1988年生まれの戸田恵梨香が陶芸家として信楽焼を追求していく101回目の朝ドラ、スカーレット 視聴の記録 第16週 「熱くなる瞬間」

9/30からはじまった、101回目の朝ドラ、スカーレット。

1988年生まれの戸田恵梨香が主演で、信楽焼をめぐるドラマだという。

朝ドラオリジナル脚本で、脚本家は、水橋文美江。

第 16 週 熱くなる 瞬間

★今週のざっくりとしたまとめ

・八郎が銀座の個展の下見に行っている間、新しい作品をつくりはじめたきみこ。
・そんな合間、きみこのところに、きみこ、てるこ、おおのしんさくが集い、3人で、赤玉ワインのようなものを飲む。
・しんさくの結婚祝いでの、はからい。
・夜通し楽しく過ごし、朝、きみこ、改めて、信楽焼のカケラを手に取り、みつめる。きみこの表現の原点。
・腐れ縁の3人での語り合いの時間をへて、創作活動により一層のめりこむきみこ。
・一方のおおのしんさく、喫茶店にゆりこ呼び出す。ゆりこは、破談なのでは、と恐るが、直接の結婚の申し出だった。めでたしめでたし。
・ゆりこの相談乗ってたマツナガミツも、意中の人がいそうな雰囲気
・きみこが頼まれていた絵付け小皿は、順調に完成に向かっている中、東京に行っていた八郎が帰ってくる。
・八郎、銀座の個展は、和食器セットを並べることにした、と。生活に根ざした作品。芸術は、きみこにまかせた、と。
・きみこ、かつて狸の道でひろった信楽焼のカケラ、その色味への思いを語る。
・そんな中、かわはら工房の電気釜がぶっ壊れてしまう。
・けっこうすぐ治る。
・夜、八郎、薪で焼く釜を買おう、ときみこに。いいのか!?と驚くきみこだが、平和なうちに、やりたい芸術を、と背中を押す八郎。
・穴窯で焼くのはべらぼうに金がかかる。でも、やるぞ。
・穴窯を作る。やっとできる。
・そして、火を入れ、穴窯で焼いてみるが、火がなかなか温度あがらない。
・八郎とマツナガミツときみこで交代で火の番をしていた合間、きみこ、八郎にもたれかかって眠るマツナガミツを目撃してしまう。
・きみこ、動揺する。そして、残りの薪を、一気にくべる。きみこ、険しい顔で火を見つめる。

◆ 第 91 話

八郎が銀座の個展の下見に行っている間、新しい作品をつくりはじめたきみこ。

黙々と土をこねるその姿をみつめる、息子のたけし。

そして流れる、Superflyのフレア!!
日々、恋をして胸をこがしたい。

ひたすら土をこね、今日はここまで、と作業を終えるきみこ。

なんとも、調子が出ない様子。

まだ、どういう作品にするか、迷いの中にある。

そして、たけしが穴空いた靴下を縫ってもってきたのをチェックするのきみこ。

たけしのことを大好きなことを伝えた上で、こんなんじゃあかんで!と、厳しく当たるきみこ。

そんな折、かわはら工房の入り口に、てるこの姿が。

泊めてくれ!もう離婚する!と。

しかし、それは、四年に一度のオリンピックと同じように定期的にやってくる、てるこの発作。

トシハルさんがおおのしんさくに手紙をたくし、おおのしんさくが走って届けにくるまでが、セット。

きみこのところに、きみこ、てるこ、おおのしんさくが集う。

そして、3人で、赤玉ワインのようなものを飲む。

しんさく、結婚おめでとう!と、乾杯。

あのしんさくが結婚とな、、と感慨にふけるてることきみこ。

てるこの離婚騒ぎも、しんさくの結婚を祝うための、口実。

一方、母マツは、たけしを寝かしつける。

てることきみことしんさくは、昔の写真などみながら、思い出話にふける。

いまだから言うけど大会、とかを開催。

楽しい雰囲気で夜が更ける。

いまやからいうけど、学校できみこの描いた絵が金賞もらったとき、ほんますごいな、としんさく。

絵が描きたくて描きたくて、だいこん炊きながら描いてた、絵。

しみじみと、その当時の絵をみつめるきみこ。

そして、久しぶりに、旅のお供に大阪にもっていった、信楽焼のカケラをとりだし、それを眺める3人。楽しく話す。

そして

朝が来て

きみこ、改めて、信楽焼のカケラを手に取り、みつめる。

◆ 第 92 話

朝が来て、信楽焼のかけらを手に取り、みつめるきみこ。

そして流れる、Superflyのフレア!

日々、恋をして、胸をこがしたい。

3人での語り合いの時間をへて、創作活動により一層のめりこむきみこ。

一方、おおのしんさくも、思うところがあった。

ゆりこに、電話するしんさく。

なんだか、気を落とす、ゆりこ。

マツナガミツと同じ寝室のゆりこ。

マツナガミツ、なにかを察する。

電話でなにか言われたんですか?と。

破談や。話があるいうて。結婚のことや。あの感じやと、破談や。うちとの結婚取りやめにする気や、とゆりこ。

翌日。

おおのさんとこの喫茶店。

おおのしんさくとゆりこ、サシで向かい合う。

「えっと、ごめん、こんなとこ呼び出して…あんな、多数決、多数決な、子供の頃から、多数決したら、人気のないほうにつくねん。」

と切り出すおおのしんさく。

そやけど、みんなに乗せられて、流されてしまう部分がある、と。

黙って話をきく、ゆりこ。

「ほんで、あんとき、多数決で、結婚することになったやろ、俺とゆりこ。….いや、そんなんあかんな、おもて。そんな流れで結婚なんて、あかんな、おもて、思い直して、…そやから、悪いけど、悪いけど、言うは、はっきり」

覚悟を決めた様子のゆりこ、

そして、口を開く、おおのしんさく、

…..結婚してください。

と言い放つ!

なんと!

「ゆりこ、可愛い、大事にしたい、好きや。そやからな、ゆっくり、夫婦に、なろう。」と、しんさく。

涙を流す、ゆりこ。

ありがとう、と。

うまくまとまった!

話を終え、外に出ると、てっきり破談になったと思ったマツナガミツが、相手蹴飛ばしましょうか?、と。

一方、きみこ。

陶芸作品と向き合う。

その様子をみにくる、たけし。

くつした縫うやつやり直して持ってきた。

今度は、しっかり縫えている!

3つ縫えたから、36円をゲットしたたけし、

そして、ゆりことマツナガミツ、寝室。

蹴飛ばしましょうか、って言ってもらえて、嬉しかった、とゆりこ。今度はうちがだれか蹴飛ばしたる。蹴飛ばして欲しい人、いいひんの?

少し考え、マツナガミツ、いませんね!と。

これは、だれかいる雰囲気。

そして、きみこが頼まれていた絵付け小皿は、順調に完成に向かっている。

明日は、東京に行っていた八郎が帰ってくる。

◆ 第 93 話

かわはら家の朝ごはん。
山盛りのポテサラ。

にんじんをたべるたけし。

そして流れる、Superflyのフレア!
日々、恋をして、胸をこがしたい。

八郎、信楽に帰ってくる。

おおのさんとこの喫茶店、サニー、にいる。

きみこ呼び出され、行ってみると、そこには、ジョージ富士川が!

恐縮するきみこ!

ジョージ富士川、全て出し切ってものづくりしても、また、熱いものがこみ上げてくるねん、という話をする。

そういや、焼きもんのカケラ、あったよね、と。

かわはら工房に移動し、きみこの旅のお供のカケラを、見せる。

ええ色や、と感嘆するジョージ富士川。

薪を焼いて出た灰がいい具合にユウヤクに溶けてでた色合いですな、とキュレーターの柴田さん。

信楽ならではの色合いですな、と。

そして、マツナガミツと八郎。かわはら工房。

銀座の感想を話す八郎。
おかえりなさいませ、とマツナガミツ。

夜。

きみこ、ひとり工房へ。

信楽焼のカケラを手に、昼間の話を思い出し、考え込む。

そして、八郎、きみこのところに、あるものを持っていく。

おにぎり!

八郎ときみこ、話する。

八郎、銀座の個展は、和食器セットを並べることにした、と。

東京でも大阪でも、団地が増えてた。ニュータウン。首から鍵ぶらさげてる、鍵っ子いうのもいた、と。

団地の明かりの向こうに、僕の作った和食器セットがあったらうれしいな、って。熱い瞬間や。心込めて、和食器セット仰山つくる。

と。

そして、

芸術をやるのは、きみこに任した、と。

きみこ、謙遜しながらも、

「たぬきの道あるやん、あの道を、大阪行く前の日、ずっと登っていくねん。足元悪くて、この道でいいんやろかって、歩いて、ようやくパーっと開ける、そこで見つけたんが、このカケラや。綺麗な夕陽が映ってた。明日から、一人で頑張るで、って思えた。ウチの熱い瞬間や。あん時の気持ちは残したい。なにかに残したい。それをこめる。このカケラのように。いつかな、こういう色合いを出して、だれかのことを励ましてあげたい。夢や。いつか叶えたい、ウチの夢や。」

ときみこ。

そして、その翌日。

電気釜が、壊れてしまった。

さて、どうする!

◆ 第 94 話

かわはら工房、電気釜の修理中。

けっこうすぐに直してもらえた。

釜屋、畳と女房と、電気釜は、新しいほうがいいで、と言い残し、去る。

そして流れる、Superflyのフレア!
日々、恋をして、胸をこがしたい。

電気釜壊れてバタバタしてたので、ゆりことおおのしんさくの正式な話のやつは、ちょっとそれが落ち着いてから、と。

夜、電話をするふたり。

電話いややな、会いたいな、と話す、初々しさ。

盗み聞きしていた母マツ、たまらんくなり、思わずおどり出る。

お母ちゃんの頃は、恋文でやってた、と、話をする。

会いたい、会いたい、と書いてきてたと。

ゆりこ、あらたまり、母マツに、おおのしんさくとそういう仲であることを伝える。

よかったな、と心底うれしそうに母マツ。

一方、八郎ときみこ。寝室。

新しい釜を1つ、買おう、と提案する八郎。

薪で焼く釜。あの色を出すために。

ええの?! と喜ぶきみこ。

翌日、キュレーターの柴田さんに話聞くきみこ。

かつて陶器は薪で焼いていたが、いまは、薪で焼くのは、芸術品、贅沢品だと。

実際に、いま薪で焼いてる人に直接話をきくのが早い、と。

誰やったけな、、名前、、

そこへ、たけし、帰ってくる。

お父ちゃんのこと、継ぐんか?陶芸、興味あるか? と柴田さん。

いまはわかりません!とたけし。

よし!いまは元気が一番や!

よし、、、よし、よしのがわさんや!と名前思い出す柴田さん。

よしのがわさん!!
信楽で、きみこが子供のころ会った、陶芸家だ!

早速、よしのがわさんに連絡とると、来たのは、その甥っ子。

よしのがわさんは、去年亡くなった。

そして、薪で焼く維持費は、すごいかかるので、薪の釜はもうないという。

きみこ、かつてのよしのがわさんと交わした会話を思い出し、思い耽る。

◆ 第 95 話

かなりの費用がかかることを知り、薪で焼く、穴窯づくりの夢を、諦め掛けていたきみこ。

そこへ、母マツが、札束を持ってきみこへ渡す。

ずっと貯めてきたんや、やっと使うときがきた、と。

たけしも、俺も出したる! 靴下の穴縫った、36円!と。

ありがとうございます。いつか穴窯をつくるとき、使わせてもらいます。いまはいい作品をつくる。それからや。と、きみこ。

それを聞き、八郎、話をしようか、と。

そして流れるSuperflyのフレア!
日々、恋をして、胸を焦がしたい!

並んで座って話をするきみこと八郎。

闇市で深野先生の絵を売った話をする八郎。終戦の時。11の時。

「きみこ、いつかなんていうてたら、いつまた戦争起きるかわからんで。あれは現実に起きたことや。僕らの仕事は、平和やからできるんや。薪を焼くんわ贅沢品、芸術品。芸術を楽しめるんわ、日本が豊かな証拠、ありがたいことや。いまやり。いま、やりたいやろ?夢を、叶え。 」

と八郎。

そして、その夜二人は、夫婦ノートに夢を記した。きみこは、穴窯をつくることを。八郎は、きみこの夢を支えることを。

そして、銀座の個展も無事終わった。
和食器セット、追加オーダーもきて、いい感じ。

銀座の個展も落ち着き、ようやく結婚のあいさつや!と喜ぶゆりこ。しかし、スキップしてたおおのしんさくが怪我してまた延期!

そして、

きみこは、穴窯の勉強を進め、

八郎は新しい電気釜で、和食器セットをつくり、穴窯の資金をつくる。

穴窯、製作準備開始。

そんな中、

久しぶりに帰ってきたなおこがキレてる。
なにが穴窯や! なんでそれにお母さんのへそくり使うねん!と。

しかし、言いたいこと言って、スッキリして、収まる。

きみこ、しばらく迷惑かけるわ、と、家族へ話し、

ありがとう、穴窯、作らせてもらいます!と。

一方、マツナガミツ、ひとりもくもくと、コーヒーカップ作ってる。

八郎、教えたろか、と。

一瞬よろこぶも、逡巡した挙句、大丈夫です、とマツナガミツ。

なにかを言いかけやめる。

八郎、問いただす。

そして、誕生日なんです、今日、24歳になりました、と八郎へ話す。そして、銀座の個展、どうでしたか、と。

銀座の個展も、マツナガさんのおかげや、ありがとう、と八郎。

八郎、マツナガミツと腰を据えて話す。

翌日

穴窯をつくる予定の畑のところで、カカシを引っこ抜き、戯れる三姉妹。

そして、

三ヶ月の整地が終わり、

穴窯づくりがはじまる。

レンガで、土台づくりし、土壁を塗る。釜の中の熱を逃がさないようにするため。

もうすぐ、穴窯の完成。

◆ 第 96 話

きみこが思い立ってから半年、ついに、穴窯が完成。

そして流れる、Superflyのフレア!
日々、恋をして、胸を焦がしたい。

穴窯が、ついに日の目を浴びた!

完成した穴窯の中に入り、感慨に耽る、きみこと八郎。

穴窯の完成を祝い、ママさん合唱団もやってきた。

歌で祝福。

夜、祝いの酒。

翌日、早速、きみこ、穴窯で焼く準備。

昼夜三日間で、焼き上げると。

火種から目を離さず、三日間。

ひとりでやろうとするきみこだが、そりゃ大変だ、マツナガミツもいれて交代でやろう、と八郎。

そして、

土を釜の中に設置し、

いよいよ火を入れる。

まずは、釜全体をゆっくりと温めていく。

火を見張る、長時間に及ぶ作業。交代で行う。

600度になったあたりで、焚き口に薪を入れる。そこから一気に、1200度へ上げていく。

薪をくべにくべる。

しかし、予定の3日を過ぎても、どうしたわけか、1200度に届かない。

まだ続ける、ときみこ。

4日目になっても、温度は上がらず。

交代を拒否するきみこ。

あかん、と八郎。

とりあえず、きみこ、休憩。

寝て、起きる。5時間。

交代する。

また、5時間で交代。

そして、温度が上がらぬまま、5日目の朝を迎えた。

用意していた薪は、残りわずかに。

火を止めてしまおうか…葛藤するきみこ。

きみこ、八郎の様子をみにいくと、マツナガミツが八郎の肩にもたれかかり寝ていた!

きみこ、動揺する。

そして、残りの薪を、一気にくべる。

きみこ、険しい顔で火を見つめる。

次週、涙のち晴れ!!

★感想

おおのしんさくとゆりこが結婚キメこみ、八郎が生活に根ざした作品づくりに舵を切る中、きみこが八郎に背中を押され、ついにはじめた、穴窯での作品づくり。
べらぼうに金がかかり、リスクも高い穴窯。これが、どう転ぶか。芸術を追い求める狂気がすでに見え隠れする。平和で仲良しな、かわはら家の日常も、どうなるかわからんぞ。どうなるか、来週。

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第26週(最終週) 、「なつよ、あっぱれ!十勝晴れ!」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

毎週毎日追いかけ続けたがいよいよ最終週

「なつよ、あっぱれ!十勝晴れ!」

第151話から156話までのまとめだ。

◆ 第 151 話

昭和50年、3月。

富士子、小学校にあがるゆうのために、上京。

じいちゃんがね、このごろ元気がないの、病気、ってわけでもないんだけどね、となつに話してる富士子。

病気でもないが、90。

病院にもいきたがらない。

そうは言っても、しぶといとは思うんだけども。

そして流れる、優しいあの子!!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

最終週の演出は、木村隆文。

4月。ゆうは、小学校に入学。

その日も、なつと坂場は休めず。忙しい。

ゆうちゃん、小学生。大きくなったな!

マコプロへ出勤するふたり。

忙しい日々は続いてる。

大草原の少女ソラは、放送から半年たち、人気番組に。

西荻窪の家。

ゆうが、字を書いて練習してる、その様子、富士子、見守ってる。

すると、千遥が、千夏を連れて訪れる。

おどろきよろこぶ富士子。

千夏をみて、昔のなつにそっくりだわ!と。

「柴田さん、その節は、大変失礼をして、すみませんでした。わたしの洋服までとっていていただいて」ときちんとしてる千遥。

なんもさぁ!水くさいこと言わなくていいの、と富士子。

千遥、ゆうの入学祝いです、と作ってきた料理を富士子に渡す。

すごくよくできた料理だ!

一方、マコプロ。

レイが、父さんに夢を語るシーンの絵コンテについて話してる、坂場となつ。

ソラとレイが、風の丘、と呼んでる場所で、星をみながら語るようなシーンにしたい、と坂場。

「星をみながら、ね。それは、何時頃? 眠る前? それとも、朝焼けの前?」となつ。

うーむ、としばし考える坂場。

レイは、新天地を求めて旅するソラの家族なや助けられた。いつしか、本当の家族のように育っていったレイ。

やがて、レイは、馬の死をきっかけに、獣医になりたい、といいだした。レイは、その夢を叶えるために、遠くの街に行くことを、父さんに語る。

なんだか、なつと、じいさん、の関係に重なる。

ハッ、と、なにか思いつくなつ。

この絵コンテ、星をみながら話すのはいいけど、やっぱり最後は、夜明けにしない?、と提案。

牛飼いの生活は、夜明けとともに始まる。

「夜明けの場面だと、父さんとレイの別れも、希望に満ちたものになる」となつ。

なつ、かつてみた、遭難しかけた後の、朝日を思い出している。

「開拓者を励ます朝日か。いいと思う!」と神地。

夜明け、に変更だ!

マコ様、変えるなら、すぐによ!とはっぱをかける。

陽平さんとモモッチにも説明する。

陽平さん 十勝の夜明けなら、開墾の仕事で、何度もみてきた。頼もしい!

モモッチと神地は、いい感じになってる。

夜、西荻窪、帰るなつ。

ゆうは寝てる。

富士子、千遥が入学の祝いだって持ってきた料理をなつにみせる。

おいしそう!となつ。

これから仕事するから、その前に食べる、と。

身体壊すよ!壊さないがふしぎたわ、と富士子。

「じいちゃんにも、届けたいでしょ。したら、じいちゃんに、少しでも、元気になってもらいたいのさ。」

「なつ、心配してるんだね。」

「じいちゃんだけでなく、じいちゃんのような、開拓者の人に恥ずかしくないものをみせたいんだわ。わたしにできる恩返しは、それだけだわ。」

いただきます、と千遥の料理を食べるなつ。

なつたちは、ロケハンで出会った、十勝の人々や、十勝の風景を思い出しながら、開拓者の風景を、描いていった。

“じいちゃんが、ひとりで北海道にきて、開拓したみたいに。わたしも、挑戦したい。

よくいった。それでこそ、わしの孫じゃ。東京を耕してこい。開拓してこい。”

という、あの日のやりとりを、思い出しているなつ。

そして、そのシーンが流れる日の放送。

皆、テレビの前で見てる。

レイが、夢を語るシーン。

牧場やりたいけれど、夢のため、遠くの街にいかないといけない。

空の、明けの明星を指差し、

よく言った、それでこそわたしの息子だ。お前がいなくても、わたしがこの牧場を守る。お前は、お前の夢を守れ、と、ソラの父

すると、夜明け。

風が吹く。

そのシーンをみて、涙ぐんでるじいさん。

「なつよ、どうやら、風は、ここまで吹いたようだ。」

◆ 第 152 話

大草原の少女 ソラ での、レイが夢を語るシーンで、夢のため北海道を出て行くと言ったあの日のなつが重なり、ジーンときてるじいさん。

西荻窪でも、富士子、ジーンときてる。

「じいちゃんに、電話してみる?」

「ううん、大丈夫。なんか、つながれた気がした」となつ。

その翌日。

泰樹じいさん、久しぶりにお出かけ。

そして流れる、優しいあの子!!

じいさんが向かった先は、雪月。

雪次郎、出迎える。

あやみさんがいると、聞いたんだが、とじいさん。

しかし、あやみさんは、今年の春、やめてしまった、と。

また旅に出た。

そうか、したら、ばあさんいるか、とじいさん。

甘くて美味しそうなパフェをたべるじいさん。

「あんた、とうとう私に会いたくなったのかい。私が恋しくなってるってことは、いよいよお迎えが近いね」とトヨばあさん。

「あんた死神けえ」とじいさん。

「天使だべ。あんたは天国行きだ、安心せ」とトヨばあさん。

「そっちはまだこんのけえ」

「お迎えかい? 何度かね、でも、追い払った」

「しぶといな、ふふっ」

「開拓者の一世だからね、そう簡単にはくたばらんさ。 そんで、なんだね、わたしが好きっていいにきたのかい」

「口が裂けても言えんな」

「ワッハッハ、したらなんだべ」

「あんた、なつのテレビみたかい」

「そりゃみてるさ、あれのおかげでうちは大儲けなんだよ、なっちゃんに足向けて寝られないわよ」

「昨日みたか?」

「ん、昨日? みたよ。…あ、あれかい、あんたとなっちゃんの、別れを思い出したのかい」

「朝日を、思い出したんじゃ。何度もみた、ああいう朝日を。開拓してるころにな。この土地は捨てよう、そう思っていても、朝日をみてると、気力がわいてきた。ここで諦めるな、と。そういう朝日を、なつはみせてくれた。」

「夜明けに感動したんかい。まあね、夜明けに励まされるってことは、何度もあったね」

「なつは、そういうものを、作ってるんじゃ。」

ニンマリするばあさん。

ニンマリするじいさん。

そして、なつたちの制作は、梅雨に入るころ、大詰めを迎えた。

スケジュールはギリギリ、放送の前日に、なんとか完成させれば、という。

マコプロ、みな忙しく作業する中、電話かかってくる。

マコ様が出る。

テレビ局から、演出へのクレームの電話だ。

二週間前に納品のはずじゃねえのかよ、と。

すいません、絶対に穴は開けませんから。彼らをいま支えているのは、いいものを作っている、というプライドだけなんです。よろしくお願いします、と、なんとか切り抜ける。

苦情は、現場に伝えず、作品の質は、守る。

しかし、事件は起こった。

外注から回収した動画を、雨の中走って持ってきた、男、町田、転んで、水たまりに落としてしまった!!

ギャー!!

全滅だ!

すぐもどして描き直してもらって!!!

「外注は限界です、、もう、やめるといいだします、、」とうろたえ涙する町田。

それなら、こっちで描くしか…

「わたしだって、限界よ、これは動画チェックじゃなくて、一から描くってことでしょ? 無理よそんなことは! 」と茜さん。

茜さん、わたしも手伝うから!となつ。

「何言ってるの?! なっちゃんの仕事だって、24時間寝ないでやっても間に合わなくらいあるでしょ?!」

「それでも、やるしかないの。」

「僕も手伝うからさ、茜。子供は、お母さんにみてもらう。」と下山さん。

「俺もやる」と神地。

「みんなで力合わせれば、このまま質をさげなくても、乗り切れる。待ってる人がいるの。この作品を楽しみに待ってる人が。その人たちを、私たちは絶対に裏切っちゃいけない。」となつ。

「わたしも、手伝うから、頑張ろう、茜さん!!」とマコ様も。

「みんなで町田を助けてやろうぜ!町田がいなかったら、俺たちの仕事は成り立たないんだから」と町田をフォローする神地。

なんとか、乗り切ろう!!

そして、朝まで作業。

仕事して、西荻窪に朝帰りの、なつ。

またすぐ仕事にもどらないといけないけど、一回帰ってきた、と。

ゆうに、朝のあいさつする。

そして、最後のシーンの、声入れに臨んでいる坂場。

なつ、職場に戻り、また、描きまくる。

なつよ、大草原の少女ソラも、いよいよ最終回だ。

◆ 第 153 話

冒頭から、大師草原の少女 ソラ、大人になった、ソラとレイが、久々に再会する場面。

獣医になったレイが、牧場に、戻ってくる。

そして流れる、優しいあの子!!

めげずに歩いたその先に、知らなかった世界!

場面はマコプロ。

大草原のソラ、完成おめでとう、と称して、祝い。

みなさん、ご苦労さまでした、とあいさつするのは、ミルコス社長の松武 博。大泉洋が演じてる。

「本当に素晴らしい番組を、ありがとうございました。わたしの祖父は、明治の初期に北海道に入植した、開拓者でした。その開拓者精神を受け継いで、私の父が、ミルコスを創業したんです。ミルコスと父を代表して、みなさんにお礼を申し上げたいと、馳せ参じたわけです。」

とあいさつ。

「マコプロダクションのマコちゃんには、ぜひともまた、次の作品を、と依頼したところであります。」

なんと!

それだけ、この作品が成功したということだ。

マコ様、演出を担当した坂場を紹介。

「坂場くん!君にも、開拓精神があるんだね。この作品は、我がミルコスに匹敵する、偉業だよ!」と松武博。

「いや、開拓とは、偉業を達成することではないと思って、います。自分の生活を一から作り上げることが、開拓の基本だとわたしは思っています。そして、我々が作品を作る時の基本であると思っています。みなさんには、最後までその開拓精神を貫いてもらいました。感謝します。」と坂場。

一同、拍手。

そして、マコ様、なつを紹介。

「いやぁ、あんたがなっちゃんかい、会いたかったよ!あんたも、北海道の開拓者なんだべさ。」と松武博。

「私は、開拓者に育てられただけですが、この物語を描けたのは、身近にそういうひとがいたからだと思います。だけど、いまここにいるみんなと出会わなければ、みんなと一緒じゃなければ、この作品は生まれなかったと思います。みんなに出会えたわたしは、ソラやレイよりも、幸せです。わたしはただ、目の前にある動画用紙を耕してきたにすぎません。その力を、みんなが与えてくれました。本当に、ありがとうございました。」となつ。

一同、拍手。

ここで、松武博、乾杯の音頭。

しかし、松武博、乾杯はやはり、なっちゃんが、となつを指名。

我が愛する北海道を代表して、お願いします。

わかりました。

「すべての、開拓者に、乾杯!」

そして、かわりばんこでマコプロのスタッフたちがあいさつ。

どさくさに紛れて、神地がモモッチにプロポーズ。

ソラのテーマ曲に合わせて、モモッチが神地と得意の踊りを披露。

咲太郎と光子さんも、なつを労いに来てる。

歴史に残る、未来でも親しまれる作品だよ、これは、と。

西荻窪の夜。

大草原の少女ソラの制作もひと段落し、富士子も、北海道に帰ると。

次の日、

咲太郎に呼び出され、 なつ、杉の子へ。

中に入ると、そこには、

なんと!あやみさんが!!

あやみさん、ついに、これからおでん屋を始めるだとか。

わいわいした再会。

あやみさん、千遥の料理に感動。

やっぱり、ダシが、違いの決め手。

1番だしをとったあとに、さらに手間暇かけて、2番だしをとることが大事、と千遥。

二番煎じ、ってことか?と咲太郎。

それは、味が薄くなっていくものでしょ。2番だしは、だしがらを煮詰めて、材料もたすから、さらにコクと風味がでるの、と千遥。

「言ってみれば、わたしたちみたいな、もんかしら。」とあやみさん。

人生の、2番だし。

人生、一生懸命生きて、コクと風味の、2番だしがある。

でも、1番だしの、本当の家族のことは、忘れない。

1番だしがあり、2番だしがある。だから深い味になる。

「そして、なつたちは、夏休みに、十勝へやってきました。」

千遥も、一緒だ。

懐かしい。記憶の中にあるままだ。

◆ 第 154 話

なつたち、夏休みに、十勝へ。

千遥にとっては感慨深い久々の十勝。
千夏ははじめての十勝。

千遥、じいちゃんに会う。

「ごぶさたしてます」

じいちゃん、千遥に近づき、優しく抱きしめる。

「なつよ、誰でも、歳をとる。そして、深くなるんだ。 」とウッチャンナレーション。

じいちゃん、ただいま、となつ。

「おかえり。千遥も、おかえり。」とじいさん。

…ただいま。

涙を浮かべてる千遥。

娘の千夏をじいさんに紹介。

よろこぶじいさん。

坂場も感極まり、

「おじいさん、ただいま!」

と言うが、じいさん、坂場に対しては、反応、うすい!!

そして流れる、優しいあの子!

搾乳に挑む、千夏。

誰もが挑んできた、搾乳。

数を数えるように、搾る、とアドバイス。

ゆうもやりたい!と

坂場も、やりたい!と。

イッキュウさんはやめといたほうが…となる。

坂場が三段オチになる流れ!

晩御飯。

大草原の少女ソラ、の話に。

じいちゃん、毎週、熱心にみてたさ!と剛男。

しかし、じいちゃん、ちょっと疲れたから横になってくる、と晩御飯抜け出す

心配するなつだが、

「いつもそんな感じよ、今日はたくさん動いたほうよ」と富士子。

「じいちゃんは、のんびりさせてやればいいべ」とテルオ。

もう90を超えてる。

ちょっとさみしそうな顔のなつ。

夜。

なつ、ゆう、千夏、千遥、川の字で寝ている。

よくねむる、ゆうと千夏をみて、あのころのわたしたちみたいだね、と二人の母親。

孤児だったころのこと、話す。

「よく生きたねえ。」

「育ててくれて、ありがとう」

「なに言ってんの。千遥がいてくれたから、あのころは生きられたんだよ。結局、辛い思いばかりさせたけど。」

kでも私、浮浪児でよかった、って思うよ。いままで出会えた人がいるから。元気でいてくれて、ありがとう。お姉ちゃん。」

「こちらこそ。生きててくれて、ありがとう。」

翌日の朝。

牧場には牛がたくさん。

昔の牛舎は、しばた牧場アイス 、というアイスクリーム屋に!

店の中には、阿川弥一郎さんの木彫りのクマが。

アイスクリームがふるまわれる。

なつ、坂場、ゆう、千遥、千夏、食べる。

おいしい!!

それで、お客さんは来てるんですか?と坂場

うっ、となる富士子とサラさん。

くるわけないしょ、宣伝もなんもしてないんだから、

と言ってあらわれたのは、ゆみこ!

ゆみこに千遥を紹介するなつ。

やっと会えた!とゆみこ。

ニンマリ千遥。

その後、雪月へ。

お、イッキュウさん、ほんとにいい作品を作ってくれたな、お陰で十勝に旅行者も増えて、うちのお菓子も、一気に有名なったもんな、と雪次郎。

儲かって儲かって、足向けて寝られないべ!とトヨ婆さん。

そんなこと言いなさんな、それよりもとにかく、面白い作品だったよ、と妙子さん。

面白いのはそりゃそうだ。蘭子さんもみんな、声で大活躍だな、と雪次郎。

そして

なっちゃん、この店が繁盛するってことはよ、あの天陽くんの包装紙が、全国に広まるってことだよ。へっへっへ。と雪之助。

あの絵が、ソラの原点。

天陽くんは、みんなの中で生きている。

じいちゃん、なんか言ってたかい?漫画に、感動してたべさ、とトヨ婆さん。

漫画?テレビ漫画?

喋ってないのかい? 朝日をみた、って

“なんどもみた、ああいう朝日を。開拓してるころにな。朝日をみると気力が湧いて来た。ここで諦めるなって、励まされた。そういう朝日を、なつは見してくれたよ”

と言っていた、じいさん。

それをトヨ婆さんからきき、グッときてる、坂場と、なつ。

「なっちゃん、ゆっくりしていってね。じいちゃんのそばに、いてやって」とトヨ婆さん。

しばた牧場にもどる面々。

そとは、天気が崩れてきた。

居間では、テルオと剛男が、牛舎の建て替えについて図面みながら話してる。

パイプラインミルカーにする。

搾った牛乳を集めるまでを機械化する。

外、雨が降り出す。

じいちゃん、縁側に出てくる。

雷が鳴る。

「なつよ、なにやら、嵐になりそうな気配だ。」

◆ 第 155 話

古い牛舎を立て替えて、パイプラインミルカーをつくる話をしてる、テルオと剛男。

外、雨が降り出す。

じいさん、部屋から出てくる。

雷が鳴る。

昭和50年8月、この年、十勝は、冷害、水害に見舞われました。

そして流れる、優しいあの子!!
めげずに歩いたその先に、知らなかった世界。

とりあえず、古い牛舎を建て直す話。

牛舎を建て替えるのは、テルオのアイデア。

じいさんは、テルオに任せている。

「したけど、費用もかかるからな」と剛男。

組合としても、補助事業として進めてるところはあるから、簡単に反対はできないが。

じいちゃんが作ったこの牧場を、十勝一、日本一にしてくのがこの俺の仕事、とテルオ。

借金も、仕方ない。乳量を増やせば、取り返せる。

「だけど、投資を回収するために規模を拡大していけば、そのうち終わりが見えなくなりませんか? 」と坂場。

坂場、なかなか的を得たことを言う。

じいさんは、

テルオの好きにしたらいい。これは、テルオの開拓だ。テルオが、覚悟すりゃいい。

と。

その晩は、嵐になった。

雨が降る、風が降る、雷が鳴る。
電気、つかなくなる。

停電。

朝の7時。

やばい、電気がなければ、ミルカーが使えない。いまの牛舎は、電気だのみ。

なつたちも起きてくる。

牛はいま、キクスケさんとサラさんがみてる。

搾乳は?! とじいさん。

搾乳は、昼頃までしなくたって、牛は待てる。それまでに、電気はもどるべ。とテルオ。

昼までに搾乳しなかったことなんてあるの?!となつ。

…うちでは、まだないけど。

とりあえず、発電機を探しに電話をかけるテルオ。

しかし、だめだ。

じいさん、

「牛が鳴いてるべ…牛が鳴いてるのが聞こえんのか….すぐに牛舎へ行け!! 牛を放っておくな!!」

と怒鳴る。

「牛は決まった時間に絞るから、こっちを信頼して、いい乳だしてくれるんじゃ!こっちの都合で待たせるな!!!手で、搾るんじゃ!!!」

なつも、搾らなかったら、乳房炎になるべさ、と心配する。

「テルオ、行くんだ、行け!!」とじいさんの咆哮。

テルオ、急いで牛舎へ行く。

剛男は、急いで、農協へ。他に困ってる農家もあるかも、急いで、対策を考える。

なつも、搾乳要員として、着替える。

外は大雨。

牛舎、総出で、牛の乳を絞りまくる。

坂場は、収乳缶を運ぶの手伝う。

ユウキチさんも、駆けつける。

だけど、バルククーラーが使えないんじゃ、搾乳しても、冷やせず、出荷はできないべ、とキクスケさん。

牛だけは助けたい、とじいさん。

テルオ、アイスクリーム屋にしてるところ、使ってもいいか、と。少しでも冷やせるように。

なつ、牛の乳を搾りまくる。

坂場、頑張って収乳缶に乳注ぐ。

やがて、空に晴れ間が。

搾りまくった乳、アイスクリーム屋のとこに、入れられるだけ入れる。

とりあえず、牛は助かった。乳房炎は、免れた。

よくやった、テルオ、とじいさん。

「1番大事なのは、働くことでも、稼ぐことでもない、牛と、生きることじゃ。」

頷く、テルオ。

みんなも、よくやった、とじいさん。

嵐が去った翌日、なつは、泰樹じいさんと、天陽くんの畑へ。

嵐の後の畑仕事してる、天陽の妻やすえと、天陽の子供。

天陽の両親は、天陽のアトリエを片付けている。

嵐の中でも、天陽の絵を、なんとか守ることができた。

だめになった作物もおおいが、いもはなんとか。

「天陽が、守ってくれたんじゃ」とじいさん。

「なつさん。ありがとう。…ようちゃんも、喜んでます。」と、やすえ。

「あの、なっちゃん、って呼んでもいい?」

「当たり前だべさ、やっちゃん。」

天陽くんと荒地を開拓した、あの日の記憶を思い出すなつ。

「なつよ、また、大事なものを、受け継いだな。」とウッチャンナレーション。

◆ 第 156 話 (最終回)

大雨のあと、天陽くんとこの畑を片付けてる、なつとじいさん。

「なつ、わしが死んでも、悲しむ必要はない。天陽と同じじゃ。わしの魂も、この大地に染み込ませておく。さみしくなったら、いつでも帰ってこい。お前は大地を踏みしめて、歩いていけばそれでいい。」とじいさん。

「わかった。」

「それに、わしはもう、お前の中に残ってる。お前の中に生きてる。それで十分じゃ。・・・しかし、よくやったな、なつ。お前はよく、東京を耕した。」

それを聞き、行ってこい、東京を耕してこい、というあの日の場面、あの日の言葉を思い出している、なつ。

「いつでも東京帰れ。わしはいつでも、お前とともに、おる。」と言い、

ニンマリ微笑むじいさん。

「じいちゃん、…大好き」

それを聞いて、あの日のなつに言われた、大好きを思い出し、思わず転ぶ、じいさん

わっはっはっは!!

なつとじいさん、大地に寝転び、笑う。

洗濯物を干してる富士子。

マコ様から、坂場に電話。

「もしもし」

「イッキュウさん、いつまでそっちにいるの?次回作のつぎの企画が決まりそうなの。同じ時間、同じ枠でね。」

マコ様が手にしている本の表紙には、CUORE, EDMOND DE AMICISと書いてある。これは、母を訪ねて三千里、の原作となったものだ!

「はやく、相談したい」とマコ様。

「なつと相談して、なるべく早くもどります」と坂場。

電話を切り、マコ様、東洋動画入社当時のなつを思い出している。

電話の様子をきき、富士子、仕事かい?と

いや、まぁ、でも、なつを休ませたいんで

イッキュウさんもでしょ

いや、僕はもう退屈で…

ん?

いや、ここが、ってことではなくて!とあたふた。

「ふふふ、イッキュウさん、これからも、なつを、よろしくね」

「こちらこそ。」

牛舎を片付けている、テルオとサラさん。

牛舎の建て替えは、どうする、と話してる。

まだ、先だ。

「アイスクリーム屋はどうする?」

「またお母さんとやり直すわ。今度はちゃんと宣伝も考えて。まだまだ、わたしらは先が長いものね」

阿川弥一郎さんのとこで、プロポーズしたときのこと、思いだしてる。 撃つか? 撃つ時は、自分で撃つから、というやりとり

「これからも、よろしく頼む」とテルオ。

「こちらこそ、よろしくお願いします。」とサラさん。

あくる日、千遥と千夏は、先に帰ることに。

ゆみこ、空港まで送ってく。

千遥、千夏ちゃん、東京で、またね。

お姉ちゃんも、ゆっくりしてね。イッキュウさんも、また。

千遥ちゃん、千夏ちゃんも、来年もきてね、と富士子

そうだ!来年も待ってるからな

毎年こい

必ずこいよ!キクスケさんに会いにこい!

わしが元気なうちにきてくれや!

と、みなみなからの暖かい言葉。

みなさん、ありがとうございました。おじいさんも、ありがとうございました。

気いつけて、な。とじいさん。

千遥はこうして、東京に帰りました。なぁに、すぐに、私を超える料理人になるでしょう

そして、東京では。
咲太郎も、ますます忙しく。

やがて、アニメや声優という言葉がブームになり、数々のスターを輩出。

その日も、新しい仕事の依頼の電話が。

魔女と手下がふたり、ドロボーの一味のアニメだと。

魔女は、亀山蘭子さんの声できまり。

今日は、新しい仕事も決まったし、お祝いね!

あやみさんの新しい店で、お祝いだ!

そして、十勝の広大な草むら。

「いつか、君たち兄妹の、戦争を描いてみたいな。過酷な運命に負けずに生きる子供たちを、アニメーションで、リアルに表現してみたい。」と坂場。

「テレビ漫画で?」となつ。

「これは、できるとしたら、映画だろうな。」

イッキュウさんとなつは、およそ12年後に、その夢をかなえます。

火垂るの墓を連想させるアニメーションが映し出される。

ううむ。

一方、じいさん、草むらにひとり。

辺りを見回す。

遠くを、見ている。

そして、草むらに横になり、静かに、目を閉じる。

なつと坂場とゆう。

「ここからまた、はじまるんだね。私たちの開拓は。私たちもまた、なにもない道を歩いていきたい。」と、なつ。

「君と出会っていなければ、僕の未来はきっと、つまらないに違いない。」と坂場。

「おお、いいこというね」

「そう?率直な感想だ。」

「わたしもきっと、あなたと出会っていなかったら、いまもこんな面白くなかったと思うわ」

ありえないことも、本当のように描くことです。違う言い方をするならば、ありえないようにみせて本当を描くこと。

というあの日の坂場の言葉。

プロポーズの日のこと。

ゆうが生まれたときのこと。

日々を思い出す。

「なつとゆうと、家族になれてよかった。」としみじみと坂場。

「これからよ。アニメーションの一コマ一コマみたいに、家族の夢をえがいていきましょう」となつ。

また大変なことが待ってるかもしれない。

それでも、またはじめましょう。

「ママとパパ、ソラとレンみたい!」とゆう。

「ふふ、そうか、」

そして、なつと手をつなごうとする坂場。

あ!それはだめ!

と、なつと坂場の真ん中にはいる、ゆう。

ゆうちゃんも!、と。

ゆう、なつと坂場の真ん中にたち、手を繋ぐ。

そして流れる、優しいあの子!!

「日本のアニメーションが、世界に誇れるほど大きく成長していくのは、これからなのです。その未来に、むかえよ、なつ。」

「なつよ、朝ドラよ、101作目に、続けよ」

と、最後のウッチャンナレーション。

おわり。

★感想

ついに終わってしまった、なつぞら。4月から毎日のように見続け、あっという間に半年すぎた。

毎日みていたものだから、ドラマが終わっても、ドラマのキャラクターたちは心の中で生きている。なつの中に、泰樹じいさんが残っているように。

未開の十勝を切り開いた開拓者スピリットが、アニメーションの世界を切り開く姿勢に引き継がれる様が描かれた、なつぞら。それを観たものの心に、そのスピリットはまた伝播し、それぞれの暮らしで、道を切り拓く活力となるだろう。

キャッシュレス還元と軽減税率の目くらましで消費税10%の狂騒、酷暑の中我慢と犠牲だのみのオリンピック、法人税のループホールで儲けてもNo納税、消費税の逆進性で苦しむ明日なき貧民、賄賂もらってもバレて返せばなかったことになるシステム、狭量な大臣の恣意的な文化規制、忖度する亡者、実績も展望もないのに次期総裁候補の大臣、

そんな令和元年、なにを切り開くのか、なにを支持して、なにに反対していくのか。

泰樹じいさんのように、なつのように、不屈のフロンティアスピリットで、なんとかやっていきたい。

めげずに歩いたその先に、知らなかった世界。

なつぞらよ、ありがとう。

 

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第24週、「なつよ、この十勝をアニメに!」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第24週、なつよ、この十勝をアニメに!、第139話から144話までのまとめだ。

◆ 第 139 話

1979年、3月、なつが18年勤めた東洋動画を、去る日がやってきた。

数々のアニメーションに関わってきたなつ。

それらを思い出している。

作画室のアニメーター総出で送り出し。

荒井さん、人一倍感慨深げ。

「わしも、これで定年や。なっちゃんと最後まで仕事できて、ほんま、楽しかった。」

「きつかった、じゃなくてですか?」

「あほ! それが、楽しい、いうことやないかい!」

「はい!ありがとうございました!」

「荒井さん得意の、飴ちゃんや!」

となつとのやりとり。

あめをわたす荒井さん。

そして流れる、優しいあの子!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、村山俊平。

社長室を訪れるなつ。

長い間、お世話になりました。

「あなたの退社は、我が社にとっては大変な痛手です。ただ、わたしのあなたに対する敬意は、変わってません。」と佐藤部長。

「なっちゃん、これだけは忘れずに。君も同じ、東洋動画出身のアニメーターであること。 」と井戸原さん。

「なっちゃん、君を、この世界に誘って、よかったんだよね。」と仲さん。

「仲さんに出会えなかったら、わたしは、わたしになれませんでした。」となつ。

ご恩、一生忘れません。

作画室を見渡し、いろいろ思い出してるなつ。

はじめてアニメーターとしてデスクが与えられたこと、マコ様の厳しい指導、チームの優しさの中で作った白蛇伝、坂場との出会い、どんなにありえないこともほんとらしく描き出す、大きな嘘から、真実を描き出す、それができるのは、アニメーションしかない、ということ。

会社でて、ゆうと合流。

「走ろっか? 」

走って帰る。

帰ると、夜、坂場がシチューのような夕飯を作って待っている。

「長い間、ご苦労様でした。」

麦茶で乾杯。

しあわせの風景。

「しあわせな日だった。」となつ。

「君はちゃんと作品を成功させて終わったからな。」と坂場。。

「いや、そういうことじゃないと思う。あなたと作った作品だって、あの会社に残ってるでしょ。わたしにとって、どれだけあの会社に入れたことが幸せだったかってことを、みんなが、感じてくれたんだと思う。」となつ。

「みんな、自分のことのように君を送り出してくれたんだと思う」と坂場。

「そうかもしれない。」

「ママ、幸せなの?」とゆう。

とっても幸せだよ。

「ゆうちゃんも幸せ。パパは?」

「パパは、ゆうちゃんとママが幸せなら、それで幸せだよ。」と坂場

「自分の幸せは自分で決めなさい!」とゆうの厳しいひとこと。

う!どこでそんな言葉を覚えたんだ!とうろたえる坂場。

そして、マコプロに入社したなつ。
新しい仲間と、すぐに新しい企画に。

取り組むのは、

大草原の少女、ソラ。

和風でもあり、洋風でもあるソラ、という名前の主人公。大正から昭和初期の北海道を舞台にしつつも、どこの国でもあてはまるような世界を描く。

日曜のゴールデンタイム、ミルコスまんが広場。

カルピス漫画劇場が元ネタだ!

ミルコスの社長が北海道の生まれのこともあり、説得できた。

企画も製作も、マコプロ。だからこそ、失敗できない、勝負の作品だ。

演出は、坂場。

なつは、作画監督。

モモッチは色指定、仕上げ。

そして、美術監督に、山田陽平! 天陽くんの兄だ。

マコ様の同期でもある陽平さん、彼も東洋動画を辞め、マコプロへ。

陽平さんが描いた、作品美術のイメージ、北海道十勝の記憶から辿った風景が貼り出される。

流石の陽平さん。そこには、まさに十勝が、北海道が、ありありと描かれている。テレビ漫画ばなれしたクオリティ。

みな、感嘆。

そして、作品のため、ロケハンで、北海道に行かなければ、となる。

でも、そんな予算ないわよ!とマコ様。

あ、十勝なら、交通費だけでなんとかなるかもしれません、となつ。

お、なるほど。

そして、みなで、十勝、柴田牧場を訪れる!

開拓者家族の取材!

「なつよ、ここからまた。新しい君が、始まりそうだな。」

◆ 第 140 話

開拓者家族を取材するため、十勝にやってきた、マコプロの御一行。

そしてながれる、優しいあの子!

マコプロの御一行に、搾りたての牛乳をふるまう、柴田家。

いただきます!

おいしい!

と感動する面々。

この牛乳の違いを、我々は絵で表現しなければ、と意気込む。

そして、

「じいちゃんの昔の話を、みんなは聞きたがってるんだわ。開拓の話。じいちゃんがこの十勝にやってきたころの話を聞かせてほしいの」

と切り出すなつ。

「泰樹さんは、どうして北海道に渡っていらしたんですか。 」とマコ様。

なつも詳しく聞いたことがなかった話。

「あぁ…わしには、親がいなかったんじゃ。早くに、なくしたんだ。流行り病じゃ。」

はじめて明かされる話に、驚くなつ。

「じいちゃん、それで、どうしたの?」

親戚の農家に、その家の、養子になったんじゃ。働かなけりゃ、ただの、厄介者だった。

それで、北海道に18歳の時に渡ってきた。

「北海道に渡れば、土地は手に入ったんですか?」と坂場。

」ま、土地といっても、原野じゃ。ほとんどが、原生林じゃ。」

そこを開墾。

三年のうちに切り拓き、国の審査を受け、それで合格し、自分の土地に。

しかし、土が悪くて、作物は思うように育たなかったという。

はじめは、音問別ではなく、帯広に近い、十勝川のほとりあたり。

そこから、移住した。
大正11年。
富士子が8歳の時。

その年、十勝川が氾濫した。
大洪水になった。
家も畑も牛舎も流された。

それから音問別にきて、また開墾からはじめ、それから一年もしないうちに、母さんが病気で亡くなってしまった。

苦労の歴史。

その洪水は使える、と神地。

使える、という言葉をたしなめるマコ様。

「いや、失礼!しかし、せっかくお話を伺ったのに、無駄にしては申し訳ないと思いまして」

ふふふ、と愉快そうに笑うじいさん。

「開拓者にとって、一番の心の支えは、やはり、家族だったんでしょうか?」と坂場。

「家族に限らんかもしれん。誰もが、支え合って、それで、開拓者は強くなったんじゃ。」

へへへ、と笑うじいさん。

マコプロの御一行、柴田家に泊まる。

テルオ家族が離れに住んで、部屋はあまってる。

牛舎だった場所も、新しく、柴田牧場のアイスクリームをつくり、お店にして、という計画を立ててるサラさんと富士子。

サラさんと富士子の開拓。

「母さん、じいちゃんの昔のこと、知ってた?」となつ。

「じいちゃん、富山にいたころのことは、あまり話したがらなかったからね」と富士子。

「子供の頃から、ひとりで生きてきたようなものだったんですね、じいちゃんは、とサラさん。」

「そう思うと、ここにきたころのなつを、じいちゃんは自分と重ねてみてたんだね、きっと」と、富士子。

「それは、どういうことですか」と坂場

「いろいろあったから、9つでここにきた時」となつ。

柴田牧場にきたばかりの、かつてのことを思い出している。

堂々と、ここで生きろ、と言ったあの日のじいちゃんの言葉。

縁側では、じいちゃんとゆうが一緒に昼寝している。幸せの風景。

一方、牛舎。

昔は手絞りだったが、いまは、バケットミルカーという機械で搾乳。

「このキクスケさんが、手絞りでの搾乳を教えてやるべよ!」といい感じで精力の強そうな中年となってるキクスケさん。

まずは、モモッチから。

搾乳するモモッチ。けっこううまい。

スケッチする下山さん。

神地はスケッチしてない。「絶対に忘れまいと目で見たほうが、いいです」と。

一方、別行動で、陽平さんも、十勝へ。

そして、久しぶりの登場、番長!

ラッパ、という、種を蒔く農器具を解説。

そして、三けいカルチベータ、という、開拓者たちが大正時代に開発した、3つの畝を一気に掘り起こせる農器具を紹介。

番長のじいさんが使ってたもの。

番長のじいさんは、香川県からきた。
妻のよっちゃんのじいちゃんは、徳島県からきた。

先祖が近いとこにいた二人。

俺たちは運命だったんだわ!と番長。

番長、って、あの魔界の番長だよね!?とモモッチ。

よろこんでる番長。
俺が本物の、魔界の番長だ!
どうだゆうちゃん!

うん、番長、大好き、と大人な対応のゆうちゃん。

そして、開拓の馬の写真などをチェックする御一行。

一方、陽平さん、実家の畑で作業するやすえ、その風景を、真剣に、描いてる。

マコプロ御一行、十勝の景色を感慨深げに眺める。

十勝に広がる風景は、開拓者が切り開かなければ、見られなかった景色。

「アニメーションだって、俺たちが切り開かなければ、なにも見られないからな」と神地。

「我々のつくる景色も、いい景色にしましょう」と坂場。

そんな中、ゆうが走り回っていると、牛に体当たりされそうになる。

坂場、駆け寄ろうとするが、転ぶ。

なつ、サッと駆け寄り、牛を落ち着かせる。

その様子に、感動した様子の、坂場。

◆ 第 141 話

十勝の取材を終え、東京に帰ってきたなつたち。

なつ、風車プロダクションを訪れる。

するとそこには、サチコさんが!懐かしの、川村屋のキャラクター。

今週から働いてるとか。

風車プロダクションは儲かってる。

「さちこさんも、戻ってきたんですかぁ」

「私も?」

「お兄ちゃん、帯広で、あやみさんに会ったのよ」と話すなつ。

え?!と大変驚いてる様子の咲太郎。

そしてながれる、優しいあの子!

水曜日だが、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

の部分が長い。

出演する人が多いからだろう。

話は、2日前に遡る。

雪月を訪れているマコプロ御一行。

トヨばあちゃんにも、話を聞きにきた。

大正11年のころの洪水ころは、もう嫁いでたトヨ婆さん。

印象に残ってることといえば、

鮭。

「川に鮭の群れが戻ってくると、それはもう銀色に光ってねぇ!水しぶきあげて川を遡る鮭と一緒になってわしら飛び跳ねてね!」と嬉しそうに話すトヨばあさん。

そこへ、ある人が、雪月を訪れる。

雪次郎、驚きで止まる。

あ、あやみさんだ!
派手な格好をしてる!

なつにも気づく!

歓喜の再会!

トヨばあちゃんや坂場たちとも

そして、あやみさん、ゆうにもあいさつ。

「わー!ゆうちゃん!? ミーは、あやみ!ミーミー! 」とテンション高い

マコ様とも久々のあやみさん。

ゆみことも再会!

エプロン姿のゆみこ、グッド!

みんなわらわら現れる。

雪次郎のゆみこの息子、雪見、も紹介!

「わー!雪見くん! 将来は、役者ね! 」とナイスなこというあやみさん。

やめてくださいよぉ、と慌てる雪次郎。

それにしても、あやみさんはなぜ雪月に?

人呼んで、フーテンのあやみと発しやす!とあいさつをかますあやみさん。

「九州、鹿児島から7年かけて北上し、やっとこさで北海道にたどり着きやしたー!」とテンション高い。

なるほど!旅してたわけだ。

え、じゃあこれからあやみさん帯広で働くんですか? と雪次郎。

いっそのことうちで働いてください!と雪之助。

「とにかく、あともう一稼ぎ!したら、目標額に達成するから、そしたら、新宿戻って、ひと旗あげようかと思ってんの!」とあやみさん。

新宿に!

「咲太郎や、光子さんの世話にならなくても、ビシッと返り咲いてみせますよ!それが、フーテンの意地ってもんでございやす! だからね、咲太郎には、それまで、おとなしく待ってな!って。」

その話をなつから聞く咲太郎。

感極まってる。

「よかった….本当に、よかった。しかし、バカだなぁ!なにがフーテンのあやみだ!」

とうれしそうな咲太郎。

結局、雪月でしばらく働くことになったあやみさん。

店の前でテンション高く踊ってる。
すごいパワーだ!
けっこう毛だらけ猫はいだらけ、
客をばしばし呼び込む。

そして、十勝から戻ったなつは、主人公の少女、ソラのキャラクターづくりに取り組む。

作画に入る前の、基本作業だ。

描いて、坂場にみせる。

「うん。だめ、ですね。これは、ソラではありません。」

「どこがだめ?」

みんなを呼ぶ坂場。

そのキャラクターをみんなにみせる。

「なんか、強そうすぎて、人間らしい可愛さが足りない。野生の動物を従えて、冒険するような強さ。」

「衣装も、葉っぱぽい。」

「この発想だと、だめだ。」

とコメントが集まる。

「おおげさな喜怒哀楽や、過剰なドラマ主義に走らなくても、ちゃんとドラマが見えてくるような、人間が生活していく上での、細かい心の動きを一番大切に表現したいんです」と坂場。

アニメーションらしい表現と、心の機微、君なら、よくわかる筈だ、と。

とまどいや、期待感、ワクワクしているような目で、ソラを描いてほしい。

なつ、創作の苦しみに直面。

戦いばかり描きすぎて、いつのまにか、自分の心が、ギスギスしてるのかも、と落ち込む。

下山さん、十勝に行った時のスケッチを、なつにみせる。 参考になれば、と。

そこには、ゆうも描かれている。

「結局、あなたの心が絵にも出るのよ。あなたがワクワクしないといけないよ」とマコ様。

忘れてました。こういう気持ちを、テレビ漫画にも、描いていいんですよね、となにかスイッチが入るなつ。

「なつよ、どんなソラが、うまれるのか、ワクワクしてきたぞ。」

◆ 第 142 話

なつがデザインした、ソラ。
ついに、できあがり。

かわいらしさもあり、野性味もある。

かわいさとたくましさ。

ほっぺが、寒いからりんごみたいに赤くなる。

それに合わせて、服の色も赤。

坂場も、この子の日常、みたくなります、と認め。

神地も、いいキャラクターだよ、そして新しい、と認め。

そして、一旦、ゆうを迎えにいき、また戻ってきて描く。

保育園が終わったあと、ゆうは、マコプロですごした。 いろんな大人たちに囲まれ、いい環境。

そして流れる、優しいあの子!

そして、ある日曜日。

ノブさんとあけみが西荻窪を訪れる。

一緒にそうめん食べてる。

ゆうは、マコプロで世話になりながら過ごしてる、という話に。

「羨ましい。結婚しても好きなことを続ける環境って、つくるのほんとに難しい」とあけみ。

あけみはいま、東京の放送局で頑張ってる。
デスクはノブさん。

そして、先日、十勝に取材に行った話に。

この作品、なつのこと知ってる人なら、なつの自伝みたいに思うのでは、とあけみ。

リアリティを持った、話に。

千遥がみても、なつの話だ、とわかる。

みてると、いいな、どこかで。

ノブさんとあけみ帰ったあと、

坂場、

「今度の作品は、ほんとに、君の実体験に基づいた話にしてもいいと思ってるんだ。そうしないと、君とやる意味がないとすら思う。十勝に行って、泰樹さんの話を聞いて、開拓者精神の底には悲しみがあるように感じた。ひととの結びつきをなによりも大切にする、他人を家族のように受け入れる、その優しさが生まれることを知ったんだ。それこそが、僕らの描く物語だと思う。」と述べ、

それで、新しい登場人物をつくりたい、と。

それは、子供の頃のなつであり、じいさんであり、千遥でもあるようなキャラクター。

いつか、千遥とまた家族で結ばれることを信じて。

「家族であるかどうかは、本当の家族であるかどうかではなく、それを望む、意思があるかどうか。それを、描きたい。」

と坂場。

「わたしにとっては、自分の魂を、絵に吹き込むことが全てだから。信じて、ついていくだけです。いい作品にしましょう」となつ。

なつと坂場、一緒に絵コンテをつくる。

そして、作品はどんどん形になっていく。

制作進行で、石沢裕也と、町田義一、が参加。動画チェックの、立山久子さんも。

外注とのやりとりを、制作進行にやってもらう。

少人数だが、マコプロ、走り出した。

一話目のストーリーを説明する坂場。

一家が旅をしている。

荷物を荷馬車に積んで、旅してるのは、父さん、母さん、妹、そして、主人公のソラ。

住んでた場所を洪水で流され、新天地を探していた。

その旅の途中、川に流されている少年が。

リスが、助けを求めるように鳴く。

ソラがそれに気づく。

少年の名は、レイ。

レイの家族は、洪水で流された。孤児になったレイは、ソラたちと一緒に新天地へ。

ソラとレイ、ふたりの成長を通して、開拓者家族の物語を描きたい。

みな、頷く。

作画もどんどん進んでいく。

坂場、チェック。

荷馬車の動きが、まるで競馬場を走ってるようだ、と。荒れた大地を走るような、振動の感じ、それで、ワクワクした旅を楽しむようなソラの表情も生きてくる。

そういうリアリティをおろそかにしないで、と。

でも、そこまで追求すると、、マコ様のほうをチラ見するなつ。

子供がみても、大人がみても、本当だと思えるような表現をしたいんです! と坂場。

マコ様も、ふたりのやりとりのその様子を見守っている。

なつ、記憶の中の荷馬車の躍動感を思い出し、描き始める。

「なつ、どんなものができるのか、わたしも楽しみだ。」

◆ 第 143 話

絵コンテをふたりでかいてる、なつと坂場。

ソラとレイ、ふたりの成長を通して、開拓者家族の物語を描く。

そして流れる、優しいあの子!

時間に追われながらも、充実した作業の日々を続ける、なつ、マコプロ。

作業場で、マコ様特製のナポリタンが、大皿でふるまわれる。

作業場で大皿でまかない飯が出てくる感じ、全裸監督でもあったが、こういう類の描写はいい感じだ。

イタリアの味ですか!となつ。

イタリアにナポリタンはない!とマコ様。

そして、作品への声優は、オーデイションで選ぶことに。

明らかにすごく、いい感じの人がいる。
ソラの声のイメージとして、完璧。

若手女優、しらもとちかこ。

風車プロダクションの所属ではないが、咲太郎が紹介してくれた。

そうやって、信頼を得てきた咲太郎。

ソラ役は、しらもとちかこ。
レイ役は、いまや売れっ子の、土間レミコ。
母役は、ベテランの亀山蘭子に。
父役は、島貫さんに。

そして、迫り来る放送日。

牛を、迫力があって、それでいて、可愛らしさもあるものにするためにはどうすれば、となつに相談する神地。

子どもの目からみた牛はとにかくでかい。劇画漫画のテクで、誇張をリアルに描くというのをやってみては、とアドバイス。

誇張して、かなりでかい牛に描き直す神地。
いい感じに!

下山さんは、レイが牛になめられるシーンのところをなつにみせる。

少し誇張あるが、楽しい感じになっていて、リアリティもある。

いい感じで、創作活動が続く。

ラーメン屋蕎麦の出前を取りながら、夜な夜な作業は続く。

家に帰っても、原画の直しを続けるなつ。

会社に泊まり込んで作業続ける面々。

火の動きのひとつにも、直しを妥協しない、坂場。

マコプロの面々の、気合い、その情熱、アニメにかける思いに、グッとくる。

そして、主題歌。

歌うのは、煙カスミ。

大草原の少女、ソラの歌。

そしていよいよ、放送の日を迎える。

昭和49年、10月。

北海道でも、みんなみている。

アニメの最初にナレーション、この声は、安藤サクラ。

◆ 第 144 話

なつたちの、新しいテレビアニメの放送が開始。

大草原の少年ソラ

そのオープニング映像、なつぞらのオープニングのアレでないか!!

北海道でも、じいさんが見守る。

企画 マコプロダクション と表示

そこから、シームレスに流れる、優しいあの子!
めげずに歩いたその先に知らなかった世界!

いよいよ始まった、大草原の少年ソラ。

第1話は、あたらしい家族 というタイトル

馬車をひいて、新天地を目指す家族。

真剣な眼差しで、アニメをみる、北海道の人々。

西荻窪、ゆうも、真剣にみている。

親を亡くし、孤児のレイ。
ソラの一家に救われるが、君には僕の気持ちはわからないよ!とソラを突っぱねる。

ソラ、あなたの気持ちはわからないけど、あなたが悲しいことだけはわかるは。それだけじゃだめなの?と。

そのシーンを、すごく真剣にみている、柴田家の人々。

そして、牛があばれるシーン。

躍動感、迫力がある。

リアリティーがありながらも、漫画ならではの誇張がある、楽しいシーン。

そして、エンドクレジット。

声の出演、風車プロダクションの面々。

そして、

キャラクターデザイン
作画監督、奥原なつ!

それを、会社でひとり、ニンマリしながらみている、仲さん。コーラを飲み干す。そして、馬の絵を描いてる。

西荻窪の家、アニメ見終えたあと、

ゆう、どうだった?! と感想をきく坂場。

面白かった!とゆう。

よかった!!!

西荻窪へ北海道からも電話。

「なつ、みんなでみてたわ。面白かったわ!」

「じいちゃん楽しめたかな?」

「楽しそうにみてたさ! 牛が舐めたとこで笑ってたさ!」

アニメの初回放送は、万事うまくいった。

翌日

マコプロのオフィスへ出勤するマコ様。

みな、出迎える。

どうでした? と坂場。

「うん、視聴率はあまり良くなかったけど、1回目だし、内容的には、スポンサーさんも納得してくれたみたい。ただ、話が地味すぎたかもしれない」とは言ってたけど。

そんなのは始まる前からわかってたことでしょ、と神地。

テレビ局の人の中には、これで売れれば誰でも苦労はいらない、みたいな声もあったとか。

ひでぇな!

それでも、とにかく続けよう!

しかし、それからも視聴率はあまりあがらず。

が、放送から数ヶ月が経ち、打ち切りもほのめかされていたころ、思いもよらないことが起こった。

なんと、マコプロに、視聴者からたくさんの手紙が!!

みてる人には、伝わってた!

そして、さらにチームを増強すべく、新しい人が

それは、茜さん!

ついに、マコプロに、かつての仲間たちが勢ぞろい!

こうして、一週間に一本しあげるという、目の回るような、忙しい日々が過ぎていった。

そして、ある日曜日。

その日も、休まず働いていたマコプロの面々。

ゆうが、遊んでると、ひとりの女の子が、マコプロのところに。

マコ様、それに気づき、中に招き入れる。

「みんな!この子がソラのファンで、ここみに来たんだって!」

みなウエルカム。

その女の子に、セル画をあげる。

その女の子、お母さんと一緒にきたという。
母は、外で待ってる。

名前は、すぎやま ちなつ。

千の夏と書く。

なつ、なにか、ハッと気づいたような顔になる。

外に出る。その子の母親のあとを追い、後ろから、声をかける。

振り返る、その人は、

なんと、

千遥

うおおおお

★感想

アニメ、大草原の少女ソラ、で描かれるソラは、すなわち、なつであり、なつとソラ、なつぞらのエッセンスが詰まったものだ。大草原の少女ソラの成り立ちをドラマで追い、観ていると、アルプスの少女ハイジを観たいという気持ちがふつふつと湧き上がってくる。

日曜のアニメをみな揃ってテレビの前でみるというのは、70年代くらいまでギリギリあった、80年代以降、各自の部屋にテレビが普及するようになったら失われてしまった、いまではファンタジーな、不思議で、幸福な光景だ。

そして、ついに出会えた、千遥。子連れの千遥。未回収であった物語が、これから回収されていく。

次週、なつよ、千遥よ、咲太郎よ!!

 

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第23週、「なつよ、天陽くんにさよならを」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第23週、なつよ、天陽くんにさよならを、第133話から138話までのまとめだ。

◆ 第 133 話

新しいアニメ、魔界の番長の作画監督の話をもちかけられ、悩んだ挙句、やることにしたなつ。

昭和48年の夏、魔界の番長の放送が始まった。

魔界の番長のおそろしい迫力に、怖がってしまう優。

えええー、としょんぼり驚くなつ。

そして流れる、優しいあの子!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、木村隆文 矢部 誠人 の二人!!

魔界の番長の作画をしてるなつ。
しかし、ゆうが怖がっていたことが頭をよぎる。

なつのとこを訪ねる神地。

「昨日の放送、みたよ。」

中庭に移動し、ふたり話す。

「日本のテレビ漫画はどんどんひどい方向に行くよなぁ」と神地。

「相変わらずはっきり言ってくれるんだから」

「作画室で言わなかっただけで大人になっただろ」

「まあね」

「別になっちゃんに文句があるわけじゃないよ。ヒットはすると思うよ、よくできてた。」

「いいから、そういう大人の発言は。うちの子にもね、怖くてみたくないって言われちゃった。」

「なっちゃん、おれもやめるわ。」

「うん、いいよ。別に無理してみてくれなくても」

「ここをやめるって言ったんだよ」

….え!?

「映画はもうだめだ」

「でも今やってる夏休み映画は当たってるんでしょ!?」

「それは映画が当たってわけじゃないよ。東洋漫画カーニバルとして、テレビ漫画と一緒に長編映画を劇場にかけてるだけだろ。子供の目当ては、テレビ漫画のほうだ。会社もそっちにばかり力いれてるしな。おれもとうとうテレビに行かされそうなんだ。」

「テレビはやりたくないの?」

「テレビをやるなら、下山さんやイッキュウさんのいるとこでやりたい!」

「マコプロで!?」

「うつることにしたよ。」

なんと!神地も、マコプロへ!
マコ様の求心力。

「でもおれは、いつか、日本中の人が驚くような、長編アニメーション映画をつくりたい。そのために独身を貫いてるんだからな!」

夜、西荻窪の家。なつと坂場。

神地の引き抜きの話に。

マコ様は魔界の魔王だわ、東洋動画破滅するよ、となつ。

君も、魔王に魂売ったらどうだい、と坂場。

いま動いてる企画をなつに話す坂場。

大草原の小さな家、という本を渡す。
アメリカの開拓時代の話。
開拓者の家族を、娘の視点から描いてる。

なつの力が必要なやつだ、と坂場。

「面白そうだけど、わたしは東洋動画やめるわけにはいかないわ。あたしだけは、仲さんたちを裏切ってはいけないと思う。それに、もしやめるとしたら、アニメーターかも。いまは、少しでもゆうのそばにいてあげたいから。」

「とにかく、その本は、ひまがあれば読んでみるといいよ」と坂場。

そのころ、十勝では。

天陽くんが退院。
また絵を描いてる。

汗だくになり、キャンバスに向かってる。

8月にはいると、また体調を崩し、帯広の病院に入院。

兄の陽平が病室を訪れている。

カレンダーようの風景画を描いてる天陽くん。

「こんな風景画に、アニメーションなら、なっちゃんが歩いてるとこ書き込んだりするね」となつのことを話す天陽くん。

なっちゃんもおれも、お互い絵を描いていれば、それで十分なのさ。

そして、天陽くん、汗だくになり、退院一週間前に、家に帰ってくる。

はやくアトリエの絵の残りを描きたくて戻ってきた、と。

キャンバスにむかう天陽くん。

妻のやすえが様子をみにくる。

畑も牛も、やすえに頼ってばかりで、だからおれは絵を描いてられるんだ。やすえと結婚してほんとよかったわ。おれはおれでいられる。

なんだか、様子がおかしい天陽くん。

とりあえずまた部屋にもどろうとするやすえの手を取り、抱き寄せる。

翌朝

馬の絵を描き終える天陽くん。
やすえは、横で眠っていた。

「なつよ、もうすぐ、夏が終わるぞ」

◆ 第 134 話

早朝、絵を描き終えた天陽くん。

畑をみにいく、ちょっと行ってくるだけだから、すぐもどる、とやすえにいい残し出て行く。

畑を見渡す天陽くん。土をつかむ。被ってた麦わら帽子を、飛ばす。

そして、倒れる。

「それは、夏の終わりの、ことでした。」

作画室で作業するなつ。

そこへ、陽平さんが。

「なっちゃん。」

「あ、陽平さん」

「どうか、したんですか? 」

中庭に移動するふたり。

「まさか、陽平さんまでここをやめるんですか?」

「なっちゃん、落ち着いてきいてくれるか?」

「はい、もうなにを聞いても驚きませんから。」

「天陽が….死んだんだ。今朝早くに、亡くなったって。」

「なにを言ってるんですか?」

「僕もまだ信じられないんだけど、どうも、嘘じゃないみたいだ。」

なつの世界から、音が消える。

そして流れる、優しいあの子!

なつが、まとまった夏休みを取れたのは、9月になってのことだった。

なつと優、しばた牧場へ。

広いね、と感動している優。

「ただいま。 」

サラさんが出迎える。

「あ! なっちゃん! ゆうちゃん、おおきくなったね!」

富士子と剛男もあらわれる。

「おおきくなったねぇ、ゆうちゃん。」

牛舎にいく。泰樹じいさんやユウキチさんキクスケさんテルオがいる。

じいさんを前にして照れて隠れる優。

おそるおそる、じいさんの膝に乗るゆう。

「じいちゃん、テルオにいちゃん、わたし… びっくりしすぎて、ほんとになるのが怖くて、すぐにこられんかったわ。」となつ。

葬式は、新聞社もテレビもきて、立派に行われたという。

そして、牛舎に行き、手絞りよりも効率よく絞れる機械をみせてもらうなつと優。

優が馬に乗りたい、って話をすると、残念ながら、馬は売ってしまったという。

馬を使う百姓は、もう随分減ってしまったとか。 いまは、車とトラクター。

天陽くんの家の馬も。去年、死んだ。25年以上、ずっといた馬。

「いまごろは、天陽と会ってるべ。」とじいさん。

縁側でアイスクリームを食べてるゆう。
だんらんのひととき。剛男とじいさんでゆうの取り合い!

テルオの長男、地平も帰ってくる。もう中学生。だいぶおおきくなった!

夜。

「お母さん、わたし、いまの仕事辞めるかもしれない。」となつ。

「え、なして?」

「自分がなにをしたいのかわからなくなって、お金のことを考えなければ、いまは優といられる時間を一番に大切にしたいと思うようになって。」

「そう。それがなつの出した答えなら、そうすればいいしょ。」

「すこし、つかれてしまった。」

大草原の小さな家、という本を手に取るなつ。

翌日、なつたちは、天陽くんの家へ。

天陽くんに、線香をあげるなつ。

手を合わせる。

ああ、天陽くん…。

「すいません。アトリエを、みてもいいでしょうか。」となつ。

もちろん。構わないよ。

アトリエへいく、ゆうとなつ。

馬の絵が、たくさんある。

ゆう、馬の絵を見て

「ほんもののおうまさんがいるよ」とコメント。

その絵を見て、なつ、なんとも言えない顔で、涙浮かべる。

「なつよ、それが、天陽くんの遺作だ。」

◆ 第 135 話

天陽くんのアトリエ

ゆう、天陽くんの描いた馬の絵を見て、

ほんもののおうまさんがいるよ

とコメント

なつ、思わず、膝から崩れ落ちる。
涙こらえる。

「ゆう、どうしてこれが本物だと思ったの?動かないのに」

「だって、絵を動かすのは、ママの仕事でしょ?」

なつ、ゆうに涙はみせまいとするが、どうしても、涙がとまらん

そして流れる、優しいあの子!

天陽くんの家。

退院一週間前に、絵を描きに夜に突然帰ってきた、という天陽くんだが、病院に確認すると、退院が決まっていたというのは、嘘だったようだ。

自分がもう長くないことを悟って、最後に家族にあって、絵を完成させるために、戻ってきたのだろう。

あの身体で、自転車に乗って。

そして、天陽くんなき今、山田家は、離農するしかない、と考えている。

天陽くんの残した絵を売れば、子どもたちの生活も、困らない、と。

しかし、

「いやです! わたしはぜったいここから動きませんから!」と、天陽くんの妻のやすえ。

「あの人の絵も、絶対に売りません、嫌です。」

したけど、どうやって生活を…

「お父さんお母さん、あの人は、ここに帰ってきたんですよ、帰ってきたんです、家族と、いるために」

天陽くんは、自分の畑で、亡くなった。

「わたしには、ようちゃんがあの日、自分の命を、この土地に、土に、命を撒くために帰ってきたとしか思えません。」とやすえ。

「じいちゃん、ぼくがやる!」と天陽の息子。

「わたしも働く!」と天陽の娘。

泣き出す天陽の母。

「それなら、じいちゃんも働く。この家族の言葉が、きっとあいつの、遺言なんだ。
」と天陽の父。

天陽くんのアトリエに入る、なつと陽平さん。

「好きなだけ、あいつの絵を見てやってくれ。」

天陽くんの自画像がある。

「あいつはずっとここにいた。ここはあいつそのものだ。絵を描いて売ることも、あいつは自然のことだ、と言っていた。家族のために狩りをしてるようなもので、自然なことだ、と。」と、洋平さん。

外で、畑に横たわり、畑に耳をあてている、やすえ。

すると、泰樹じいさんが来た。

「天陽に、会いにきた。天陽は、ここにおる。そのことをあんたが忘れなければ、天陽はいつまでも、行きてられるべ。わしの中にも天陽はおる。」

アトリエの中、天陽くんの自画像をみつめるなつ。

絵の中の天陽くんが、語りかけてくる。

「どうしたんだよ、なっちゃん」

「どうしたは、そっちでしょ」

「アニメーターをやめたいと、思ってるのか?」

「うん。」

「それなら、答えはもう出てるだろ。」

「また天陽くんの答えを教えてよ。」

「ゆうちゃんが君の答えだろ、今は。」

「ゆうが?」

「絵を動かすのが君の仕事だって、ゆうちゃんに言われたんだろ。それで十分でないかい。だって、いまのなっちゃんを動かしてるのは、ゆうちゃんだろ。したら、なっちゃんはゆうちゃんのために、狩りをすればいいだけだべさ」

「狩りを?」

「なっちゃんは、ここを旅立ったあの日からずっと、俺との約束を守ってくれたべさ」

“どこにいたって、俺となっちゃんは、なにもない、広いキャンバスの中で繋がってられる。頑張れ。頑張ってこい、なっちゃん”

というあの日の天陽の言葉。

「これからも、頑張れ。なっちゃん。」

なつ、天陽くんと、握手をしようと、手を差し出すが、それは、そこにはなく。

目の前には、ただ天陽くんの自画像が。

ぼろぼろに泣くなつ。

ありがとう、ありがとう。天陽くん。

「なつよ、まだ、なにも終わってはいなかったな。」

◆ 第136 話

場面は雪月。

雪月ロールとシュークリーム、そして、小畑アンサンドをふるまう雪次郎。

「ゆうちゃん、これな、つぶあんが6バタークリームが4の割合で混ぜてるんだ。そこに、焼き塩を隠し味に使ってる」

とゆうに言う雪次郎。

「そったらことゆうに言ったってわからんべさ」とゆみこ。

わかんなくても手を抜かないのが雪月の魂だべ!と雪次郎。

いいから、ゆうちゃん食べな、とゆみこ。

ゆうたべる。

おいしい!

雪次郎とゆみこの息子、雪見くんもいる。

妙子さん、よかったわ、なっちゃんが笑ってて、と。

「お母さん、そったらこと言ったら、なつが無理して笑ってるの気にしちゃうじゃないですか」とゆみこ。

「いいよ、ゆみ。天陽くん、ちゃんといたから。びっくりするくらい。いまでも変わらずに、いるような気がする。」

「俺もそうなんだ、なっちゃん。天陽がいなくなったと、どうしても思えねぇんだ。」と雪次郎。

雪月の壁には、天陽くんの描いた絵が飾ってある。

そして流れる、優しいあの子!

トヨばあさんもあらわれる。

あれ! 相変わらずめんこいねなっちゃんは!とゆうの頭をなでる

あれ、なっちゃんはこっちね、となつの頭なでる

ボケてるジョーク!

雪之助もあらわれる。

「お! なっちゃんにみてもらいたいものがあるんだ 」と。

「まだはやいんでないか。それみたら、なっちゃんなくべや。」と雪次郎。

「泣くとおもう」とゆみこ。

なに?

「亡くなる前の天陽くんに頼んでたんだわ。雪月の、包装紙を描いてくれないか、って。」

その包装紙を、みせる。

その絵、十勝の平野の景色の中に少女がひとり立っている。

ある夜遅くに、雪月に天陽くん自ら絵を持ってきてくれた。

「その少女は、なっちゃんかい?」

「なっちゃんみたいな人が、この十勝には、いや北海道には、たくさんいるでしょ。自然に開拓者精神を受け継いで、たくましく生きてる人が。僕の十勝も、そういうなっちゃんから始まってるんですよ。」

「これは、そのころのなっちゃんなんだね」

「そういう出会いを雪月のおかしにもこめたいと思ったんです」

「嬉しいねぇ、それは、いやぁなっちゃんも、それ聞いたら、喜ぶだろうね」

「したら、お菓子を送ってあげてください、東京に。もしなっちゃんがなんかに挫けそうになった時には、それで雪月のお菓子を包んで送ってください。雪月のお菓子がたくさんの人を喜ばせるように、いまのなっちゃんも、たくさんの人を喜ばせなくちゃいけないでしょ。きっとそれを、感じてくれますよ。」

という、かつての天陽くんと雪之助のやりとり。

事の経緯を聞いて、涙がなつの頬を伝う。

「天陽くんは子どものころのおもいを大切にしてたんだね。それは、なっちゃんも同じだべ。」と雪之助。

そして、トヨばあちゃん

「なっちゃん、残されたもんはつらいけどさ、そのぶん、強くもなれるべさ。ならねば、先に行ったもんに、恥ずかしいからね。大切な思い出に、恥ずかしくないように生きねばな」と、魂に響く言葉。

おみやげに、その包装紙でつつんだお菓子を渡されるなつ。

東京へ、持って行って。

一方、柴田牧場。

なつとゆう、帰ってくる。ゆみこも一緒。

ちょうど、サラさんの父、阿川弥一郎が来てた。

晩御飯、一緒に。

「天陽の人生には、長いも短いもない、天陽の人生はただそこにある。そりゃあ、なんと美しいことか。あいつは、あいつの作品そのものになったんだ。俺は、羨ましいとさえ、おもう。俺は、天陽になりそこねて生きてるだけだ。」と阿川弥一郎。

「そうかもしれませんね」と剛男。

「あ?」

「いや、弥一郎さんのことではなくて、天陽くんは、家族にとって、その作品のように、永遠に生きるものだと教えたくて、病院を抜け出して、家に帰ってきたのかもしれないと思いまして。」

「それでもやっぱり悲しいわよ、家族は」と富士子。

「悲しいのは当たり前だべ。天陽もそれはよくわかってたんだ。したから、最後に会いたかったんだべさ」とテルオ。

「悲しみが大きいぶんだけ、家族には大きな幸せも残るんでないかい」とサラさん。

「死に方までカッコいいもんな、山田天陽は」と地平。

「お前はそう軽々しくいうな」とテルオ

あんたのラブレター熊に付き合ってくれた天陽くんもカッコよかったもんね、とサラさん。

お、その話はするな、とテルオ。

なつ、お前は、大丈夫なのか、とじいさん。

「うん。大丈夫。じいちゃん、やっぱり、天陽くんは、すごいわ。こうして、いまでもみんなの中に生きてる。きっと、それが答えだね。天陽くんの。」

夜。

ゆうに本を読み聞かせているなつ。

大草原の小さな家、の本。

ゆう、眠りに落ちる。

そのあと、なつ、スケッチブックを取り出す。

なにか、描き始める。

朝。

ゆうに起こされるなつ。

ママすごい! とゆう、なつの描いたスケッチブックを取り出す。

そこには、大草原の小さな家のキャラクターデザインと思われるものが!

「ママ、ゆうちゃんこれ観たい!」

なつ、手応えあり。

階段降りるなつ。

ちょっと東京に、電話、借りていい?

東京に電話するなつ。

「なつよ、それが、君の答えか。」

◆ 第 137 話

大草原の小さな家のキャラクターデザインを、徹夜で仕上げるなつ。

ゆうが、これみたい、と。

なつ、朝一で、西荻窪に電話かける。

「はい、もしもし、坂場です。」

「あ、わたし。良かった、まだ行ってなくて」

「どうしたの?」

「あの企画、まだ動いてない?」

「あの企画?」

「大草原の小さな家。」

「まだ企画書も通ってないよ」

「それ、わたしがやりたい。」

そして流れる、優しいあの子!
めげずに歩いたその先に知らなかった世界。

大草原の小さな家、やりたい、となつ。

わたしにやらせてほしいの。

坂場、唐突なことに驚きながらも、うれしそう。

じゃあ、いってらっしゃい

いってきます

なつ、電話切る。

そして、そばできいていた富士子に、わたし、仕事続けるわ、と。

「答えが出たんだね。」

「うん。また、天陽くんに答え教えてもらっちゃった。」

なにか、突き抜けた様子のなつ。

そして、土曜日の晩。

家族みんなで夕食。

あけみも、札幌から帰省。

土曜日きて、日曜には帰っちゃうあけみ。

忙しく仕事してる。

女子大でて、札幌の放送局に。

タフに働いてる。

「なつは、ずっと仕事を続けていくのか?」と泰樹じいさん。

「ほんとはね、じいちゃん、もうやめてもいいかなって思ってたんだわ。でも、天陽くんと話して、またやりたくなったの。やるって、決めた。」

「いつ話したの?どこで? 」とあけみ

「いつでも、どこでもさ。」

「ん?どういうこと?」

「わかんないのかい!あんたそれでもテレビ局つとまるの!」と富士子。

「なしてさ!テレビはあいまいな表現は許されないの!」とあけみ。「

なっちゃんは、仕事を続けるべきだと思うわ。だって、なっちゃんの作品を千遥ちゃんもどこかでみてると思うから。千遥ちゃんもそれをみて、安心してるんでないかな。」とサラさん。

「そうだね、きっとそうだと思うわ。」と富士子。

久しぶりに、千遥のことを、皆で話す。

千遥が乳搾りする回想映像が挟み込まれる。

「わたしは、作品を作りながら、千遥によびかけていたんだわ、ずっと。わたしはここにいるから、って。また会いにきてね、って。それを、やめるわけにはいかないわ。」

一方、坂場。

大草原の小さな家、の企画書を描いてる。

翌朝、その企画書をマコ様にわたす坂場。

「奥原なつが、やる気になりました。」

「それはつまり、うちに来てくれるっていうこと?!」

「そうです。」

「東洋動画やめる気になったの?」

「いますぐに、というわけにはいかないでしょう。おそらくは、いま取りかかってる作品が終わってからだと思います。だけど、自分から、これをやりたいと言い出したんです。」

喜ぶマコ様。

下山さん、神地、モモッチも喜ぶ。

おおおお、かつての仲間たちが、再集結だ!

大草原の小さな家、を原案として、物語を、うみだしていく。

東京に戻ってくるなつとゆう。

坂場はまだ仕事から帰ってないが、西荻窪の家へ。

パパただいま!とゆう。

坂場帰ってくる。

雪月でもらったお菓子の、包装紙を見せる。

草原に、なつと思われる少女が立ってる絵。

パパおかえり!とゆう。

ほんものの馬みたよ、と。

それは、天陽くんが最後に書いた、絵。

それが本物だって、よくわかったな、ゆう。えらいぞ! と坂場。

そして、坂場、大草原の小さな家、の企画書をみせる。

「舞台は日本、北海道にする。北海道を舞台にして、また物語を作っていきたいんだ。」

◆ 138 話

これが企画書だ、となつにみせる坂場。北海道を舞台に、物語を。

そして流れる、優しいあの子!
めげずに歩いたその先に、知らなかった世界。

北海道の家族を主人公に。

柴田家の家族に、天陽くんに、十勝に、坂場も影響を受けている。

それをリアルで、アニメーションにしかできない表現で、それをできるアニメーターは、なつしかいない。なつに作画監督を打診する坂場。

マコ様も下山さんも神地も、なつが作画監督で、納得している。

イッキュウさんの演出で、やりたい、となつ。

「この絵を、君が受け継ぐんだ。」と、天陽くんの書き残した、雪月の包み紙をなつにわたす坂場。

翌日

お昼にすこし時間をとってくれませんか、と仲さんを呼び出すなつ。

お昼。弁当たべながら。仲さんと一緒に昼。

なかなか言い出せないなつ。

ふりしぼり、実は、やめたいんです、この会社をやめようと思ってます、と打ち明ける。

アニメーターはやめないが、この会社はやめる、と。

つまり、他の会社へ。

「そうか、君もか…」

「すみません」

「どうして謝るの」

「わたしは、仲さんのおかげで、みなさんにも力になってもらって、仕事を続けることができました。それを、裏ぎることになります。」

「なっちゃんは、それを、裏切りだと思ってる?」

「え?」

「この会社を裏切りたいとか、僕たちを裏切りたいと思ってる?」

「そんなことは思ってません」

「だったら、その選択は、裏切りじゃないよね。 マコちゃんのところへ行くのか。」

「はい。どうしてもやってみたい、企画があって。」

「それで、いいと思うよ。アニメーターは、1つの会社より、1つの作品にこだわるべきだろ」

安堵するなつ。

「わたし、仲さんの弟子でよかったです。自分で自分の道を決めるしかなくなっても、弟子は弟子ですから。これからも、一生そのつもりです。」

「弟子なら話が違ってくるな。それはやつぱり裏切りだよ。」

「え! 」

「冗談だ」

「え!?」

わかりにくいトーンで冗談をいう仲さん!

「冗談の時は、そういうトーンで言ってもらわないと! 誰も笑えませんよ!」となつ。

「え、いままで生きてきて、気づかなかった。これからはそうするよ」

「ふふふ」

そして、社長室へ

退職願だす。

これは、純粋に、わたしのわがままです。どうか、お許しください。

そして、作画作業してると、

佐藤部長が剣幕変えて入ってくる。

「社長に退職願出したんだって?!!困るよ!君はだいじな戦力なんだ!魔界の番長だって好評なんだよ! この番組は最後までやってくれるんだよね?!」

「そのつもりです」

そこで、

「わたしが、作画監督をやってはいけないでしょうか!奥原さんのかわりはできませんけど、奥原さんが抜けても、その穴を埋めることはできるかと思います!」

と堀内さん。

堀内さんなら、絶対にできます!となつ。

わかりました、どこかで堀内くんにも作画監督をしてもらいましょう、と佐藤部長。

もう!できる人からやめていくなこの会社は!と愚痴りながりでていく佐藤部長。

その後、風車プロダクションへ、優を迎えにいくなつ。

咲太郎と光子さんにゆうのめんどうみてもらってた。

「お兄ちゃん、光子さん、わたし、来年になると思うけど、またイッキュウさんと作品を作ることにしたから。」

「え」

「また、新しいことに、挑戦することにした」

「北海道で、そう決めたのか。」

「うん。ゆうと、そう決めた。」

「よくわかんないけど、お前もよかったみたいだな、北海道。」

と、なつと咲太郎のやりとり。

その後、帰り道。

「ゆう、ママはこれからも、お仕事するからね。ゆうにはこれからも、さみしい思いをさせちゃうかもしれないけど、これからも絵を動かしていくからね。」

「うん!ママ大好き!でも番長はきらい」

「うーん、番長も、いいやつだよ!」

幸福なやりとり。

そして、年が明けた、昭和49年の3月まで、なつは、東洋動画で働いた・・・

★ 感想

魔界の番長が人気好調なのはいいが、マコプロに神地も行くことになり、いよいよ、なつも悩み出す。その一方で、天陽くんが亡くなってしまう。なつにとっては青天の霹靂。現実味がなかったものの、北海道に行き、その事実に改めて向き合い、天陽くんの残した絵をみたゆうの反応などもあり、泣き崩れてしまうなつ。 アトリエでの天陽くんの自画像との会話、その夜に書いた大草原の小さな家のキャラクターデザインを翌朝ゆうがみての反応などもあり、なつ、東洋動画をやめ、新たなスタートを切ることを決意。

マコプロで作られることになる、大草原の小さな家は、北海道を舞台にした話になるとか。なつのマインドの礎であるフロンティア精神と、なつのアイデンティティでもある北海道とが絡んでいるこの作品。クライマックスは、この作品の完成に向かって高まっていくのだろう。 なつぞら、ここから、まだまだおもしろい!

次週、なつよ、この十勝をアニメに!

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第22週、「なつよ、優しいわが子よ!」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第22週、なつよ、優しいわが子よ、第127話から132話までのまとめだ。

◆第127話

先週は、なつとイッキュウの間に娘が生まれ、名前は優。

子育てがはげみとなる二人。

坂場の職場復帰も近づくが、しかし、そんな中、保育園全部落ちたと。

そして流れる、優しいあの子!
氷を散らす風する味方に!

月曜は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、渡辺哲也。

職場へ行くと、仲さんに呼ばれるなつ。

新しい作品での、作画監督の話だ。

テレビ漫画での、作画監督。

「むりなら、断ってもいいんだよ、まだ育児も大変な時期でしょう」と仲さん。

作画監督やるのあと数年待っても、クビになることなんかない。

「実は悩んでるんですそのことで、イッキュウさんが勤めに出るのに、子どもの預け先が決まってなくて」

とにかく、話だけきいてみよう、と社長室へ赴くなつと仲さん。

「奥原さん、育児は落ち着かれましたか」と社長。

「おかげさまで」

「奥原さんには、約束通り、これから、作画監督をお願いしたいと思っています。」

そして、制作部長の佐藤利之から、

「新しいテレビ漫画で、放送は今年の秋からを予定している」との話が。

企画は、漫画原作の キックジャガー という格闘漫画。

キックボクシング、沢村忠が大人気の時代。

真空飛び膝蹴り。

主人公は、覆面をした、キックジャガー。

「しかし、格闘技の漫画を女性の奥原さんにまかせてしまうのはどうなんでしょうか」と仲さん

「ただの格闘技漫画じゃないんだよ。キックジャガーは孤児院の出で、孤児のために戦ってるんだ」と佐藤制作部長。

なつなら、うってつけだと。

「無理なら無理とはっきり言ってもいいからね」と社長

「わかりました。やらせてください!」となつ。

とにかく、なんとかする、と。

「作画監督は全ての作画に目を通し、絵の質やキャラクターを統一しなければならない激務です。意地で引き受けることはないですよ。契約にしろなんて、もういいませんから。」

「意地ではありません。覚悟はしてましたから。」

引き受けたなつ。

休憩スペース。

神地と話すなつ。

新しい仕事引き受けたが、保育園も決まってない

「わたしはばかだ。」

「ばかだからやっていけるんだよね、こんな仕事。」と神地。

「ばかな母親は、始末が悪いわ。」

とりあえず、コーラを飲むなつ。

西荻窪の家。

作画監督になった話を坂場にするなつ。

なんとかするしかないよ、と応援する坂場。

「保育園、いくらまでなら出せると思う?」

「月、六千円までが限度かな。」

「六千円?!」

「それ以上は、君と僕との収入では厳しいよ。それは純粋な人件費で、経費は別に払うんだから。」

うーむ

そこへ、マコ様が来訪。

「預け先が見つからないんだってね。」

坂場から話を聞いてるようだ。

「もうこうなったら、わたしも一緒に考えるしかないでしょ。」

「マコさん、、」

「わたしのためでもあるでしょ!」

とにかく、肩身狭いと思わず、戦っていくわよ!とマコ様。

行政には頼れないため、無認可のところか、個人で引き受けてくれるとこを見つけるしかない。

それで、募集のビラを描いていたところ。

わたしもそれ手伝うわ! とマコ様。

作業しながら、作画監督引き受けたことをマコ様にも話す。

作品は、キックボクシングのキックジャガー。

なんと、マコ様も読者である作品だったようだ。

むしろ、ファンである。

熱く、キックジャガーの魅力を語るマコ様。

格闘技が好きだったマコ様。

ダブル真空蹴りを坂場にかますマコ様。

そんなタイミングで、下山さんと茜さんも来訪。

赤ん坊が大集合。

「なつよ、今日はやけに、戦友の集まる日だな」とウッチャンナレーション。

◆ 第 128 話

茜さんの娘めいちゃんと優で遊ばせてる。

保育園を探すなつに、訪問した下山さんと茜さん

茜さん、「わたしはどう?」と申し出る。

なんと!

そして流れる、優しいあの子!

なつが作画監督を引き受けた、という話をきいたという茜さん。

神地が、なんとかしてやれないか、と動いているようだ。 茜さんに電話してきたと。

イッキュウさんをくすぶらせているのは、日本のアニメーションにも損失だ!とも息巻いていた神地。

とにもかくにも、まさかの助け舟。

これで、月6千円で、茜さんの家で世話してもらうことに。

なつと坂場、優を連れて、茜さんと下山さんの根城へ。

布団、おむつ、着替え、粉ミルク、離乳食も用意の坂場。

別れを惜しむなつ。優ちゃんも、親がどっかいくと思い泣く。

こっちは大丈夫だから、なっちゃん、はやく行って、と茜さん言うも、

しかし、なかなか行けないなつ。

「なっちゃん。なっちゃんが、頑張らないと。」と茜さん。

優と別れたあと、あからさまに気持ちがゆれてるなつ。

それぞれの職場へ向かう。

なつは、その日から作画監督。キックジャガー。

一方、マコプロでは、坂場が企画会議に参加。

早速、意見する坂場。

バードボイルドすぎる主人公に、もっと愉快で剽軽な要素を足すべき。そうすれば、暗すぎるという今の評判を変えられる、と。

「イッキュウさん大人になったね! そっちの方向でシナリオを書いてもらえる? 」とマコ様。

一方、作画監督として、キャラクターの作画をプレゼンしてるなつ。クロッキー帳の線を活かして、荒々しくやりましょう、と。

どんどん仕事する。

気づけば、もう遅い時間。
ほかの人の動画もチェックしなきゃいけないので、なかなか、帰れない。

夜8時。 茜さんのところへ、優をむかえにいくなつ。

優は、もう寝かしつけられていた。

「茜さん、ごめんなさい」

「いいのよ、大変なことはわかってるから。」

なつのカバンには、持ち帰りの仕事。

優を連れて帰るなつ。

西荻窪の家、優の子守りをするなつ。

「なつよ、よく闘っているぞ」とウッチャンナレーション。

◆ 第 129 話

テレビ制作班に電話が

茜さんからだ

優が、すこし熱を出してるらしい

「なるべく早く迎えにいきますから、すいませんよろしくお願いします」

不安になるなつ

マコプロのマコ様に電話

「イッキュウさんはいますか」

「いま脚本家との打ち合わせで出かけてるよ どうしたの?」

優が熱を出したことを伝える

そして流れる、優しいあの子!

夜、西荻窪の家に帰るなつ。

優の世話は、咲太郎が。

病院連れてって、普通の風邪だったから、薬飲ませたら、落ち着いて寝てる。

「ありがとう」

「いつも、こんなに遅いのか?」

「今日ははやめに切り上げたほうだけど いまは番組の放送まえだから、直しも多くて」

「それはわかるけど、優のことは、ちゃんとみてるのか」

「みてるよ」

「みてるだけじゃダメだろ。今日は朝から様子がおかしかったって、気づいてたそうじゃないか。またこういうことがあっても、茜さんに預けるしかないのか。」

「今度から気をつけるようにするから。優が病気の時は一緒にいるように。」

「できるのか?」

「できなくても、そうするしかないでしょ、ねぇ、いちいちそんなこと言わないでよ、わかってるから!」

思わずトゲトゲしくなってしまうなつ。

「ごめん」

「俺はいいんだよ。ただ、なつがかわいそうで。」

「わたしが?」

「こんなにかわいい優と、いつも一緒にいられないのが」

「お兄ちゃん…」

「お前は、いい母親だよ。余計なこと言って、すまなかった。」

「ありがとう。今日は本当に、助かった。」

優をみて

産まれたころの、千遥に似てるよな、と咲太郎。

「なつ、優のことは、俺も一緒に守るからな。」

「わかった。」

「おやすみ。お前もゆっくり休めよ。」

咲太郎帰る。

優を抱き抱えるなつ。

その後、坂場、帰ってくる。

ただいま。

おかえり。

「風邪だって。夕方、マコさんからも聞いたんだ。」

「夕方? だったらなんですぐに連絡くれないの?」

「すまない、明日から、僕が家で仕事するよ、そうできるようにしてきたから」

「え」

「メイちゃんにうつるから、預けられないだろ」

「大丈夫なの?」

「大丈夫。十分、打ち合わせをしてきたから。」

「ごめんね、やっぱり作画監督なんか、引き受けなければよかったかな」

「なに言ってんだ。子供が風邪をひくなんて、当たり前のことだよ。そんなことでいちいち動揺してたら、子供なんて育てられないよ。ふたりでなんとかすればいいんだ。いや、優と、三人で、頑張ろうよ」

なつと優を抱きしめる坂場。

「急にどうしたの。お兄ちゃんになんか言われたんだ?」

「え、そんなこと、ないよ!」

ふふふ、と微笑み

でも、ありがとう

夫婦の努力と、周囲の支えで、優はまた元気になり、すくすく育っていった。

なつもまた、働く母として、育っていった。

そして、3年がたち。

昭和47年の9月。1972年。

優は、四歳。

テレビでキックボクシングをふたりでみてるなつと優。

キックジャガーはヒットし、放送は続いていた。

優は、3歳から、やっと、保育園に。
保育園は夕方の6時前までなので、なつの帰りが遅い時は、茜さんのとこで優はすごす。

仕事おわり、優をむかえにいくなつ。

優を連れて帰る。

帰っても、持ち帰りの仕事。

絵本読んで、と優。

なつの描いてるキックジャガーにときめく優。

絵本読み聞かせ、優を寝かしつけるなつ。

朝。

先に優が起きて、なんかしてる。

げ!

キックジャガーの動画に、落書きしてる!!

なつよ、怒るな! 怒らないで、やってくれ!

 

◆ 第 130 話

朝から、ゆうが動画に落書き!

なんてことをしてくれたのだ!と怒るなつ。

「ゆうちゃん、ママのお仕事手伝いたかったの。そしたらママ、ねむれるから」

と、泣いてしまうゆうを前に、なつ、我に帰る。

そして、

ゆうの落書き、

パラパラとめくってみると、ちゃんと、アニメーションになってる

これはおどろき!

そして流れる、優しいあの子!

職場にその落書き持っていって、ホリウチさんにみせるなつ

すごいでしょ! 天才かもしれない! と親バカっぷりを発揮するなつ。

「これは消さずに残し、一から動画書き直します!」

キックジャガー、最終回の話はどうするのか、という話に。

やっぱり最後は、マスクを取って正体を明かすか。

保育園から帰る、茜さんとメイちゃんとゆう。仲良く手を繋いでる。

一方、キックジャガー演出の宮田と、議論を交わしてるなつ。

キックジャガーがマスク取ったら、もう子どもたちに会いにいかないかどうかについて話してる。

「会いにいかないほうがかっこいいと思うけどな」と宮田。

男の美学。

その夜、西荻窪の家。

ゆう、うさぎの絵を描いている。

ママみたいになれる?

なれるよ。ママよりずっとうまくなれるよ。

そこで、なつ、

「ねぇ、ゆう、もしキックジャガーに会えたら、なんて言う?ボロボロのキックジャガーに、なんて言ってあげたい?」

と切り出す。

「えっとね、もういいよ、って」

「もういいよ、か。優しいね、ゆうは。…あ、そうか!」

となにか閃くなつ。

翌日、会議。

やはり、子どもたちに、会いに行きましょう!と提案するなつ。

素顔を明かして、負けたことを子どもたちに謝る。

そして子どもたちが、もういいよ、もう戦わなくていいよ、という。

そこではじめて、涙を流すキックジャガー。

そして、キックジャガー、でも、戦う。

その言葉を聞いて、もう一度リングに向かう決意をする。

マスクをとり、素顔のナカガミケンヤとして、もう一度リングに復活する。

「それがその物語の、ラストカットです。」

演出の宮田、

「いい。それ、いいよ!」

敗者の美学!

最終回の流れ、きまった!

キックジャガーは、お茶の間に、大きな感動を呼んだ。

ゆうとメイちゃん、一緒にままごとして遊んでるが、なんか喧嘩になる。

ふてくされるゆうとメイちゃん。ひとりで対応する茜さん。大変。

なつが迎えにくる。

ああ、よかった。

茜さん、具合が悪い。

なんと、調べたら、二人目ができてたと!

その話を、夜ふたりでしている坂場となつ。

めでたいことだ! 下山さん子ども好きだし。

しかし、ふたり目できたとなると、優はもう預けられなくなる。

やっとキックジャガーが終わったから、作画監督はやめるようにする。

しかし、どこかには預けないといけない。

そして、数日後。

ほかの預け先を探すようにします、と茜さんに伝える。

一通り世間話した後、

帰りたがらない優。

今日は、メイちゃんの誕生日。

一緒に誕生日お祝いたい、と。

それは悪い、となつ、帰そうとするも

茜さんは、いて大丈夫ですよ、と

ママは帰っちゃうよ、パパの夕飯作らないと。

いいよ!茜さんと一緒にいる。茜さんと、一緒がいい と優。

がーん!

◆ 第 131 話

メイちゃんの誕生日だから帰りたがらない優。

茜さんと一緒にいる、と衝撃発言。

そして流れる、優しいあの子!

その夜

西荻窪、帰宅する坂場。

優がいない。

「茜さんのところ泊まる、って。」

落ち込んでるなつ。

夕飯も作らず、落ち込んでいたなつ。

「ごめん、ラーメンでも作るから。」

「心配なら、いまから迎えに行こう」と坂場。

誕生日パーティーはもう終わってるはずだし

「それだけじゃないかもしれない。ゆうは、茜さんと離れたくないのよ」

「どういうこと?」

「茜さんに預けられなくなるという話をしたから、ゆうの前で。4つになるまで、私よりずっと長く一緒にいたからね、茜さんと。わかるのよ、わたしには。こどもは、一緒にいてくれる人が一番だから。….一番、好きなのよ。」

気を取り直し、ラーメン作って食べてるなつと坂場。

夜、電話かかってくる。
なつ、すぐにとる。

どうやら茜さんから。

すいません、すぐ迎えにいきます。

下山さんとこに迎えにくるなつと坂場。

どうしても、ゆうが泣き止まなかったという。

なつに抱きかかえられ、落ち着くゆう。

「その日の夜を、その時の優のぬくもりを、なつは一生、忘れることはないでしょう。」

翌日、社長室。

また、作画監督を頼まれるなつ。

しかし、次は、原画に戻りたい、と願い出るなつ。

子どもが、まだ保育園で、6時以降は迎えにいかなければいけない。

いまさらそんなことを言われても困るよ。こっちはあてにしてるんだから、君の力を。必要としてるんです。 と社長。

キックジャガーでのとりくみが、かなり評価されている。

ちなみに、次の作品も、漫画原作。

魔界の番長。
デビルマン的な。

魔界からやってきた魔物に身体を乗っ取られた番長の話だ。

「番長が一途で、片思いをしてる女の子がいるが、この番長にとりついた魔物がその女の子を好きになってしまう。人間の敵なのに人間を好きになる、それがまた、番長を苦しめる!それで、魔界の魔王を裏切るわけだ。そのたびに番長は魔神に変身して、人間のために戦うんだよ!」

と熱く語られる。

「やってくれたら、昇給も約束しよう。」

悩むなつ。

休憩室で、モモッチと話してる。

作画監督、やりたいが、保育園に迎えにいきたい。

それに、暴力的なもの描くのも、やめたい気分。

ここで、モモッチから、

実は、東洋動画をやめるのよ、と。

トレースの仕事自体が、減ってきてる。

仕上げの仕事には、作画をセルに書き写すトレースと、そのセル画に色を塗る彩色がある。

この頃から、トレースは、トレースマシンで行われるようになった。

トレースの仕事を合理化。

「やめてどうするの?」

「この間、それで、マコさんに相談しに行ったのよ。」

マコプロを訪れているモモッチ。

モモッチに、色指定の仕事を打診するマコ様。

それを受け、マコプロでやってくことにした。

モモッチまでマコプロに!
取り残されているような気持ちのなつ。

そして、廊下。

仲さんに遭遇。

「さっき、社長に、君になんとか作画監督を引き受けてもらえるよう、説得してほしい、って言われたよ。昇給も、約束されたそうじゃないか。」

しかし、なつの顔は曇ってる

「子どもとの時間は、欲しいか。やっぱり、無理かな。」

「すいません。それも、ありますけど、実は、作品に、乗れないんです。」

「なるほど。…そうか。そうだとしたら、僕が君に言えることは、なにもないな。こっからは、なっちゃんが自分で決めるしかない。アニメーターとしてどこを目指すか、誰も教えてくれないだろう。…僕は、なっちゃんが決めた通りで、いい。」

なつ、子育てしながら作画監督する直訴をアニメーターたちとした時のことを思い出している。

保育園に優を迎えにいく。

なつは結局、作画監督の仕事を引き受けました。なつよとにかく、前を見て歩いていこう。

◆ 第 132 話

ゆうちゃんおめでとう!

ゆうの誕生日ケーキ

昭和48年6月1日。ゆうは、5歳に。

そして流れる、優しいあの子!

一緒に洗濯物ほしてるゆうとなつ。

ゆうも、5歳ということで、だいぶでかくなった。

本物の馬がみたい! というゆう。

今度の夏休み、北海道行こうか。

「今度の夏休みっていつ?」

「そうきたか..ママの誕生日あたり。そこは、必ず休みとるから。」

「ありがとう、ママ。」

「ゆう。ありがとうなんて、言わなくていいんだよ。」

なつは、作画監督として忙しい日々を過ごしていた。

魔界の番長!

夕方、なつが仕事遅い時に預かってるのは、咲太郎。

咲太郎の声優事務所で、なつが仕事終わるまで過ごすゆう。

光子さん、ゆうにカレーを出す。

お腹すいたでしょ、これ食べててね

「ありが…あ、光子さん、ママがね、ありがとうって言っちゃダメっていうの」

「え! ありがとうは、言わなくちゃだめよ!感謝の気持ちを伝えるのは、基本ですよ」

「はい! ありがとうございます!」

カレーをむしゃむしゃ食べるゆう。

みなの愛情をうけながら育つゆう。
まるで昔の自分のようだと、なつは思う。

そして、ある日曜のこと。

ゆみこが東京へやってきた!

ゆきみくん(雪次郎とゆみこの子供)は元気?

元気元気。元気じゃないと、小畑家じゃやってけないしょ

ゆうにお土産持ってきたゆみこ。

雪月のお菓子だ!

坂場は、日曜だが仕事。早く帰ってくるとは言っている。

今回ゆみこは、たんぽぽ牛乳! を東京で売るために出張にきた。

やっと十勝から東京まで、冷蔵物運べるようになったという。

十勝の味だわ!おいしい!となつ。

ゆうも飲む。おいしい!

「これを東京で流通させたら、わたしの仕事も終わりだわ」

「おわり?」

「農協の仕事は、もうこれでやめようかと思ってる。雪月も忙しくなってるの、ほら、ディスカバージャパンだかに紹介されて。けど、営業力がないからね。だからわたしの力で、もっと大きくしてやろうと思って。」

「うん、いいね!」

「あ、なつ、天陽くんのことは知ってる? なんか忙しすぎて、体壊して入院してるみたいよ。」

「入院!?」

北海道の病室。

馬の絵を描いている天陽。

雪次郎と、息子の雪見が見舞いに。

雪月の菓子を差し入れを持ってくる。

病室でも、絵を描き続ける天陽くん。
信用金庫などからも仕事がくるとか。
今じゃ、絵で生計立ててる天陽くん。

「好きな絵を描くために農業してたつもりが、今じゃ、農業がままならんくなってしまった。」とぼやく天陽くん。

「冷害もあったからな。離農しないだけえらいわ。家族っ子守ってんだべ。」と雪次郎。

「俺は俺でいたいだけだ」

「かっこいいわ、お前は。」

西荻窪の夜。

坂場も帰ってきて、みんなですき焼きを食べてる。

天陽くんの話題に。

畑仕事しながら、絵もバリバリ描いて、展覧会も東京でもあり、名が知れている。

「天陽くん?」とゆう。

「天陽くんは、北海道にいる、ママの大事な友達。」

「じゃあ、ゆうちゃんともお友達だね!」

「そうだね」

「ゆうちゃんも会いたい!」

「会いたいね、….天陽くんに会いたいな。」

微笑みつつ、遠い目をするなつ。

夏休みになったら、きっと会えるよ!とゆうに言い聞かすなつ。

ああ、なつよ。どうか、夏がまだ終わらないうちに。来週へ、続けよ。

★ 感想

子育てと仕事に奮闘するなつ。 いろいろありながらも、作画監督、キックジャガーを成功させ、魔界の番長も任させられることに。一方、モモッチもマコプロへ行くなど、長年一緒に働いてきた人たちの動きもあり、魔界の番長にのれないこともあり、迷いの季節のなつ。

変化の季節に、なにに重きを置いて動いていくのか! ほのめかされる天陽くんの行く末も重なり、大きな転機の予感。

次週、なつよ、天陽くんに、さよならを。

 

広瀬すずが主演で十勝がフィーチャーされた新時代の朝ドラ「なつぞら」視聴の記録 あらすじ第21週、「なつよ、新しい命を迎えよ」

ついに、2019年の春、100作目を迎えたという、公共放送の朝ドラ。

その記念すべき作品は、なんと広瀬すずが主演で、加えて、北海道の十勝が舞台!

アニメーター、奥原なつの人生を描くという。

それは特別だ、という事で、2019年4月1日からはじまったこの、「なつぞら」

追いかけていきたい!

今週は、第21週、なつよ、新しい命を迎えよ、第121話から126話までのまとめだ。

◆ 第 121 話

赤ちゃんができた、なつ。
理解を示す、坂場。
働きながら子育てに理解を示す、職場。

そして流れる、優しいあの子!

月曜日は、

“口にするたびに泣けるほど
憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き
たどり着いたコタン”

という部分が長い。

今週の演出は、なんと、二人!
橋爪 國臣 と 田中健二。

風車プロダクション、と札に書かれたオフィスを訪れるなつ。

咲太郎の会社だ。

中には、元川村屋のマダム、現咲太郎の嫁の光子、が事務作業している。

「わたし、赤ちゃんができたんです。」と報告するなつ。

「あらそう…そうなの!? 」と、驚く光子さん。

「そうなんです。妊娠3カ月で。」

とにかく身体を休めて!となつを座らせる光子さん。

「咲ちゃん喜ぶわよ! 北海道には知らせたの?」

「いえ、まだこれからです。」

すぐ言おうかと思ったが、まずは会社に話して、これからのこと決めてからにしようと思った、と。

仕事は続けられそうだ、ということも伝えるなつ。

そこへ、咲太郎がオフィスへ戻ってくる。
亀山蘭子さん、嶋貫さん、松井さんらも一緒だ。

「ちょうどよかった、なっちゃんも一緒に飲もうぜ!」と松井さん。

お酒は今は飲めないんですよ、となつ。

「また帰っても仕事かよ〜 」と嶋貫さん。

「なつ、関東プロダクションって知ってるか?」と咲太郎。

関東プロダクションは、関東テレビの傘下に新しくできた、テレビ漫画の製作会社。

なんと、そこでの新しいテレビ漫画、バケモノくん、にプロダクションの四人の声の出演が決まったという。

新しい製作会社も増えて、新しいテレビ漫画も右肩上がり。

そんな話の後、なつ、

「お兄ちゃん、わたしね、子供ができたの。」

と切り出す。

「え、こども?」

「それが言いたくて、なっちゃんは待ってたのよ」と光子さん。

「こどもって、本当か?!本当にうまれてくるのか?!」

「うん」

「そうか、..やったな!やったな、なつ!」

喜ぶ咲太郎。

その後

柴田家に電話をかけるなつ。

サラさんが電話に出る。

妊娠したことを伝えるなつ。

驚きと祝福の言葉。

そして、富士子に電話を代わるサラさん。

「もしもし! どうしたのなつ。」

「母さん、いま、すごく母さんに会いたい」

「なにがあったのさ」

「本当は、少し怖いんだけど、わたしも、母さんになるの」

「え! なつ! 」

驚きと祝福。

牛舎へ急いで行く富士子。

「じいちゃん!なつにこどもが生まれるって!」

テルオ、キクスケ、ユウキチさんも驚きと祝福。

「おやっさん、いかったね、おやっさんのひ孫が増えるべさ!」とユウキチさん。

じいさん、涙目になっている。

そして、夜、西荻窪の家。

夕飯を食べているなつと坂場。

「実は、作画監督を頼まれたの」と坂場に打ち明けるなつ。

こどもを育てながら、作画監督。

「できるのかい? 」と坂場

「うん….やりたいの 」となつ

「なら、しかたないじゃないか。やるしかないよ」

「いいの?」

「いいよ。僕が好きに働けと言ったんだ。家で子育てをするのはなにも、女だけと決まったわけではない。二人で、なんとか乗り切ろう」と理解あることを言う坂場。

なんて先進的な。

そして、数ヶ月後。

なつのお腹も大きくなってる。

なつ、職場で仕事しつつも、今にも産まれそう。

なつが休憩室にいると、下山さんがくる。

「なっちゃん、実はいま、考えてることがあってね」

あの人が、戻ってきてるんだよ、と

なんと、マコ様が戻ってきてるとか!

凱旋帰国、アニメの世界に復活だとか。

夜、西荻窪の家。

坂場にそのことを話してウキウキしてるなつ。

そんな最中、マコ様が西荻窪の家に訪ねてくる。

こりゃびっくりだ!

久々に登場、マコ様。

「イッキュウさんとなっちゃん、いつかこうなると思ってた」といい、

はい、お土産、と袋渡すマコ様。

「わー!イタリアのお土産ですか!」となつ喜ぶが、

「吉祥寺で買った。吉祥寺に住んでるから」

なんと、マコ様、けっこう近くに住んでいる。

マコ様、夕飯を一緒に食べる流れに。

坂場の作った料理、おいしい! とマコ様。

「こまかいんですよ」となつ。

「漫画映画と同じね」とマコ様。

自分の指もよく切るし、となつ。

それも漫画映画と同じね。あ、漫画映画で切ったのは、自分の首か、とぶっこむマコ様。

苦笑いの坂場。

毒のあるジョークは健在だ!

「わたしはね、あの映画、とても感動したの。」

神をつかんだ少年クリフのことだ。

「だからまた、自分もやりたいと思うようになったの。それで今日は、イッキュウさんを誘いに来たの。」

「え」

「イッキュウさん、またアニメーションを作る気はない?」

なつよ、この再会が、また波乱を呼ぶことになりそうだ

◆ 第 122 話

またアニメーションを作らない?、と坂場イッキュウを誘う、マコ様。

なんと、マコ様、会社を興したとか。
そこに、下山さんもくる、と。

そこにイッキュウさんを、演出家に迎えたい。

ただし、まずはテレビ漫画が中心となるが。

この上ない話だが、坂場、表情は曇っている。

なつを案じているのだ。

坂場が働きに出てしまえば、誰が家のことをするのか、なつが出産した後に。

なつも、いまの会社辞めるわけにはいけないし。

ほんとは、なつもその会社に誘うつもりだった、というマコ様。

そして流れる、優しいあの子!

「わたしはね、とうとう子供はできなかったわ」とマコ様。

それで旦那と相談し、自由に好きなことをしようと決めたと。

会社の名前は、マコ プロダクション

マコ プロ

そこを、女性のアニメーターが母親になっても安心して働ける場所にしたい、と。

「だからいつか、そういう時が来たら、いつでも来てちょうだいよ。」

「うれしいです」

「イッキュウさんも、現実的なことも考えて、できる、と思ったら、来てちょうだい。」

「ありがとうございます。本当に、光栄です。」

「変わったわね、イッキュウさん。ものわかりがいいんだもん。」

「なんですかそれは」とはにかむイッキュウさん。

夜。

二人の寝室。

「それで、どうするの。マコさんの仕事、やってみたいと思わないの。」

「その話は、いま考えなくてもいいじゃないか。」

「やりたいなら、わたしのためにあきらめてほしくないな。」

「君のためじゃなくて、僕たちの、子供のためだ。」

「そうなんだけど、それであなたがどんどん変わってしまうのは、わたしはやだな」

「なら、どうしろと言うんだ。昔みたいに、自分のことだけ考えろとでも」

「一緒に考える、って言ったでしょ。一緒に考えよう、って。二人にとって、一番いい方法を」

となつと坂場のやりとり。

「とにかく今は、いまもらってる仕事を、ちゃんとやらなくてはいけない。君は、ちゃんと産まなくてはならない。それが一番大事なことだ。」

そう言って、

布団に入る坂場。

見つめるなつ。

後日、茜さんのところを訪ねているなつ。

赤ちゃんを、預けることにする、と話している。

坂場も、働きに行きたい。それを我慢してるのはわかるから。

しかし、0歳児を預けるのは、ほぼ無理だろう、と茜さん。

子供産まれて、一年は、待たなければ。

一方、マコ プロダクションを訪れる坂場。

中に入ると、マコ様と、下山さんが。

なんとかして、ここを日本のアニメの新天地にするのだ、と。

打ち合わせしていた、企画の内容を坂場にみせるマコ様。

三代目 カポネ というタイトル。

動画と仕上げを下請けに外注したりしながら、インディにやっていくんだ!と意気込んでいる。

夜、西荻窪の家。

なつが帰宅すると、おむつを縫ってる坂場。

なんという慎ましい努力。

一緒におむつを縫うなつ。

「実は今日、行ってきたんだ」

「どこに?」

「マコさんの会社だ。それで、君に相談せず悪いと思ったけど、決めてきた」

「マコさんのところで働くということ?」

「うん。」

「そうなんだ」

「ただし、一年は待ってもらうことにした。

子供が生まれてから一年くらいすれば、預けられる保育園も見つかるかもしれない。生まれたばかりの赤ん坊をあずけるのは、難しいと思うんだ。それまでは、僕が、家にいることにするよ。だけど、僕にもまだ、アニメーションに挑戦したいという気持ちはあるんだ。だから、それまで待ってもらうことにした。」

「そこまで考えてくれたんだね。調べてくれたんだね。ありがとう。」

「それじゃ、いいのかい?」

「こちらのセリフだよ。いろいろ気を遣わせちゃって、ごめんね」

「なにを言ってるんだ。全部それを覚悟して、結婚したんじゃないか。」

嬉しそうにはにかむ坂場。

坂場がうれしそうだと、なつも嬉しそうだ。

◆ 第 123 話

驚くほどに先進的な理解ある夫ぶりを見せる坂場。

そして流れる、優しいあの子!

産婦人科にいるなつ。

同じく産婦人科にいる別の女の人の、子どもとのやりとりを、微笑ましく眺めている。

産婦人科の先生を演じるのは、田中裕子!

なつ、血圧も尿タンパクも問題なし。順調。

産後の仕事の復帰時期を気にするなつ。

田中裕子演じる産婦人科の先生は、産後一週間で仕事に復帰したとか。 当時は、産めよふやせよの時代で、休めなかった。

「共働きで子どもを育てるのは大変ならことだけど、そういうのも、当たり前の世の中にならないとね」と田中裕子演じる産婦人科の先生。

「医者としては、無理をするなと言いたいけれど、働く母親の先輩としては、がんばれ、というほかないわ」

「心強いです!」

一方、坂場は、少しでも生活費を稼ごうと、翻訳の仕事に邁進。

こうして、なつは、子どもを産む直前まで、安心して仕事を続けられた。

作画課で働くなつ。

ナカジマくん、という新入りに指導している。

なつの指導に対し、

「そんな細かいとこまで子どもは見るでしょうか。時間もないのに、無駄なことはしたくない」とナカジマ。

それに対し、

「だったらアニメーションはやめなさい。子どもの想像力と私たちは戦ってるの。それを超えたときに、はじめて私たちは子どもに、夢を見せられるんでしょ。子どもを馬鹿にするなら、アニメーションを作る資格はないです。」

と厳しい言葉。

そして、

「ごめんね、私は産休に入るけど、しっかりお願いね。ナカジマくんが見せたいというものを、ちゃんと見せてね」

と、動画をナカジマに託す。

言葉が響いたようで「ちゃんと直します! 」とナカジマ。

「直したら、俺に持ってこい 」とホリウチさん。

むかし、マコ様に指導されたホリウチさんが重なる。

そして、なつが産休に入る前の仕事がフィニッシュ。

それから、福祉事務所を訪ねるなつ。

保育園リサーチ。

福祉事務所の職員に、産んですぐに働かないといけないため、乳児を受け入れてくれる保育園を探している、と伝える。

「どうして、預けたいんですか? 」と、クリリンやバズーの声の人に聞かれる。

「生活のためでもありますけど、私は、働きたいんです。」

「子どもを犠牲にしてもですか?」

「犠牲、」

「生活のために共働きをしなきゃいけない家庭がいることは承知していますよ。しかし、本来、母親が育てるものなんです。それを、勘違いされてませんか?」

厳しいこと言うクリリン。

ズーン、と沈むなつ。

西荻窪の家。

坂場が帰宅。

なつの様子がおかしいことに坂場、気づく。

「どうした?」

「大丈夫。なんでもない。」

「君がなんでもないという時は、ひとりで我慢する時だ。」

言いたくない、と俯くなつ。

「なら、言わなくてもいいけど。」

そっと、なつの肩を抱く坂場。

夜。

結局、子どもをどこに預けるのか、答えが出ないまま、なつは、臨月を迎える。

陣痛にうなされるなつ。

慌てふためく坂場。

子牛を産む母牛になった気分、となつ。

痛みの感覚が、10分間隔に縮まるのを待っているが、朝までその間隔は縮まらず。

その朝、なんと、富士子が西荻窪の家を訪れる!

なんというタイミング!

なつよ、もうこれで、大丈夫。

◆ 第 124 話

なつが陣痛みたいなやつで大変な朝、西荻窪をタイミングよく訪れた富士子。

剛男、じいちゃんも一緒だ。

「なつ、産まれるのか!?」と発奮した様子のじい様。

「じいちゃん見たら、ますます母牛になった気分だわ」となつ。

そして流れる、優しいあの子!

「大丈夫、お腹が張ってるだけ、大丈夫」と適切な富士子のケア。

陣痛ではなく、陣痛の前の兆しのようなものだった。

本当の陣痛は、もっと痛いと。

助かりました、と坂場。

「しょうがないよ、男はこういう時、あわてるばかりさ」と剛男。

「女もはじめてのことなら、あわてるばかりだわ」となつ

「お前はなんべんも、子牛を産ませてるでねぇか」とじいさん。

「陣痛の兆しみたいなのも、牛にもあんのかい」

「うーん、知らん」

「知らんのかい! 」と微笑むなつ。

そして、じいさん、持ってきた小包を開ける。

中身は、牛乳豆腐!

子牛が産まれた時に作るものだ。

どうしても自分で持って行くとじいさんが言って聞かなかったそうだ。

「もう80過ぎて、汽車の長旅は疲れるから、飛行機にしますか、って聞いたら、絶対に嫌だって」と剛男

「そ、そんなことはねえ」と飛行機をおそれるじいさん。

そんなこんなで、

ご飯をつくります、と坂場。

手伝うわ、と富士子。

台所をみて、感心する富士子。

そして、産まれたらまずは坂場が家で子育てし、一年経ったら、子どもを預けて、坂場も仕事に出る、という話に。

一歳の赤ん坊を預けることに難色をしめす剛男。

「だけど、仕方ないしょ、そったらこと言ったって」となつ。

「それも覚悟して、結婚したんだべ、いまさら弱音はいても仕方ねぇべな」と優しい口調でなつに言うじいさん。

「うん。そだね。」となつ。

坂場、富士子がなつに託した料理ノートで料理してる。

そして、朝食の食卓。

牛乳豆腐も食べてる。

豆腐というより、あっさりしたチーズですね!と坂場。

たんぽぽバター、も持ってきている。
なつがロゴを手がけ、ゆみこが生産に関わってるやつだ。

「したけど、ゆみこもこれからどうなるか」

「どしたの?」

「実はね、できたのゆみこにも。赤ちゃんが産まれると。」

なんと!!

秋には産まれるとか。

二人の子どもは、同い年に!

「そしたら、雪次郎くんも大喜びでしょ」となつ。

しかし、オバタ家はなにやら大変なようだ。

子どもを産んでも働きたいというゆみこと、トヨばあさんの対立、その間に板挟みになる雪次郎。

ガチャガチャしてるが、まぁなんとかなるだろう、楽しそうだし。

そして、テルオとサラさんの間にも、二人目ができたとか。

ベビーブームというやつか。

そして、また来客。咲太郎と光子(元マダム)だ。

子育てグッズをいろいろ買ってきた咲太郎。

「まるで咲太郎に孫でも生まれたみたいだな」とじいさん。

こうやって、みんなお前のそばについてるんだ。安心して産めよ、なつ、と咲太郎。

その夜。

激しい痛みに眼を覚ますなつ。

となりで寝てた富士子が眼を覚ます

坂場を起こす

陣痛が来たようだ!

「なつよ、いよいよ産まれるのか、私の孫が!?」とウッチャンナレーション。

◆ 第 125 話

真夜中の陣痛!

あわてふためく坂場、懸命に世話する富士子。

そして流れる、優しいあの子!

産婦人科の待合室。

そわそわしてる、なつの家族の面々。

田中裕子演じる産婦人科のもと、お産に懸命に臨むなつ。

汗だく、懸命だ。
涙を流している。

子牛の出産を思い出している。

そして、赤子の泣き声が。

産まれた!

「ご苦労さん」としんみりとつぶやくじいさん。

産まれたのは、元気な女の子。

赤子を抱く坂場。うれしそうに眺める面々。

名前は、なつがつけてほしい、と坂場。

なつは、じいちゃんにつけてほしい、と頼む。

「よし、わかった。したら、考えとくべ」とじいさん。

その後、東京にとどまり、7日間熟考を重ねた泰樹じいさん。

なつと赤ん坊が退院したタイミングで、いよいよ発表。

命名、優。

なつのように優しい子になってほしい。わしの願いはそれだけじゃ。

ゆう。

いい、名前だ。

坂場 優。

じいさんが優を抱く姿を早速スケッチするなつ。

夜。

「6週間で仕事に復帰して大丈夫なのかい」と富士子。

「私は大丈夫。イッキュウさんも協力してくれる。」

「あんたは母親なんだよ、もう。」

「わかってる。」

夜中、優が泣く。

おむつを変えるなつ。

心配な様子の富士子。

「大丈夫、母さんみたいに、強く、優しく、たくましくなるよ」となつ。

優しい眼差しで優をみつめる富士子。

それからひと月。

富士子も、北海道へ帰った。

部屋で、子育てをするなつと坂場。

粉ミルクを飲ませる坂場。

昼寝をする坂場と優の様子をスケッチするなつ。

そして、6週間が過ぎ、なつが職場に復帰する日がやってきた。

名残惜しんで、なかなか家から出られないなつ。

坂場「心配するな、大丈夫」と送り出す。

家を出るなつ、思わず涙。

◆第 126 話

優が産まれて6週間。仕事に復帰する日。

職場へと赴くなつ。

「おはようございます。」

おお、おかえり!!

と、みな、暖かく出迎え。

名前は、優、にしました、と仲さんらに伝えるなつ。

さぞかしかわいいでしょう、といわれるも。

「かわいいです。あまり思い出させないでください。さ、やりましょう! 」と切り替える なつ。

そして流れる、優しいあの子!

早速、魔法少女アニーの作画に。
まずは、体力をもどすことが先決。

「僕にも家族がいるから、出産の大変さはよくわかってるつもりだよ」と仲さん。

無理しないで、体が辛い時は休みながら。

そして、久しぶりにモモッチとも再会のなつ。

なんかたくましくなった!とモモッチコメント。

なっちゃんは働く女の希望の星よ、と。

そして、魔法少女アニーのテレビ班の作画室へ入るなつ。

みな拍手で出迎える。

「おめでとうさん! だけど、大丈夫かいな、仕事復帰して」とテレビ班制作進行の荒井さん。

坂場が家のことしてるから、大丈夫、と。

魔法少女アニーは、放送始まってから三年目に入り、まだまだ人気が、継続。

なつは、原画としてそこに復帰。

西荻窪の家では、翻訳の仕事しながら、子守をする坂場。

ナカジマくんの描いてきた動画に、良くなったね、とコメントするなつ。

そして、仕事中、必死に優のことを忘れようとするも、気になっている。

一方、マコ様の立ち上げたマコプロダクションの事務所。

坂場、マコプロに電話する。

子どもが産まれたこと、なつはもう仕事に復帰したことを伝える。

マコプロが進めている、日本ではまだ馴染みの薄い、大人向けのアニメの話に。

パイロット版を作ってるところ。

ここ何年か、アメリカのペーパーバッグ小説を翻訳してきた坂場。「ギャングものなら、アイデアをだせるかもしれません」と伝える。

「はやくきてちょうだいよ、待ってるから。なっちゃんには、負担をかけないようにね」とマコ様。

子守へと舞い戻る坂場。

西荻窪の夜。

なつ、帰宅して優を抱きかかえる。

食事の量、時間、排便の時間など、育児ノートにまとめている坂場のおかげで、万事問題なし。

なつ、一番の敵は、仕事中も子どものことが気になってしょうがない自分自身だわ、と。

真夜中。

優が泣き出す。

なつ、起きて世話をする。

寝不足もまた、敵であった。

そして、3ヶ月児健診へ。

仕事も順調、坂場も育児を楽しそうにしている。

成長を見守る喜び。

そんなこんなで、一年近く経過。

優を預ける保育園をみつけるべく、福祉事務所へいくなつ。

対応するのは、前回と同じ、クリリンやパズーやルフィでおなじみ、田中真弓。

4月から預けられる保育園を探しています、と伝える。

前回とはうって変わって、協力的な対応の田中真弓。

そして、1969年、昭和44年の春。

西荻窪の家、優をおぶりながら自炊してる坂場。

机の上には、福祉事務所からの通知。

保育園、全部落ちたそうだ。

むむむ、

なつよ、それでも負けるな!

次週、なつよ、優しいわが子よ!

★ 感想

ついになつと坂場の間に子どもが。名前は優。命名は泰樹じいさん。フロンティアスピリットを受け継いだ新たな世代の担い手。ベビーブームの子ども。

驚くべきほどに先進的な態度で子育てに理解を示す夫、坂場の献身的な家事と子守りによって、産後6週間で職場にカムバックするなつ。周囲からのサポートも厚い。その姿は、2019年のいまでも、まさに理想、こういう夫婦で家庭が回っていけば、と思わせるもの。そんな中でも立ちはだかる、預ける保育園がない問題。 果たして、なつも坂場も共働きし、子育ても両立していく道はあるのだろうか。ここで示される1つの理想ケースは、現実には得難いものかもしれないが、時には苦しい現実よりも、理想を示すこともドラマの役割だ。

なつぞらをみて、日々を乗り切ろう。