社会の周縁からお上に対して、痛快な一撃を食らわせるアウトローの青春映画

銀行も証券会社も、経済社会にとって重要な機能を果たしていて、一概に言えないことは重々わかった上で、思うのは、銀行員とか証券屋とか、利ざやでのさばって偉そうにしている奴らなんなの、っていう気持ち。

社会の周縁からお上に対して、痛快な一撃を食らわせるアウトローの活躍を観て、気持ちを鎮めたい夜もある。

そんな夜に観たい映画。

ニュートンボーイズ/The Newton Boys (1998) 
監督: リチャードリンクレーター
脚本: リンクレーター、クラウドスタウシュ、クラークリーウォーカー
出演: マシューマコノヒー、イーサン・ホーク、スキートウールリッチ、ビンセントドノホリオ

若き日のマシューマコノヒーを筆頭にハンサムを発揮。20世紀の初頭の頃の、ウソのようなホントの話。ニトロを金庫に塗り、爆破!現金強奪! 80も銀行強盗して、列車強盗して、ちょっとした刑期で釈放、その後の人生を豊かに過ごしたという、ニュートンボーイズたち。

「他人の金をとるんじゃない、銀行の金だ。銀行、保険会社は他人から金を騙し取っている。銀行は泥棒。貧乏人のことなど気にかけない。だから俺らもやつらのことは気にかけない。泥棒から奪っただけだ。」と、自分らを正当化。 そりゃあんまりにもな理屈だが、だれも殺さずた、ただ職業として、ただお金が好きで、金庫の爆破を繰り返すニュートンボーイズに、気づけば感情移入している。

いい気なもんで、銀行強盗を繰り返すニュートンボーイズだが、そうそううまくいってばかりでもない。とある想定外の展開で、窮地に追いやられる。

青春群像劇、会話劇の名手、リチャードリンクレイターが描く、アウトローなんだけれども、アイドル的な存在にもなっていた青年たちの青春。組織犯罪プレイがスリリングかつエンタメ感ある良質なケイパーもの映画としても楽しめる。

全体的に、重すぎず軽すぎず、ちょうどいい塩梅なのも、とてもいい。

本人映像が流れるエンドクレジットも必見。

大手配信サービスでは現在特に取り扱われていないようだ。

レンタルビデオ店にはまずあるだろう。レンタル落ちのワゴンセールでも見かけるかもしれない。

自宅待機、外出自粛。利ざやで儲ける、人を騙して儲ける者共がはびこりがちな季節。

ニュートンボーイズを観て、いっちょ繰り出そう、銀行へ。

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映画、音楽、本のことを中心に、役に立つかどうか度外視して書きたいこと書こうと思っています。サブカルなイベントもよく行くので、そのレポートみたいなことも書くかもしれません。