なぎら健壱が軍服に身を包みひどいことする映画

映像研には手を出すな、のアニメが最高だ。とても面白くて、画期的。

その中の主要キャラクター、浅草氏は、軍モノが好きで、学祭の日は軍服に身を包むなどして、非常にそれがキャラを引き立ててもいる。

そんな軍服姿とはうってかわって、実写で、なぎら健壱が軍服に身を包み、浅薄極まる幼稚な極悪さで悪夢のように立ち現れる映画がある。

白昼であっても、悪夢は訪れる。

白昼の女狩り、という映画だ。

白昼の女狩り (1984)
監督: 曽根中生
脚本: 森下肇
出演: なぎら健壱、加来見由佳、由利ひとみ、織本かおる

喜劇的でもあるなぎら健壱率いる、軍服姿の女狩りたち。他人の幸せを憎む。幸せそうなカップルを襲い、女狩り、殺す。

時計仕掛けのオレンジを彷彿とさせる、一方的かつ突発的な、暴力。ラヴェルのボレロの音楽が彼らのテーマソングのように流れる。最悪の行為の最中、その行為者の頭のなかではそういう音楽が流れている。
https://youtu.be/rieFekWkrUg

奴らは女性を性的に消費し、そこにコミュニケーションはない。話が通じない、モンスターであり、嫉妬が動機という、とても幼稚な本性を、マッチョな軍服でコーティングしている。

被虐、欲望の対象であった女性、主人公が、消費される対象から、主体的な個人へと爆誕するラストは、カタルシスはんぱない。スタイリッシュかつパンク。

1984年に製作されたが、長年、お蔵入りになっていた問題作。2012年に、初めて劇場公開された。

私は昨年の、ラピュタ阿佐ヶ谷での曽根中生特集にて鑑賞。

配信、ソフト化を期待したい。

今後、上映される機会があれば、ぜひ観てほしい。

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