄ちゃんが大勢の人を前にかっこよく踊っていたこと。ノブさんも一緒に、みんな家族のように、池のほとりでザリガニを釣り、焚き火をしたこと。石蹴りをして転んで泣きわめくわたしを、お姉ちゃんが力いっぱい抱きしめてくれたこと。わたしは柴田牧場でお姉ちゃんの服をきて働いたとき、なんだか、お姉ちゃんに抱きしめられてるような気がしました。ここで、わたしまで幸せを感じて、お兄ちゃん、お姉ちゃんに会ってしまったら別れられなくなると怖くなってしまい、逃げ出しました。一生、会うことはありません。お兄ちゃんも元気でいてくれて、本当に良かった。わたしは一生、自分の過去とは別れません。柴田牧場ですごした短い時間も忘れることはありません。みなさん、お世話になりました。…..さようなら。ごめんなさい。 千遥」

涙でぼろぼろになってるなつ、咲太郎、柴田家の面々。

「追伸、わたしの記憶の中にある、お兄ちゃんとお姉ちゃんを思い出して、絵を描きました。感謝をこめて。ありがとう。」

最後の一枚に、絵が描いてある。

笑ってる、なつと咲太郎の絵。

上手い絵だ。

上手だね、千遥、と言って、涙ぼろぼろのなつ。

なつの部屋に残された、千遥のワンピース。

なつ、それに、そっと抱きつく

「なつよ、千遥を、抱きしめてやれ」

◆ 第 84 話

「どうかみなさん、お元気で、さようなら」

手紙を読み、涙をながすなつ。

縁側、

ノブと咲太郎。

唯一残された、千遥の写真を見て、しんみりしている。

「ほんとに、いい写真を残してくれた。ありがとう、ノブ。」と咲太郎。

「千遥ちゃんの幸せを祈ることしかできないのかな」とノブ。

「いままでと同じだよ。でも、これからは確信を持って祈ることができる。それだけで十分だ」

「そうだな。」

一方、なつは、天陽くんに会いに。

天陽くんを見つけ、遠くから手を振るなつ。

しかし、天陽くんの側には、ある女性が…

そして流れる、優しいあの子!

なつに気づく天陽くん。

「なっちゃん! 帰ってきたんかい。」

「久しぶり!」

「ほんと久しぶりだな、何年ぶりかい」

「3年ぶり。」

「そうかぁ、もうそんなになるかい。」

「天陽くん、結婚おめでとう」

天陽くん、おい、やっちゃん、と、妻になる、靖枝、を呼ぶ。

東京で、漫画映画を作ってるなっちゃんだ、と紹介。

「はじめまして、靖枝です」

「はじめまして、天陽くんとは、幼馴染で」

「祝電をいただいて、ありがとうございました

「あ、仕事で式に行けなくて、すいませんでした」

ようちゃん、ウチに上がっていってもらったらいいべさ、とよっちゃん。

ようちゃん、よっちゃん、で呼び合う仲なのだ。

いや、でも、ちょっと寄っただけだから、と断ろうとするなつだが、流れで、ウチに上がることに。

天陽くん家族と久々の再会。

すっかり、靖枝が家族として溶け込んでいる様子に、ちょっと複雑な表情のなつ。

今回の里帰りは、妹に会いにきた、という事情を話すなつ。

しかし、妹は結婚するみたいで、別れを言いにきた、と。

「別れをいいにきたってどういうこと?」

千遥が、いい家のところの人と結婚するから、昔のことを知られたくないから、という事情があることを話すなつ。

「東京で、なっちゃんは結婚するの?」ときく天陽くんの母。

ん、という表情になる天陽くん。

「しないよ!まだ仕事が面白くて、そのことしか考えてないから」となつ。

「そんなに楽しいかい、漫画映画は」と天陽くん。

「うん、あ、今度、原画を任されることになって。短編だけど。すぐ、東京へ戻らないといけないのさ」

「また、しばらく会えなくなるのか」

「うん、でも、ほら、もう、さみしくないしょ」となつ

え、という表情になる天陽くん

「あ、ほら!牛も、二頭に増えたし!」とあわてるなつ。

和やかな空気に。

天陽くんのアトリエにいく天陽くんとなつ。

「これが入賞した馬の絵だね!とはしゃぐ」なつ。

私も、馬の絵描いたよ、と

「観たよ!一緒にディズニーの映画見た、帯広の映画館で、牛若丸」と天陽くん。

「ありがとう!

「まぁ、べつにみなくても、なっちゃんが楽しんで描いてるなら別にいいんだけどね、俺は」

「昔の友達はありがたいね、いつまでも応援してくれるから」

「あ、昔演劇で一緒だった、イムラ よしこ さんと、門倉くんがいるべ」

「ああ、ようちゃんと番長」

「あの二人が、青年団で演劇やってるんだわ。その舞台美術を頼まれて、俺が背景を描いた。」

「天陽くんもやってるの!」

「その舞台を、妻も手伝ってたんだわ。それで仲良くなって、気づいたら好きになってた」

うんうん、と頷きつつも、なんともいえない寂しさを顔に滲ませるなつ。

「いかったね!いい人が見つかって」

「まぁ結婚して喜んだのは俺より、父さんや母さんだったけどね。….俺もいかったと思ってる。開拓農家の娘だし、ここでの辛いことも、一緒に楽しめるから。」

「…..そっか。」

微笑んではいるが、目は遠くを見つめ、寂しさと切なさがすごい。

そこへ、コーヒー、入れましたよ、と靖枝登場。

なつ、コーヒー飲み、おいしい!と笑顔。しかし、笑顔にどこか、さみしさ。

自転車で、帰るなつ。

嗚呼。

帰宅して、牛舎へ。

「じいちゃん、ただいま。」

「おお。天陽に、おうてきたんか」

「うん。」

「そうか。」

「いいお嫁さんだった。千遥の結婚も、あんな風になるといいな。」

作業してるじいさんを手伝うなつ。

「じいちゃん、もし私がここに残って、酪農続けてたら、じいちゃんは嬉しかった?」

「そったらこと考えるな。そったらこと考えるなつにはなってほしくない」

「けど、じいちゃん。私だって。さみしいんだ。じいちゃん、さみしくて、さみしくてたまんないんだわ。じいちゃん」

「なつ、わしだってさみしい。お前がおらんようになってずっとさみしい。さみしくてたまらん。人間はひとりで生きようと思えば、さみしいのは当たり前じゃ。それでも、ひとりで生きなきゃならんときがくる。だれといても。家族といても。だから、支え合う。離れてたって、支え合う。わしとお前は支え合ってるべ。千遥に会えんでさみしいのは、わしも同じじゃ」

「ありがとう」

「天陽はどうだっていいな」

「そんなこと言わず、天陽くんもお願いします」

「そっか。フフ。」

やはり、じいさんの言葉はいつもなつの心にどっしり響く。

夜。

居間で、勢ぞろい。

「明日、東京に帰ります、なつも一緒に」と咲太郎。

「なつも帰っちゃうのかい! 残念だな、もっとゆっくりできるかと思ってたのに!と」剛男。

「仕事だから、しかたないっしょ」と富士子。

そこへ

「ただいまー」

ゆみこ登場!

「なにさこの家は。女は働いて飯をつくり、男は座って飯を待つ。相変わらず遅れてるわね」

と、パンチの効いたセリフをかます!さすが!

「去る者もいれば、来るものもいる、なつよ、寂しさを乗り越えて、来週へ続けよ!」とウッチャンナレーション!

★  感想

千遥が急遽現れ、しかし、なつと咲太郎が来る前にいなくなってしまい、千遥が残した手紙に皆が涙する第14週。 千遥を演じるフレッシュ17歳、清原果耶の品があってしっとりしていながらもはじけるイノセンスな佇まいが眼福。

千遥とも会えず、それに加えて、嫁がいる天陽くんと会い、すでに自分のいないところで出来上がった新しい人間関係の様子にふれ、寂しさを募らせるなつ。

さみしくてたまらん、と弱音を漏らすなつに対し、「人間はひとりで生きようと思えば、さみしいのは当たり前じゃ。それでも、ひとりで生きなきゃならんときがくる。だれといても。家族といても。だから、支え合う。離れてたって、支え合う。わしとお前は支え合ってるべ」と説くじいさんの言葉がずっしり響く。

次週、なつよ、ワクワクがとまらない。

文字で読む、なつぞら。

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