2022年にリリースされた音楽のベスト

AIによるアルゴリズムに翻弄された

今年は特にそう思った、コロナに元首相の暗殺、歴史的な円高、世界情勢の悪化、これらは単にニュースとして片付けられない、何故なら自分の検索ワードに反映され、知らぬうちに偏った意見のYouTubeに乗っ取られるからである。システムは知ってはいるもののネットを使う以上注意しなければならない。音楽を聞くのもコチラが聞きたいようなジャンル、曲が勝手にレコメンドされるので厄介なのでサブスクは一切使っていない。

2022年にリリースされた音楽ランキング

● 2022年 私的ベスト 【国外】


Sofia Kourtesis feat. Manu Chao – Estación Esperanza

今年のエレクトロニックミュージックで最も革新的に感じた1曲
ソフィア・クルテシス feat.マヌ・チャオの組み合わせは驚きを隠せないが
一聴して分かる親和性の高さ、そして異世界へ我々をトバしてくれる
素晴らしい音像、何もかもが美しい

DJ Python – Angel

ここ数年のDJパイソンのサウンドメイキングは様々な形ではあるが
非常に内に引き込まれる感覚を持っており、
ある時は我を忘れるくらい躍らせてくれる
一方、瞑想的な時間も与えてくれ、もはやマエストロと言ってもいい
世界のダンスミュージックリスナーは彼の新作をチェックせざるを得ない

Perfume Genius – Ugly Season

アルバムのタイトルにもなっているこの曲はまさかのレゲエトラック
はいはいダブをやってんのね、のような姿勢では無い
サウンドは凍りついたようなギターのカッティングでBPM78の
一時期のNY Wackie’sサウンドを彷彿させる
全体的に漂う哀愁感はFar Eastへのリスペクトを感じる
つまりはパブロ、ロッカーズへの讃歌なのだ

Fields Of Mist – Illuminated60

去年から始られたIllian Beatシリーズの新作
このカタログはまだ少ないのだがどれも個性的で非常に聞き応えがある
DOPEという言葉が今一番ハマるようにも思う
この時代にビート1本で勝負するという気迫も感じられるし
選びに選び抜かれた厳選の極みであり音楽の深さを思い知らされる

Oren Ambarchi – III

オーレン・アンバーチの新作にやられた
とにかくこのMVを見てほしい
何を感じたかはどうでもいいのだ

John Beltran – Elevate It

アンビエント系にフォーカスしたコンピ『Open Space』シリーズの第2弾
John Beltranはエレクトロニックミュージックで最も美しいトラックを
密かに忍び込ませていた

Daphni – Cherry

今年のAlbum of the Yearだと思う傑作
サブスクでももちろん聴けるが1曲だけを
もし薦められてら聞かないほうがいい
ニッチな言い方になるが全編が繋がっており
全部で1曲として考えられるからだ

以下、順不動
Joe Armon-Jones & Mala – A Way Back
Barry Can’t Swim – ‘Like The Old Days’ 
Linkwood – Stereo
King Gizzard & The Lizard Wizard – Ice, Death, Planets, Lungs, Mushrooms and Lava
Junior Boys – Waiting Game
Crackazat – Demucha EP
Mark E – Leaning Into The Light EP
Jimi Tenor – Multiversum
John Carroll Kirby – Dance Ancestral
Shanti Celeste – Cutie / Shimmer
Kabaka Pyamid Ft. Jemere Morgan – Grateful
Born Under A Rhyming Planet – Diagonals
Skeng – London

● 2022年 私的ベスト【国内】


Summer Eye – 求婚

元シャムキャッツのVoのソロ作品
MVを見て最も夏を感じた非常にエモい曲
Bandcampで買うとインストver 求婚 106 (Kyukon 106)
が聞けてそちらも最高

さよならポニーテール – サンセット

毎年コンスタントにリリースしてくれる今だに覆面のユニット”さよポニ”
個人的に必ずヤバイと感じる曲が収録されてるので今回の
ニューアルバム「夜の出来事」(ジャケも素晴らしい)も即チェック
スティールパンの音が心地よい素晴らしいダンスチューン

桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎 – 時代遅れのRock’n’Roll Band

これが最高じゃなかったら一体何が最高なのか
何気に原坊のアレンジがあってこその曲なので長く聴ける
桑田さんのソロアルバムに収録されてる「Soulコブラツイスト」
そして新曲「平和の街」も素晴らしい

舐達麻 – BLUE IN BEATS

二年ぶりの新曲
姿勢もクオリティも全くブレないので本当に良い
彼らが活動し続けられる事がで希望を見出す人も多いと思う

SEKAI NO OWARI – Habit

恐らく自分の家以外で最も多く聴いた曲
バンドの音楽はあまり知らないけどこの曲のグルーヴと
歌詞の心地よさに唸ってしまった
ラランドのサーヤとやってるユニットも良かった

Noda & Wolfers – Tascam Space Season

Bandcampでフリーで公開された非常にニッチでドリーミーなデジタルダブ
例えばJah Shakaのデジタルルーツ、DISCIPLESのニュールーツを聴いてる
稀な人以外にも届いたであろう音作りに驚いた
ベッドルームダブとでも呼べばいいのだろうか

坂本慎太郎 – 物語のように

心地良さしか無い
圧倒的

以下、順不動
OMSB – 大衆
LEX – 大金持ちのあなたと貧乏な私
ASIAN KUNG-FU GENERATION – プラネットフォークス
C.O.S.A. – Cool Kids
藤井風 – LOVE ALL SERVE ALL
柴田聡子 – ぼちぼち銀河
坂本龍一 – Ieta
ニューリー – リズムとフロウ feat. 鎮座DOPENESS
羊文学 – 光るとき
tofubeats – REFLECTION feat. 中村佳穂

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