「HELL-SEE」

2023年の春。

syrup16g のアルバム HELL-SEE 20周年 アナログレコードを買ってしまった。

人生いろいろあって断捨離中だったので、買おうか買うまいかは、1時間くらい迷った。

でもけっこうものも捨てたし。これは思い入れのある作品なので、買ってしまった。

2003年、中3だった。1500円で15曲入っているsyrup16gのHELL-SEEを、お得だというのと背伸びしたい気持ちで秋季講習の帰りに買って帰った。 

2023年、5000円のアナログ盤のでかいインナーシートに書かれた歌詞をながめながらターンテーブルで聴く。アナログ盤だと独特な密室感がより深まって感じられる。 

一年で3枚のアルバムを出した後、シングルの予算で15曲を、突貫工事でレコード会社の社内にスタジオを作りそこで録音したというアルバム。 

今聴いても、耳馴染みのいい言葉を蹴散らすブルドーザーのような狂気と、その反面の純粋さにハッとさせられる。 

懐かしさもあるが、今の時代にも刺さる普遍性があるなぁ。

とか言いながら、10年後、30周年記念盤を聴いてる自分が想像されてゾッとした。

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映画、音楽、本のことを中心に、役に立つかどうか度外視して書きたいこと書こうと思っています。サブカルなイベントもよく行くので、そのレポートみたいなことも書くかもしれません。