広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第26週(最終週) 、「なつよ、あっぱれ!十勝晴れ!」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

毎週毎日追いかけ続けたがいよいよ最終週

「なつよ、あっぱれ!十勝晴れ!」

第151話から156話までのまとめだ。

◆ 第 151 話

昭和50年、3月。

富士子、小学校にあがるゆうのために、上京。

じいちゃんがね、このごろ元気がないの、病気、ってわけでもないんだけどね、となつに話してる富士子。

病気でもないが、90。

病院にもいきたがらない。

そうは言っても、しぶといとは思うんだけども。

そして流れる、優しいあの子!!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

最終週の演出は、木村隆文。

4月。ゆうは、小学校に入学。

その日も、なつと坂場は休めず。忙しい。

ゆうちゃん、小学生。大きくなったな!

マコプロへ出勤するふたり。

忙しい日々は続いてる。

大草原の少女ソラは、放送から半年たち、人気番組に。

西荻窪の家。

ゆうが、字を書いて練習してる、その様子、富士子、見守ってる。

すると、千遥が、千夏を連れて訪れる。

おどろきよろこぶ富士子。

千夏をみて、昔のなつにそっくりだわ!と。

「柴田さん、その節は、大変失礼をして、すみませんでした。わたしの洋服までとっていていただいて」ときちんとしてる千遥。

なんもさぁ!水くさいこと言わなくていいの、と富士子。

千遥、ゆうの入学祝いです、と作ってきた料理を富士子に渡す。

すごくよくできた料理だ!

一方、マコプロ。

レイが、父さんに夢を語るシーンの絵コンテについて話してる、坂場となつ。

ソラとレイが、風の丘、と呼んでる場所で、星をみながら語るようなシーンにしたい、と坂場。

「星をみながら、ね。それは、何時頃? 眠る前? それとも、朝焼けの前?」となつ。

うーむ、としばし考える坂場。

レイは、新天地を求めて旅するソラの家族なや助けられた。いつしか、本当の家族のように育っていったレイ。

やがて、レイは、馬の死をきっかけに、獣医になりたい、といいだした。レイは、その夢を叶えるために、遠くの街に行くことを、父さんに語る。

なんだか、なつと、じいさん、の関係に重なる。

ハッ、と、なにか思いつくなつ。

この絵コンテ、星をみながら話すのはいいけど、やっぱり最後は、夜明けにしない?、と提案。

牛飼いの生活は、夜明けとともに始まる。

「夜明けの場面だと、父さんとレイの別れも、希望に満ちたものになる」となつ。

なつ、かつてみた、遭難しかけた後の、朝日を思い出している。

「開拓者を励ます朝日か。いいと思う!」と神地。

夜明け、に変更だ!

マコ様、変えるなら、すぐによ!とはっぱをかける。

陽平さんとモモッチにも説明する。

陽平さん 十勝の夜明けなら、開墾の仕事で、何度もみてきた。頼もしい!

モモッチと神地は、いい感じになってる。

夜、西荻窪、帰るなつ。

ゆうは寝てる。

富士子、千遥が入学の祝いだって持ってきた料理をなつにみせる。

おいしそう!となつ。

これから仕事するから、その前に食べる、と。

身体壊すよ!壊さないがふしぎたわ、と富士子。

「じいちゃんにも、届けたいでしょ。したら、じいちゃんに、少しでも、元気になってもらいたいのさ。」

「なつ、心配してるんだね。」

「じいちゃんだけでなく、じいちゃんのような、開拓者の人に恥ずかしくないものをみせたいんだわ。わたしにできる恩返しは、それだけだわ。」

いただきます、と千遥の料理を食べるなつ。

なつたちは、ロケハンで出会った、十勝の人々や、十勝の風景を思い出しながら、開拓者の風景を、描いていった。

“じいちゃんが、ひとりで北海道にきて、開拓したみたいに。わたしも、挑戦したい。

よくいった。それでこそ、わしの孫じゃ。東京を耕してこい。開拓してこい。”

という、あの日のやりとりを、思い出しているなつ。

そして、そのシーンが流れる日の放送。

皆、テレビの前で見てる。

レイが、夢を語るシーン。

牧場やりたいけれど、夢のため、遠くの街にいかないといけない。

空の、明けの明星を指差し、

よく言った、それでこそわたしの息子だ。お前がいなくても、わたしがこの牧場を守る。お前は、お前の夢を守れ、と、ソラの父

すると、夜明け。

風が吹く。

そのシーンをみて、涙ぐんでるじいさん。

「なつよ、どうやら、風は、ここまで吹いたようだ。」

◆ 第 152 話

大草原の少女 ソラ での、レイが夢を語るシーンで、夢のため北海道を出て行くと言ったあの日のなつが重なり、ジーンときてるじいさん。

西荻窪でも、富士子、ジーンときてる。

「じいちゃんに、電話してみる?」

「ううん、大丈夫。なんか、つながれた気がした」となつ。

その翌日。

泰樹じいさん、久しぶりにお出かけ。

そして流れる、優しいあの子!!

じいさんが向かった先は、雪月。

雪次郎、出迎える。

あやみさんがいると、聞いたんだが、とじいさん。

しかし、あやみさんは、今年の春、やめてしまった、と。

また旅に出た。

そうか、したら、ばあさんいるか、とじいさん。

甘くて美味しそうなパフェをたべるじいさん。

「あんた、とうとう私に会いたくなったのかい。私が恋しくなってるってことは、いよいよお迎えが近いね」とトヨばあさん。

「あんた死神けえ」とじいさん。

「天使だべ。あんたは天国行きだ、安心せ」とトヨばあさん。

「そっちはまだこんのけえ」

「お迎えかい? 何度かね、でも、追い払った」

「しぶといな、ふふっ」

「開拓者の一世だからね、そう簡単にはくたばらんさ。 そんで、なんだね、わたしが好きっていいにきたのかい」

「口が裂けても言えんな」

「ワッハッハ、したらなんだべ」

「あんた、なつのテレビみたかい」

「そりゃみてるさ、あれのおかげでうちは大儲けなんだよ、なっちゃんに足向けて寝られないわよ」

「昨日みたか?」

「ん、昨日? みたよ。…あ、あれかい、あんたとなっちゃんの、別れを思い出したのかい」

「朝日を、思い出したんじゃ。何度もみた、ああいう朝日を。開拓してるころにな。この土地は捨てよう、そう思っていても、朝日をみてると、気力がわいてきた。ここで諦めるな、と。そういう朝日を、なつはみせてくれた。」

「夜明けに感動したんかい。まあね、夜明けに励まされるってことは、何度もあったね」

「なつは、そういうものを、作ってるんじゃ。」

ニンマリするばあさん。

ニンマリするじいさん。

そして、なつたちの制作は、梅雨に入るころ、大詰めを迎えた。

スケジュールはギリギリ、放送の前日に、なんとか完成させれば、という。

マコプロ、みな忙しく作業する中、電話かかってくる。

マコ様が出る。

テレビ局から、演出へのクレームの電話だ。

二週間前に納品のはずじゃねえのかよ、と。

すいません、絶対に穴は開けませんから。彼らをいま支えているのは、いいものを作っている、というプライドだけなんです。よろしくお願いします、と、なんとか切り抜ける。

苦情は、現場に伝えず、作品の質は、守る。

しかし、事件は起こった。

外注から回収した動画を、雨の中走って持ってきた、男、町田、転んで、水たまりに落としてしまった!!

ギャー!!

全滅だ!

すぐもどして描き直してもらって!!!

「外注は限界です、、もう、やめるといいだします、、」とうろたえ涙する町田。

それなら、こっちで描くしか…

「わたしだって、限界よ、これは動画チェックじゃなくて、一から描くってことでしょ? 無理よそんなことは! 」と茜さん。

茜さん、わたしも手伝うから!となつ。

「何言ってるの?! なっちゃんの仕事だって、24時間寝ないでやっても間に合わなくらいあるでしょ?!」

「それでも、やるしかないの。」

「僕も手伝うからさ、茜。子供は、お母さんにみてもらう。」と下山さん。

「俺もやる」と神地。

「みんなで力合わせれば、このまま質をさげなくても、乗り切れる。待ってる人がいるの。この作品を楽しみに待ってる人が。その人たちを、私たちは絶対に裏切っちゃいけない。」となつ。

「わたしも、手伝うから、頑張ろう、茜さん!!」とマコ様も。

「みんなで町田を助けてやろうぜ!町田がいなかったら、俺たちの仕事は成り立たないんだから」と町田をフォローする神地。

なんとか、乗り切ろう!!

そして、朝まで作業。

仕事して、西荻窪に朝帰りの、なつ。

またすぐ仕事にもどらないといけないけど、一回帰ってきた、と。

ゆうに、朝のあいさつする。

そして、最後のシーンの、声入れに臨んでいる坂場。

なつ、職場に戻り、また、描きまくる。

なつよ、大草原の少女ソラも、いよいよ最終回だ。

◆ 第 153 話

冒頭から、大師草原の少女 ソラ、大人になった、ソラとレイが、久々に再会する場面。

獣医になったレイが、牧場に、戻ってくる。

そして流れる、優しいあの子!!

めげずに歩いたその先に、知らなかった世界!

場面はマコプロ。

大草原のソラ、完成おめでとう、と称して、祝い。

みなさん、ご苦労さまでした、とあいさつするのは、ミルコス社長の松武 博。大泉洋が演じてる。

「本当に素晴らしい番組を、ありがとうございました。わたしの祖父は、明治の初期に北海道に入植した、開拓者でした。その開拓者精神を受け継いで、私の父が、ミルコスを創業したんです。ミルコスと父を代表して、みなさんにお礼を申し上げたいと、馳せ参じたわけです。」

とあいさつ。

「マコプロダクションのマコちゃんには、ぜひともまた、次の作品を、と依頼したところであります。」

なんと!

それだけ、この作品が成功したということだ。

マコ様、演出を担当した坂場を紹介。

「坂場くん!君にも、開拓精神があるんだね。この作品は、我がミルコスに匹敵する、偉業だよ!」と松武博。

「いや、開拓とは、偉業を達成することではないと思って、います。自分の生活を一から作り上げることが、開拓の基本だとわたしは思っています。そして、我々が作品を作る時の基本であると思っています。みなさんには、最後までその開拓精神を貫いてもらいました。感謝します。」と坂場。

一同、拍手。

そして、マコ様、なつを紹介。

「いやぁ、あんたがなっちゃんかい、会いたかったよ!あんたも、北海道の開拓者なんだべさ。」と松武博。

「私は、開拓者に育てられただけですが、この物語を描けたのは、身近にそういうひとがいたからだと思います。だけど、いまここにいるみんなと出会わなければ、みんなと一緒じゃなければ、この作品は生まれなかったと思います。みんなに出会えたわたしは、ソラやレイよりも、幸せです。わたしはただ、目の前にある動画用紙を耕してきたにすぎません。その力を、みんなが与えてくれました。本当に、ありがとうございました。」となつ。

一同、拍手。

ここで、松武博、乾杯の音頭。

しかし、松武博、乾杯はやはり、なっちゃんが、となつを指名。

我が愛する北海道を代表して、お願いします。

わかりました。

「すべての、開拓者に、乾杯!」

そして、かわりばんこでマコプロのスタッフたちがあいさつ。

どさくさに紛れて、神地がモモッチにプロポーズ。

ソラのテーマ曲に合わせて、モモッチが神地と得意の踊りを披露。

咲太郎と光子さんも、なつを労いに来てる。

歴史に残る、未来でも親しまれる作品だよ、これは、と。

西荻窪の夜。

大草原の少女ソラの制作もひと段落し、富士子も、北海道に帰ると。

次の日、

咲太郎に呼び出され、 なつ、杉の子へ。

中に入ると、そこには、

なんと!あやみさんが!!

あやみさん、ついに、これからおでん屋を始めるだとか。

わいわいした再会。

あやみさん、千遥の料理に感動。

やっぱり、ダシが、違いの決め手。

1番だしをとったあとに、さらに手間暇かけて、2番だしをとることが大事、と千遥。

二番煎じ、ってことか?と咲太郎。

それは、味が薄くなっていくものでしょ。2番だしは、だしがらを煮詰めて、材料もたすから、さらにコクと風味がでるの、と千遥。

「言ってみれば、わたしたちみたいな、もんかしら。」とあやみさん。

人生の、2番だし。

人生、一生懸命生きて、コクと風味の、2番だしがある。

でも、1番だしの、本当の家族のことは、忘れない。

1番だしがあり、2番だしがある。だから深い味になる。

「そして、なつたちは、夏休みに、十勝へやってきました。」

千遥も、一緒だ。

懐かしい。記憶の中にあるままだ。

◆ 第 154 話

なつたち、夏休みに、十勝へ。

千遥にとっては感慨深い久々の十勝。
千夏ははじめての十勝。

千遥、じいちゃんに会う。

「ごぶさたしてます」

じいちゃん、千遥に近づき、優しく抱きしめる。

「なつよ、誰でも、歳をとる。そして、深くなるんだ。 」とウッチャンナレーション。

じいちゃん、ただいま、となつ。

「おかえり。千遥も、おかえり。」とじいさん。

…ただいま。

涙を浮かべてる千遥。

娘の千夏をじいさんに紹介。

よろこぶじいさん。

坂場も感極まり、

「おじいさん、ただいま!」

と言うが、じいさん、坂場に対しては、反応、うすい!!

そして流れる、優しいあの子!

搾乳に挑む、千夏。

誰もが挑んできた、搾乳。

数を数えるように、搾る、とアドバイス。

ゆうもやりたい!と

坂場も、やりたい!と。

イッキュウさんはやめといたほうが…となる。

坂場が三段オチになる流れ!

晩御飯。

大草原の少女ソラ、の話に。

じいちゃん、毎週、熱心にみてたさ!と剛男。

しかし、じいちゃん、ちょっと疲れたから横になってくる、と晩御飯抜け出す

心配するなつだが、

「いつもそんな感じよ、今日はたくさん動いたほうよ」と富士子。

「じいちゃんは、のんびりさせてやればいいべ」とテルオ。

もう90を超えてる。

ちょっとさみしそうな顔のなつ。

夜。

なつ、ゆう、千夏、千遥、川の字で寝ている。

よくねむる、ゆうと千夏をみて、あのころのわたしたちみたいだね、と二人の母親。

孤児だったころのこと、話す。

「よく生きたねえ。」

「育ててくれて、ありがとう」

「なに言ってんの。千遥がいてくれたから、あのころは生きられたんだよ。結局、辛い思いばかりさせたけど。」

kでも私、浮浪児でよかった、って思うよ。いままで出会えた人がいるから。元気でいてくれて、ありがとう。お姉ちゃん。」

「こちらこそ。生きててくれて、ありがとう。」

翌日の朝。

牧場には牛がたくさん。

昔の牛舎は、しばた牧場アイス 、というアイスクリーム屋に!

店の中には、阿川弥一郎さんの木彫りのクマが。

アイスクリームがふるまわれる。

なつ、坂場、ゆう、千遥、千夏、食べる。

おいしい!!

それで、お客さんは来てるんですか?と坂場

うっ、となる富士子とサラさん。

くるわけないしょ、宣伝もなんもしてないんだから、

と言ってあらわれたのは、ゆみこ!

ゆみこに千遥を紹介するなつ。

やっと会えた!とゆみこ。

ニンマリ千遥。

その後、雪月へ。

お、イッキュウさん、ほんとにいい作品を作ってくれたな、お陰で十勝に旅行者も増えて、うちのお菓子も、一気に有名なったもんな、と雪次郎。

儲かって儲かって、足向けて寝られないべ!とトヨ婆さん。

そんなこと言いなさんな、それよりもとにかく、面白い作品だったよ、と妙子さん。

面白いのはそりゃそうだ。蘭子さんもみんな、声で大活躍だな、と雪次郎。

そして

なっちゃん、この店が繁盛するってことはよ、あの天陽くんの包装紙が、全国に広まるってことだよ。へっへっへ。と雪之助。

あの絵が、ソラの原点。

天陽くんは、みんなの中で生きている。

じいちゃん、なんか言ってたかい?漫画に、感動してたべさ、とトヨ婆さん。

漫画?テレビ漫画?

喋ってないのかい? 朝日をみた、って

“なんどもみた、ああいう朝日を。開拓してるころにな。朝日をみると気力が湧いて来た。ここで諦めるなって、励まされた。そういう朝日を、なつは見してくれたよ”

と言っていた、じいさん。

それをトヨ婆さんからきき、グッときてる、坂場と、なつ。

「なっちゃん、ゆっくりしていってね。じいちゃんのそばに、いてやって」とトヨ婆さん。

しばた牧場にもどる面々。

そとは、天気が崩れてきた。

居間では、テルオと剛男が、牛舎の建て替えについて図面みながら話してる。

パイプラインミルカーにする。

搾った牛乳を集めるまでを機械化する。

外、雨が降り出す。

じいちゃん、縁側に出てくる。

雷が鳴る。

「なつよ、なにやら、嵐になりそうな気配だ。」

◆ 第 155 話

古い牛舎を立て替えて、パイプラインミルカーをつくる話をしてる、テルオと剛男。

外、雨が降り出す。

じいさん、部屋から出てくる。

雷が鳴る。

昭和50年8月、この年、十勝は、冷害、水害に見舞われました。

そして流れる、優しいあの子!!
めげずに歩いたその先に、知らなかった世界。

とりあえず、古い牛舎を建て直す話。

牛舎を建て替えるのは、テルオのアイデア。

じいさんは、テルオに任せている。

「したけど、費用もかかるからな」と剛男。

組合としても、補助事業として進めてるところはあるから、簡単に反対はできないが。

じいちゃんが作ったこの牧場を、十勝一、日本一にしてくのがこの俺の仕事、とテルオ。

借金も、仕方ない。乳量を増やせば、取り返せる。

「だけど、投資を回収するために規模を拡大していけば、そのうち終わりが見えなくなりませんか? 」と坂場。

坂場、なかなか的を得たことを言う。

じいさんは、

テルオの好きにしたらいい。これは、テルオの開拓だ。テルオが、覚悟すりゃいい。

と。

その晩は、嵐になった。

雨が降る、風が降る、雷が鳴る。
電気、つかなくなる。

停電。

朝の7時。

やばい、電気がなければ、ミルカーが使えない。いまの牛舎は、電気だのみ。

なつたちも起きてくる。

牛はいま、キクスケさんとサラさんがみてる。

搾乳は?! とじいさん。

搾乳は、昼頃までしなくたって、牛は待てる。それまでに、電気はもどるべ。とテルオ。

昼までに搾乳しなかったことなんてあるの?!となつ。

…うちでは、まだないけど。

とりあえず、発電機を探しに電話をかけるテルオ。

しかし、だめだ。

じいさん、

「牛が鳴いてるべ…牛が鳴いてるのが聞こえんのか….すぐに牛舎へ行け!! 牛を放っておくな!!」

と怒鳴る。

「牛は決まった時間に絞るから、こっちを信頼して、いい乳だしてくれるんじゃ!こっちの都合で待たせるな!!!手で、搾るんじゃ!!!」

なつも、搾らなかったら、乳房炎になるべさ、と心配する。

「テルオ、行くんだ、行け!!」とじいさんの咆哮。

テルオ、急いで牛舎へ行く。

剛男は、急いで、農協へ。他に困ってる農家もあるかも、急いで、対策を考える。

なつも、搾乳要員として、着替える。

外は大雨。

牛舎、総出で、牛の乳を絞りまくる。

坂場は、収乳缶を運ぶの手伝う。

ユウキチさんも、駆けつける。

だけど、バルククーラーが使えないんじゃ、搾乳しても、冷やせず、出荷はできないべ、とキクスケさん。

牛だけは助けたい、とじいさん。

テルオ、アイスクリーム屋にしてるところ、使ってもいいか、と。少しでも冷やせるように。

なつ、牛の乳を搾りまくる。

坂場、頑張って収乳缶に乳注ぐ。

やがて、空に晴れ間が。

搾りまくった乳、アイスクリーム屋のとこに、入れられるだけ入れる。

とりあえず、牛は助かった。乳房炎は、免れた。

よくやった、テルオ、とじいさん。

「1番大事なのは、働くことでも、稼ぐことでもない、牛と、生きることじゃ。」

頷く、テルオ。

みんなも、よくやった、とじいさん。

嵐が去った翌日、なつは、泰樹じいさんと、天陽くんの畑へ。

嵐の後の畑仕事してる、天陽の妻やすえと、天陽の子供。

天陽の両親は、天陽のアトリエを片付けている。

嵐の中でも、天陽の絵を、なんとか守ることができた。

だめになった作物もおおいが、いもはなんとか。

「天陽が、守ってくれたんじゃ」とじいさん。

「なつさん。ありがとう。…ようちゃんも、喜んでます。」と、やすえ。

「あの、なっちゃん、って呼んでもいい?」

「当たり前だべさ、やっちゃん。」

天陽くんと荒地を開拓した、あの日の記憶を思い出すなつ。

「なつよ、また、大事なものを、受け継いだな。」とウッチャンナレーション。

◆ 第 156 話 (最終回)

大雨のあと、天陽くんとこの畑を片付けてる、なつとじいさん。

「なつ、わしが死んでも、悲しむ必要はない。天陽と同じじゃ。わしの魂も、この大地に染み込ませておく。さみしくなったら、いつでも帰ってこい。お前は大地を踏みしめて、歩いていけばそれでいい。」とじいさん。

「わかった。」

「それに、わしはもう、お前の中に残ってる。お前の中に生きてる。それで十分じゃ。・・・しかし、よくやったな、なつ。お前はよく、東京を耕した。」

それを聞き、行ってこい、東京を耕してこい、というあの日の場面、あの日の言葉を思い出している、なつ。

「いつでも東京帰れ。わしはいつでも、お前とともに、おる。」と言い、

ニンマリ微笑むじいさん。

「じいちゃん、…大好き」

それを聞いて、あの日のなつに言われた、大好きを思い出し、思わず転ぶ、じいさん

わっはっはっは!!

なつとじいさん、大地に寝転び、笑う。

洗濯物を干してる富士子。

マコ様から、坂場に電話。

「もしもし」

「イッキュウさん、いつまでそっちにいるの?次回作のつぎの企画が決まりそうなの。同じ時間、同じ枠でね。」

マコ様が手にしている本の表紙には、CUORE, EDMOND DE AMICISと書いてある。これは、母を訪ねて三千里、の原作となったものだ!

「はやく、相談したい」とマコ様。

「なつと相談して、なるべく早くもどります」と坂場。

電話を切り、マコ様、東洋動画入社当時のなつを思い出している。

電話の様子をきき、富士子、仕事かい?と

いや、まぁ、でも、なつを休ませたいんで

イッキュウさんもでしょ

いや、僕はもう退屈で…

ん?

いや、ここが、ってことではなくて!とあたふた。

「ふふふ、イッキュウさん、これからも、なつを、よろしくね」

「こちらこそ。」

牛舎を片付けている、テルオとサラさん。

牛舎の建て替えは、どうする、と話してる。

まだ、先だ。

「アイスクリーム屋はどうする?」

「またお母さんとやり直すわ。今度はちゃんと宣伝も考えて。まだまだ、わたしらは先が長いものね」

阿川弥一郎さんのとこで、プロポーズしたときのこと、思いだしてる。 撃つか? 撃つ時は、自分で撃つから、というやりとり

「これからも、よろしく頼む」とテルオ。

「こちらこそ、よろしくお願いします。」とサラさん。

あくる日、千遥と千夏は、先に帰ることに。

ゆみこ、空港まで送ってく。

千遥、千夏ちゃん、東京で、またね。

お姉ちゃんも、ゆっくりしてね。イッキュウさんも、また。

千遥ちゃん、千夏ちゃんも、来年もきてね、と富士子

そうだ!来年も待ってるからな

毎年こい

必ずこいよ!キクスケさんに会いにこい!

わしが元気なうちにきてくれや!

と、みなみなからの暖かい言葉。

みなさん、ありがとうございました。おじいさんも、ありがとうございました。

気いつけて、な。とじいさん。

千遥はこうして、東京に帰りました。なぁに、すぐに、私を超える料理人になるでしょう

そして、東京では。
咲太郎も、ますます忙しく。

やがて、アニメや声優という言葉がブームになり、数々のスターを輩出。

その日も、新しい仕事の依頼の電話が。

魔女と手下がふたり、ドロボーの一味のアニメだと。

魔女は、亀山蘭子さんの声できまり。

今日は、新しい仕事も決まったし、お祝いね!

あやみさんの新しい店で、お祝いだ!

そして、十勝の広大な草むら。

「いつか、君たち兄妹の、戦争を描いてみたいな。過酷な運命に負けずに生きる子供たちを、アニメーションで、リアルに表現してみたい。」と坂場。

「テレビ漫画で?」となつ。

「これは、できるとしたら、映画だろうな。」

イッキュウさんとなつは、およそ12年後に、その夢をかなえます。

火垂るの墓を連想させるアニメーションが映し出される。

ううむ。

一方、じいさん、草むらにひとり。

辺りを見回す。

遠くを、見ている。

そして、草むらに横になり、静かに、目を閉じる。

なつと坂場とゆう。

「ここからまた、はじまるんだね。私たちの開拓は。私たちもまた、なにもない道を歩いていきたい。」と、なつ。

「君と出会っていなければ、僕の未来はきっと、つまらないに違いない。」と坂場。

「おお、いいこというね」

「そう?率直な感想だ。」

「わたしもきっと、あなたと出会っていなかったら、いまもこんな面白くなかったと思うわ」

ありえないことも、本当のように描くことです。違う言い方をするならば、ありえないようにみせて本当を描くこと。

というあの日の坂場の言葉。

プロポーズの日のこと。

ゆうが生まれたときのこと。

日々を思い出す。

「なつとゆうと、家族になれてよかった。」としみじみと坂場。

「これからよ。アニメーションの一コマ一コマみたいに、家族の夢をえがいていきましょう」となつ。

また大変なことが待ってるかもしれない。

それでも、またはじめましょう。

「ママとパパ、ソラとレンみたい!」とゆう。

「ふふ、そうか、」

そして、なつと手をつなごうとする坂場。

あ!それはだめ!

と、なつと坂場の真ん中にはいる、ゆう。

ゆうちゃんも!、と。

ゆう、なつと坂場の真ん中にたち、手を繋ぐ。

そして流れる、優しいあの子!!

「日本のアニメーションが、世界に誇れるほど大きく成長していくのは、これからなのです。その未来に、むかえよ、なつ。」

「なつよ、朝ドラよ、101作目に、続けよ」

と、最後のウッチャンナレーション。

おわり。

★感想

ついに終わってしまった、なつぞら。4月から毎日のように見続け、あっという間に半年すぎた。

毎日みていたものだから、ドラマが終わっても、ドラマのキャラクターたちは心の中で生きている。なつの中に、泰樹じいさんが残っているように。

未開の十勝を切り開いた開拓者スピリットが、アニメーションの世界を切り開く姿勢に引き継がれる様が描かれた、なつぞら。それを観たものの心に、そのスピリットはまた伝播し、それぞれの暮らしで、道を切り拓く活力となるだろう。

キャッシュレス還元と軽減税率の目くらましで消費税10%の狂騒、酷暑の中我慢と犠牲だのみのオリンピック、法人税のループホールで儲けてもNo納税、消費税の逆進性で苦しむ明日なき貧民、賄賂もらってもバレて返せばなかったことになるシステム、狭量な大臣の恣意的な文化規制、忖度する亡者、実績も展望もないのに次期総裁候補の大臣、

そんな令和元年、なにを切り開くのか、なにを支持して、なにに反対していくのか。

泰樹じいさんのように、なつのように、不屈のフロンティアスピリットで、なんとかやっていきたい。

めげずに歩いたその先に、知らなかった世界。

なつぞらよ、ありがとう。

 

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