広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第24週、「なつよ、この十勝をアニメに!」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第24週、なつよ、この十勝をアニメに!、第139話から144話までのまとめだ。

◆ 第 139 話

1979年、3月、なつが18年勤めた東洋動画を、去る日がやってきた。

数々のアニメーションに関わってきたなつ。

それらを思い出している。

作画室のアニメーター総出で送り出し。

荒井さん、人一倍感慨深げ。

「わしも、これで定年や。なっちゃんと最後まで仕事できて、ほんま、楽しかった。」

「きつかった、じゃなくてですか?」

「あほ! それが、楽しい、いうことやないかい!」

「はい!ありがとうございました!」

「荒井さん得意の、飴ちゃんや!」

となつとのやりとり。

あめをわたす荒井さん。

そして流れる、優しいあの子!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、村山俊平。

社長室を訪れるなつ。

長い間、お世話になりました。

「あなたの退社は、我が社にとっては大変な痛手です。ただ、わたしのあなたに対する敬意は、変わってません。」と佐藤部長。

「なっちゃん、これだけは忘れずに。君も同じ、東洋動画出身のアニメーターであること。 」と井戸原さん。

「なっちゃん、君を、この世界に誘って、よかったんだよね。」と仲さん。

「仲さんに出会えなかったら、わたしは、わたしになれませんでした。」となつ。

ご恩、一生忘れません。

作画室を見渡し、いろいろ思い出してるなつ。

はじめてアニメーターとしてデスクが与えられたこと、マコ様の厳しい指導、チームの優しさの中で作った白蛇伝、坂場との出会い、どんなにありえないこともほんとらしく描き出す、大きな嘘から、真実を描き出す、それができるのは、アニメーションしかない、ということ。

会社でて、ゆうと合流。

「走ろっか? 」

走って帰る。

帰ると、夜、坂場がシチューのような夕飯を作って待っている。

「長い間、ご苦労様でした。」

麦茶で乾杯。

しあわせの風景。

「しあわせな日だった。」となつ。

「君はちゃんと作品を成功させて終わったからな。」と坂場。。

「いや、そういうことじゃないと思う。あなたと作った作品だって、あの会社に残ってるでしょ。わたしにとって、どれだけあの会社に入れたことが幸せだったかってことを、みんなが、感じてくれたんだと思う。」となつ。

「みんな、自分のことのように君を送り出してくれたんだと思う」と坂場。

「そうかもしれない。」

「ママ、幸せなの?」とゆう。

とっても幸せだよ。

「ゆうちゃんも幸せ。パパは?」

「パパは、ゆうちゃんとママが幸せなら、それで幸せだよ。」と坂場

「自分の幸せは自分で決めなさい!」とゆうの厳しいひとこと。

う!どこでそんな言葉を覚えたんだ!とうろたえる坂場。

そして、マコプロに入社したなつ。
新しい仲間と、すぐに新しい企画に。

取り組むのは、

大草原の少女、ソラ。

和風でもあり、洋風でもあるソラ、という名前の主人公。大正から昭和初期の北海道を舞台にしつつも、どこの国でもあてはまるような世界を描く。

日曜のゴールデンタイム、ミルコスまんが広場。

カルピス漫画劇場が元ネタだ!

ミルコスの社長が北海道の生まれのこともあり、説得できた。

企画も製作も、マコプロ。だからこそ、失敗できない、勝負の作品だ。

演出は、坂場。

なつは、作画監督。

モモッチは色指定、仕上げ。

そして、美術監督に、山田陽平! 天陽くんの兄だ。

マコ様の同期でもある陽平さん、彼も東洋動画を辞め、マコプロへ。

陽平さんが描いた、作品美術のイメージ、北海道十勝の記憶から辿った風景が貼り出される。

流石の陽平さん。そこには、まさに十勝が、北海道が、ありありと描かれている。テレビ漫画ばなれしたクオリティ。

みな、感嘆。

そして、作品のため、ロケハンで、北海道に行かなければ、となる。

でも、そんな予算ないわよ!とマコ様。

あ、十勝なら、交通費だけでなんとかなるかもしれません、となつ。

お、なるほど。

そして、みなで、十勝、柴田牧場を訪れる!

開拓者家族の取材!

「なつよ、ここからまた。新しい君が、始まりそうだな。」

◆ 第 140 話

開拓者家族を取材するため、十勝にやってきた、マコプロの御一行。

そしてながれる、優しいあの子!

マコプロの御一行に、搾りたての牛乳をふるまう、柴田家。

いただきます!

おいしい!

と感動する面々。

この牛乳の違いを、我々は絵で表現しなければ、と意気込む。

そして、

「じいちゃんの昔の話を、みんなは聞きたがってるんだわ。開拓の話。じいちゃんがこの十勝にやってきたころの話を聞かせてほしいの」

と切り出すなつ。

「泰樹さんは、どうして北海道に渡っていらしたんですか。 」とマコ様。

なつも詳しく聞いたことがなかった話。

「あぁ…わしには、親がいなかったんじゃ。早くに、なくしたんだ。流行り病じゃ。」

はじめて明かされる話に、驚くなつ。

「じいちゃん、それで、どうしたの?」

親戚の農家に、その家の、養子になったんじゃ。働かなけりゃ、ただの、厄介者だった。

それで、北海道に18歳の時に渡ってきた。

「北海道に渡れば、土地は手に入ったんですか?」と坂場。

」ま、土地といっても、原野じゃ。ほとんどが、原生林じゃ。」

そこを開墾。

三年のうちに切り拓き、国の審査を受け、それで合格し、自分の土地に。

しかし、土が悪くて、作物は思うように育たなかったという。

はじめは、音問別ではなく、帯広に近い、十勝川のほとりあたり。

そこから、移住した。
大正11年。
富士子が8歳の時。

その年、十勝川が氾濫した。
大洪水になった。
家も畑も牛舎も流された。

それから音問別にきて、また開墾からはじめ、それから一年もしないうちに、母さんが病気で亡くなってしまった。

苦労の歴史。

その洪水は使える、と神地。

使える、という言葉をたしなめるマコ様。

「いや、失礼!しかし、せっかくお話を伺ったのに、無駄にしては申し訳ないと思いまして」

ふふふ、と愉快そうに笑うじいさん。

「開拓者にとって、一番の心の支えは、やはり、家族だったんでしょうか?」と坂場。

「家族に限らんかもしれん。誰もが、支え合って、それで、開拓者は強くなったんじゃ。」

へへへ、と笑うじいさん。

マコプロの御一行、柴田家に泊まる。

テルオ家族が離れに住んで、部屋はあまってる。

牛舎だった場所も、新しく、柴田牧場のアイスクリームをつくり、お店にして、という計画を立ててるサラさんと富士子。

サラさんと富士子の開拓。

「母さん、じいちゃんの昔のこと、知ってた?」となつ。

「じいちゃん、富山にいたころのことは、あまり話したがらなかったからね」と富士子。

「子供の頃から、ひとりで生きてきたようなものだったんですね、じいちゃんは、とサラさん。」

「そう思うと、ここにきたころのなつを、じいちゃんは自分と重ねてみてたんだね、きっと」と、富士子。

「それは、どういうことですか」と坂場

「いろいろあったから、9つでここにきた時」となつ。

柴田牧場にきたばかりの、かつてのことを思い出している。

堂々と、ここで生きろ、と言ったあの日のじいちゃんの言葉。

縁側では、じいちゃんとゆうが一緒に昼寝している。幸せの風景。

一方、牛舎。

昔は手絞りだったが、いまは、バケットミルカーという機械で搾乳。

「このキクスケさんが、手絞りでの搾乳を教えてやるべよ!」といい感じで精力の強そうな中年となってるキクスケさん。

まずは、モモッチから。

搾乳するモモッチ。けっこううまい。

スケッチする下山さん。

神地はスケッチしてない。「絶対に忘れまいと目で見たほうが、いいです」と。

一方、別行動で、陽平さんも、十勝へ。

そして、久しぶりの登場、番長!

ラッパ、という、種を蒔く農器具を解説。

そして、三けいカルチベータ、という、開拓者たちが大正時代に開発した、3つの畝を一気に掘り起こせる農器具を紹介。

番長のじいさんが使ってたもの。

番長のじいさんは、香川県からきた。
妻のよっちゃんのじいちゃんは、徳島県からきた。

先祖が近いとこにいた二人。

俺たちは運命だったんだわ!と番長。

番長、って、あの魔界の番長だよね!?とモモッチ。

よろこんでる番長。
俺が本物の、魔界の番長だ!
どうだゆうちゃん!

うん、番長、大好き、と大人な対応のゆうちゃん。

そして、開拓の馬の写真などをチェックする御一行。

一方、陽平さん、実家の畑で作業するやすえ、その風景を、真剣に、描いてる。

マコプロ御一行、十勝の景色を感慨深げに眺める。

十勝に広がる風景は、開拓者が切り開かなければ、見られなかった景色。

「アニメーションだって、俺たちが切り開かなければ、なにも見られないからな」と神地。

「我々のつくる景色も、いい景色にしましょう」と坂場。

そんな中、ゆうが走り回っていると、牛に体当たりされそうになる。

坂場、駆け寄ろうとするが、転ぶ。

なつ、サッと駆け寄り、牛を落ち着かせる。

その様子に、感動した様子の、坂場。

◆ 第 141 話

十勝の取材を終え、東京に帰ってきたなつたち。

なつ、風車プロダクションを訪れる。

するとそこには、サチコさんが!懐かしの、川村屋のキャラクター。

今週から働いてるとか。

風車プロダクションは儲かってる。

「さちこさんも、戻ってきたんですかぁ」

「私も?」

「お兄ちゃん、帯広で、あやみさんに会ったのよ」と話すなつ。

え?!と大変驚いてる様子の咲太郎。

そしてながれる、優しいあの子!

水曜日だが、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

の部分が長い。

出演する人が多いからだろう。

話は、2日前に遡る。

雪月を訪れているマコプロ御一行。

トヨばあちゃんにも、話を聞きにきた。

大正11年のころの洪水ころは、もう嫁いでたトヨ婆さん。

印象に残ってることといえば、

鮭。

「川に鮭の群れが戻ってくると、それはもう銀色に光ってねぇ!水しぶきあげて川を遡る鮭と一緒になってわしら飛び跳ねてね!」と嬉しそうに話すトヨばあさん。

そこへ、ある人が、雪月を訪れる。

雪次郎、驚きで止まる。

あ、あやみさんだ!
派手な格好をしてる!

なつにも気づく!

歓喜の再会!

トヨばあちゃんや坂場たちとも

そして、あやみさん、ゆうにもあいさつ。

「わー!ゆうちゃん!? ミーは、あやみ!ミーミー! 」とテンション高い

マコ様とも久々のあやみさん。

ゆみことも再会!

エプロン姿のゆみこ、グッド!

みんなわらわら現れる。

雪次郎のゆみこの息子、雪見、も紹介!

「わー!雪見くん! 将来は、役者ね! 」とナイスなこというあやみさん。

やめてくださいよぉ、と慌てる雪次郎。

それにしても、あやみさんはなぜ雪月に?

人呼んで、フーテンのあやみと発しやす!とあいさつをかますあやみさん。

「九州、鹿児島から7年かけて北上し、やっとこさで北海道にたどり着きやしたー!」とテンション高い。

なるほど!旅してたわけだ。

え、じゃあこれからあやみさん帯広で働くんですか? と雪次郎。

いっそのことうちで働いてください!と雪之助。

「とにかく、あともう一稼ぎ!したら、目標額に達成するから、そしたら、新宿戻って、ひと旗あげようかと思ってんの!」とあやみさん。

新宿に!

「咲太郎や、光子さんの世話にならなくても、ビシッと返り咲いてみせますよ!それが、フーテンの意地ってもんでございやす! だからね、咲太郎には、それまで、おとなしく待ってな!って。」

その話をなつから聞く咲太郎。

感極まってる。

「よかった….本当に、よかった。しかし、バカだなぁ!なにがフーテンのあやみだ!」

とうれしそうな咲太郎。

結局、雪月でしばらく働くことになったあやみさん。

店の前でテンション高く踊ってる。
すごいパワーだ!
けっこう毛だらけ猫はいだらけ、
客をばしばし呼び込む。

そして、十勝から戻ったなつは、主人公の少女、ソラのキャラクターづくりに取り組む。

作画に入る前の、基本作業だ。

描いて、坂場にみせる。

「うん。だめ、ですね。これは、ソラではありません。」

「どこがだめ?」

みんなを呼ぶ坂場。

そのキャラクターをみんなにみせる。

「なんか、強そうすぎて、人間らしい可愛さが足りない。野生の動物を従えて、冒険するような強さ。」

「衣装も、葉っぱぽい。」

「この発想だと、だめだ。」

とコメントが集まる。

「おおげさな喜怒哀楽や、過剰なドラマ主義に走らなくても、ちゃんとドラマが見えてくるような、人間が生活していく上での、細かい心の動きを一番大切に表現したいんです」と坂場。

アニメーションらしい表現と、心の機微、君なら、よくわかる筈だ、と。

とまどいや、期待感、ワクワクしているような目で、ソラを描いてほしい。

なつ、創作の苦しみに直面。

戦いばかり描きすぎて、いつのまにか、自分の心が、ギスギスしてるのかも、と落ち込む。

下山さん、十勝に行った時のスケッチを、なつにみせる。 参考になれば、と。

そこには、ゆうも描かれている。

「結局、あなたの心が絵にも出るのよ。あなたがワクワクしないといけないよ」とマコ様。

忘れてました。こういう気持ちを、テレビ漫画にも、描いていいんですよね、となにかスイッチが入るなつ。

「なつよ、どんなソラが、うまれるのか、ワクワクしてきたぞ。」

◆ 第 142 話

なつがデザインした、ソラ。
ついに、できあがり。

かわいらしさもあり、野性味もある。

かわいさとたくましさ。

ほっぺが、寒いからりんごみたいに赤くなる。

それに合わせて、服の色も赤。

坂場も、この子の日常、みたくなります、と認め。

神地も、いいキャラクターだよ、そして新しい、と認め。

そして、一旦、ゆうを迎えにいき、また戻ってきて描く。

保育園が終わったあと、ゆうは、マコプロですごした。 いろんな大人たちに囲まれ、いい環境。

そして流れる、優しいあの子!

そして、ある日曜日。

ノブさんとあけみが西荻窪を訪れる。

一緒にそうめん食べてる。

ゆうは、マコプロで世話になりながら過ごしてる、という話に。

「羨ましい。結婚しても好きなことを続ける環境って、つくるのほんとに難しい」とあけみ。

あけみはいま、東京の放送局で頑張ってる。
デスクはノブさん。

そして、先日、十勝に取材に行った話に。

この作品、なつのこと知ってる人なら、なつの自伝みたいに思うのでは、とあけみ。

リアリティを持った、話に。

千遥がみても、なつの話だ、とわかる。

みてると、いいな、どこかで。

ノブさんとあけみ帰ったあと、

坂場、

「今度の作品は、ほんとに、君の実体験に基づいた話にしてもいいと思ってるんだ。そうしないと、君とやる意味がないとすら思う。十勝に行って、泰樹さんの話を聞いて、開拓者精神の底には悲しみがあるように感じた。ひととの結びつきをなによりも大切にする、他人を家族のように受け入れる、その優しさが生まれることを知ったんだ。それこそが、僕らの描く物語だと思う。」と述べ、

それで、新しい登場人物をつくりたい、と。

それは、子供の頃のなつであり、じいさんであり、千遥でもあるようなキャラクター。

いつか、千遥とまた家族で結ばれることを信じて。

「家族であるかどうかは、本当の家族であるかどうかではなく、それを望む、意思があるかどうか。それを、描きたい。」

と坂場。

「わたしにとっては、自分の魂を、絵に吹き込むことが全てだから。信じて、ついていくだけです。いい作品にしましょう」となつ。

なつと坂場、一緒に絵コンテをつくる。

そして、作品はどんどん形になっていく。

制作進行で、石沢裕也と、町田義一、が参加。動画チェックの、立山久子さんも。

外注とのやりとりを、制作進行にやってもらう。

少人数だが、マコプロ、走り出した。

一話目のストーリーを説明する坂場。

一家が旅をしている。

荷物を荷馬車に積んで、旅してるのは、父さん、母さん、妹、そして、主人公のソラ。

住んでた場所を洪水で流され、新天地を探していた。

その旅の途中、川に流されている少年が。

リスが、助けを求めるように鳴く。

ソラがそれに気づく。

少年の名は、レイ。

レイの家族は、洪水で流された。孤児になったレイは、ソラたちと一緒に新天地へ。

ソラとレイ、ふたりの成長を通して、開拓者家族の物語を描きたい。

みな、頷く。

作画もどんどん進んでいく。

坂場、チェック。

荷馬車の動きが、まるで競馬場を走ってるようだ、と。荒れた大地を走るような、振動の感じ、それで、ワクワクした旅を楽しむようなソラの表情も生きてくる。

そういうリアリティをおろそかにしないで、と。

でも、そこまで追求すると、、マコ様のほうをチラ見するなつ。

子供がみても、大人がみても、本当だと思えるような表現をしたいんです! と坂場。

マコ様も、ふたりのやりとりのその様子を見守っている。

なつ、記憶の中の荷馬車の躍動感を思い出し、描き始める。

「なつ、どんなものができるのか、わたしも楽しみだ。」

◆ 第 143 話

絵コンテをふたりでかいてる、なつと坂場。

ソラとレイ、ふたりの成長を通して、開拓者家族の物語を描く。

そして流れる、優しいあの子!

時間に追われながらも、充実した作業の日々を続ける、なつ、マコプロ。

作業場で、マコ様特製のナポリタンが、大皿でふるまわれる。

作業場で大皿でまかない飯が出てくる感じ、全裸監督でもあったが、こういう類の描写はいい感じだ。

イタリアの味ですか!となつ。

イタリアにナポリタンはない!とマコ様。

そして、作品への声優は、オーデイションで選ぶことに。

明らかにすごく、いい感じの人がいる。
ソラの声のイメージとして、完璧。

若手女優、しらもとちかこ。

風車プロダクションの所属ではないが、咲太郎が紹介してくれた。

そうやって、信頼を得てきた咲太郎。

ソラ役は、しらもとちかこ。
レイ役は、いまや売れっ子の、土間レミコ。
母役は、ベテランの亀山蘭子に。
父役は、島貫さんに。

そして、迫り来る放送日。

牛を、迫力があって、それでいて、可愛らしさもあるものにするためにはどうすれば、となつに相談する神地。

子どもの目からみた牛はとにかくでかい。劇画漫画のテクで、誇張をリアルに描くというのをやってみては、とアドバイス。

誇張して、かなりでかい牛に描き直す神地。
いい感じに!

下山さんは、レイが牛になめられるシーンのところをなつにみせる。

少し誇張あるが、楽しい感じになっていて、リアリティもある。

いい感じで、創作活動が続く。

ラーメン屋蕎麦の出前を取りながら、夜な夜な作業は続く。

家に帰っても、原画の直しを続けるなつ。

会社に泊まり込んで作業続ける面々。

火の動きのひとつにも、直しを妥協しない、坂場。

マコプロの面々の、気合い、その情熱、アニメにかける思いに、グッとくる。

そして、主題歌。

歌うのは、煙カスミ。

大草原の少女、ソラの歌。

そしていよいよ、放送の日を迎える。

昭和49年、10月。

北海道でも、みんなみている。

アニメの最初にナレーション、この声は、安藤サクラ。

◆ 第 144 話

なつたちの、新しいテレビアニメの放送が開始。

大草原の少年ソラ

そのオープニング映像、なつぞらのオープニングのアレでないか!!

北海道でも、じいさんが見守る。

企画 マコプロダクション と表示

そこから、シームレスに流れる、優しいあの子!
めげずに歩いたその先に知らなかった世界!

いよいよ始まった、大草原の少年ソラ。

第1話は、あたらしい家族 というタイトル

馬車をひいて、新天地を目指す家族。

真剣な眼差しで、アニメをみる、北海道の人々。

西荻窪、ゆうも、真剣にみている。

親を亡くし、孤児のレイ。
ソラの一家に救われるが、君には僕の気持ちはわからないよ!とソラを突っぱねる。

ソラ、あなたの気持ちはわからないけど、あなたが悲しいことだけはわかるは。それだけじゃだめなの?と。

そのシーンを、すごく真剣にみている、柴田家の人々。

そして、牛があばれるシーン。

躍動感、迫力がある。

リアリティーがありながらも、漫画ならではの誇張がある、楽しいシーン。

そして、エンドクレジット。

声の出演、風車プロダクションの面々。

そして、

キャラクターデザイン
作画監督、奥原なつ!

それを、会社でひとり、ニンマリしながらみている、仲さん。コーラを飲み干す。そして、馬の絵を描いてる。

西荻窪の家、アニメ見終えたあと、

ゆう、どうだった?! と感想をきく坂場。

面白かった!とゆう。

よかった!!!

西荻窪へ北海道からも電話。

「なつ、みんなでみてたわ。面白かったわ!」

「じいちゃん楽しめたかな?」

「楽しそうにみてたさ! 牛が舐めたとこで笑ってたさ!」

アニメの初回放送は、万事うまくいった。

翌日

マコプロのオフィスへ出勤するマコ様。

みな、出迎える。

どうでした? と坂場。

「うん、視聴率はあまり良くなかったけど、1回目だし、内容的には、スポンサーさんも納得してくれたみたい。ただ、話が地味すぎたかもしれない」とは言ってたけど。

そんなのは始まる前からわかってたことでしょ、と神地。

テレビ局の人の中には、これで売れれば誰でも苦労はいらない、みたいな声もあったとか。

ひでぇな!

それでも、とにかく続けよう!

しかし、それからも視聴率はあまりあがらず。

が、放送から数ヶ月が経ち、打ち切りもほのめかされていたころ、思いもよらないことが起こった。

なんと、マコプロに、視聴者からたくさんの手紙が!!

みてる人には、伝わってた!

そして、さらにチームを増強すべく、新しい人が

それは、茜さん!

ついに、マコプロに、かつての仲間たちが勢ぞろい!

こうして、一週間に一本しあげるという、目の回るような、忙しい日々が過ぎていった。

そして、ある日曜日。

その日も、休まず働いていたマコプロの面々。

ゆうが、遊んでると、ひとりの女の子が、マコプロのところに。

マコ様、それに気づき、中に招き入れる。

「みんな!この子がソラのファンで、ここみに来たんだって!」

みなウエルカム。

その女の子に、セル画をあげる。

その女の子、お母さんと一緒にきたという。
母は、外で待ってる。

名前は、すぎやま ちなつ。

千の夏と書く。

なつ、なにか、ハッと気づいたような顔になる。

外に出る。その子の母親のあとを追い、後ろから、声をかける。

振り返る、その人は、

なんと、

千遥

うおおおお

★感想

アニメ、大草原の少女ソラ、で描かれるソラは、すなわち、なつであり、なつとソラ、なつぞらのエッセンスが詰まったものだ。大草原の少女ソラの成り立ちをドラマで追い、観ていると、アルプスの少女ハイジを観たいという気持ちがふつふつと湧き上がってくる。

日曜のアニメをみな揃ってテレビの前でみるというのは、70年代くらいまでギリギリあった、80年代以降、各自の部屋にテレビが普及するようになったら失われてしまった、いまではファンタジーな、不思議で、幸福な光景だ。

そして、ついに出会えた、千遥。子連れの千遥。未回収であった物語が、これから回収されていく。

次週、なつよ、千遥よ、咲太郎よ!!

 

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